2009年11月16日

意志なき敗退。 第89回天皇杯 岐阜戦。

0−1。

前半ロスタイムに痛恨のクリアミス。

攻守の切り替えが遅く、セットプレーの対応だけでなくカウンターへの対処もできていなかった。

この負けは「未熟」とか「選手のメンタルの問題」とかそういう言葉では片づけられない。

ある意味、「降格」よりも重い敗戦だった。

確かに天皇杯は選手にとってモチベーションを保ちにくい大会だ。

勝ち進めば勝ち進んだだけオフが短くなるし、来季の契約など個人的な問題もあるだろう。

それでも応援にかけつけたサポーターや支えてくれるスポンサーのために、何よりも自分たち自身のために勝ち進んで欲しかった。

サポーターからのブーイングに対して「受けとめる」という発言が選手や監督から返ってきたが、受けとめただけではなんの意思表示にもならない。糠に釘、暖簾に腕押し、馬の耳に念仏だ。

ブーイングに「応える」ために何をしなければならないのか。

チームとして、クラブとしての意志を早急に示す必要があるのではないか。

このままなし崩し状態でシーズンを終えることだけは避けなければ。



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2009年11月09日

涙より勝利を。11/8 川崎戦。

DFは左から坂本、エド、福元、和田。MFはボランチに中後と下村、左に深井、右は工藤、FWは巻と谷澤の4-4-2。

序盤から川崎の攻勢に耐える時間が続く。16分にレナチーニョ、19分には鄭大世と決定的なシュートを放たれるが守備陣が身体を張ってセーブ。

耐えて、カウンターという狙いが実ったのは前半35分。

深井からのクロスに巻が飛びこむとシュートはバーを直撃。そのはね返りを工藤がうまくDFに身体を預けながらボレーシュートを決めて先制。

1−0で前半を折り返すと後半も耐えてカウンターを狙う。

しかし個の力量で上回る川崎の猛攻に耐えきれず、エリアに侵入してきた中村憲剛をエドがファウルで止めてPK献上。レナチーニョに決められて1−1と追いつかれてしまう。

勝たなければ意味がないJEFも15分に中後に代えてネットを投入し、サイドからクロスを入れまくる。

だが25分、手薄になった左サイドをレナチーニョに突かれると強引なシュートが坂本の足に当たってゴールイン。1−2。

全体が前掛かりになり、サイドが上がれば必然的にスペースが生まれるがそこをレナチーニョに突かれてしまった、相手のシュートレンジに対する意識が甘く、ずるずると下がって対処しようとしてシュートをぶち込まれる。今季、何度となく観てきた悪癖がこの試合でもでてしまった。

26分に谷澤→米倉、39分には深井→太田を入れて必死の追撃を試みるJEF。

43分、FKのこぼれ球を拾ったエドから左サイドの米倉へスルーパス。米倉が折り返したところに和田が合わせて2−2。

意地の同点弾だったが、ロスタイム。スローインへの反応が遅れ、左サイドでジュニーニョに独走を許すと折り返しのパスにゴール前でフリーになったレナチーニョが合わせて2−3。

スローインに対する守備意識の低さ。プロとして備えておくべき危機察知能力の欠如。

ただ悲しく、ただ虚しい敗戦だった。

弱いチームは下に落ち、希望あるチームだけが生き残る。これが現実だ。

「チームとして明確な戦いを落とし込めなかったというのがあります。ボールを動かしながら、相手のウィークをつく、こちらのストロングを出していくという部分では試行錯誤があったのは事実。今までやっていた、イニシアチブを自分たちで取りたいというサッカーを追求してやってきて、そういういい部分は出てきたが、裏腹に、技術、質の部分というのは、ミスで自分たちの首を絞めてしまったというのがほとんどのゲームです。」

江尻監督が就任して5分け7敗。監督一人の責任ではないがチームが目指すべき方向性はぶれまくり、結果的にリーグ戦未勝利。

来季に向けて期待できる要素はほとんどなく、勝ち運にも恵まれない。

「継続は力なり」と言うが結果をだせなければ続ける意味がないはずだ。

残りのリーグ3試合、そして天皇杯。続投を認められるだけの結果をだせないのであれば監督の任にあらず。新たな監督の招聘を考えるべきだろう。プロであるということ、勝つということに全てを捧げられる監督でなければこの苦境は抜けだせないのだから。

