駐車料金100円、200円、300円と目的地の場所に近くなればなるほど料金表示が高くなってくる。先日の日曜日に秋芳洞に行った時である。入口近くの公共の駐車場を見つけ、そこの表示は500円であった。車をUターンしてもう一度、安い所と思い距離的に良い200円の民間駐車場に停めた。車を誘導してくれた年配の男性は控えめで、やさしそうな感じの人であった。親切に秋芳洞の入り口の道順を教えてもらい初めての秋芳洞を楽しんだ後、その日の宿泊先の錦帯橋に向かう為、駐車場に引き返した。私は駐車場の地主の男性に神戸から新幹線に乗って新岩国駅からレンタカーでここまで来たと言うと彼が「神戸ですか?実は私は2年間、神戸の某中高一貫の私立学校で教鞭をとっていたんですよ。」「ええええええぇ!その学校は息子が受験に失敗した学校です。」と私、さらに彼は、「叔父が昔、垂水区の多聞台に住んでいました。」またまた、偶然!「多聞台はうちのお店と目と鼻の先です。」と…。その後、彼は地元の県立高校で教鞭をとりながら野球部の監督をして甲子園に何度か出場したとのこと。私は「凄いですね!」と言うと「いやぁ子供たちが連れて行ってくれたんですよ。」と謙虚に答える。何かものすごく話が咲き、この秋芳洞の商店街の寂れ方を指摘すると彼は「私も若い人の知恵とかアイデアが必要だと提案しているのですが地元に帰って来た自分ですら新参者なので中々チェンジ出来ないのが現状です。」とそんな風に会話が「△〇×□◇◆▽●◎。。。」「◎○○●▽▲✖...。@;?」続いていたら、はっと!何かの視線に気が付いた。振り返ると、妻と義理母の「もう、いい加減に出発しない?」と言う無言の圧力であった。仕方なく名残を惜しみながら別れる事になった。チャンチャーン!

IMG_2538

IMG_2560