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記憶の底に眠っているあのドラマ。
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『各話あらすじ詳細』はネタばれ満載なので、未視聴の方にはおすすめしません。
各頁にて視聴可能となっているものは、記事掲載当日の情報です。

「山田太郎ものがたり」感想 2007

山田太郎ものがたり [DVD]
二宮和也
TCエンタテインメント
2008-01-09


【ドラマデータ記事】
「山田太郎ものがたり」


【感想】
ひと言で言えば溌剌とした明るいドラマだ。
悪意に満ちた人間は誰ひとりとして登場しない。
個性的ではあるけれど、皆、善良な人たちばかりだ。
だから見ていて元気になれた。笑顔になれた。楽しかった。
あたたかな気持ちをいつも残してくれた。

主人公である山田太郎は「すれていない」人間だ。
太郎を取り巻く人々は、いつしか知らず知らずのうちに彼の影響を受け、より人間味を増していく。

対照的に御村託也はどこか「斜に構えている」ような人物である。
山田家の実態を知り、それでも楽しげに毎日を過ごしている太郎に興味を持ち距離を縮めていく。
太郎を通してさまざまな出会いや経験をすることで、良い意味で人間臭さを取り戻していくことになる。

太郎は成績も良く、いつも快活で明るい。
貧乏だけれど負けることなく、家計を助け母を支え、幼い弟妹たちを優しく見守っている。
バイトのために女装しようとも、弟妹のためにスーパーでの争奪戦に臨もうとも、けっして後ろ向きになることなく、逆にそのことを楽しんでいるようにもみえる。
けれどドラマは、その描写のみでは終わらない。
太郎にも、それまでは表に出てこなかった・・・そして自分自身でも気づかなかった一面があったのだ。
第9話で、太郎は見知らぬ自分と向き合うことになる。
ある意味、太郎自身も「家族」に依存していた部分があったことに気づくのだ。

どんなに非の打ち所がないように見える人間にも、必ず内に抱えているものがある。
それでも、人は成長し、前に進み、自分自身と向き合いながら生きていく。
単なる楽しい学園ドラマでは終わらない「山田太郎ものがたり」の良さはそこにあったように思う。


【自己満足的感想】
まず主要登場人物である山田太郎、御村託也、そして池上隆子の三人が良い。
玉の輿に乗ることが夢だという隆子のやたらと明るい妄想も楽しいし、そのたびにコスプレ姿で登場する太郎が面白い。
御村と山田家の家族との交流もあたたかいし、執事である磯貝との関係性も見どころのひとつだ。
三人でエアギター選手権に挑む場面は楽しく、明るく、思わず笑顔がこぼれてくる。

脇を固めている俳優たちも良い。
隆子の母親・まりあを演じた柴田理恵さんがいい味を出している。
争奪戦を勝ち抜くための特訓には笑わせてもらった。
太郎に恋をする?杉浦圭一を演じていた忍成修吾さんのうろたえぶりも楽しかった。
吹石一恵さんが演じた鳥居京子と、吉沢悠さんが演じた永原眞実の二人の会話にも楽しませてもらった。
思い込みが激しくすぐに動揺する京子と、やたらとSっ気のある永原の愛ある絡みは、ドラマの中の良いアクセントになっていた。

山田綾子と山田和夫の夫婦。
世間知らずだが可愛い母親を演じた菊池桃子さんと、愛妻家だけれど放浪癖のある父親を演じた松岡充さん。
意外にも二人が並んでいるとお似合いの夫婦だ。
子供たちを演じた子役たちも良かった。
夏合宿に出かけた太郎の代わりをしようと頑張っていた子供たちは、本当に可愛かった。

爽やかな風が通り抜けるような軽やかな笑顔が、太郎というキャラクターにピッタリだった二宮くん。
女装姿も良かったけれど、コスプレ王子もよく似合っていた。
映画の出演場面があったり、バイト姿があったり、真剣にレポートを読む場面があったりと、ファンにとっては盛りだくさんな内容だった。
淡々とマイペースに「家族」を最優先に生活している太郎が楽しそうだったので、第9話での太郎の姿はほんの少し衝撃だった。
迷った末に選択した進路も、いかにも「家族」最優先の太郎らしいものだった。
これといった刺激的な特徴もない役柄も、しっかりと見せてくれる自然体の演技が好きだった。 