見通しの甘さと責任感の欠如が招いた迷走劇。

降格というこの悔しさを絶対に忘れないで欲しい。



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2009年11月06日

最悪の敗者。

「ワースト・ルーザー(最低の敗者)だ」

授与されたメダルをすぐさま外す。ガムをかみふて腐れた態度で肩を怒らせる。来賓に背を向け素通りする━━。

ナビスコカップ決勝、試合終了後の表彰式で準優勝に終わった川崎フロンターレの選手の無礼極まりない振る舞いが賞金5千万円の自主返上という前代未聞の事態にまで発展してしまった。

《すべては我々の力不足であり、悔しい気持ちをぶつける手段が明らかに違い、弁解の余地はない、大変恥ずかしい行動をとってしまった》

悔しさからでたこととはいえ、この大会を決勝という舞台つくりあげてきた多くの関係者の心を踏みにじる行為に弁解の余地はなく、川崎側が自主的に決めた賞金の返済や選手、フロントへの処罰で済めばまだいいが、場合によっては来季以降の同大会への参加資格の剥奪、Jリーグからの追放にまで発展しかねない。

影響は川崎という一クラブの問題にはとどまらないだろう。

昨今の不況でスポーツを支援する企業、自治体の台所事情はどこも苦しく、地域社会への貢献や社会的知名度やイメ−ジの向上という資金捻出のためにせっかくつくりあげたお題目もこういった選手やサポーターの不埒な振る舞い次第では全てが無に帰してしまう。

「覆水盆に返らず」というがせっかく時間を掛けてためてきたものがこぼれてしまうとそれを元に戻すには相当の労力が必要になる。

Jリーグという運営組織が今まで目をそらし続けてきた「勝利至上主義」のツケが今後どういうかたちで支払わされるのか。

川崎がどうなろうと正直、どうでもいいが割を食うのだけは願い下げだ。



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2009年11月04日

2009 ヤマザキナビスコカップ 決勝

川崎FとFC東京。多摩川を挟んだダービー対決。

ベストメンバーが揃った川崎に対し、茂庭に石川が負傷欠場、さらに長友もスタメンから外れてしまった東京。

戦前の予想では川崎が絶対的優位だったがなんといっても決勝戦。舞台は国立だ。

最終的にチームとしてより良いプレーをしたほうが頂点に立つはずだ。

憲剛を軸に前線の鄭大世、ジュニーニョ、レナチーニョという強烈な3人の個の力を活かして攻め立てる川崎に対し、守備中心ながら機を見てカウンターで走る東京という展開で試合は進む。

最初のビッグチャンスは「攻」の川崎。前半19分に谷口が抜けだし、ゴール前に折り返すとボールはフリーのジュニーニョへ渡るがジュニーニョのシュートは無情にもバーの上へ。

エースの不発。これまでも時折見せてきた大舞台での勝負弱さ。これで流れは東京に傾いた。

22分、平山に出したクサビのリターンパスを受けた米本が意表を突いて強烈なミドルを放つと無回転の弾道はまるで吸い込まれるようにゴール左に突き刺さり1−0。劣勢と思われた東京が先制点を奪うことに成功する。


思ってもいない形での失点に苛立ちを隠せない川崎は攻めながらも単発で強引なプレーが目立つようになる。連動性のない攻撃はチーム全体を空回りさせる。前半は終始、「我慢」を貫いた東京のペースだった。

さらに後半立ちあがりに見せた東京の「攻めの姿勢」がこの試合の流れを決定づけた。

開始わずか1分、左サイドから右へ大きく振ると最後は鈴木がシュート。GKがかろうじて弾きだしたが1点を守るのでなく、果敢にも次の1点を獲りに行く。この強気の姿勢が逆に追う側の川崎に心理的プレッシャーとなって重くのしかかる。

そして15分、焦りから自然と前掛かりになるその裏を突かれると左サイドの鈴木からのクロスに平山が合わせて2−0。

残り30分、川崎の反撃を無失点で耐えぬいたFC東京が5年ぶり2度目となる優勝を手にした。

「我々は戦前の予想では苦しいであろうと言われていたが、それは非常にフェアな評価だったと思う。選手の怪我の状況や選手層の厚さでは間違いなく川崎Fに部があった。ただ決勝に至るまでも全員で勝ち星を重ねてきたし、今日ピッチに立てなかった選手、怪我あるいはベンチには入れなかった選手の無念さが力になって、選手は戦ってくれた。まさに全員で勝ち取った勝利だった。」(城福監督)

