Sunny's Angels Blog|Que

働く女性たちを応援する、キャリアコンサルタントたちのブログです。個人のモチベーションアップと企業の活性化を支援する有限会社キュー(代表:植田寿乃)が運営しています。

ケーシー

2016年を振り返って

皆さま
こんにちは。ケーシーこと田中慶子です。

今日で1年が終わります。
本当にあっという間の一年でした。

昨年の5月に会社を立ち上げ、今年は私自身として、会社としてダイバーシティをどう推進していくのか、土台づくりの年となりました。


女性活躍推進法の影響もあり、ダイバーシティ推進、女性活躍推進、働き方改革に取り組みたいというご相談や研修のご依頼が増えてきました。ただ残念なことに、本気で取り組もうという経営層、管理職層があまりにも少ないことを思い知らされた一年でした。

一方、現場の女性たちの悩み、秘めていた熱い想いや素晴らしさに心打たれました。経営者・上司が変わると白紙になる会社もあれば経営者・上司が変わって復活する会社もあります。復活する会社は現場の女性担当者が諦めることなく地道に進めている会社です。
女性活躍推進は一筋縄ではいきませんが、確実に進んでいると感じます。
彼女たちが潰されないように寄り添ってしっかり進めていきたいと思います。

今年は昨年よりとても充実した一年を送ることができました。
そのパワーの源となったのは植田道場です。
植田さんのプログラムを九州でもやりたいとの思いで、今年は毎月のように道場に通わせていただきました。
講師としてどのように受講生に寄り添えばいいのか、どう伝えればいいのか、悩みに悩んだ一年でしたが、植田さんや道場メンバーの皆さまのお陰で前に進んでいくことができました。心より感謝申し上げます。

昨年の年末に母を亡くし、年明けから心に穴が開いたようなところがありましたが、一人じゃない。素晴らしいメンター、ダイバーシティを本気で進めたい仲間たちに出会えたことが心の支えになっています。
皆さまからいただいた愛や学びを、ダイバーシティ推進や研修の現場で精いっぱいお返ししていきたいと思います。


皆さま今年一年、本当にありがとうございました。
来年もたくさん学ばせていただき、九州のダイバーシティ推進を加速させていきたいと思います。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。

田中慶子


福岡にて公開講座『女性リーダーエンカレッジ研修』を開催しました

こんにちは。ケーシーこと田中慶子です。
12月9日、福岡で初めての『女性リーダーエンカレッジ研修』1日コースを開催しました。
プログラムの内容は①幸せなキャリア②心のエンジン③7つのリーダーシップです。

受講生は20代後半~50代半ばまで。会社も違えば職種も営業職、事務職、コールセンターなど様々。研修が始まる前は席についてすぐお隣の方とお話しする方、事前に配布していたチラシを見ている方、ギリギリまで会社に電話している方など、少し緊張した様子もありましたが、研修がスタートするとすぐに和やかな雰囲気で進んでいきました。

よく企業研修の打ち合わせの際、クラス分けやグループ分けについてこんなふうに聞かれることがあります。
「うちの会社は20代~50代までの女性がいますが、年代が違うとほとんど話さないんです。それに仕事に対する意識も全く違うんで、せめて年代で分けた方がいいと思うんですが」そんな時、こう答えます。「大丈夫ですよ。いろんな年代の方がいたほうが気づきが大きいですから」


このプログラムは研修中に何度も共有の場面があります。共有の場面で、20代~50代の皆さまはお互いの悩みを聴き「そうなんだ。そんなふうに悩んでたんだ」など温かく頷いて共鳴し合います。毎回まだしゃべり足りない!という様子でした。年齢や職種の壁はまったく感じません。そんな皆さんの様子を拝見していると、女性の柔軟性、受容する力の素晴らしさ、女性の中に眠っている潜在能力の大きさを改めて感じます。

ただ、そんな女性たちも悩んでいます。アンケートでこんなコメントをいただきました。

「わかりやすく、楽しい時間であっという間でした。女性活躍推進と言われて、女性は子どもを産め!介護をしろ!その上もっと働け!というのが肩にのしかかったように感じていましたが、"このまま自分が自分らしくリーダーシップをとれる時代が来たのだ"と前向きな気持ちになれました。」

つまり女性たちは皆さまが思っていらっしゃる以上にプレッシャーや戸惑いを抱えています。女性活躍推進を進めていらっしゃる企業も多いと思いますが、進め方によっては経営層や管理職層と女性たちの意識のズレが広がり、「目指す方向性が見えない」と悩んでいるかもしれないということをご理解いただければと思います。

早いもので女性活躍推進法で立てた行動計画の1年目を振り返る時期となってまいりました。1年ですぐに変わるわけではありませんが、少なくとも方向性や意識のズレが広がっていないかをチェック項目の1つとしてあげていただければと思います。

今回の講座を終え、改めて女性の肩にのしかかった圧力を感じました。この圧力を振り払い、前に向かっていくお手伝いができるよう、私自身もっとブラッシュアップしながら、全力で応援していきたい思っております。

ケーシー(田中慶子)

女性活躍推進の現場から②

みなさん、こんにちは。

ケーシーです。

早いものでもう10月になりました。企業によっては上期が終わり、下期の取り組みに向けてお忙しい方も多いのではないでしょうか?

