嵐になってから、たくさんの出来事があって、そのたびにどんどん前向きになれてるのがうれしい。
なかでも舞台の仕事は自分の変化を感じることが多くて、思い出も濃厚な気がする。

'01年の舞台「PLAYZONE」は本当に最高だったの。幸せすぎた。
松岡くん(TOKIO)、井ノ原くん(V6)とのトリプルキャスト。
そんなだったから、最初からすご~い緊張した。
稽古がさ、100人近い出演者がぐるっと取り囲むように座っている中へ、順番に出ていって芝居しなきゃいけないの。
それがイヤでイヤで。全然ダメだった。
少年隊の3人もなんにもいってくれないの。明らかにダメな芝居しているオレに。
「見捨てられたな~」って思った。
でもある日、井ノ原くんが「大野、恥じらいがあるだろ!」っていってきてくれたんだよね。
「めっちゃあります」「うん、オレも最初はそうだったよ」って。
それで吹っ切れたの。ボクだけじゃないんだって思って。

思いっきりやれるようになったら、植草さんが「大野、よくなったよ」っていってくれた。
そのコトバを聞いたときは「よかった~」って声が裏返っちゃうくらい安心した。

千秋楽は感動的だった。
公演の間中、植草さんはボクのことをいろいろ気にかけてくれていたから、最後の最後に目があったときはダメだった。泣いちゃった(笑)。

「青木さん家の奥さん」が決まって、しかも主演て聞いて「うわ~」って。
ほとんどアドリブの芝居だから毎日ホント追いつめられてた。
このとき1番やせたんじゃないかな。
毎日、何をいおうか必死で、恥らうことも忘れてた。

'03年の「センゴクプー」には、またダンスに対する情熱みたいなものを思い出させてもらった。
京都にいるときみたいな、「もっと踊りたい。うまくなりたい」っていう思い。

'04年の「TRUEWEST」は松岡くんとの二人芝居な部分が多くて、セリフもめちゃくちゃ多くて、それまでのどの舞台よりも、台本を読んだ瞬間「うわ~」って逃げ出したくなった。
でも、そうやって追いこまれれば追いこまれるほど、達成感は大きいんだよね。

わかってても、舞台の仕事が決まるといつもブルーになっちゃう(笑)。
不安で逃げ出したくて、台本もギリギリまで読めないの、怖くて。
1度読んだら、それで頭の中がいっぱいになっちゃうから。

ドラマや映画にくらべれば、舞台のほうが向いてるかもしれない、と思う。

「ピカ☆ンチ」なんかでも、現場で自分の演技をチェックして、「イマイチかな~」って思っても「もう1回やらせてください」っていえないんだよね。
舞台はくり返し稽古できるでしょ。
その中で自分の納得できるところまで持っていける。
映画とかドラマのほうがボクにとっては、"一発勝負"なの。

ボク本当に芝居はニガテで、すっごい緊張しちゃうんだよ。
翔くんのドラマにもちょこっとゲスト出演したときも、1週間前から緊張してたもん。

ハル(「ピカ☆ンチ」で演じたキャラ)みたいに、あんなに自分で作りあげたキャラクターってないんだよ。
髪型や声の出し方を考えたり、ボーッとしている表情を研究したり、立ち方もくふうしたり。
だから最後、堤さん(監督)に「イメージどおりだった」っていってもらえたのがうれしかった。

舞台のいいところ。
役者さんたちと仲よくなって、食事に行けたりするのが楽しい。
違う世界の話を聞けるでしょ。

いつも「早くやりたい!」って思うのがコンサート。
振り付けも自分で考えるようになった(「TOP SECRET」)。
曲も、もともとあった洋楽の間奏をアクセントにしたり、細かく注文してアレンジしてもらったもの。

いまだに「ボクのファンはいないかもしれない」っていう気持ちが毎回どこかにあるの。
ステージに出ると、まずボクのウチワを探す。それが見つかって、初めて安心して「よし!」って気持ちになるんだよね。

コンサートはそれぞれ思いで深いけど、嵐としてはやっぱり「HERE WE GO!」ツアーかな。
朝まで話し合って、5人の気持ちがそれぞれわかった。
それまで、そういう深いところはわからなかったんだよね。
みんなが嵐に対して、どんな気持ちでいるか、これから嵐として個人として、どうしていきたいのか。
それがわかって、「5人でこれからもやっていこう」っていう気持ちが固まった気がする。
それぞれが嵐をどれだけ大事に思ってるかがわかって、ボクもすごくうれしかった。

'03年は嵐の変化をすごく感じた年。
プライベートでも遊んだり。1段乗り越えた感じがした。
まわりに何をいわれても、5人でがんばるしかないわけだし。
仕事の合間でも何かあれば話し合うようになった。

プライベートで会うのも大事なんだなって思ったよ。
仕事で会うのと全然感覚が違うの。
普通のやんちゃ5人になれるのがなんかうれしくて。

こういう仕事をしていると、この世界以外の人と接する機会がなくて、なんか寂しい感じがするときもある。
だまされたりっていうこともあるから、ついガードが固くなっちゃったりもするんだけど。
逆に相手がず~っと気をつかったままだったり。

自分から心を開いた分、楽しさとか幸せは入ってくるもんだよ。ボクはそう思う。
そして、そうやって、この先もやっていくと思う。

個人的には、いつになるかわからなけど、絵の個展を開きたいっていうのが夢。

10周年のときはどうなっているかな。
そういえば'04年って、ジャニーズに入って10周年だったの。よく生き残ってるよね(笑)。
Jr.時代の5年、嵐になってからの5年、どっちも充実してた。
Jr.時代は責任感が薄かったなっていう反省点はあるけど。
いろんなことがつまった10年。ボクは幸せ者だと思う。

嵐もこの先どんどんいい状態になっていくとしか思えないし。
それぞれが嵐を大事に思っていて、コンサートをやるたびに結束が固くなっているのを感じるから。
この先、どんな展開が待っているかはわからないけど、5人の仲のよさだけは変わらないと思う。
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