「山田太郎ものがたり」人物設定他 2007

山田太郎ものがたり [DVD]
二宮和也
TCエンタテインメント
2008-01-09


【ドラマデータ記事】
「山田太郎ものがたり」


【人物設定】
・山田太郎 (二宮和也)
名門・私立一ノ宮高校に通う男子高校生。
極貧の生活を送りながらも、幼い弟妹を養うためにアルバイトに精を出している。
優秀な学力を見込まれて特待生としての入学だったが、周囲からは裕福な家庭だと勘違いされている。
校内の人気を御村と二分するほどの人気者。

・御村託也 (櫻井翔)
退屈な高校生活を送っていたが太郎と知り合ったことで刺激的な毎日を送ることになる。
実家は華道の家元で裕福な家庭。
山田家の実態を知る数少ない人物で、太郎の家族とも親しくしている。

・池上隆子 (多部未華子)
夢は玉の輿に乗ること。
太郎を金持ちを勘違いしてアタックするが、実は貧乏だと知ってしまう。
それでも太郎のことを諦めきれずにいる。

・杉浦圭一 (忍成修吾)
太郎のクラスメート。
太郎の貧乏生活の一端を垣間見てしまい、以来太郎をつけまわすようになる。
太郎のことが好きになってしまったのでは?と悩むことになる。

・鳥居京子 (吹石一恵)
太郎の担任教師。
金銭面で大学進学を諦めようとする太郎を進学させようと尽力する。
思い込みが激しい性格。
先輩である永原にいいように使われる初心な一面もある。

・永原眞実 (吉沢悠)
鳥居の先輩で、一ノ宮高校にも顔を出すことがある。
城南大学農学部教授であり、鳥居をいじめながら楽しんでいるSっ気もある。
太郎の優秀さを知り、何とか大学に進学させようと鳥居をけしかける。

・山田綾子 (菊池桃子)
太郎たちの母親。
お嬢さま育ちのため世間知らず、金銭感覚があまりない。
太郎に頼り切っているが、それではダメだとも思っている。
放浪癖のある夫・和夫の帰りを心待ちにしている純情さを持っている。

・山田和夫 (松岡充)
太郎たちの父親。
画家だが放浪癖があり、ほとんど山田家を留守にしている。
家族をとても大切にしている。

・山田次郎 (鎗田晟裕)
山田家の次男。

・山田三郎 (清水尚弥)
山田家の三男。

・山田よし子 (村中暖奈)
山田家の長女。

・山田五子 (吉田里琴)
山田家の次女。

・山田六生 (澁谷武尊)
山田家の四男。

・山田七生 (稲垣鈴夏)
山田家の三女。


◆クレジット順
【ED・縦スクロール】
#1
二宮和也(点滅)
櫻井翔(点滅)

多部未華子
忍成修吾
大塚ちひろ
・・・
吹石一恵
吉沢悠 
福井博章
・・・
柴田理恵
六平直政
綾田俊樹
鎗田晟裕 清水尚弥 村中暖奈 吉田里琴 澁谷武尊 稲垣鈴夏
松岡充
菊池桃子
宇津井健 

「山田太郎ものがたり」あらすじ 2007

山田太郎ものがたり [DVD]
二宮和也
TCエンタテインメント
2008-01-09


【ドラマデータ記事】
「山田太郎ものがたり」


【各話詳細】
▼#1 「麗しの王子様は・・・ケタはずれのド貧乏」
東京のど真ん中に建つ一軒のあばら家。
そこから元気よく飛び出してきたのは山田太郎と6人の弟妹たち。
太郎は半端じゃない「ド貧乏」大家族の長男で、名門一ノ宮高校に通う学園の人気者でもある。
クールな魅力で女子生徒を魅了する御村託也と人気を二分し、学園唯一の特待生。
高校で太郎が貧乏であることを知るのは一ノ宮校長のみで、なぜか生徒たちからはどこかの御曹司だと思われている。

