珈琲村便り

Age is just a number!(年齢はただの数字だ!)今回は最近、お会いした方々のお話
昨年の暮れに1本の電話が入った。「サン珈琲さん、久しぶり。実は……。。。」と
電話の方はもう35年以上の前に知り合った喫茶店のマスターである。久しく行った記憶がないのでやはり30年近くになると思う。その方が今まで取引した業者を止めて私とこの珈琲豆を扱いたいとの用件であった。早速、訪問させて頂き30年振りにマスターとお会いした。お店は昨年でなんと創立45年!「日詰さん、あと最低5年はやるので取引してよ。」とのこと。お歳は70歳の後半であるが声もはりがあり大きくカウンター内で手際よくオーダーをさばいている。このお店はよく神戸のグルメ情報雑誌にサンドイッチの美味しい店と紹介されている(こうべっこ)である。45年間もお一人でお店を切り盛りされて、なおかつまだまだこれからも頑張ると言うのだから頭が下がる。もうお一人方は最近、親しくさせて頂いている方だが70歳を過ぎてから仕事をリタイヤされて好きなテニスが私の仕事だぁ!と生活の中で1番にテニスと今だに向上心を持ってテニスをやられている。
最後のお一人は若い頃からの趣味がスキーである。この間、お会いした時に「今年もスキーに行かれるのですか?」と聞くと「ええ。車で7時間ぐらいかけて信州に行く予定です。」と。この方のお歳はなんと!85歳である。もう驚き以外何もない。ただただ、ひれ伏した。
そう、年齢はただの数字だ!(Age is just a number!)彼らから本当に元気をもらった。今年も頑張るぞ~!


*いっ痛ぁ~ 腰があか~ん この腰痛、何とかならんかなぁ~ もう歳やわぁ……。


天気の良い昼時の出来事.....。その日は気持ちの良い過ごしやすい日であった。何となく公園の片隅で1人ランチをしたい気分になりマクドでテイクアウトしようかなと思い車を走らせていたらある大手のレストランが目に留まりテイクアウト弁当用の看板があった。「おおぅ、今日はこれにしよっ!」と店内に入ると入口近くのベンチには数組待っているお客様がいた。スタッフにオーダーを言うと「お客様、先に会計をお願いします。」と言われたのでお金を支払うと「10分~15分ぐらいかかります。」と
『ええええっ!先に時間を言って欲しかったなぁ』と心の声.....。『まぁ、仕方がないか』と思い空いている席に座ったのだがその席は入れ替わり立ち替わり弁当の受け渡し、レジのやり取りが私の目の前なので飛沫が飛びまくり!『もう、コロナが怖いやん.....。』『早くしてちょんまげ.....。』と待つのだが10分、15分と時間が過ぎ去る。その間、予約のお客様が次々と商品を受取る。その時のお店のスタッフの応対は「お客様お帰りです。ありがとうございました!!」の連呼。何度もその連呼をそばで聞いていたのだがもうさすがに我慢できなくなり「私のはまだですか?」と問うと「今出来ました。」やっと商品を受取った。15分はとっくに過ぎての事である。私は少し不満があったので「弁当の出来上がり時間はお金を払う前に伝えて欲しいかったね。」と言うとマスク越しなので表情はあまり分からなかったがちょっとひいたようであった。少し間があった直後に彼女の発した言葉は「お客様お帰りで~す。ありがとうございましたぁ!!(他スタッフもいっせいに呼応)」であった。

*はぁ~ お爺さんが怖い顔して文句を言ったのと違う?
*ええええええっ!このネタ、吉本興業に持って行けって⁉

またまた、知人の女性の話。この方はほぼ毎日、早朝ジョギングをしている。彼女のジョギングコースでは信号のない横断歩道があって必ずそこを渡るらしい。そこは少しきつい坂で車は中々止まってくれない。まして1人の場合はなおさらだ。話ではその横断歩道でかなり高齢の足の不自由そうなお爺さんと遭遇するらしい。車が横断歩道手前で止まれば彼女はそのお爺さんのペースに合わせてゆっくりと渡るようにした。このことは彼女にとって小さな善意の気持ちであり、その見知らぬお爺さんとの会話もなく1~2か月、一緒に渡る事が度々あった。とある日、彼女がいつものようにその横断歩道にさしかかるとお爺さんが渡っている途中であったが何と!お爺さんが彼女に気が付き、横断歩道の真ん中辺りで彼女を待ってくれたのだ。別に言葉をかけるわけでもなかったのだが「あんた。いつも(わし)に合わせてくれてありがとな。」と言っているようだった。この日は彼女にはほっこりした心あたたまる日であった。


*ええ~っ そのお爺さん、危ないやろ、そんな車道に立って、早く渡らんとですって?
*いやいやそんな意見は私やない、私やないです!たく~

このページのトップヘ