いつも読書人 

《イツモ ドクショビト》 最近いっつも読書してる。 手にした作品の感想と、たまにすもも日記。

宮部みゆき

孤宿の人 / 宮部みゆき4

技ありな時代小説。

巧い!小説におばけや悪霊の類が出てくるとげんなりする性質なんですが、この本は舞台となってる時代と場所、そして水面下で蠢く藩の秘策などが人びとの心理に影響を及ぼして、とても巧く゛悪霊゛を物語に生かしてる。そして頑なな人物の閉ざされた心と無垢な少女との、感動を与えるには鉄則とも思えるこの交流の仕方。素晴らしい。久々にうるうるって来た作品でした。もしかしたら現代を舞台にした作品よりも、時代小説を描く宮部さんの方が肌に合うのかも。それにしてもこの本の死亡率の高さに思わず「嗚呼、やっぱ宮部さん容赦ないなぁ・・・」と。。。でも嫌いじゃない。むしろこの残酷さがこの本の重みを足してる感じもする。長いお話ですが個性ある人物が多く、自然界の描写やパニックに陥り右往左往しながらも活躍する様などは魅了され飽きさせない1冊。巧いなぁ。

孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)宮部 みゆき

おすすめ平均
stars「ほう」から「方」へ、そして「宝」へ
stars得意分野で本領発揮!
stars素直に、感動しました。
stars弧宿の人
stars円熟の技

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孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)宮部 みゆき

おすすめ平均
stars鬼は退治?
stars涙が止まりませんでした
stars物足りない
stars久しぶりに活字に泣かされました。
stars和製キング

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小暮写眞館 / 宮部みゆき3

小暮写眞館 (100周年書き下ろし)
小暮写眞館 (100周年書き下ろし)おすすめ平均
stars物足りない感じ
stars現代社会の日常生活に潜む病巣をうまく描いている
stars深みを増しているだけに惜しい
stars暖かな春の風ミステリー。

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不思議な出来事が「小説」になると、必然的現象に感じる作品。

そもそも「小説」とはなんぞよ。と思って調べた。
Wikpediaにて
【話の展開に内容から導かれる必然性があるものが小説であり、内容とはかかわりなく偶然のつながりによって話を進めてゆくのが物語という見方である。】
【「話の展開と主人公の性格に必然的なかかわりがあるのが小説。そうでないのが物語」】
となるとどっぷり「小説」なこの1冊。きっと「小説」と「物語」を天秤にかけたら、私の場合は「物語」の方がクククッと浮くんだろうなぁ。とは言うものの、人物の内面が読み手に分かりやすく面白味もある心理描写と、小説や物語ならではの臨場感ある背景描写で、700ページのぶ厚さに気圧されることなく読了。終盤に向け、何かを匂わせるところもうまいですね。台詞がフキダシのような描き方には現代版とも思える「小説」でした。
それにしてもこういった作品の感想って難しい。内容をかいつまんで書くとそれが最早ネタバレだったりする・・・。しかしそれを避けるとココで書かれてるように内容がまったく分からない(笑)

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