さて、先日の続き
トライパスTA20**シリーズは、カーオーディオ用に開発されたものなのでDC12V駆動を前提にしていることから、中華のパチモン系デジタルアンプでおもしろいものがある。

USB-DAC内蔵のデジタルアンプTOPPINのTP30はとても気に入っている。
その後継のTP31、さらに後継と思われるTP32がデジタル表示とリモコンまで付いて価格もオク価格で1万円超。
日本メーカーの1DINのレシーバーでさえも1万円以下で買えることを考えると、もはや検討する余地無し。2万円ちょいで在庫処分の新品AVアンプが買える時代に、中華のパチモンに1万円超は出せん。
iPhone の爆発的普及によりデジタルアンプブームと卓上オーディオの市場も拡大すると見込んでか、大手音響機器メーカーも次々と新製品を投入している。それにしても、カタログスペックで語るその手口は、三十年ほど前のオーディオ全盛期の頃から何も変わっていない。

そもそも、DC12V駆動の卓上オーディオはカーオーディオ製品を家で使うということなんだから。
車載ということでパーツも耐振動、耐サーモサイクル性能が高い。自分でコンデンサ(キャパシタ)とか交換したり、コイルを交換して遊ばないかぎり、こういう中華のパチモンアンプに手を出す意味はあまりないかな。

さて、今回は4千円のパワーアンプを買ってみた。DC12-4AのACアダプタ付きは千円高。S.M.S.LのSA-S3+というもの。「+」は味付けに特性のトロイダルコイルが付いているものらしい。
本当はDAC付きがいいんだが、DACだけ別に買って付けてみたいというのもあって、今回はDAC内蔵でないものにしてみた。
1
音はApple Pro Speakersにつないで聴くくらいでは善し悪しは分からない。スピーカがタコだから。
電源のオンオフでポップノイズは乗らない。アンプとして必要な保護回路がついているようだ。
2
デジタルアンプなんで、ボリュームを全開にしてもスピーカからサーっというホワイトノイズがでない。
ところが、
3
これは超微妙。といっても基板だけの700円なので文句は言えない。2千円ほどで売られているパワードスピーカ用のアンプ基板なんじゃないかな?
試しにとおもって音だしをしてみたけど、ホワイトノイズが最初っから乗っている。シールドがないから? ノイズ対策がないから? 12Vの鉛バッテリからだから電源ノイズはないんだけど、ACアダプタから直流12Vとったら電源のノイズを思いっきり乗せちゃいそうで。やっぱ詰め込みすぎは良くない。このサイズでこれだけの音がでりゃたいしたモンだというのはあるんだけど。ブログネタにしかならないシロモノだった(笑)。
 
続く。
パチモンと言えば上海問屋。売れると思ったら、どんどん買い付けてくる。これまた、どっかのOEMかパチモンのパチもんか。
 トライパスTA2021BのSA-S3+が買えな買った人で、どうしてもトライパスTA2021B系アンプが欲しいと言う人は、パチモンのパチモンの上海問屋のDN-68360というのもでてきたのでチェックしたらいいだろう。内部も怪しいコイル、怪しい電解コンデンサ・・・、14vのアダプタも付いてくる。もはや、節操もクソもない。中華パチモンアンプの戦争。

ピンク? なんとも趣味の悪いケース。50ワットも普通の家庭じゃ使えないし。

パッシブ・スピーカーは自作。
パワーアンプは、中華のパチモン・デジタルアンプで、USBやコアフィキシャル、光デジタルはオーディオプロセッサ経由でというのが、今時のPCオーディオのトレンドみたいだ。

5千円以下でパワーアンプは、中華パチモンならではの選り取り見取りになった。LEDライトのように…。