いつも読書人 

《イツモ ドクショビト》 最近いっつも読書してる。 手にした作品の感想と、たまにすもも日記。

吉田 修一

悪人 / 吉田修一3

悪人(上) (朝日文庫)
悪人(上) (朝日文庫)おすすめ平均
starsこの人は悪人なのだろうか、それとも…
stars書店員ですが
stars上下巻とも一気に注文して大丈夫
stars一気に読める面白さ
stars「悪人」とは・・・

悪人(下) (朝日文庫)
悪人(下) (朝日文庫)おすすめ平均

stars筋が通らない事には納得できない犯人
stars評判通り面白い!
stars時代の閉塞感を描ききった見事な名作
stars読むものの魂を揺さぶる、吉田修一の会心作

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【驚】ではなく【怖】な小説でした。

誰が悪人か・・というよりも、こいつは悪人か・・に重点を置いて読んでた。この本を読んでると、実際に起こった事件の数々が思い出され、果たして報道されてきた事は事実だったのかどうか・・と自問自答の繰り返しでした。まあ、小説を読むようになってから、マスコミの書き上げた筋書きを鵜呑みにすることはなくなった・・とは思っても、実際頭ん中では善人か悪人か、とハッキリ分類されてることに気づかされて。この小説を読みながらも、無意識のうちに【結局この人は悪人なのか善人なのか】と白黒のみ考えてた。でもやっぱ分かんないよね。確かに犯罪は【悪】だけど、【悪】になるまで、この人には一体何があったんだろうって考えると、実際に起こった事件は第三者にしてみればそこまで追求できてないワケで。まあ、そんな事を色々と考える作品でした。

さて、映画も妻夫木君で公開が決まり、話題にもなってるので読んでみたけど、んー。ちょっと期待しすぎた・・というか、今まで読んだ吉田さんの作品がひと言で言えば【驚き】を与えてくれた作品だったから、そっちに期待しちゃって物足りなく感じてしまった。オチも先に気づいちゃったので【驚き】というよりも【怖い】に近いかな。私はお化けよりも殺める事が出来る人間の方がよっぽど怖いと思うタイプだから余計に。
『どっちも被害者にはなれんたい』の言葉はキーワードだった気もする。なるほどぉ・・・と、なんか切ない。

2010年 秋ロードショー【悪人】公式サイト

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横道世之介 / 吉田修一4

横道世之介
横道世之介毎日新聞社 2009-09-16
売り上げランキング : 1302

おすすめ平均 star
star世之介くん、ありがとう
star懐かしい風景と寂しさ
star淡々と・・・でも良い作品でした。

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このまま物語が終わってしまうのが淋しすぎて・・・

「王様のブランチ」「朝日新聞」「ダ・ヴィンチ」他多数メディアで激賞
たまたま選んだ本がそぉなのか、この方お得意の手法によるものなのか。吉田修一さんの作品はまだ2冊しか手にしてないけど、私こぉゆうの好きだなぁ〜。日常会話の笑いのセンスも好き。パレードでも結構笑わせてくれたっけね。まあ、どちらも笑いだけではなく、結構ずっしりと心に残る作品を描いてくれるんですよね。
20年前のバブル真っ盛りと、その後である現在がうまく掛け合わさっていてドキッとさせられた。『ねるとん』やら『公衆でんわ』や『マドンナ』な時代を大学生活で右往左往しながらも青春してた世之介を懐かしくも羨ましくも思ったり。しかもこの世之介って当時の私の隣にも居そうなヤツだったから、そぉいえばあんな事故もあったなぁ・・なんて考えちゃったら淋しくもなっちゃって、このまま終わってほしくないなぁ・・と、おセンチになってみたり。
なんだかまとまりの無い感じだけど、しかもワケありでこれ以上書けません。なんて更にモヤモヤと残して終わらせちゃうけど(笑)この本って何だろう・・と気になってる方は(私がそうでした)ぜひぜひ。

2010年2月ロードショー「パレード」公式サイト
2010年 秋ロードショー「悪人」公式サイト

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パレード / 吉田修一5

パレード (幻冬舎文庫)パレード (幻冬舎文庫)
著者:吉田 修一
販売元:幻冬舎
発売日:2004-04
おすすめ度:4.5
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ゾッ、見てはいけない物を見てしまった気が・・・。

結構おススメかも。
東京千歳烏山の2LDKに男女4人が共同生活をし、後から男娼のサトルが加わって、最初はごく普通の若者達の結構笑えるお話。本文にも書いてあったけど、ネットでチャットしてるような部屋ってまさしくぴったりだと思った。深入りせずに5人で生活出来たら楽しそうだなぁ。もっとも恋愛感情さえ絡む事がなければの話だけど・・。5人の語り口によって5つの章に分かれてるんだけど、結構笑えるね〜。笑える作品でこのまま終わっても評価は高めだった私は油断してた。面白くて夢中で読み進めてる読者を思いっきり振り落とすこの感じ。意外性にショックが隠せず、余韻を残してしまってるわぁ。ミステリー小説やホラーよりも、私はこぉゆう系にゾッとする。

第15回山本周五郎賞受賞作
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