“ゴーンの弁護士”としてすっかりお馴染みの弘中惇一郎氏の<無罪請負人>という本には、検察とマスコミの問題点が書いてあります。
これは本当のことなのでしょうか?検察ってこんなに酷いの?マスコミの方は「知ってた」という感じですけれども。

印象に残ったのは
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・供述調書は検事のリアリティ溢れる作文。
検察は“ストーリーありき”で、それに合わせて証拠も改ざんした。
(例。供述調書によれば『デスク越しに表彰状を授与するような形で証明書を渡された』となっているが、現場のデスクの前にはキャビネットとツイタテがあるので、そのような形で渡すことは構造上無理だった)

・ 誰もが突然こういう事態に巻き込まれる可能性がある。事実に反する自白調書を作られないためには→身体拘束中、日々取り調べから房に戻って、検事に何を言われ、どういう心境で調書を取られたかを記録する“被疑者ノート”をつける。

・『なぜ一方に偏った報道をするのかと』記者に問うと『空気に抗う報道は出来ない』と答えた。
明らかな事実よりも空気を優先するマスコミの悪弊は今に至るも変わっていない。

・捜査当局は大衆好みのストーリーに沿った情報をマスコミに提供し世論を喚起する。世論全体が厳罰化を要求しているかのような空気を作りそれに乗じて強引な捜査を進めていく

・警察にしろ検察にしろ組織の論理が最優先される。組織上層部で方針が決定されれば、構成員はその方針の実現を最優先に動く。
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といった内容です。組織の論理が最優先されるのは警察と検察だけじゃなさそうだけど。

この本を読み終わっても私は「ゴーン氏は無罪だ」とは思えませんが、私が知っているのは「マスコミが流す情報」だけ。
やはりカネの動きの確認が重要ですね。

「人間嘘をつく、カネの動き嘘つかない」から。