4月、一ノ宮高校に通う池上隆子は、太郎と御村もいる成績優秀な生徒しか入れない「特別進学クラス」に自分の名前を見つけて、ついに玉の輿に乗るチャンスを掴んだと興奮状態。
と、その時!
校門から黄色い声援が聞こえてきた。
学園のツートップ、太郎と御村の登場だ。
隆子は太郎のキラースマイルに一目惚れし、一瞬にして恋に落ちてしまう。
そして御村も、筆入れがお菓子の箱だったり、車はもちろん、電車にもバスにも乗らない太郎に興味を示す。

一方、新学期を迎えた山田家は、何かと物入りで家計は燃えさかるほどの火の車。
それでも美しい母・綾子の笑顔を中心にわきあいあい。
太郎がもうすぐ誕生日の妹に「何が食べたい?」と聞くと、「横綱スーパーのコロッケ」と即答する。
その旨さと安さで特売のたびに近所の主婦が激しい争奪戦を巻き起こす代物だ。
妹のため、愛する家族の幸せのために、太郎はコロッケをゲットすることが出来るのか!?


▼#2 「潜入メイド大作戦」
セレブばかりが通う一ノ宮高校で女子生徒の人気を二分する山田太郎と御村託也。
二人は3年生で初めて同じクラスになった。
太郎に興味を持った御村は、山田家を訪れる。
母の綾子と6人の弟妹には「美味しいお土産を持って来てくれるお兄ちゃん」として気にいられたようだ。
高校では、太郎と御村の人気がさらに上昇!
麗しの王子様ツーショットに隆子は、今日も妄想を膨らませていた。
玉の輿願望はさらにエスカレートしている。

ある日の放課後、太郎は野球場の前で呼び止められる。
次郎を野球チームに入れたいという監督からの勧誘だった。
野球好きな次郎をどうにかチームに入れてあげたいと思うが、そのためにはユニフォームやグローブなどが必要。
しかし山田家にはそれらを買うお金がない。

翌日、太郎は御村にその事を相談。
真剣に悩む太郎を見ながら、御村は山田家の家族の絆を感じ、羨ましく思う。
御村は、家元である祖父・聖一に、自分の目指す前衛的な華道を受け入れてもらえず、それが元でお互いに気持ちがすれ違い、寂しい思いをしているのだ。
御村はある事をひらめき、太郎に御村家のハウスメイドになることを提案。
3日間で5万円という高収入のアルバイトだ!!
しかし、女性限定のため女装が条件。
太郎は新人メイド「民子」として働くことを決意する。

果たして、太郎は厳格な聖一のもとアルバイトを続けることが出来るのだろうか!?
愛する次郎のため、太郎は今日も健気に頑張る!!


▼#3 「告白vs夢の松阪牛」
特進クラスのホームルームで鳥居が「放課後、学校の畑のお手伝いをしてくれる人はいませんか?」と、おどおどと提案している。
クールに「我関せず」な御村の一方で、ずっと考えていた太郎が手をあげた。
野菜をもらえるかもしれない、という望みを持っての立候補だった。
すると・・・!
女子生徒たちが、太郎とお近づきになれる千載一遇のチャンスとばかりに手を挙げ始めた。
くじ引きの結果、太郎の相手には、隆子が決定!
思惑通り太郎と急接近した隆子は、「玉の輿願望」と「妄想」を膨らませ、ついに告白の決意を固める!

