ローマ特派員が書くカトリック総本山の現在。(といっても2007年版)

ユダヤ教やイスラム教の本に食指は動く。でもキリスト教に関して興味薄な理由は何なんだろう。塩野七海さんの作品をもっともっと愉しく読む方法として、やはりもう少し私自身の関心をイタリアへ(となれば自然とカトリックへ)向ける努力をすべきであろうなぁ。と、そう思いこの本を最初の1歩にしたけれど、イタリアへキリストへの選択は当たりかもだけどちょっと、いやあまりにも現代に近すぎた。まあでも関心を示した確信はあったので。まず全ローマ法王のヨハネ・パウロ2世の持つカリスマ性。455年ぶり(す・・・すごい歴史だ)の非イタリア人ローマ法王でした。第二次世界大戦期に青年時代を過ごし、ユダヤ人の友人たちが弾圧されたのを目の当たりにしたヨハネ・パウロ2世の祖国は・・そうです。あのポーランド。先日【ポーランドのユダヤ】人を読んだばかりだったので、微々たる知識ですがその国の背景を浮かび上がらせることが出来ました。あと同性愛者や避妊等による肯定と否定に関して。宗教=保守のイメージがかなり強かったので、本書で『リベラルで敬虔なカトリック信者』が存在し、バチカンによる露骨なロビー団体なのでリベラル派に圧力をかけ法律をも左右する動きがあるということに興味がわきました。本書は2007年の作品なので現在がどうなってるのかおいてけぼりな私ではありますが、現ローマ法王べネディクド16世もヨハネ・パウロ2世同様に超保守的なドイツ人法王とのこと。うーん、なんか親子丼を例えに出すのも如何かなものかと思いながらもの意見ですが、『親子丼は好きだけど鶏肉がダメだぁ・・』みたい感じで、救済宗教とし(一例として)自己の弱さ恐れなどを軟化してくれる1つの手段とも思えるし、規律を守ることを厭わない私にとって総体的に嫌いではないんですが、その枠の中にコレがあるのはちょっとなぁ・・・と。しかしそんな私には困った時の神頼み程度で止めておけば済む話ですが、敬虔な信者には鶏肉を避けることも出来ず苦しい問題もありましょう。私が生きている間に劇的な変化が訪れたりするんでしょうか・・・。

バチカン―ローマ法王庁は、いま (岩波新書)
バチカン―ローマ法王庁は、いま (岩波新書)郷 富佐子

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