とうとう8月の独り言は書かず仕舞いだった。別に忘れたわけではないが、書こうとの意欲が湧いてこなかったというのが正直なところだ。これは、もしかしたら加齢によるものかもしれない。このままだと止まってしまう可能性大であり、「それでいいのか」と自問自答すると是とするには多少の抵抗がある。よって、少し努力することにした。

 先月の終わり、月曜日のことだが普通に出社して、いつものメニューをこなし、日報の確認をしようとしたら突然咳き込みだして、喘息の症状にするとちょっと違うなと思いつつ仕事をしていたらだんだん体がだるくなってきた。こうなると思考力なし、やる気なしで座っているだけの時間が過ぎる。こんな状態で会社に居ても仕方がないので昼で早退する。

 ベッドで横になり、体温計で熱を測ると373分。うん、まあこんなものかとテレビをつける。テレビを視るでもなく、うとうとするが、時間とともに熱が上がっていくのがわかる。こうなると体温計とはお友達だ。385分、391分これはやばい、医者へ行かなければと家内に頼む。「ほんまに軟弱なんだから」と馬鹿にされつつ医者へ連れて行ってもらう。もうすぐ93歳になろうとするお袋も「ほんまにあんたは弱いんやから」とのたまう。事実故返す言葉なし。

 何が原因でこうなったのかと思い起こすと。心当たりがあった。朝方、寒くて目が覚め、布団にくるまっていた。クーラーは猛暑つづきだからつけっぱなしにしているが寒くなるほどではなかった。なぜか震えが来るほどの寒さを感じていた。夢を見ていたようにも思うのだが、まさか、夢の中で寒かったから風邪を引いたなんてことはあり得ないだろう。

 医者に行ったって、レントゲンを撮って血液検査をして「異常はありません。明日は用心のため寝ていなさい」でおしまい。大したことはないのは有り難いが、よくもまあ簡単に熱が出るものと自分のことながら感心する。というのも、前回熱を出したのは5月で、この時は、東京出張があり、いつものように終わった後懇親会に参加して帰った。多少つかれ気味であったのか3日後の予定がまた東京出張で、行きたくないという気持ちがあったように思う。東京行嫌だなとの思いが強かったのか当日熱が出て、止む無く中止。これを軟弱と云わずして何を軟弱と謂うかと自分で「軟弱者」と納得する。

 昨日のことである。朝、体調も良くいつものメニューをしっかりこなす。ぶら下がり健康器のあと、新聞に目を通していると突然腰の右上あたりに違和感を覚える。おかしいなと思っていると歩くのも苦痛になるほどの痛みが襲ってきた。掃除も朝礼もパスして座ったままじっとするしかなかった。昼から大阪行だのに参ったなと思いつつ取りあえず整骨院へ行く。アイシングをやりながらマッサージ。終わると多少ましになったように思うも、大阪行は取りやめる。夕方になると痛みは大分治まり、ほとんど気にならなくなった。

 今朝、痛みは残っているかと恐る恐る起き上がると痛みは全くなし。昨日の痛みは一体なんだったのだと安心というより不安を覚える。多分近いうちに同じような症状が出るような予感がする。実は、医者へ行くほどのことはなかったが、同じような症状が2回あったのだ。小心者故こわーい病気だったらどうしようかなと思うも、かかりつけの先生に次に行った折に相談すればいい。

 70歳になっても気力、体力はまだまだと思っているが、他の面でその影響がでているとするならこれは致し方のないことだ。多少の無理は元気のもとと考え、軟弱者なりにちょっとだけ頑張ろう。