放課後、太郎が畑仕事を終えスーパーに行くと、「横綱コロッケ」争奪戦で見事な技を繰り広げたスーパー主婦・まりあがいた。
まりあの凄まじい節約買い物術に一目惚れした太郎は、「弟子にしてください!!」と懇願。
翌日から、まりあによる特訓が始まった。
太郎は、まりあを師匠と仰ぎ、一週間後に開店するスーパーのセールで「松阪牛」をゲットすることを宣言。
さらに、目を輝かせながら師匠の話をする太郎に興味を持った御村も特訓に加わり、「タイムセールスの攻略法」から学ぶことに。
特訓を終えた三人は太郎の家へ。

太郎はお金に無頓着な綾子が、まりあに叱られるのではないかと心配するが、二人は意外にも意気投合。
「かたまりのお肉なんて食べたことない!」と期待する弟妹たちのために、太郎の特訓にもますます力が入るのだった。

しかし、太郎と御村の特訓は想像を絶する展開に・・・!!
果たして勝敗の行方は・・・!?


▼#4 「出現!!嵐を呼ぶ男」
太郎からパーティーに誘われた隆子は、幸福の絶頂!
ウキウキして山田家を訪ねるが、目の前には築45年のボロ屋と自分の母・まりあの姿が・・・。
そう、王子様だと信じていた太郎が、実はド貧乏家族の長男だったのだ。
あまりの衝撃にその場から逃げ去る隆子。
と、その時。
バーベキューの匂いに乗って一人の男が山田家にやって来た・・・。
海外放浪中だった和夫が帰ってきたのだ!
久々の父との再会を喜ぶ綾子と子供たち。

しかし、太郎だけは疲れ果てていた。
和夫が毎晩、友達を自宅に招いては飲み食いさせる上に、金髪の少年・アーロンをしばらくホームステイさせると言うのだ。
食費がかさみ、太郎は頭を抱える・・・。
しかも・・・。
アーロンはボンボン育ちで山田家の常識がまったく通用しない。
山田家はそんなアーロンに振り回されてぐったりだ。
「いつも心に!家族の笑顔!」がモットーの山田家の食卓だが、活気も笑顔もなくなってしまっている。

ある日、御村がプリンを持って山田家に遊びにやって来た。
なかなか笑顔を見せないアーロンを笑わせようとビックリ箱をプレゼントするが、ニコリともせずにそっぽを向かれる。
しかし、その行動は御村には予想通り・・・。
御村は自宅のおもちゃ部屋から数々の玩具を取り出し、太郎に着ぐるみを手渡す。
それを使ってアーロンを笑わせようと言うのだ。
それはどうやら御村の少年時代にも登場した代物のようで、執事の磯貝も加わり太郎はパントマイムの特訓を始める。

その頃、太郎への想いを振り切ろうとする隆子の前には、素敵な男性が現れていた。
今度こそ、運命の人だと隆子はアタックを開始するのだが・・・。


▼#5 「灼熱!!浴衣デート」
期末試験の成績が発表になった。
3年生は今回も太郎と御村が満点の同点一位だ。
夏休みを前に、特別進学クラスでは進路指導が行われることに。
太郎は一年の頃から就職を希望しているが、太郎が貧乏だと知らない鳥居は大学進学を勧める。
しかし、太郎は「家が貧乏なので(進学は無理)」の一点張り。
困り果てた鳥居は、御村に助けを求める。
全てを知っている御村は「家庭訪問したら?」とアドバイス。
鳥居はさっそく、山田家を訪れてみることに。

山田家は夏を目前にしてやることが山積み。
太郎は「やることリスト」を作り、弟妹たちの願いを一つ一つ聞いていく。
そこに鳥居がやって来た。
太郎の状況を知り愕然とした鳥居は、今まで秘密にしていた一ノ宮校長に猛抗議!
さらに永原の元を訪れ、太郎の大学進学の手助けを懇願するのだが・・・。

一方、太郎が貧乏だと知った隆子はまともに太郎と目を合わせられなくなっていた。
玉の輿に乗ることが夢の隆子にとって、貧乏な太郎は本来恋愛対象にならない。
懸命に忘れようとする隆子だったが、御村から「お金以外に大事なものがあるのでは?」と言われ・・・。

ある日、太郎は家族と七夕のお願い事を短冊に書いて、笹に飾ることに。
思い思いの短冊を吊るす中、よし子が「新しい洋服がほしい」と書いた。
お友達とお祭りに行くというよし子に太郎が「彼氏?」と聞くと、よし子が顔を真っ赤にする。
ショックを受ける太郎だったが、よし子のために浴衣を用意しようと奔走するのだった。