会社のTOPや女性活躍推進を統括する管理職が変わると、これまでの取り組みが急にストップ又は取りやめになってしまうことがあります。
せっかく順調に意識改革がスタートし、これからマネジメント変革や育成に入るという時に、ストップや見直しになってしまうと本当にがっかりします。女性の皆さんがやる気になっているのに、やっぱりうちの会社じゃ無理なんだと諦めてしまうのではないかと心配になります。

でも違っていました。女性はやっぱり素晴らしい!最近、女活の取り組みがストップしていた企業の推進担当者から「田中さん、TOPが変わったので会いに来てくれませんか?」 「部長が変わりました!今度の方は理解ありそうです。部長と会ってもらえませんか?」という連絡が入ります。
彼女たちのしなやかさ、機を見てチャレンジする姿に、私自身がたくさんのパワーをもらっています。

そんな彼女たちの思いを何とか繋げたい、経営TOPや部門長にどう話せば伝わるのか、前のめりになって取り組んでいただくために、どこを切り口にすればいいのか、いつも考えています。


今の経営層は、女性活躍よりも長時間労働の是正や生産性向上、働き方改革の方が関心度が高いようです。
私はワークライフバランスコンサルタントもしていますので、先月、東京のパートナー会社と一緒に『長時間残業を劇的に削減生産性向上とビジネスの持続可能性を高めるセミナー』を福岡で開催しました。
定員はすぐに埋まり、中にはさっそく下期から始めたいという企業もありました。

また、経団連でも『経営トップによる働き方改革宣言』により、経営TOPがリーダーシップをとって働き方改革に取り組んでいくことを明記しています。

女性活躍推進が進まない企業は『誰もがいきいきと働ける職場環境の実現に向けた取り組み』という切り口から入ったほうが全体展開に繋がりやすいかもしれません。
その中でも長時間労働の削減や働き方改革は、経営者の関心が高いので、そこを進めていくことで、女性活躍推進の高い壁となっていた長時間労働が是正され、男性の育児参加、介護との両立など、多様な働き方ができるようになり、結果的に女性活躍推進も進んでいくのではないかと思います。

TOPの強い方針とリーダーシップがあれば、組織風土改革も女性活躍推進も進んでいくのですが、残念ながらそんな企業はごく一部です。そのため、人事、労務、教育、ダイバー推進が別々に分かれて人事課題に取り組んでいます。大手企業ほどタテ割りで、これではなかなか大きな成果に繋がりません。

4つの部門が一体となって取り組むことができれば、『誰もがいきいきと働ける職場環境』が実現できるのではないかと思います。大事なことは巻き込み力です。TOPダウンがない組織は、女性が得意な横のつながりとコミュ力で、人事、労務、教育を巻き込みながら、4身一体となった取り組みにつなげていくことで前進していくのではないかと思います。
道のりは遠いですが、オファーの風は吹いてきています。一緒に頑張りましょう!

ケーシー

女性活躍推進の現場から①

みなさん、こんにちは。
ケーシーことディ・マネジメントの田中です。

今年は九州には台風はまだ来ていませんが、東日本にお住いの皆さまは立て続けにくる台風でご心配ですね。


私は九州で女性活躍推進コンサルタントをしています。
先日、ある会社の女性活躍推進部門の女性からこんな相談を受けました。

Aさん:「田中さん、今度昇格試験を受けるんですが、課題があってどんなふうに書いていいのか、書き方がわからないんです。この文章、見てもらえませんか?」
私:「書き方の問題ね。それは私じゃ難しいな。会社によって暗黙のルールがあるからね。上司には相談した?」
Aさん:「相談できる上司じゃなくて。そんなこともできないのって言われそうで・・・」
私:「他に知り合いの上席者で優しくて信頼できそうな人いない?同期で昇格試験に通ってる男子でもいいよ」
Aさん:「こんなこと相談してもいいんですか?」
私:「いいのよ。男性は日頃から飲ミュニケーションや勉強会で人脈持ってるんだから、ちゃっかり相談してるよ。内容を教えてくれっていうのではなくって、どんな書き方したらいいのかわからないわけだから。あれこれ悩んでも時間の無駄。大丈夫、今私に聞いたように、書き方がわからないって相談してごらん。○○さんはどう?優しそうじゃない?」
Aさん:「そうですね!今日、別件で会うのでその時ちょっと相談してみます」
そのあと彼女は、無事にレポートを提出できたそうです。

