2011年04月27日 19:11

オリンピックとサッカーワールドカップのための整備で強制立ち退きが横行:ブラジル

 サッカーワールドカップを2014年、オリンピックを2016年に控え、整備の準備が始まっているブラジル各地で強制立ち退きが横行し、居住の権利が脅かされていると適切な住居に関する国連特別報告官は警告した。

[元記事]
Right to housing at risk as Brazil prepares for World Cup and Olympics - UN expert

【背景】
 この手の大きなイベントに向けて競技場のみならず周辺地域の区画整理を行うことはままあることですし、全ての住民の意見を反映させての開発は事実上不可能でしょうけれども、透明性をもったそれなりの手続きを踏まないとなりません。
 どうもブラジルでは、十分な準備期間や代替案、補償が与えられないまま転居を要請されるような事案が続発しているようです。このままではスポーツイベントは開けても、もともとその競技場周辺に住んでいた人たちの住む場所が確保されないままになってしまう恐れがあります。


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