▼#6 「兄ちゃん一目ボレ」
夏休みを迎えた山田一家は、あまりの暑さにグロッキー状態。
太郎は、弟妹をプールに連れて行ってあげたいと思うが、夏期講習が始まり、アルバイトする時間もない。
山田家の唯一の頼りは、御村からもらうお中元の数々だ。

ある日、太郎は御村家ですれ違った女性の香りに意識を奪われる。
いつもと様子が違う太郎を見て、綾子は、恋だと断言。
太郎はそれを否定するが、その女性がなぜか気になるのだった。
この話を聞いた御村も、それは恋だと太郎を茶化す。
そして、太郎の想いを確かめるため「今日ウチに来ないか?」と誘う。
御村はある事を思いついたようで・・・。

放課後、一ノ宮校長のもとに、卒業生で大学4年生の小谷がやって来た。
映画製作の道に進んだ小谷は、夏休みを利用して高校生が主人公の映画を撮りたいのだと言う。
ストーリーは、貧しい少年と大金持ちの令嬢との恋物語。
令嬢は、オーディションの結果、隆子が見事勝ち取った。
玉の輿にかける思いと太郎への気持ちに揺れる隆子のセリフには、他を寄せ付けないリアリティーがあるようで・・・。

いよいよ映画の撮影が始まった。
ストーリーに自分を重ねて、太郎への想いを再び募らせる隆子。
しかし、太郎はまったくその気持ちに気づかない・・・。
御村は二人のやり取りが面白くてたまらず、さらに隆子を煽らせる行動に出るのだった。


▼#7 「大波乱!!の夏合宿」
山田家の夏休みも残り二日。
しかし一家の大黒柱である太郎に休息の時はなく、今日も炎天下でバイトに励む。
そんな太郎に夏休みを作ってあげようと、次郎ら弟妹たちは太郎に「一日夏休みをプレゼント」したいと提案。
太郎はその気持ちだけでいいと言うが、綾子の助言もあり、休みをもらう事にする。

一方、必死の覚悟で太郎に告白したものの、あえなく玉砕した隆子はため息ばかり。
落ち込む隆子を見た中井は、夏休みの最後にもう一度告白のチャンスを作ろうと夏合宿を計画。
太郎と御村を誘って勉強会を開こうと計画する。

そして、やって来た夏休み最後の日、
太郎と御村、隆子と中井、杉浦の5人はお寺での勉強会に出かける。
どうしても家族が気になる太郎だったが、御村から「今日一日は家族を忘れろ」と言われ、その場を楽しもうとする。

その頃、山田家では次郎を中心に家の掃除や菜園の手入れ、買い物などを分担して取り組んでいた。
しかし、なかなか上手くいかず・・・。
家庭訪問に来た一ノ宮校長と鳥居も家事を手伝うことに。

果たして、隆子は太郎に再び告白することが出来るのか?
そして山田家のお留守番の行方は??


▼#8 「ド貧乏がバレた!?」
二学期が始まった。
成績優秀の太郎だが、相変わらず進学の意思はなく就職を希望している。
担任の鳥居は、一ノ宮校長に太郎の進学について相談するが反応はいまいち。
そこに御村がやって来た。
一ノ宮校長は御村に「私とゲームをしないかね?」と切り出し、トランプを取り出す。
自分と御村、鳥居の三人のうち誰が一番初めに太郎に進学への興味を抱かせるか、ゲームをしようと言うのだ。
鳥居はそれに反発するが、御村は即座に校長の意図を察し、早速行動を開始する。

放課後、御村は巧みな誘導尋問を展開し、太郎を城南大学に連れて行く。
果物のバイオ栽培に力を入れている永原の研究室に行けば心が変わるのではないかという目論みだ。
永原も御村の意図を察し「大学の支援で野菜や果物が好きなだけ作れる」と吹き込む。
しかし、太郎の興味は他にあるようで・・・。

