2005年04月27日

大学改革

旧知の若い公認会計士の方から戴いた貴重な内容を題材に、ブログを試みています。
(以下は、原文。文中の()内文章は、筆者のコメントです)
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ブログを拝見しました。先生は直裁な意見をおっしゃる立場で、私のような大学から業者扱いされている身分に比べると、ご意見は心地よく胸のすく思いがします。

(筆者:憎まれっ子、世にはばかる!ですぞ)

おっしゃるとおり市民開放、民間開放が大学の残る道であると思います。しかし現状、経営陣(理事)とて事務局とて内向きの判断しかできていないようです。最近、とみに思うのは学外から有識者を迎え入れている経営協議会が機能していないことです。事務局職員がぞろぞろと会議室に入って行き淡々と報告するのみ。議論も司会者が両論併せて検討するまでもなく、個人の意見のみで発展的な結論が出ない。そういう組織運営についても、大学全体の経営のあり方についても、戦略を構築できる外の血が必要だと思います。

(筆者:外の血を入れても組織がなってない?談合化してるという意味か。経営ができる、また経営の実績がある。改革の実績がある。そんな人材が大学の学長に就くと、多少の期待は抱けるでしょうが、人事権のなきに等しい、首すげ代える力も裁量も、未だ教授会に牛耳られ、学者社長(学長)になにができますか?談合くらいでしょう?こんな大きな監査法人でも業者扱いとは、驚き)

(筆者:国民の皆様、貴方の大切な子弟が通われる大学の実態、本当はどこまでご存知ですか?半管比率が事務職対教官職(研究者)で1:1である企業など、世界中ありません。商学部や経済学部まであり、経営の知識を売る大学で、このように社会一般の企業経営と乖離した組織が温存され、有能な研究者が大型予算(競争資金)を獲得しても、優先されるのは事務管理費。改革・イノベーション、大学改革、と声高な向こう側で、ニュースメディアが書く材料は、教官研究者の国際競争力のなさや、旧態依然とした組織体制の話題が主。言い過ぎかもしれないが、改革のスピードの遅い大学をバッシングするには事欠かない。されど、いささかでも研究者に肩を持つ意味でいうと、『記者の皆さんは、「本当の実態」をご存知ですか?事務職50:教官50」の数字比率が、貴方のマスコミ企業に置き換え例えると、「記者50:事務職50」で会社が経営されていますか?』ということを。国立大学が法人化されたとはいえ、税金で運営されていることには変わりない。今以上に大金を注ぎ込んででも、集中と淘汰によって、目に見えて変革することなら国民の賛意を得ることができるのでは。)

私の担当している国公立大学は決算をなんとか乗り切れるという感じですが、企業も3月決算に集中していてBusyseasonにあり初めての国大決算へは夜対応している状況です。

(筆者:ご苦労様です。決算結果は、情報開示が原則ですよね?株式市況同様に、大学市況を創って市場開放(公開)すれば産学連携の弾みもつき、優劣競う競争力も高まる。と、思う国民は多いのでは、と独り言(とも溜息)が。。。。長い目で、温かく見守って下さい。我が国でたった一つの大学・東大を明治政府が創って百有余年、頭脳の東京集中の是正にと、地方にも帝大を創って100年。ちっとやそっとで、大学の文化が変わってもらっても、これまた問題。じっくり、自律自発に変革を待つ!今はそんな時期でしょうか?世界の大学との競争力をどこで蓄えるか?細木敦子にでも聞きますか?)  

Posted by sunadaphd at 11:28Comments(0)TrackBack(0)