彼女はても優秀なワーキングマザーです。実績もあり、部下や後進の女性からも慕われ、管理職への意欲もあります。社内の女性活躍推進をするためにも、自分がもっと上の役職に上がらないと変えられないと思っています。ぜひこんな女性が部長になって欲しいと思うのですが、昇格試験には見えない壁があるように感じます。
今回のケースはたまたま相談できそうな元上司と会う機会があったから良かったのですが、普段はわざわざ時間を取ってもらうことはできません。特に彼女はワーキングマザーなので、仕事が終わったらすぐに家に帰らなくてはなりません。時間外に会うことは物理的にも心理的にもハードルが高く、難しい問題だなと感じます。

男性は結婚しても子どもが生まれても勉強会や飲ミュニケーションに参加できますが、女性の場合、結婚、出産するとなかなか参加できなくなります。そのため、管理職として昇格するためのノウハウやネゴシエーションを学べないのが現状です。課長までは上がれても、その上の役職となると途端に難しくなってしまいます。そのため、仕事の悩みを気軽に相談できるメンターの必要性を強く感じます。

田中慶子

入社3年目。女性社員に現れる「自立」のハードル

皆さんこんにちは。
ディ・マネジメントの田中慶子です。

皆さんは入社3年目の頃、どんな気持ちで働いてましたか?

先日、地場大手企業の女性エンカレッジ研修(1日コース)に登壇しました。
受講生は入社3年目の女性。年齢は25~26歳。
私の息子とほぼ同年代です。

ライフイベントを控えた彼女たちの不安を取り除き、
キャリアを育んでいくための研修です。
久しぶりに会った同期なのに、受講生は何だかとても疲れている様子でした。
女性研修では珍しい光景です。

研修の中で悩みの共有をしてみると、本当に驚きました。ほぼ全員が
「もう辞めたい・・・」「この会社で結婚、子育てとの両立なんてできない」
「キャリアビジョンが全く描けない」「仕事や数字に追われる毎日…」
「本当は、早く結婚して辞めたい・・・」
本当に辞める寸前まできているというのです。

そんな彼女たちの悲痛な話を聞いていると、とても胸が痛くなりました。
研修で話す内容を少しずつ修正しながら、
何とか今を乗り切って欲しい。そんな気持ちで進めていきました。


新入社員の頃はまだ責任も軽く、色々教えてもらうことができます。
しかし、3年目になると仕事の量が増え、求められる成果や責任も重くなります。
日々仕事に追われて、失敗ばかり。今日も残業、明日も残業。
自分の成長を感じられず、悶々とした日々が続きます。

「いつまでこんな生活が続くのだろう・・・」
誰にも相談できず、辞めることばかり考えてしまうのです。


私の前職の部下の女性もそうでした。「結婚したら辞めれる・・・」
入社して2年目ごろから「早く結婚したい」と口癖のように言ってました。
結局、彼女の恋愛は破局してしまいました。
ダブルショックで半年ぐらいは落ち込んでいたのですが、少しずつ仕事の結果が出てくると「辞める」とは言わなくなりました。

今思うと、自立するための大きなハードルだったのではないかと思います。
結婚、出産が逃げ道になってしまい、仕事に集中できなくなってしまいます。

研修中、悩みを共有する中で、「悩んでいるのは自分だけじゃない」
「自立」するためのハードルなんだと知ることで、少し気持ちが楽になり
次のステップに目を向けることができるようになります。

彼女たちは笑顔で「もうちょっと頑張ってみます!」と帰っていきました。
受講生のコメントに「このタイミングで研修を受講することが出来て本当によかった」と書かれているのを見てホッとしました。


皆さんの周りに悩んでいる女性がいればぜひゆっくり話を聞いてあげてください。

私も彼女たちの心が軽くなるよう応援し続けていきたいと思います。


田中慶子

小学一年生の壁

皆さん。
こんばんは。
ディ・マネジメントの田中です。

早いもので今年も半分が過ぎようとしています。
7月1日は人事異動という会社も多く、人事部門は新卒採用と人事異動で
慌ただしくされていることと存じます。
また、女性活躍推進法の行動計画の届け出も済み、いよいよ実行段階に
入るという企業も増えてきました。そのため、女性管理職育成の研修や、
新しい部署を経験させたり、昇進させたりと、計画を立てられている企業
も多いのではないでしょうか?

