2006年03月18日

フィリピン人の人気職業

今、フィリピン人にとって、もっとも旬な職業は、「看護婦」と「IT技術者」と言われている。

IT技術者は以前より目指す人も多かったが、ここ最近のブームはなんと言っても看護婦。最近はフィリピン人の医師免許を持ったものでさえ、看護婦、看護士の資格を取るケースが急増している。

それはなぜか?
欧米で働けるからである。

特に看護婦不足が深刻なアメリカ、カナダ、イギリスにおいては、フィリピン人看護婦は大人気である。ホスピタリティは高く、優秀であり、英語も問題なく話す。実力主義のアメリカは、優秀な人間にはきちんとした報酬をだす。フィリピンでの一般の看護婦の給料の10数倍のレベルだろう。

一度フィリピン人看護婦が研修を終えて、正社員になれた際には、家族も呼び寄せてそのまま移民してしまうケースも急増中らしい。アメリカは寛大にそういった家族の移民まで受け入れ、かつ高収入なのだから、こうなってくると、今後益々アメリカを目指す看護婦は増えていくのだろう・・・


IT技術者も同様で、就職先が安定した段階で家族共々移民してしまうケースが増えている。所得が低く、政治も安定していないフィリピンよりも、言葉の問題もなく、社会福祉もしっかりしたアメリカに憧れてしまうのはある意味やむをえないことだと思う。

知的レベルの高いフィリピン人ほど、フィリピン政府、フィリピンという国家そのものを信用していないのだ。

先日、アロヨ大統領が非常事態宣言を発令し、非難の嵐が飛び交った際に、大衆新聞のコラム欄に、こんな記事が載っていた。

Q;「もしアロヨ大統領が近い将来失脚したら、次の大統領は誰になるんだろうね」

A;「誰がなっても同じことだよ。いつまで経ってもこの国は良くならない。唯一改善されるとしたら、アメリカに統治されて51番目の州になること!これがベストだ!国民の誰しもがそう思っているはずだよ」


フィリピン人のコメントである。

皆が本気でそう感じているのであれば、ある意味、とても悲しいことである。








sunasan at 23:13│Comments(1)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by shimozi   2006年12月12日 00:37
大学で政治について学んでいるものですが、フィリピンについて聞きたいことがあってコメントさせてください。フィリピン人の政治制度に対する信頼は日本のそれに比べ高いという結果があって、なぜだろうかと考えたのですが、原因のひとつに給料が考えられるのではないかと思いました。自分が予想する答えなのですが、フィリピンでメディアが八割の市民から信頼されているのはメディアの仕事が尊敬されており、給料が安く、汚職できないほど忙しいものであるから、ということなのですが。それともテレビを見る人が少なく新聞、ラジオ、テレビが重要視されてないのか。暇があるときにでも返事を送ってください、お願いします。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