主力の欠場という大きなマイナス要因をチームの団結で一丸となって乗り切ったFC東京。

その反対に苦況に陥った際に我の強さが表にですぎて結局、空回りしてしまった川崎F。

勝敗を分けたのは監督や選手という個々の能力差ではなく、数値化しようのない無形の力、チーム力の差だったのかもしれない。



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2009年11月02日

希望の星。 第89回天皇杯 大分戦。

大分に乗り込んでの天皇杯3回戦。

DFは右から和田、福元、エド、アレックス。MFはボランチに下村と工藤、左に米倉、右に深井、FWは巻と谷澤が入った4-4-2。

和田とアレックスのサイドバックというかなり攻撃的な布陣。

アレックスにはクロス、和田にはロングスローと確かな武器があるのは得点力不足に苦しむチームにあってかなり心強いものがある。

九石のピッチ状態が未だに劣悪なこともあって互いにパスが繋がらなかったが、前半28分。

右サイドから和田がロングスローを入れると巻が競ったルーズボールに工藤が走りこみ、ミドルを叩き込んで先制。

さらに後半23分、ボールを奪った米倉が中央から右へと切り込むと思い切ってシュート。これがクロスを予測していたGKの逆を突いてゴールイン。待望の2点目を奪い獲って2−0とするが、ここからいつもの如く守備が崩壊。

32分に再三チャンスをつくられていた金崎に飛び出しを許して失点。

勢いにのった大分に攻め込まれるが、やはり大分もJ1最下位のチーム。FKのチャンスでトリックプレーをするはずが意志疎通がなく、逆にJEFのカウンターに。新居がゴール前まで持ちこむと最後は米倉にプレゼントパス。米倉が難なくゴールを陥れて3−1。

終了間際にまたしても金崎に決められたが3−2で勝利。岐阜との4回戦へと勝ち進むことができた。

「ジェフもトリニータを見習って若いチームを作っていかなければならないと思っています。下から上がってくる選手、若い選手のスカウティング等、トリニータにとってはすごくいい部分だと思う。」

若い選手への「切り替え」が遅すぎる気もするが米倉が結果を出してくれたのは大きい。グダグダの試合が延々と繰りかえされるなかにあって若い選手の活躍だけがせめてもの救いであり希望だろう。

J2行きとなれば強化費の削減は避けようがなく、現に大分がJに2億の借金を申し込んでいるし、JEFも下位組織のコーチ11人を解雇して組織編成の見直しに踏みきっている。

長丁場のJ2は選手の質とともにチームとしての質が重要なリーグ。選手を絞り込みながらいかにサッカーの質を上げていくか。

来季も江尻監督で続けるつもりならなおのことだが、米倉や益山、ユース組など若手を積極的に起用して今のうちにチームの底上げをおこなっておきたいところだ。

4回戦は11/15に熊谷で。ここを勝ち上がれば準々決勝は名古屋か磐田。勝機はあるはず。

少しでも勝ち上がって来季も応援に値するチームであることをサポーターに示してもらいたい。



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2009年10月25日

価値無き玉砕。10/24 鹿島戦。

DFは右から坂本、福元、エド、アレックス。MFはボランチに下村と中後。左に深井、右に工藤。FWは巻と新居が入った4-4-2。

左サイドバックに入ったアレックスをどう活かすかがポイントになる。

開始早々、サイドチェンジのパスを受けたアレックスがアーリークロス。ファーサイドで巻が折り返し新居が絡んで、下村がシュート。これはDFに弾かれるが深井が拾って最後は新居がシュートを放つがバーを直撃。

これが決まっていればというビッグチャンスを逃すと前半8分、エドから下村へのパスを小笠原にカットされ興梠へラストパスを出されるとこれをあっさり決められて0−1。

バカバカしいほど低レベルなミスで流れを失うと前半18分にはカウンターから興梠に持ちこまれエリア内に侵入を許すと中後、福元がこれまたあっさり翻弄されて最後はマルキに合わされて0−2。

前半で2失点。ボランチに問題があるのはあきらか。さらにアレックスがサイドバックに固定されてしまったことで中央の守備バランスが崩壊。鹿島のカウンターへの対処が不十分なまま前半を終える。

後半開始から下村→谷澤。

もう守っている場合じゃない。攻めて攻めて攻め倒す。

8分には中後のFKにニアで巻がそらし、最後は福元が飛びこむがあわせきれず。20分にはエドのキャノンFKと惜しいチャンスはつくるものの得点できず。

32分、DFからのフィードに飛び出した田代が中後をかわし、GKの頭上を抜いて0−3。これで勝負有り。

大分の降格が決まり、柏も山形との直接対決に破れた。次節にはJEFもJ2行きが決定する。

選手も監督も技術も戦術も能力も全てが足りない。

残り4試合。静まりかえったスタジアムでいったい何を見せるつもりなのか。

監督よ、能書きは結構だ。チームを勝たせろ!



