産廃不法投棄容疑で逮捕 ゼネコン元役員ら5人 

2017/9/28 20:41

 産業廃棄物を「再生砂」と称して残土処分場に不法に捨てたとして、神奈川県警は28日、廃棄物処理法違反の疑いで、中堅ゼネコン、青木あすなろ建設の元執行役員、青木浩一容疑者(69)=東京都中野区中野5=ら5人を逮捕した。同社も29日に書類送検する。

 他に逮捕したのは、産廃処理業「ラビックス」(横浜市都筑区)の役員、豊岡慶太容疑者(42)=横浜市都筑区中川4=ら。県警によると、青木、豊岡両容疑者ら3人は否認している。

 逮捕容疑は2015年9月~16年6月、神奈川県横須賀市佐原3丁目の残土処分場に、がれきやコンクリート片など約417トンを捨てた疑い。

 県警によると、ラビックスが産廃を細かく砕き、運搬業者を介して青木あすなろ建設が管理する残土処分場に持ち込んでいた。青木あすなろ建設は08年に神奈川県から残土を使った埋め立てを許可されたが、想定より集まらなかったという。

 15年6月、県警に匿名で通報があり、昨年6月に関係先を家宅捜索。押収資料から14年1月~16年6月に産廃約6万5千トンを約7千回にわたって搬入したとみている。〔共同〕


リニア建設で岐阜県内初の工事契約 JR東海
 

2016/6/25 2:00
日本経済新聞 電子版

 東海旅客鉄道(JR東海)の柘植康英社長は24日、都内での定例記者会見で、岐阜県内で初めてリニア中央新幹線建設工事の契約を結んだと発表した。瑞浪市の山岳トンネルの工事を清水建設を代表として大日本土木、青木あすなろ建設の3社で構成する共同企業体(JV)と契約した。

 日吉トンネルの南垣外(がいと)工区(7.4キロメートル)は同日に着工。工期は2026年9月までの約10年間を予定する。同新幹線の山岳トンネルでは3カ所目となる。

「新国立」工事で社員自殺 違法な長時間労働で是正勧告

ことし3月、東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の建設現場で働いていた男性が自殺した問題で、労働基準監督署は、違法な長時間労働をさせていたとして男性が働いていた都内の建設会社に是正勧告を行いました。また、元請けの大手建設会社、大成建設の現場の事業所に対して労働者の健康確保をするよう行政指導しました。

ことし3月、新国立競技場の地盤改良工事の下請けに入っている都内の建設会社の新入社員だった23歳の男性が自殺し、遺族は過重労働が原因だとして労災を申請していました。

遺族の弁護士によりますと、建築資材の品質管理などにあたっていた男性は自殺直前の1か月間の時間外の労働時間がおよそ200時間に上っていたほか、計画の見直しによる工期の遅れを取り戻そうと精神的に追い詰められた結果自殺したということです。

これを受けて厚生労働省は、新国立競技場の建設に携わるおよそ800社について労働時間の調査を行った結果、男性が働いていた建設会社は、男性を含む複数の従業員に違法な長時間労働をさせていたことがわかったということで、労働基準監督署は28日、この会社に対して是正勧告を行いました。

また、調査の結果、別の複数の企業でも違法な長時間労働などの違反が見つかったということで、労働基準監督署は元請けの大成建設の新国立競技場の工事現場の事業所に対して、労働者の健康を確保するよう行政指導にあたる「指導票」と呼ばれる文書を交付しました。

勧告受けた企業は

是正勧告を受けた建設会社は「真摯(しんし)に受け止め、こうしたことが二度と起こらないよう対策を講じていきます」とコメントしています。

また、大成建設は「指導があったかどうかを含めて現時点では申し上げられません」としています。

新国立競技場の整備計画とは

「新国立競技場」は3年後の東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとして東京・新宿区で建設が進められています。

JSC=日本スポーツ振興センターによりますと、地上5階、地下2階、座席数は6万席になる計画で、工事の進捗(しんちょく)状況を示す出来高率は現在11%、地下工事をほぼ終えて現在はスタンドの建設が始まっています。

「新国立競技場」は、おととし7月に決まった当初の整備計画では、この年の10月に着工し、再来年5月の完成予定となっていました。
しかし、総工費2520億円という高額な建設費に批判が相次いだことから直後に計画は白紙撤回され、5か月後のおととし12月、総工費を1489億円に抑えた現在の計画に見直されました。

見直された計画では、着工は当初に比べ1年2か月遅れの去年12月で、工期は当初の計画より8か月短い36か月、そして完成予定は半年遅れの再来年の11月となっています。