いつも読書人 

《イツモ ドクショビト》 最近いっつも読書してる。 手にした作品の感想と、たまにすもも日記。

道尾 秀介

光媒の花 / 道尾秀介3

前回読んだ球体の蛇に似た場面を思い出しちゃって、「もしかして球体の蛇と繋がってる!?」とトンチンカンな間違いをしてました。いくら本書が群像劇でもそれはない。本書のこの救われない話はずっと続くのだろうか・・・と読み始めはかなり辛かった。でも道尾さんの書くこの「救われない話」って嫌いじゃないから、それならそれで潔く覚悟決めて読むんだけど、どぉもこの本はそうじゃないらしい。本の結末としてはまさしく表紙に現れてるといった感じかな。
う〜ん、正直なところ・・個人的には球体の蛇の方が好きかなぁ。長編になってる分、主人公の(気持ちにはなれないけど)感じている・思っている事が読んでる側に伝わってくるし、今にして思えばある1人の女性に関しては、とても主要人物であるにもかかわらずまったく内面が読めない、著者が敢えて触れない所。これが読了した読書への余韻にも繋がるとも思うから、どちらかと言うと球体の蛇の方が深い出来と思った。もしかしたら本書は賞を受賞(山本周五郎賞がどんなのかも知らないクセに)してるので、これで期待しすぎちゃったかもしれない。この先入観はホントに早く無くしたいなぁ。

第23回 山本周五郎賞受賞

光媒の花
光媒の花おすすめ平均
stars心になにか残る
stars人を殺すには理由がいる
stars表紙のように綺麗な文章
stars人生の苦難を描いた6つの短編集
stars道尾秀介の作品としては?

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球体の蛇 / 道尾秀介4

真実を追求すべきかどうか・・・読後に余韻の残る1冊。

江戸川乱歩の屋根裏部屋の散歩者(だったかな?)を思い出すが屋根裏部屋の散歩者ほど猟奇的でもないし、そもそもこの本は屋根裏じゃなくて床下。でもこういう閉鎖的で湿った空間に忍んで盗み聞きするスリルというか、まあ、この本の場合は魅せられた中毒患者というか、簡単に言えば若気の至りだけど、これはこれで文学小説っぽくてレトロっぽくて結構好きかも。よく言う二転三転どんでん返しというのはないけど、終始不穏な空気が漂う寒気な漁港地帯が舞台で、「もしあのとき・・・だったら」と回想し真実を見ようとする辺りは、恐さ切なさ痛み悲しみと、複雑な心境を体験させられる1冊でした。

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球体の蛇
球体の蛇おすすめ平均
stars切なさが止まらない
stars陰鬱な・・・
stars長編にする必要があるのだろうか
stars真実はどこに?
stars真実は読者のイマジネーションに委ねられる!?

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月の恋人 / 道尾秀介3

月の恋人~Moon Lovers
月の恋人~Moon Lovers新潮社 2010-05
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おすすめ平均 star
starドラマよりも
star月9の原作というよりも、上質な小説。

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道尾さんのラブストーリー。ところどころに道尾節が・・・

こんなに原作とドラマが違うならいっそのこと道尾流で書いてしまっても良かったのでは・・・。とも思うけど、そうもいかないんでしょうね。あとがきにはドラマ原作のための希望や制約があってのこの作品とのこと。そっかぁ、ちょっと悔しいなぁ。ところどころがゾクリとしたり、気を抜いて読む事の出来ないただならぬ「何か」を感じたりもしてたけど、ストン・・と落ち着いちゃったって感じかな。でもmahirose cafeさんのブログでこの企画を知り、道尾さんのラブストーリーってどんな感じなのかとても気になってたので、読後は得した気分でもありました。
サイドストーリー・・というより再度ストーリーで道尾節全快版なんてのも面白かったり。まあ、番組企画ともなれば無理かぁ。

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ソロモンの犬 / 道尾秀介3

ソロモンの犬
ソロモンの犬 (文春文庫) おすすめ平均
stars淡々と進む印象。
stars意外な結末おもしろかった
starsミステリとしては不満が残るが好きな作品
starsとても薄い話
starsソロモンの犬

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胸に痞える悲しみを鮮やかに切り取った、ミステリ&プチ青春小説。

確かに予想不可能な結末。出てくる人物全員が牽制するもんだから、なぜ?がどんどん深まって謎の解明が全然出来なかった。問題とされるシーンがとても短めで、たったあれだけのシーンでこれだけの謎を引き出し解明させちゃう道尾さんはある意味凄い。そして意外なのが、ミステリじゃなくて青春小説?って勘違いしそうなすがすがしい終わり方。胸に痞えが残るいつもな感じじゃないから違和感がある・・と言っておきながら後味の悪さが残る作品を読めば「う〜ん」と唸ってしまう私は我がままなのか(笑)まぁ、フィクションに現実味は求めてないんで、とことんダークに走って読者を欺く道尾さんの方が結構好きかな。となると、無残な事故あり笑いもありな本書はシリアスなのかコミカルなのかと半端な感じが。。。
ところで、本書で事件解明に尽くす間宮未知夫助教授。キョーレツなキャラでいい味出てました。間宮助教授のシリーズ化ってない?いいと思うんだけどなぁ・・

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シャドウ / 道尾秀介4

シャドウ (創元推理文庫)
シャドウ (創元推理文庫)おすすめ平均
starsこの結末は予想できない・・。
starsざぶとん5枚!
stars気持ちが前のめりになれる!
stars小学生が主人公でも「向日葵〜」より出来は数段良い
stars戦慄も驚愕もない、拍子抜けの作品

様々な形で牽制し、読者を欺く道尾さんの技

ちょっと最近ミステリー漬け。せっかくだからここ数日間で読んだミステリーをもっと細かく私的に分類してみたら・・
仰天=連城三紀彦【造花の蜜】
人間って怖い+考える=吉田修一【悪人】
謎+怖=東野圭吾【むかし僕が・・】
騙=道尾秀介【シャドウ】となった。
ひと言でミステリと言っても、色々な感情も絡んでくるな〜と思い、私的な分類評。さて、この作品は途中で謎を解いたつもりでいました。が、騙された!しかし読み終わってみるとありがちな内容な気がしないでもない。でも様々な人物に牽制されてまんまとやられたって感じでした。私の完敗なので★5つ・・なのですが、人物の感情に疑問が残る点と、読後が良いか悪いか。この辺はどぉも胸につかえが残るので微妙な所で★よっつ。精神病の死角を突く騙しのテクニックは◎。細かい事は気にせず騙されたい人(います?)にはオススメ。

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