セブンイレブンジャパンに入社すると、
店舗トレーニングを経て、
副店長として配属されます。

その瞬間から、
ノルマという重荷が付きまといます。


お中元
うなぎ
おでん
フランクや中華まん
お歳暮
クリスマスケーキ
おせち
恵方巻


数え上げたらキリがない。



私が初めて自腹を経験したのは、お中元です。



当時副店長だった私は、
店長とお中元目標について話し合っていました。


暗い店長室で、店長と2人。



「マジでお中元どうする?」


と言ってくる店長。


「マジで5個が精いっぱいです」と言うと、


「ボーナス出るじゃん。」と言ってくる店長。
「お中元、4万か5万は買ってほしい。 」と更に詰める店長。



(マジで・・・4万も出せないよ・・・)



更に店長は、

「コロンバンというお菓子がさ、1箱1000円なんだよ。
4万円分買うとしたら、何個になるのかな?」 

と言ってきたので、


「40個です」と言うと、

「じゃあ決まりな。」と店長は言い放ちました。

「今日中にレジで登録して入金しておいてね。」と言い残して、
店長は帰宅しました。



そこから気の滅入る作業です。


セブンイレブンのレジに行き、
予約商品ボタンをポチっと。


そこでコロンバンを選んで、
購入数を×40にして、40個の購入です。


おもむろに、カバンから財布を取り出し、
さっきATMからおろした4万円をレジへ入れます。


この瞬間、


(あ~、おれ何やってんだろう・・・)


と思いながらもドロワーを押しレジを閉めます。



このとき、店長室のパソコンでは、
4万円の売り上げが計上されました。


さらに翌日、店長が出勤してきてお中元の個数をカウントしてます。


目標まで150個。


パートさんが何個かお中元を頼んでくれて、
俺が40個自腹で買ったので、
残りの目標が、あと100個ぐらいになっているはずと思っていると、店長が、



「よし!目標達成!」


と言ってきました。



あれ?と思ってチェックすると152個とお中元販売個数が書いてあります。



そうです。
店長も自腹で買ったのです。
しかも100個も買っていたのです。 


店長は自腹10万円だったのです。


これがセブンイレブン直営社員の現実です。