<特定秘密保護法案>について、「政府が都合の悪いことを秘密にしてしまう!国民の知る権利が侵害される!取材・報道の自由が無くなる!」という批判があります。

この法案自体の是非は、私にはまだ判断できません。
しかし、上記の批判はオカシイと思います。

まず「国民にとって重要なこと、知らせるべきことを知らせていないのは誰?」と聞きたいです。
“THE秘密交渉”でお馴染みの環太平洋経済連携協定についてはずっと批判してこなかったくせに、この法案に関しては「政府が秘密~」と批判する。

「自由」ですねぇ。
 
<取材・報道の自由>って、「どうやって取材するかは自由だ。何をどう加工して報道するかも自由だし、報道しない自由もある。」という話ではありませんよね?
自分たちの都合次第で「自由」や「権利」ということばを振りかざさないでいただきたいです。

<「防災無線聞こえぬ」 報道ヘリの自粛要請 大島町>http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131021/dst13102121310027-n1.htm (産経ニュースより)
東京都大島町は21日、報道機関に対し、報道ヘリコプターの飛行自粛を書面で要請した。
 同町によると、台風26号の被害が発生して以降、複数の報道ヘリが上空を飛行する際に出る音で、住民向けの防災無線や、屋外で捜索活動に携わる関係者の間で使われている無線連絡が聞こえにくい状況になっているという。
 同町には、住民から複数の苦情が寄せられているといい、同町の防災担当者は「報道ヘリの飛行を可能な限り控えてほしい」と話している。 』
このニュースを報じた大手報道機関は、産経新聞だけのようです。
「自分たち報道機関は特別な存在で、我々は常に正義だ!我々が報じることが真実だ!」とでも思っているのなら、早く“治した”方がいいと思います。

確かに<取材・報道>も大切なことですが、最重要ではありません。
国民の安全、防災・減災、避難、救助、捜索などの邪魔をしないで欲しいです。 



それは何の為か?大事なことは何か?
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