安倍総理が正式な<TPP交渉参加>を表明して以降、
「TPP参加は農業以外にも影響がある。~という懸念が~。」といった報道が出始めた。
(あ゛?今更?!)とは思うが、一応いい傾向だ。
そうした中で、「~については議論されていない(だから大丈夫)」という報道もある。
俺はそれを聞いて思い出した。(あれ?確か、そうはならないよな?)
そこで調べてみました。
「TPP、ネガティブリスト方式」について
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『サービス及び投資について,我々は,相互のサービス及び投資市場へのアクセスについて,当事国が例外としない限りアクセスを与えることを前提とする「ネガティブ・リスト」方式を基礎とする交渉を行っている。』
『<市場アクセス分野(関税、サービス、投資、政府調達)の概要>
サービスおよび投資の自由化は、すべてのセクターを対象とすることを確認。
包括的な自由化を原則とするが、交渉はネガティブ・リスト方式で行われており、包括的な範囲を想定する。
ただし、特定のサービス分野については特別な例外の交渉を認める。』(<ジェトロ “TPP”の概要・データ集>より)
包括的な自由化を原則とするが、交渉はネガティブ・リスト方式で行われており、包括的な範囲を想定する。
ただし、特定のサービス分野については特別な例外の交渉を認める。』(<ジェトロ “TPP”の概要・データ集>より)
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この<ネガティブリスト方式>とは、
「そのリストに書いてあるモノ以外は全部、関税障壁も規制(非関税障壁)も無し。例えば、今は存在していない、新しい何かが数年後に出てきても、リストに載っていないから自動的に“自由化”される方式」ということだ。
「“耳なし芳一”が、リストに“耳”と書かなかったから、耳を持っていかれた」ような話だ。(この喩えはちょっと違うかもしれないけど。)
TPPはこんな、“乱暴な”方式が採られている。
だから、「~については議論されていない(だから大丈夫)」とはならないよね?
「○○(ある品目)については例外とする」と書かれなければ、関税障壁・非関税障壁が撤廃になる。
そしてこの上記の“サービス、投資”に何が該当するのかはっきりしていない。
マスメディアは“情報を提供するサービス”に該当しないのかね?
本人達に聞いてみようか?
本人達に聞いてみようか?
(今注目すべき、<東京新聞のHP> )