その際、人事異動や昇進時期については、知っておいていただきたいと
と思うことがあります。『小学一年生の壁』です。

先日あるワーキングママに相談を受けました。
彼女はとても優秀で、娘さんが小学校入学と同時に、初めての部署へ移
動になりました。人事としては彼女を早く昇格させたいとの思いから、
本社に異動となったのですが、彼女にとって大きな負担でした。

初めての仕事はわからないことだらけ、残業が続き子どもにも寂しい想い
をさせてしまっているという後ろめたさ。必死の思いで短時間で仕事を終わ
らせて帰ろうとすると、「明日からはしっかり頑張ってください」との言葉が・・・
「私はこの職場にいない方が良いのでは?」と子育てへの不安と、新しい
仕事が思うようにできない悔しさに、悩んでいました。

彼女を管理職に引き上げる為の異動でしたが、タイミングが悪かったです
ね。両立して働くロールモデルを育てているはずが、潰してしまうケースを
よく見かけます。特に小学校入学時は避けてほしいと思います。いわゆる
『小学一年生の壁』です。

人事や職場の上司の方は 『小学生になる=子どもが大きくなる』と捉え
られ、小学校入学を機に昇格や新しい役割、新しい部署への異動を命じ
られるケースがあります。もちろん、子どものフォロー体制が整っている
ご家庭もあるので、全ての方がというわけではありませんが、できれば
小学校入学して1年は様子をみていただきたいと思います。

ワーキングママにとっても、お子さんにとっても、『小学一年生の壁』はとて
も大きいものです。子どもが保育園から小学校に上がるとき、これまでとは
大きく環境が変わり、子どもは環境の変化にとても戸惑います。その上、
ママが新しい職場への異動や昇格で余裕がないと、子どものフォローがで
きず、親子共々まいってしまいます。


保育園と小学校は違います。
その違いは、『保育』から『教育』に変わることです。
保育園は保育をする場所ですので、おおまかなルールはあるものの、柔軟
な対応をしてくれます。一方、小学校に上がると授業時間と休み時間が区別
され、学校のルールに則って行動することが求められます。これまでの保育
園の環境が一変し、急に新しい社会に出されたという感じです。 その上、
学校が終わると学童保育。別の建物に移動し、年上の生徒と一緒になるた
め、更に戸惑う子ども多いのです。
うちの息子は二人とも、この環境に馴染めず、やめてしまいました。

また、保育園はお迎えに行くまで預かってくれますが、小学校は17時に一斉
下校します。やっと家に着いたかと思えば独りぼっち。子どもにとっては大き
な障害が一気に押し寄せてきます。ママが残業で遅かったり、新しい部署で
余裕がなかったりすると、子どもの話をゆっくり聞いてあげることもできません。
子どもはすぐに慣れるので、あまり心配しなくてもいいですが、最初だけは気
づかうことが重要です。

私は、追い詰められている彼女の気持ちを楽にしてあげたくて、「今は子ども
の話を聞く時間を何よりも優先してあげてね。あなただったら仕事はすぐに追
いつくから大丈夫!焦らず、今は割切って。大変なのは今だけだよ。子どもの
成長と共に楽になるから。まずは夏休みを乗り越えようね。」

そうアドバイスしました。
「そんな風に言ってくれる人がそばにいればいいんですけど、頑張ろうとすれ
ばするほど焦って追い詰められてしまうんです。今日はありがとうございました。
私も後進の女性の相談に乗れるよう働き続けます」いつもの元気な笑顔に戻
りました。


人事や上司の皆さん、『小学一年生の壁』にどうかご配慮いただきますよう
お願い致します。


田中慶子

素敵な上司と部下の関係

みなさん、こんばんは。
ディ・マネジメントの田中です。

先日ある勉強会で、とっても素敵な元上司と部下の方にお会いしました。

元上司(Aさん)は今は独立し講師として人材育成の研修を行っています。
部下の女性は30名の部下を持つ女性管理職です。

彼女がリーダーになりたての頃、頑張っても頑張ってもうまくいかなくて
「自分はリーダーには向いてない、できない」と悩んでいたそうです。
そんな彼女に上司は、「もしこれを全部やって結果が出なければ、それはあなたの責任ではなく、上司である私の責任です。だから安心して全力でやり切ってください」と言ってくれたそうです。

彼女は「そうか、私だけの責任ではないんだ」と心がふっと軽くなり、もう一度頑張ることができたそうです。

「マネージャーとして大事なことは、Aさんから学びました。今でもAさんがくれた最後のメッセージは大切に保存し、悩んだ時、モチベーションが落ちた時にいつも見て元気をもらってます!」そう教えてくれました。
見違えるように活き活きと頑張っている彼女を見て、元上司はとても嬉しそうに微笑んでいました。

Aさんも「当時の上司から学んだことが大きかった。いつも私のの可能性を引き出し、成長させてくれた人でした。あの時が一番成長したな」そう仰っていました。

素晴らしい上司と部下の関係ですよね。
上司から部下へ大切なことが受け継がれることで、組織風土がつられていくんだなと改めて実感しました。

田中慶子