会長のひとりごと

当社の会長である松本道彦によるコラム

コロナウィルス

 

 3月は東京出張が2回あった。もちろんコロナウィルスの脅威が大きく喧伝されていたが、東京へ行くことにそう抵抗はなかった。ただ、新幹線はよく空いており、いつも行く居酒屋の店長は、お客さんが激減したと困惑の表情ではあった。また、タクシーの運転手さんは、頑張ろうにも人が居てないからどうしようもないとあきらめ顔の体。このままではどうなるのか困ったもんだと思うものの、まだ危機感というほどのものはなかった。ゴルフ場は広々しており感染の心配はまずないだろうとプレーもしたが、ちょっとした人数が集まるコンペは中止との連絡があったが、当然の措置であろうと納得する。

 考えてみると、3月はじめの全ての学校の休校は異常事態であったのだが、何となく他人事であったように思う。カミュの「ペスト」に「天災というものは、事実ざらにあることであるが、しかし、そいつがこっちの頭上に降りかかってきたときは、容易に天災とは信じられない。」とあるがまさにその通りだ。

 しかし、緊急事態宣言が出た後は雰囲気が随分変わったように感じる。たまたま今月半ばにプライベートのゴルフを予定していたのだが、メンバーの一人からこの時期にゴルフはいかがなものかと思うとの声があり、ためらうことなく中止にする。また、東京での会議はテレビ会議に変更となる。他、諸々の予定はすべてキャンセルとなり、予定表は真っ白だ。こんなことはかつてなく、まさに異常事態である。そして、極めつけは、休業要請である。たまたま休業を要請される仕事をしていないから自分は関係ないなど、ゆめゆめ思ってはいけない。この要請は、「感染しない、感染させない」を目的に行われるものだから、我が事として受け止めるべきである。当然休業要請に対してそれなりの補償があってしかるべきであるが、国にしても、自治体にしても打出の小槌を持っているわけでない。今日のニュースでコロナウィルス対応のため国会議員の歳費を今後1年間、2割削減とある。全体の金額としては微々たるものであるが、その心意気やよしとするにやぶさかでない。

 休業要請は行政のトップ、言い換えれば知事が行うものだから、財政状況により保障に関してのやり方はそれぞれ差があるのは致し方ないと済ませるべきか疑問に思うところである。さりとて国にそれを求めることは、今の政府のありようからして望むべきもない。

 繰り返すが、今回の危機は国民全体で対応しなければならないということだ。ということは、休業を強いられる業界だけが犠牲になるというのではなくその痛みは全体で受け止めるべきではなかろうか。まず、国・地方を問わず公務員の給与から2%から5%を休業補償の財源として徴収してはどうだろうか。少なくとも彼らはコロナによる所得減はないのだから痛みを分かち合う思いがあれば決して無理な相談ではない。また、民間にあってもすべてがコロナの影響で所得減に陥っているわけではない。多少の影響はあっても可能な人には休業要請と同じように拠出要請をしてもいいと思うが難しいかな。要は、互助の精神である。2011年の東北大震災のときは多くの人が自発的に多額の寄付を行った。震災という目に見える被害とコロナウィルスという目に見えない被害との違いはあるが国難であることに違いはない。国難に打ち勝つには国民の一致団結しかない。首相や知事に文句を言ったって問題の解決にはつながらない。

 因みに、ちょっとシミュレーションをしてみた。

 兵庫県の人540万人として、官も民も併せて2割の人が協力してくれるとして、協力金を20,000円とすると108万人を乗じると216億円になる。国会議員は歳費20%カットを1年間だが、せめて3か月続けると総額は648億円だ。1件または1人あたり支給額をいくらにすればいいのかという問題があるが、例えば30万円とすると216千人に支給が可能だ。

 単なる数字遊びだと笑わるかもしれないが、休業を余儀なくされる方からすると十分ではないがみんなで戦おうとのメッセージとしては伝わるのではないかと思う。

 とにかく頑張ろう。

老人会も悪くない

社長の独り言」を最後にアップしたのは、昨年の3月だから、1年間お休みしたことになる。お休みと言えば聞こえがいいが、実際は意欲がなくなったというのが正直なところだ。尤も、少し言い訳をするなら、昨年の4月に入院したことが影響しているのかもしれない。病名は髄膜炎とのことで、その時はいったいどうなるのかと不安にさいなまれたが、あれはいったい何だったのかと思うまでに快復した。改めて健康の有難さを痛感。

 入院する前のこと。3月の或る日、老人会の会長が会社へ訪ねてこられた。老人会に入ってはいるものの、一度も顔を出したこともないのに何の用だろう、悪い予感あり。開口一番、「老人会の副会長を引き受けてほしい」とのたまう。悪い予感が的中。「ここで松本さんに断られたら他にお願いできるところがもうないので、何とか引き受けてほしい」と懇願され、仕方ないかと受けることにした。

