今、愛用しているひげそり機。

ブラウンシェーバーは学生時代から代々ずっと使っている。

特にこだわっているワケじゃなくて、ただ当時トポスで安いのを買ってから、他のメーカのそり味が気に入らなくて・・・ という漠然とした理由からだ。
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5年くらい前? もう忘れるくらい前(2005年6月購入)に買って以来、2013年1月現在も、毎朝のひげそりに使えている。しかも、まだ刃は一度しか替えていない(買って一年目くらいで、ぶつけて外刃が破れたから)。刃を替えると外刃&内刃で6千円ほどかかる。それくらいなら、1万円台の新しいのを買ってもいいかな?と思ってしまうわけだ。

 ブラウンシェーバーは、剛毛の顎髭や陰毛や頭髪を剃らないで、顎の髭だけを剃るのであれば落としたり、ぶつけたり、妙に力を入れて押し当てたり、外刃が摩耗で破れない限り刃は替え無くても良い。買ったときからの刃の寿命と本体のバッテリー寿命が尽きるのと同じくらい。

 2013年8月、ついに壊れたので、同系の590cc-4を買った。590cc-4の本体の時計によって、「18ヶ月、経過したので刃を交換しろ」とLEDが点滅するらしいので、電源ボタン5秒長押しでリセットできる。

クリーン&リニューシステムという専用のアルコール洗浄液を使ってヒゲクズを綺麗にしてくれるというシステムは、当時かっこよかった。でも、思った以上にランニングコストがかかるということに気がつかなかった。

ブラウンは、インクジェットプリンタと同じビジネスモデルをやっている。替え刃で儲かるはずなのに、替え刃を替えない。ならば、洗浄液カートリッジで儲けよう ということらしい。

プラスチックの表面の塗装がふやけてはげてくるのは仕様。

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アルコールで洗浄を続けると、塗装がはげてくるんだよね。これが我慢できないという人もいるみたいだけど、私は気にしない。塗装がはげる。サビがはげて光っている。ってなんか、使い込んだ道具ってかんじで、私は好きだ。

ブラウン クリーン&リニュー専用液カートリッジを再生して使うことでランニングコストを下げる。

ブラウンのアルコール洗浄用カートリッジ、ブラウン クリーン&リニュー専用液カートリッジは一個600円以下で買えれば安く買えた方だと思う。Amazonなら送料を考えても6個入りは3500円以下なら買い。3個入りは2000円以下なら買い。先日もホームセンターで6個入りを3000円で買った。


一個のカートリッジと1100円の無水エタノール500ml瓶一本をつかって4ヶ月くらいは持たせられるので6個買えば2年持つ計算だ。この方法については、リクエストがあったので、下に追記した。


あとは、フィリップスのクリーニング液を無水エタノールで希釈する方法とか。

ちなみに、ブラウンのアルコール洗浄器は洗浄液に導電性をもたせてあり、その電気抵抗値を計って液の量を計測している。カートリッジを洗浄し無水エタノールを満たしても、無水エタノールの電気抵抗値が高いため洗浄器は液がないと判断してしまう。

 酒税法のためにエタノール(エチルアルコール)価格が高くなってしまって、イソプロパノール(イソプロピルアルコール)など飲用できないアルコールは安い。イソプロパノールは気化したガスを吸い込んだ時の毒性はエタノールより高いと言われているのとニオイがエタノールと比べて悪い。無水タイプは一般人は購入しにくい。70%の消毒用イソプロパノールとして販売されていて消毒用エタノールの価格の半額だ。これを蒸留するという手もあるが。。。

 一斗缶で薬剤を買い込み、ダルトンチャンバーを設置し、蒸留機器をって買い集めていたら、ヤバいことしているのか?と警察に目を付けられるかもしれない(笑)。なお、安いからといって、決してメタノール(メチルアルコール)を使ってはいけない。吸い込めば体の中でホルムアルデヒドとなり猛毒と化す。視神経をやられ失明の危険性あり。

 で、とりあえず、欲しい機種がAmazonで安いので、メモ代わりに貼っておく。12000円の千円引きキャンペーンは時々やるよね。夏のボーナス狙い?Series7 750CC-4が欲しいんだよなー。


 2万円以上だしても、こういうひげそりの基本性能てのはかわらんので、高いのを買うくらいなら、替え刃代やアルコール洗浄用カートリッジ代に当てた方が良い。

2012年3月追記:質問があったので、

ブラウンの洗浄カートリッジの液を自作する方法をいくつか紹介しておく。

  • 純正の洗浄液を無水エタノールで3倍に希釈して使う。
  • ベビーオイル(鉱物油由来の安いヤツ)と無水エタノールで完全自作する。

この2通りがある。

留意点として、

  • どちらの方法もコスト的には、(薬局方の)無水エタノールが酒税法により高いので、あまりコストダウンにならない。
  • 複雑なカートリッジの構造は髭の粉をとらえて貯めるように作られている(ハニカム構造)ので、洗浄と乾燥が非常に困難である。不十分な洗浄と不完全な乾燥で使い回しをすると、カビけてしまうため、半永久的にカートリッジが使い回せるワケではない。
  • 自作の洗浄液でブラウン・シェーバーを壊しても自己責任である。
  • 最近の洗浄機はセンサーが省かれている。
 ベビーオイルは植物性よりも鉱物油由来のものでないと、導電性がないため、洗浄機のセンサーが反応せず、液を補充してもemptyの赤いLEDが点灯したままになる。