そんな中、和夫がお友達のウメに絵を届けるために帰国した。
和夫が綾子と絵を届けに行くと、ウメは「海外に行く自分の代わりに、この家に住んでほしい」と言う。
それを聞いた山田家は夢のような豪邸生活に思いを馳せ大興奮!
しかし、和夫は「太郎が決めろ」と決定を委ねる。

ある日、杉浦が街中で割ぽう着姿の太郎を目撃。
たちまちクラス中に「太郎は貧乏だ」との噂が広まり、真実を知る隆子は激しく動揺。
半信半疑のクラスメイトたちは、放課後に太郎を尾行することに・・・。


▼#9 「号泣!!最大の決断」
大豪邸に引っ越した太郎ら山田一家は、富沢らメイドたちから至れり突くせりの世話を受ける。
弟妹たちは、自分の部屋が出来たことに大喜びの様子だ。
しかし太郎だけは、ここでの生活に馴染めずにいた。
和夫から「生活費の心配をする必要はないからアルバイトせずに遊んでいいぞ」と言われても、何をしたらいいのかわからない。
放課後も家に帰りたくないと憂鬱な表情だ。
太郎にとっては、高級車での送り迎えもお手伝いさんが作る豪華な食事も悩みの種でしかないようで・・・。

太郎が本当のお金持ちになったと知った隆子は、玉の輿への意欲を再び燃やし、猛アタックを開始。
嫌がる御村を引っ張り、太郎の家に遊びに行く。
豪邸での太郎との生活を妄想する隆子とは対照的に、御村は太郎がこの生活に満足しているのか、と心配する。

ある日、和夫と綾子は、太郎に「前の家に戻ってもいいよ」と提案する。
本当は今すぐにでも元の家に戻りたい太郎だったが、弟妹たちの楽しそうな顔を見ると、素直に首を縦に振れない。
さらに、思い悩む太郎を見かねた隆子は、太郎をスーパーの特売セールに連れて行き、母親ゆずりのハイテンションで元気づけようとする。
一方、御村も太郎をある場所へと連れて行く。
果たして御村の狙いとは・・・!?

そんな中、城南学院大学の永原が太郎を呼び出した。
バイオ栽培の権威であるアメリカのクレメンス教授が太郎に会いたがっているのだという。
幼い頃からの夢であるアメリカ・・・。
そこで太郎は、人生最大の決断を迫られる!!


▼#10 「サヨナラ貧乏王子最後の挑戦そして・・・」
太郎にアメリカ留学の話が持ち上がる。
小学校の頃の夢が「アメリカで大きなお野菜を作る」ことだった太郎に、綾子はアメリカ行きを勧める。
しかし、家族や弟妹たちと離れたくない太郎は決断に迷っていた。

そんなある日、太郎は商店街のお祭で「エアギター選手権」が開かれることを知る。
優勝者は超特大プレミアムハンバーグが贈られるため、太郎は出場を決意。
御村と隆子にも協力してもらい、3人で優勝を目指して練習に励む。
そして、みんなで大きなハンバーグを食べると誓うのだった。

一方、太郎がアメリカ行きを迷っているのは自分たちのせいだと思った次郎ら弟妹たちは、兄ちゃんのために何かできないかと一生懸命。
そして、アメリカへの旅費をゲットするため、ある作戦を実行するのだが・・・。

「山田太郎ものがたり」 2007

山田太郎ものがたり [DVD]
二宮和也
TCエンタテインメント
2008-01-09


あらすじ
人物設定他
感想

【データ】
放送期間  2007/7/6~9/14 
放送時間  金曜22時
放送局  TBS 
制作  TBS       

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

主演は二宮和也。
櫻井翔にとっては民放の連続ドラマ出演は4年ぶり。
多部未華子は民放連続ドラマ初出演。
菊池桃子の女優復帰は12年ぶり。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【あらすじ】
容姿端麗、学力優秀、運動神経抜群の完璧人間だが、家が貧しいため貧乏生活に悩まされている山田太郎が、一癖も二癖もある周囲の人物に振り回されながらも愉快に人生を謳歌していく。(Wikipediaより)


