Sunny's Angels Blog|Que

働く女性たちを応援する、キャリアコンサルタントたちのブログです。個人のモチベーションアップと企業の活性化を支援する有限会社Que(キュー)代表:植田寿乃が運営しています。

2016年06月

小学一年生の壁

皆さん。
こんばんは。
ディ・マネジメントの田中です。

早いもので今年も半分が過ぎようとしています。
7月1日は人事異動という会社も多く、人事部門は新卒採用と人事異動で
慌ただしくされていることと存じます。
また、女性活躍推進法の行動計画の届け出も済み、いよいよ実行段階に
入るという企業も増えてきました。そのため、女性管理職育成の研修や、
新しい部署を経験させたり、昇進させたりと、計画を立てられている企業
も多いのではないでしょうか?

その際、人事異動や昇進時期については、知っておいていただきたいと
と思うことがあります。『小学一年生の壁』です。

先日あるワーキングママに相談を受けました。
彼女はとても優秀で、娘さんが小学校入学と同時に、初めての部署へ移
動になりました。人事としては彼女を早く昇格させたいとの思いから、
本社に異動となったのですが、彼女にとって大きな負担でした。

初めての仕事はわからないことだらけ、残業が続き子どもにも寂しい想い
をさせてしまっているという後ろめたさ。必死の思いで短時間で仕事を終わ
らせて帰ろうとすると、「明日からはしっかり頑張ってください」との言葉が・・・
「私はこの職場にいない方が良いのでは?」と子育てへの不安と、新しい
仕事が思うようにできない悔しさに、悩んでいました。

彼女を管理職に引き上げる為の異動でしたが、タイミングが悪かったです
ね。両立して働くロールモデルを育てているはずが、潰してしまうケースを
よく見かけます。特に小学校入学時は避けてほしいと思います。いわゆる
『小学一年生の壁』です。

人事や職場の上司の方は 『小学生になる=子どもが大きくなる』と捉え
られ、小学校入学を機に昇格や新しい役割、新しい部署への異動を命じ
られるケースがあります。もちろん、子どものフォロー体制が整っている
ご家庭もあるので、全ての方がというわけではありませんが、できれば
小学校入学して1年は様子をみていただきたいと思います。

ワーキングママにとっても、お子さんにとっても、『小学一年生の壁』はとて
も大きいものです。子どもが保育園から小学校に上がるとき、これまでとは
大きく環境が変わり、子どもは環境の変化にとても戸惑います。その上、
ママが新しい職場への異動や昇格で余裕がないと、子どものフォローがで
きず、親子共々まいってしまいます。


保育園と小学校は違います。
その違いは、『保育』から『教育』に変わることです。
保育園は保育をする場所ですので、おおまかなルールはあるものの、柔軟
な対応をしてくれます。一方、小学校に上がると授業時間と休み時間が区別
され、学校のルールに則って行動することが求められます。これまでの保育
園の環境が一変し、急に新しい社会に出されたという感じです。 その上、
学校が終わると学童保育。別の建物に移動し、年上の生徒と一緒になるた
め、更に戸惑う子ども多いのです。
うちの息子は二人とも、この環境に馴染めず、やめてしまいました。

また、保育園はお迎えに行くまで預かってくれますが、小学校は17時に一斉
下校します。やっと家に着いたかと思えば独りぼっち。子どもにとっては大き
な障害が一気に押し寄せてきます。ママが残業で遅かったり、新しい部署で
余裕がなかったりすると、子どもの話をゆっくり聞いてあげることもできません。
子どもはすぐに慣れるので、あまり心配しなくてもいいですが、最初だけは気
づかうことが重要です。

私は、追い詰められている彼女の気持ちを楽にしてあげたくて、「今は子ども
の話を聞く時間を何よりも優先してあげてね。あなただったら仕事はすぐに追
いつくから大丈夫!焦らず、今は割切って。大変なのは今だけだよ。子どもの
成長と共に楽になるから。まずは夏休みを乗り越えようね。」

そうアドバイスしました。
「そんな風に言ってくれる人がそばにいればいいんですけど、頑張ろうとすれ
ばするほど焦って追い詰められてしまうんです。今日はありがとうございました。
私も後進の女性の相談に乗れるよう働き続けます」いつもの元気な笑顔に戻
りました。


人事や上司の皆さん、『小学一年生の壁』にどうかご配慮いただきますよう
お願い致します。


田中慶子

新緑の季節に感じること

皆さま、こんにちは。
キャリアコンサルタントの山岡正子です。

6月に入り2017年卒の選考が本格化し、リクルートスーツに身を固めた若者の真摯な姿にまぶしさを感じます。

私自身もキャリアコンサルタントとして、就活の方向性やエントリーシートの書き方、面接力などを支援させていただいてます。
そんな中で伝えてきたことを、新緑のこの季節にちょっと振り返ってみようと思います。

まず、「やりたいことが見つからない」
正直言って、やりたいことがしっかり決まって就活している学生の方は、ほんの一握りです。
やりたいことがしっかり決まっている、それはもちろん素敵なことです。
でも、「やりたいことがまだ見つかっていない」=「無限の可能性がある」ということです。
まずは、ちょっと気になる業界、ちょっと気になる仕事があれば、どんどん活動してみましょう。
動いている間に、何か見えてくるものがあるはずです。

次に、「エントリーシートがうまく書けない」
私も企業で新卒採用を担当した経験があるので、その視点も交えてアドバイスしますが、見るポイントは企業によって異なります。
「こうやって書けばどこでも通る」、というものではないのです。
一番重要なのは、企業の問いかけに自分自身の考えで、誠実に応えているか、その文章の中から自分自身を感じてもらえるか、という点だと思います。
入社してからのミスマッチを防ぐためにも、これは重要なポイントなので、カウンセリングを通じてご自身の特性を見つけ、ご自身の言葉を引き出してきました。

そして、「緊張して面接がうまくいかない」
初めての就職活動なのですから、緊張するのは、当たり前です。
緊張して、頭が真っ白になってしまって、うまく伝えられなかったのだとしたら、それこそ、エントリシートが助けてくれます。
エントリーシートを見て、会いたい、と思ってくれているのですから、何を書いたか思い返してください。
そして、面接で企業が見ているポイントも業界、職種によって異なっています。
なので、ここでも重要なのは、「緊張してもいいの、それが貴方なのだから」と、私は思います。
気になったなら、「すみません、緊張してます。」って言っていいのです。

ぐるっと周囲を見回すと、いろいろな人が、いろいろいろな会社で、いろいろな仕事をしています。
あなたの「場所」も必ず見つかる。
自分自身を見つめ、等身大の自分を感じてもらいたい、そのために私はここにいます。 

山岡正子