 なお、鉱物油を無水エタノールに溶かすのは砂糖を水に溶くようにはいかない。酢と卵黄とサラダオイルでマヨネーズを自作するのと同じイメージで攪拌する覚悟が必要だ。このあたりは、大学の基礎過程で習う化学実習を経験していれば楽勝だろう。

 ビーカーにいれてガラス棒で攪拌するより、シェーカーにいれてチャカポコと攪拌するほうが早いか。

比率は鉱物油の電気抵抗値によって左右するので、各自、純正の洗浄液と比べて、同じ電気抵抗値になるように測定して調製してもらうしかない。

 私の過去の実験では、2〜5mlで170mlのエタノールを加えて十分攪拌すれば、洗浄機のセンサーに反応して満タン表示になった。無香性オイルは、アルコールを追加して使用すると臭いが気になるので、好みのハーブオイルを一滴垂らすといいかんじになる。バラのオイルとか(笑)。

これらを、すでに持っているのならいいんだが、シェーバーの洗浄液だけのために新規に買うのはいかがなものかと思うので、純正の洗浄液を3倍希釈して使う方法を推奨する。

最初に茶色のガラス瓶の無水エタノールを一つ買って使い切ったら、その中に新品のカートリッジの液をいれ、安い樹脂ボトルの無水エタノールを注いで希釈した洗浄液を保存しておくと便利。使用中のカートリッジに補充する無水エタノールとわけて使用することで、さらにコストパーフォマンスが良くなる。

ブラウン洗浄カートリッジの洗浄方法

コツは3点。
・まだアルコールが残っている状態で洗浄すること。

・洗剤はキュキュット、洗浄はぬるま湯で。

・カートリッジの構造を理解して、パズルを解くように洗浄。

 毎日シェーバー&洗浄機を使えば、1ヶ月ほどでアルコールが飛んで、赤いemptyのLEDが点灯する。

 2回程度アルコールをつぎ足して3ヶ月ほど使ったカートリッジは、残ったアルコールが乾かないうちに、キュキュトを注入し40〜50度程度のお湯を注いで手で蓋をしてチャカポコと振ってアルコールとなじませる。

いきなり、水を入れてしまうと鉱物油成分が凝固し洗浄が極めて困難になる。

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キュキュットをいれてお湯を注入、攪拌、 網の付いていない小さい穴の方から黒い汁をだしていく。

大半を除去できたら、さらに食器洗浄機用の酵素入り洗剤をいれて40度程度のお湯を見たし数時間放置するとより効果的だ。

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 繰り返しぬるま湯で洗浄し、きれいになったら、できるだけ水を排出し、南側の風通しの良い窓際において、数ヶ月放置する。もちろん、埃がつもらないように。

完全に洗浄、乾燥した空のカートリッジに自家調製した3倍希釈洗浄液を入れて使えば、カビけることはない。

アルコール洗浄機が壊れた人には…

 洗浄機だけ売っている。

 だけど、本体こみで1万円ちょいだから、替え刃だけでも4千円を考えると、新品のセットを買った方がいいかもしれん。2013年9月に590cc-4を買った。

家族でシェーバーと洗浄機を使い回すことはしないように。

 アルコールではB型肝炎やC型肝炎ウイルスは死滅しない。シェーバー本体や洗浄機の使い回しは、家族間のウイルス性感染症の水平感染源となるのでタブーだ。

 エイズよりも肝炎の方が感染力が強いので怖い。お父さんが海外で浮気してきてB型肝炎に感染し入院、中学生の男の子がお父さんのシェーバーを使っていたので検査したら感染を確認という笑えない話も。

カビけたカートリッジは乾燥させて市町村の廃棄ルールに従ってゴミ収集日に出す。

 有機溶媒のように毒性のあるものは含まれていないので、髭で黒くなったアルコールは庭(流し)に捨てて、容器に残った液のアルコール成分を飛ばしてしまえば発火するなどの危険性はない。風通しの良いところへ置いておけば、2〜3週間ほどで乾く。

 ワシのところの自治体は、有料ゴミ袋のうち、燃えないゴミ袋に入れて出すようになっている。詳しいことは、最寄りの市町村の廃棄物担当課へ電話で問い合わせてみよう。


2013年1月追記:

JoryJoryさん法(乾式、湿式清掃を併用型)も推奨

 昨年(2012年)よりコメントを頂いているJoryJoryさんの報告から、アルコール洗浄を2〜3日で一度にとどめ、使わない間はアルコール・カートリッジを取り外して蓋をする方法で、アルコールの蒸発を防ぎカートリッジ1個で半年持たせることに成功された。

 無水エタノールや器具を必要としないので、ランニングコストを一か月百円程度まで抑えることが可能だ。

 詳しいやり方や経過は、コメントを読んでいただくとして、簡単にまとめておくと

  • 洗浄は2〜3日(毎朝髭を剃るとして)に一度。
  • 洗浄の前に、外刃カートリッジを外して髭クズをトントンと落とす。(乾式清掃)
  • 洗浄の度に、アルコールカートリッジの蓋を外して洗浄機にセット、洗浄(湿式清掃)後、カートリッジを外して蓋をきちんと閉めておく。

 それなりに手間がかかる作業だけが必要なので、真面目でマメな性格の人は試してみる価値はある。



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