【キャスト】
山田太郎・・・二宮和也
御村託也・・・櫻井翔
池上隆子・・・多部未華子
杉浦圭一・・・忍成修吾
中井正美・・・大塚ちひろ
鳥居京子・・・吹石一恵
永原眞実・・・吉沢悠
山田綾子・・・菊池桃子
山田和夫・・・松岡充
山田次郎・・・鎗田晟裕
山田三郎・・・清水尚弥
山田よし子・・・村中暖奈
山田五子・・・吉田里琴
山田六生・・・澁谷武尊
山田七生・・・稲垣鈴夏
執事・磯貝・・・綾田俊樹
御村聖一・・・麿赤兒
御村露子・・・西田尚美
池上まりあ・・・柴田理恵
池上龍之介・・・六平直政
安藤政樹・・・山田親太朗
臼井琴音・・・小嶋陽菜
大崎新之助・・・福井博章
一ノ宮校長・・・宇津井健  ほか


【スタッフ】
チーフプロデューサー  瀬戸口克陽    
プロデューサー  高橋正尚・下山潤 
演出  石井康晴・山室大輔・川嶋隆太郎        
脚本  マギー        
音楽  平沢敦士

【原案】

      
【主題歌】
「Happiness」  嵐
Happiness
ジェイ・ストーム
2007-09-05


【視聴率】
#1 「麗しの王子様は・・・ケタはずれのド貧乏」  17.4%
#2 「潜入メイド大作戦」  15.9%
#3 「告白VS夢の松阪牛」  16.5%
#4 「出現!!嵐を呼ぶ男」  13.7%
#5 「灼熱!!浴衣デート」  15.4%
#6 「兄ちゃん一目ボレ」  11.1%
#7 「大波乱!!の夏合宿」  13.6%
#8 「ド貧乏がバレた!?」  14.6%
#9 「号泣!!最大の決断」  16.3%
#10 「サヨナラ貧乏王子最後の挑戦そして・・・」  17.9%

最低視聴率  11.1% 
最高視聴率  17.9%
 

【平均視聴率】
15.3%

【視聴率データ】
2007.7  2位
2007.7  平均視聴率 11.8%
2007  同枠平均視聴率 13.4%
2007  平均視聴率 12.3%

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

#1 15分拡大版
#5 10分繰り下げ放送
#10 大野智がチラシ配り役で友情出演している
#10 10分拡大版

最低視聴率8/10 他局番組
・日本テレビ 「オーシャンズ12」
・テレビ朝日 「報道ステーション」
・フジテレビ 「はだしのゲン」

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


【受賞歴】
・日刊スポーツドラマグランプリ 夏ドラマ
 主演男優賞 (二宮和也)

・第4回「ドラマ・オブ・ザ・イヤー2007」
 新人賞 (多部未華子)

「スクール★ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争」感想 1984


※TBSテレビチャンネル2にて放送中

【ドラマデータ記事】
「スクール☆ウォーズ~泣き虫先生の7年戦争~」


【感想】
この物語は、ある学園の荒廃に戦いを挑んだ熱血教師たちの記録である。
高校ラグビー界において全く無名の弱体チームが、荒廃の中から健全な精神を培い、わずか数年で全国優勝を成し遂げた奇跡を通じて、その原動力となった信頼と愛を余すところなくドラマ化したものである。

 ※OPナレーション(第3話以降)

今では見ることが出来ないようなドラマの内容に圧倒された。
荒廃する学校・・・実話をもとに作られているドラマなのだから、当然ドラマで描かれていることは実際にあったことなのだろう。
大袈裟に描写されている部分があるとして、その分を差し引いても驚く内容だ。
校内を走るバイク、次々と割られるガラス、そして暴力で痛みきった校舎。
日常生活の中で暴力を目の当たりにすることはほとんどない。
実際に殴り合いを見たこともないし、ドラマや映画の中の出来事だと思ってきた。
だが、当時は校内で本当にドラマのような暴力が横行していたという。
怖いと思った。
生活をしているすぐ近くにそんな暴力が存在していることに。
そして、衝撃を受けるとともに、実話だと聞いてあらためて「すごいな」と感じた。

