ただ、相葉の名誉にかけて、それだけじゃないってところにも触れておきたい。
嵐になって3年。相葉はこう振り返る。

3年でしょう?なんだろうな・・・それなりに、考え方も変わったよね。大人になってますよ。徐々に、なんかね、何も考えてなかったからねぇ。
デビューした頃は、与えられた仕事を、それをどういうやり方があるのか、どう頑張ればいいのか・・・そういうのが分からない。そういうのを考えないで、ただこなしてた気がする。今はね、それを考える余裕ができてきた気がする。
プライベートではねぇ、やりたい事はできるうちにやった方がいいなって思ってる。前はね、いつでもできるだろって思ってたんだけど、やりたい事はすぐやった方がいいっすよ!
後からじゃできなくなるからねぇ。オレ、サックスをやりたくてね、ずっと。やってたんですけど、病気(自然気胸)になってできなくなっちゃって・・・。
ダイブもやりたかったんだけど、肺に悪いからってできなくなっちゃって。そんなことも、そう考えるようになったきっかけかな。ずっとできないってことはないけど、そのうち・・・ね。
だからやりたい事ができるっていうのは幸せかなって。仕事にしてもさ。踊り、歌、演技・・・オレね、全部好きなんっすよ。
でも・・・ね、全部基本からやりたい。今からでも全然遅くないし、積み上げていくものだ、と思うわけですよ。これからの嵐は・・・ね、どうなっていくか・・・?
なんか・・・パワーがあればいいなって。そのパワーと、基礎からの力をつけるっていうか・・・そういうのがあればいいのかなって。それは健ちゃんさんが教えてくれたことでもあるんだけど。

今後の相葉としては・・・ね、頑張るっていってもさ、頑張るだけなら誰でもできるじゃないっすか。その結果がついてくるようにしたいっすね。
映画終わって、レコーディング、コンサート・・・って、これからも嵐はてんやわんやですね(笑)。

しっかりオチもありつつ、だがしっかりと未来のビジョンを見据える一人前の男の一面もうかがえる。病気になったことで、嵐の活動や周りに迷惑をかけたこと、自分が病気になるなんて考えもしなかったこと、みんなが心配してくれたこと・・・いろんな思いを味わった相葉。
自分、嵐、仕事に対する意識は、「がむしゃらに頑張る」漠然としたものから「結果を出したい」という具体的なものへと変わった。
相葉は着実に成長している。そして相葉ほど「嵐が大好きです!」と公言してはばからないメンバーはいないだろう。
テレビや雑誌のコメントで、ことあるごとに宣言している。現場にメンバーがいるといつも嬉しそうだし、1人の現場ではおとなしい。
かなり分かりやすい人だ・・・と思ったものだ。病気を経験した今、嵐でいられることを誰よりも喜んでいるのは、相葉かもしれない。

そして今回、書こうか最後まで迷った一節がある。
それは相葉のアザについて。相葉の左肩にはアザがある。今まであまり語られることはなかった。写真集の撮影で度々上半身裸になってもらったりしていて、気づいたこと。
ただ、それを決して隠す素振りもない相葉の様子を見ていて、自然にアザのことを聞いてみたい、そんな気持ちになった。
だから相葉が語ってくれた内容をそのまま掲載したいと思う。

コレ・・・は、ちっちゃい頃からあるねぇ。なんでだろうね?あんまりよく分かんない。でもね・・・結構好きなの。分かる?自分ではすごい好きなの・・・ね。
ホントはさ、見せてもいいし、そういう気持ちでいるんだけど。けどさ、隠されるからさ・・・。それがすごい腹が立つの。取材とかでさ、そりゃ裸になることもあるんですよ。水着とかね。
そういう時に、その・・・左肩のところだけ消されてたりする・・・んですよ。上から色を塗られたりね、するんですよ。
それね・・・すごい腹が立つの・・・。

意外だった。いつも穏やかで、のんびりしていて、楽しそうで。
そんな相葉からこんな言葉を聞くとは。すごく相葉の気持ちが伝わってきた瞬間だった。アザのことよりも、そんな相葉の気持ちを書きたい、と思った。
今まで、相葉の明るくて素直な面だけがクローズアップされていて、曖昧だった相葉の本質にだいぶ近づいた気がした。
もう少し相葉について聞かせて、と頼んだらこんな答えも返ってきた。

