珈琲村便り

2015年02月

その日は自宅から店に持って行く荷物がたくさんあった。
パソコンが2台、書類の入っているカバン、貴重品を入れている
ポーチバッグをいつもと違う車の後部荷台スペースに置いて出発した。

店から駐車場は少し離れているので先にこれらの荷物を置くために
店に寄る。それから駐車場に向かおうとしたがポーチバッグに
免許証等を入れているので、運悪く免許不携帯運転で捕まるとまずいと
思いポーチバッグだけ持ち、車を駐車場に置きに行く。
再び店に着いてシャッターを開け、焙煎室入口ドアーの近くに置いていた
大事なパソコンのカバンを奥に移動、ポーチバッグも所定の場所に置き、
店をオープンした。ここまでの自分がやった行為、記憶はすべて
覚えていたつもりなのだが・・・・・・・。
その日の昼前にiPhoneがないのに気が付き、ポーチバッグに入れて
いると思い所定の場所を見るとバッグがないではないか。瞬間的に
「しまった!店に着いた時にカバン3個を先に移動した際、そのバッグは入口
近くに置いたままや!」と思ったがその付近にもない。
それでは駐車場から持って来たつもりが車の中に忘れた可能性があると
車の中を探しに行ったがやはりない!今度は焙煎室のどこかにある筈と
iPhoneにコールしても焙煎室のどこからも発信音は聞こえない。仕事を
しながら頭の中はバッグのことで一杯!そのバッグは焙煎室の入口近くに
長時間置いていたら簡単に盗られる可能性はおおいにある。もう朝から
夕方まで隅々探しても見つからない。もう1度、車の中を探しに行ったが
ない。これはいよいよピンチ。運転免許、カード、iPhoneは・・・・・・。
明日の予定はすべてキャンセル。手続きに奔放せないかん。
窮地に立った時にひらめいたのはiPhoneにはGPS機能が付いている
と思い、やり方をPCで調べたらあるではないか!最後の望みをかけて
家内に頼み、場所を捜すと何と!駐車場の車の近くから発信している
と言う。私は偶然にもカバンを盗んだ者がiPhoneをその辺りに捨てたん
だと思った。2回も車内を調べてなかったのだから。とにかく車の中に
行き、もう1度発信してもらうことにした。5分後、車内の運転席で待つと
聞こえてくるではないか、いつもと違う発信音が!でもすぐにどこにあるか
わからない。じっと耳を澄ませて聞くと後部座席からだ。でもそこにもない。
えぇ~後部荷台?あった!!!小さなバッグが後部荷台に・・・・・・。
その日は自宅から店に持って行く荷物がたくさんあった。
パソコンが2台、書類の入っているカバン、貴重品を入れている
ポーチバッグいつもと違う車の後部荷台スペースに置いて出発した。

今回は少し長いタイトルになってしまった。先日、舞子中学校にて
美味しい珈琲の淹れ方講習を実施したのだが、その中学校には
私の小学校、中学校時代の友人が英語の教師として赴任して いた
のである。講習の最後の方で彼が授業を終え、見学しにかけつけ
講習の終了時に私の隣に彼がいたのはタイトルにあるように不思議な
気持ちになってしまった。私たち2人は子供時代、神戸の長田で育ち
まったく、垂水の場所は縁もなっかたが50年の月日が過ぎ去って
こうして離れた場所の同じ中学校という教室で2人が揃っているとは想像も
つかない出来事である。何かタイムマシーンでもあればあの頃にもどって
子供の私たちに「50年後はこうだよ。」と教えてあげたい気分である。

※えぇ~私もえらい年になってしもうた

2015_0203舞子中学校0045
 

2015_0203舞子中学校0041




 

2月8日(日)の今日、神戸芸術工科大学卒展を見に兵庫県立美術館に
行った。私の知人である、まんが表現学科4回生、高橋龍輝君の作品と
今年で卒業される学生達の作品を見学した。私みたいな素人にとっては
皆さんの絵、まんがはものすごく上手に思う。この人達が漫画家を目指して
切磋琢磨してがんばるんだろうけど飯を食える漫画家になるのはごくわずか!
以前、取引していた印刷会社の経営者の方は子供の時にまんがを書くのが
自分のまわりより断然うまく学校を卒業後、東京に勝負をしに行ったが、たった
1年間で自分の才能のなさに気がつき、帰ってしまったと言う話を聞いた。
激しいプロの競争社会、高橋君らの挑戦、私は心から応援する。
  神戸芸工大ナンバー3

 神戸芸工大ナンバー2


 

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