 4月に新年度の総会があったが、入院中のことで出席できず、中途半端なかかわりとなったが、幸い新会長は小・中学校の同級生だったので多少気が楽になる。

老人会に入会してから56年経つが、会費を払うだけの会員で、一度も顔を出したことがない。これでは立場上まずいので、何か行事に参加しなければと考え、「百歳体操」に参加することにした。これは毎週月曜日にやっているのだが、参加人数も多く、やってみるとなかなか理にかなった体操であり、続けることにした。この体操の後、「噛み噛み百歳体操」なるものが続くのだが、誤嚥を防ぐことを目的とした体操でこれも悪くない。時間は、930分から1時間程度で終わるから無理することなく参加できる。毎日、真向法体操やストレッチをやっているがこれはこれで面白く参加できる。

 他に、グランドゴルフも参加しようと取り敢えず道具はそろえた。同級生も何人かやっており、これも付き合いと考え、まずやってみた。デビューしたのが8月の最も暑い日で、途中でリタイヤ。もう少し慣れれば面白くなるのかもしれないが、今のところゴルフの方が好い。

 老人会の旅行など全く眼中になかったが、副会長で会計を兼務しており、費用を集めるのも仕事の一つ故、これも参加しないわけにはいかない。「参加して楽しかったか」と問われると、楽しいと答えることはむつかしいが、バスの中では本を読み、自由時間も本を読んで時間をつぶしているからそう嫌なものでもない。傍から見ると、ちょっと変わった奴やなと思われるかもしれないがそれは気にしない。

 年が明けると新年会だ。参加者も100人余りと最も大きな行事であり、準備も結構大変だった。たまたま司会を頼まれ、楽しくするには自分が楽しむことと、しっかりと準備をする。結果としていい新年会になったのではと思う。

 会計を兼務しているため、お金の出し入れで農協へ行くことが増えたが、農協で久しぶりに会う人が多く、それはそれでいいことだ。もうすぐ、1年が過ぎようとしているが、老人会も悪くはない。大分慣れたから、来年はもっと楽しくなるに違いない。

悪夢のような政権

210日の自民党大会の総裁演説で「悪夢のような民主党政権」と安倍首相の発言があった。12日の衆議院予算委員会で岡田元副総理の発言撤回の求めに対し、発言の撤回を首相は拒否したとのニュースを見て、久々に「独り言」には面白い出来事と取り上げることにした。

 件の発言は、自民党大会、言わば身内の中での発言であり、国会での発言ならともかく何もそう目くじらを立てることでもないと思うし、事実本当に悪夢の3年と3か月であったことは安倍総理ならずとも多くの国民が思っているところだ。

 以前の「独り言」にも書いたが、民主党政権は、小さな子供がおもちゃ屋で使いこなせないおもちゃを駄々をこねて無理に買ってもらったが、結局使いこなすことができず放り投げてしまったようなものだ。思い起こすと、今でも胸の奥の嫌悪の情が込み上げてくる。鳩山総理の「コンクリートから人へ」とのたまう頭の中に「防災」「減災」などは全くなかったのだろう。米軍基地の「最低でも県外へ」この一言でどれだけの混乱を招いたか、民主党の方々はご存じないのであろうか。このような人を総理に選んだのは民主党の方々である。尤も、民主党に政権を与えたのは国民であるから、如何に投票はしていないとは言え、その責任は免れ得ない。あのときの事業仕分なるものも酷かった。やはり悪夢としか言いようがない。蓮舫議員の得意げな顔を思い出すといまだにむかつく。「2位じゃ駄目なんでしょうか」と並み居る官僚をバッサリと切り捨てる様は、教養のない人種が権力を握るとどうなるかこれ以上の見本はない。この時、化学技術振興費がバッサリと削られた。できの悪い指揮官を戴くほど国民にとっての不幸はない。民主党であった人たちはこのことを理解していない。理解しているなら岡田元代表の発言など恥ずかしくて言えたものでない。

 政権を失ってからの民主党も酷いの一言に尽きる。

2015年の安全保障関連法案の集団的自衛権の行使について審議していたときだったが、この法案が通ると徴兵制が復活するなど愚にもつかないことを言ってデモを煽っていたのはどこの誰だったのか。そして、法案が可決されたとき、岡田元代表は、「これで一億の国民が我々の味方になった」と声を張り上げておられたが、あれは一体なんだったのか。本当に集団的自衛権の行使が戦争につながるとの信念があるのなら、法案可決後も集団自衛権の撤回を求めて運動を続けるなり、撤回の論陣を張るべきである。そのときの成り行きで、反対のための反対をやっているようでは政治家として、政党として失格である。

 安倍一強と云われて久しいが、その責任の大半は野党にあるとの声は少なくない。そういう認識があるならもう少し国会での論戦も変わってくと思うのだが未だに森友・加計問題を引きずり、ここのところでは厚労省の不正統計問題で点数を稼ごうとする態度はさもしいとしか言いようがない。天下国家に関係ない問題で政府を時間をかけて追求して得るものが何かあるのか。「お前ら、いつまでこんなことをやっとんや」と馬鹿にされているのが分らないのだ。

 韓国国会議長の陛下に対する許すことのできない発言、徴用工問題、核廃棄のかけらもない北朝鮮、ファーウェイ問題等々国会で議論すべき問題は山積しているはずだが、現政権のあらさがしに終始する政党は必要ない。

 「また、悪夢を見せてやればいいじゃないか」とのたまう方もいる。ゆめゆめそのようなことにならないよう行動しよう。

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