天然ぼけとか言われてるけど、オレね、そんなことないっすよ。ほんとに普通!メンバーに聞いたら?・・・絶対違うって言うと思うけど(笑)。
どうなんだろうね?でもオレね、(自分の)ペースが崩れるの嫌なのね。あ、自分で崩すのはいいの(笑)。あ、オレのせいだって感じでね。
自分でグチャグチャになっちゃうのは構わないんだけど、人に乱されるのが嫌。ってとこあるかも。
でも、乱されたとしてもそれに対してそんなに怒ったり、嫌な顔できないっていうか・・・ね(笑)。そんなとこもあって・・・オレってわがままっぽいね(笑)?だよね?
盛り上がっててもさ、(テンションを)下げようと思ったら下げられるしね~。その辺はわがままだね~。それがAB型っぽいのかな?
それでAB型っていうと嫌な顔されるのかな(笑)?ね?嫌な顔されるよね、AB型って(笑)?・・・ま、いいや。

相葉だって1人の人間、フツーの男の子。そんな部分が見えたような気がして、ほっとした瞬間でもあった。ただ、「ま、いいか」と言うあたりが相葉らしい。
その響きには、あきらめ、というよりももっと前向きな・・・何か誤解を恐れない強さが感じられた。それを伝えたくて「ポジティブなんだね。きっと・・・」と褒めたつもりが、逆に聞き返されてしまった。

ポジティブ・・・?なにそれ?(意味を聞いて)あぁあ!そうだね。オレね、落ち込んだりもするけどさ、すぐに落ち込んでもしょうがないって思うからね。そう・・・ポジティブ?かもね。あんまり悩んだりしないかもね。

そう力強く答える相葉に笑わされつつ、やっぱり相葉には変わらないでほしい。天然ボケといわれようと、なんと笑われようと、相葉のこの"まっすぐさ"がこのまま変わらないでほしい。そう強く願わずにはいられなかった。

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【about Kenichi OKAMOTO】

最初・・・怖いかなって思ってたんですよ。そしたら、もう全然そんなことないの!男闘呼組じゃないですか。もうビデオで何回も見てるし、怖いんだろうなぁって思って・・・そしたら、あんな人じゃないですか?すごく優しいし・・・。
でもね、すごく信念があるし・・・すごく影響された部分もありますよね。勉強になる。出会えてよかったな。すごく楽しかったですよ。
いろいろなね、仕事の話もするし、ホントくだらない話もするし・・・オレね、ほんとくだらない話いっぱいしたと思う(笑)。いっぱい。女の子の話とかさ~(笑)。

メンバーの中でオレだけ撮影っていう日が多かったじゃないっすか?ほんと、いっぱい話したよ。もうね、健一くんには無理なお願いもしたし、それも「そんなの無理だよ~」とか言ってやってくれちゃうからね(笑)。
健一くんに写真を撮ってもらうってすっごい楽しかった~。なんかね健一くんといるとね、写真撮られるのが楽しかった。
ホントはこんなこと言っちゃいけないんだけど、先輩に感じないんだよね。ホントに大先輩なんだけど!すごいイイお兄さんみたい。
いっぱい話したし、健一くんバイク乗ってるっていう話も興味あるし、健一くんに撮影中「相葉、お前太ったな」って言われた時は、あれは落ち込んだよ(笑)。

確かにその頃「最近、オレ食ってるな~」って思ってたからね(笑)。でもあの一言は効いた~。だってそれ以来やめたんだもん、夜食うの。ヨーグルトにした(笑)。
その話したらさ、ヨーグルト買ってきてくれるしさ~。あんなイイ人いないっすよ。絶対!今でも覚えてるけど、あのカラオケのシーンでさ、撮影終わったらさ「はい、差し入れ」ってヨーグルトくれたの。
あれ、すっげ~嬉しかったの。食べないでとっとこうかなって思ったよ(笑)。ほんと、楽しかった。なんかね、なんとなく分かるんっすよ、健一くんがこういうの撮りたいんじゃないかっていうのがね。
分かるんだけどね・・・分かってるつもり、って言っとこうかな(笑)。だってきっとそんなこと健一くんに言ったら、「お前には絶対分からない!」って言うだろうからさ(笑)。
 (2002年)
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