ゆっくり確実にお金持ちになろう

中小型グロース投資今年で六年目の文系主婦sunです ブログの更新を再開することにしました 更新ペースはゆったりマイペースになると思います 企業分析記事も書いていこうと思いますが、分析してる=保有しているではありません。昔ほど深く狭くは掘り下げないと思います

投資デビューは投資信託フィデリティジャパンオーブンの積み立てでした。その後中国株で初めて個別株投資を経験し、日本株は2014年まで大型株中心の運用でしたが、ブログ「エナフンさんの梨の木」に出会い中小型成長株投資の面白さに魅了されています


今年は一月から新型コロナがマーケットを揺らし、三月にかけて大暴落からの緩和バブルとこれまで経験した事のない変化の大きな一年となりました

私はかなり速い段階で新型コロナは致死率はたいした事なくても、長い潜伏期間のうちから感染力がある上に、無症状の人も感染を広げるやっかい性質に加え、重症化すると非常に長期間医療リソースに負荷をかけ続ける事から、医療の負荷を減らすためには中国のように経済活動に制限を加えるしかなく、経済に与えるダメージやばすぎることになるかも・・・と感じていました

中でも

Twitterで中国国内では飲食を介しての感染拡大を抑えるために、レストランの営業に強い規制がかかっている様子をみて

飲食関連は特に打撃が大きく長期化するかもしれないな

三月に海外から帰国する際の空港、機内の様子からもうこれは今までの世界とは違う、、海外との往来が普通にできる世界ではなくなるなと感じた事から

航空・旅行関連もきつい事になりそうだな

これからは人ごみを避ける事や非接触が選ばれるようになるから、リアルからデジタルへのシフトが加速する、WEBサービスは全般的に追い風になるだろう

とここまで考察できていたのに、 コロナ暴落の直撃は回避できたものの、こんなに早く株式市場が戻ると思わなかったために、底付近では追風銘柄にほとんど資金を入れる事ができませんでした

結局本格的に資金を戻し始めたのは四月半ば過ぎから5月の底からは随分あがってしまった後だった事に加えて、今から見ればまだまだ初動だった新興割高グロースWEBサービス系に資金を入れる勇気も出なかったこと、資産全体に占める現金比率を高めのままでキープした事で、大きなチャンスを逃してしまったなという残念な気持ちが強かった事も否めないです

ただ去年の年末に一応の目標である大台に到達したものの、それだけの額を今年のような荒波の年に平静を保って運用するにはまったくメンタルスキルが足りていなかったと思いますし、子供の教育費がピークに差し掛かり始めた事も考えると、現金比率を高めにした判断はリスク管理としては間違っていなかったと思っています


来年以降も守りながらも適切なリスクをとって安定した運用ができるようにスキルを磨いていきたいですね

3Q決算説明補足資料

一言でいうとこれといって細かいところまで見る必要もない順調な決算でした

2Qはコロナ巣ごもりで家具が売れる特需が乗っていたため、3Qはやや減速するかなと思いましたが杞憂に終わりましたね

説明資料7Pにある、主要KPIもすべて順調で、特に新規、アクティブ会員ともに増加率が上向きになっているのはとても良いと思います

ビジネスモデルは違う物のファッションECというカテゴリーではがっつり競合しているZOZOとの比較においてKPIの強さで上回っていますので、今後もしばらく安定した好決算を持続できると見ています

会社の資料でアクティブ会員の1人当り年間購入件数と購入金額が開示されるのは本決算の時だけなのですが、四半期毎に開示される主要KPIから計算して算出できるため、こちらはエクセルシートで管理していますので以下にそれを添付します

エニグモKPI推移


年間購入件数はほぼ横ばい、平均購入額は国際物流混乱で一時的に鈍化した今期1Qを除いて綺麗な右肩あがりとなっています
(バイマは季節偏重があるため、成長率はYoYで見るのが正解です)

ここでも平均購入額がじりじり減少傾向が続いているzozoとの比較で優位な点がはっきりと見えますね

今期の平均購入額の伸び率は先期よりかなり鈍化していますが、会員数、アクティブ会員数の伸び率が今期は高いことからそれほど心配はいらないと思います

なぜなら新規会員の購入額は既存会員と比較すると少ない傾向がZOZOと同様にあると考えているためです
新規会員が高い伸びを見せる中で+をキープできているのは充分な結果とみてよいでしょう


平均購入額が長期間+成長している要因の一つとして取扱カテゴリーの順調な拡大があるのかなと思っています

最後に今期1Qの説明資料にあった中長期的な事業への影響を添付します

エニグモコロナ+-



ZOZOなど競合にはない+の影響として海外渡航の減少による、買い物代行としての需要増は今期の四半期の数字を見ると実際に大きく寄与しているのではないかなと感じますね


ワクチンができた事でこのような状況は向こう1~2年で解消されていくでしょうが、そうなれば今度は新規ビジネスのバイマトラベルのアクセルを踏みこむことができますから、うまくバトンが繋がれば、かなり長期的に安定成長を続けることができるかもしれませんが、この点はまだ妄想ですので今後の決算でしっかりチェックしておきたい点です






2020年9月期4Q決算説明会資料


今日はスプリックスの直近決算である本決算について考察をしていきます


こちらの記事で次の決算で私が最も注目しているKPIは一教室当りの生徒数でした


期末の生徒数=32156人 期末の直営教室数=115教室

ですので割り算すると1教室当りの生徒数は280名となりました

1直営教室あたりの生徒数の前年比は3Qの-19.9%から13.9%まで改善してきましたが、森塾の効率運営の売りである1教室当り300名には届きませんでした

そのような状況ですが、来期も15教室の新規出店が計画されており、それに対する人材採用も先行して発生しますので、スプリックス単体でも来期に利益率が以前のような姿になる可能性はほぼなくなったと思います

今回は本決算の中身以上にインパクトの大きな話として神奈川の集団塾大手の湘南ゼミナールを買収子会社化される事が発表されました

湘南ゼミナールの財務詳細については説明資料の21Pにありますが、純資産が約15億の会社を45億でM&Aしていますのでのれんが30億BSに計上されてくることになります
償却額は年6億となる予定ですので、その分営業利益が押し下げられる事になります

湘南ゼミナールは神奈川ではステップに完全に負けている状態のようですし、純利益ベースでは赤字であることから、もう少し安い価格で買収できなかったのかなという気もしますね

唯一の森塾のFC先としてのお付き合いもある関係で叩けなかったのか、集団塾という新たなパーツが手に入り、神奈川ではそこそこのブランド力を保っている価値を認めたのか、そのあたりはよくわかりませんが、補習要素の強い普通の子を伸ばす個別指導の森塾と公立トップ高を目指す子もいる集団塾では素人考えでもノウハウは異なっているように思いますし、うまく合理化できなかった場合は、利益を押し下げるお荷物になるリスクもあるかもしれませんね

具体的にどのようにシナジーをだしていくのかの会社の説明も丁寧とは言えない為、先の見通しに不透明感がでてきたように感じます


ただ会社計画は2020/9月期も上振れ着地したように今期計画もかなり保守的だと思います

上振れ着地は想定どうりではありましたが、それ以上にM&Aによる不透明感が強く、もう少し決算をしっかり監視しながらその是非を判断したいです




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