ナレーションも良かった。
淡々と語られるナレーションに感情はいっさい入れられていない。

賢治と節子の出会いの場面はちょっと笑ってしまった。
俳優としての山下真司をあまり知らなかったので、余計にそう感じたのかもしれない。

ただ、当時はきっと違和感がなかっただろう場面も、ちょっとツッコミたくなるようなところもあって笑ってしまった。
水原亮を演じた小沢仁志。
「スクール☆ウォーズ」でデビューした俳優だが、バラエティ番組などで見かけるとかなり怖い印象がある。
どう見ても高校生には見えないし、第一、なぜ高校に真っ白なスーツで来るのか不思議だった。
他にもこれってネタ?と思うような場面もけっこうあった。

でも、何故だろう。
回が進んでいくと同時に、どんどんのめり込んでしまった。
次から次へと起こる不測の事態。
主要人物がどんどん死んでしまう不条理。
それでも花園優勝を目指し突き進んでいく賢治とラグビー部の部員たち。

第1話で賢治が語る「出会い」。
人は誰とどんなふうに出会うかで人生が大きく変わっていくのかもしれない。
ならば良い出会いを。
そんな出会いがきっと人が成長していくきっかけとなるのだろう。

イソップの人生。
短いけれど、輝ける人生。
大木との友情。
そして、外見に似合わぬ根性も、死期を悟って自暴自棄になってしまうところも、とても人間臭くて、とても哀しくて・・・。
大木にとっては無二の親友だったイソップ。
イソップがいなければ高校へ行くこともなく、賢治にもラグビーにも出会うことはなかったのだから。
本当に胸が痛くなる場面が続いた。

賢治のやり方はきっと現代では通じないのだろう。
批判され、ドラマではないけれど「不良教師」として暴力沙汰だけを取り沙汰され、潰されてしまうのだろう。
それでも、賢治が生徒たちと向き合う姿勢には心打たれるものがあった。
正面から逃げることなく真摯に生徒と本気でぶつかったからこそ、わずか数年で全国優勝まで成し遂げることが出来たのだろうから。

回を追うごとにあがっていく視聴率。
時を越えても、伝わってくるものがあるストーリー。
いろんなツッコミどころはあっても、総合的にみて良いドラマだったと思う。


【山口良治さん】
「スクール☆ウォーズ」の主人公・滝沢賢治のモデルとなった人物。
1975年に京都市立伏見工業高校のラグビー部監督に就任。
1979年全国大会ベスト8。
1980年全国大会優勝。


【自己満足的感想】
OP映像で流されているラグビーの試合風景は、実際の1980年の全国大会決勝のものである。
伏見工業高校vs大阪工業大学高校。
対戦相手の大阪工業大学高校は強豪校である。
わずか5年前の京都府春季総合体育大会を112vs0で負けていたチームとは思えない戦いぶりを見せる伏見工業高校の戦いぶりを見ることができる。
OPに実際の映像を流すことによって、このドラマが実話に基づいて制作されていることが伝わってきた。

第1話はまさにその決勝の場面から始まっている。
ドラマの展開として、川浜高校が全国大会で優勝できるのか?というドキドキ感はない。
「優勝」という結果がわかっていることで、ここまでの道のりを視聴者がドラマの進行とともに追体験できるような作りになっていた。
荒れに荒れている校内。
暴力行為が当たり前のような日常。
そこからいかに生徒たちが、ラグビー部が、周囲の目が変わっていくのか。
人はいつでも変わることができる。
人はいうからでも成長することができる。
強烈なメッセージが込められたドラマだったような気がする。

最低視聴率は第1話の6.9%。
最高視聴率は初めて花園に川浜高校が出場できた第20話の21.8%。
第1話を見ていない視聴者が、最高視聴率のときには3分の2を占めている。
凄まじいまでの吸引力があったドラマということだろう。
多くの人たちの記憶に残るドラマのひとつだと思う。 
※注意!!
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