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2009年10月19日

終末期の生き地獄。10/18 京都戦。

CAMV57G6DFは右から良太、福元、エド、坂本。MFはボランチに下村と中後。左にアレックス、右に工藤。FWは巻と新居が入った4-4-2。

J1死守はもはや風前の灯火だが若手を起用せず、ベストメンバーで挑む。

京都がサイドからのクロスを放り込んでくればJEFもアレックスを起点に反撃にでる、新居の飛び出しを活かすような前線へのフィードも多く、かなり落ちついた展開で試合が進む。

天皇杯での勝利で一息つけたのもあるだろうが、なんといっても復帰したアレックスの存在が大きかった。チャンスメークにハードワーク、正確無比なクロスにFKと攻守に渡って獅子奮迅の活躍。同サイドでコンビを組んだ坂本もいつになく小気味よいプレーができていた。

アレックスがいるおかげで中盤で攻撃が手詰まりになることもなく、選手の動きも良いように見えた。監督はチームづくりがどうとかいっているようだが、結局は選手の持っている「個の力」がチーム力に直結しているのが現状だ。

前半34分、左サイドで坂本がファウルを得てつかんだチャンス。アレックスの蹴ったボールはDFの山を越えてファーサイドのエドのところに。エドがヘッドでゴール前に折り返すと、ゴール前で巻にマークが集中した間隙を突いてフリーになった新居が体勢を崩しながらボレー。これがDFに当たりながら決まって先制すると、さらに前半ロスタイムには下村のミドルのこぼれ球に反応した工藤がGKと1対1のチャンスをつくるが決められず。フリーだっただけに決めておきたい場面だった。

後半に入り、京都が選手交代。豊田と金を開始と同時に投入し、攻勢にでる。後半の3分に豊田、5分には中山と決定的なシュートを撃たれるが枠を外し難を逃れると、JEFもカウンターからチャンスメイク。

14分には左サイドのアレックスからのサイドチェンジを受けた工藤が強引にエリア内に切り込むと混戦から新居、巻とつなぎ、巻がGKをかわしてシュートを放つがラインぎりぎりでDFにクリアされてしまう。さらに17分にも下村のボール奪取から左へ展開すると工藤が再び大きくサイドチェンジ。右サイドでボールを受けた新居がシュートを放つもGKの正面を突いてしまう。さらに19分にも左のアレックスからのクロスにドンピシャで巻が合わせたがこれもGKに弾かれてしまった。

立て続けに掴んだビッグチャンスを逃すとどうしても1点を守ろうとしてしまうのが勝てないチームの常。

京都のシジクレイ、ディエゴを中心とした攻撃に堪え忍んでは、カウンターで血路を拓こうとするも下村が2度続けてサイドチェンジのパスを出し損ねるなどミスが目につき始める。下村はオーバーラップ時にCKをゴールキックに変更されるは、競り合いで相手に乗っかられて傷むなど不運が重なっていた。ファウルを犯してカードをもらうなど苛立ちも感じられただけにミスが続いたところで交代するのも手だったと思うのだが。

ベンチの采配は後半21分の新居→深井、後半40分の中後→齋藤。

深井を入れてもう1点というのも判らないではないが、ここはフィジカルの強い米倉かキープ力のあるミシェウを入れたほうが良かったし、齋藤の役割もよくわからなかった。

京都の攻撃の要を担うのはシジクレイとディエゴ。特にポルトガル移籍の話もあるディエゴは他の選手とは見るからにゴールへ向かう執念が違った。マンマークでこの2人のどちらかを潰しにかかるのかと思ったのだが直後の失点で全てが水泡に帰してしまう。

41分、左サイドからディエゴに突破を許し、振り切られると痛恨というより致命的な一撃をくらい1-1。突破の際、ディエゴが工藤の頭を手で払いのけていたようにも見えたのだが、審判はファウルを獲らず。試合後に新居が審判に確認にいっていたが何故、監督やコーチは聞きにいかないのだろうか。

審判は絶対?異議は無意味?笑わせる。人である以上、誰だってミスをする。ちゃんとみたのか、疑義の差し挟む余地のないジャッジだったのか、確認を求めるのも重要な責務のはずだ。見とがめるべきを見逃して勝ち点を失うのが要職を務める人間の責任ある振る舞いといえるのだろうか。

最後のネットのシュートも枠を外れゲームセット。

チャンスに決めきれない。ピンチに守りきれない。いつものことながら最悪の結末。

進むことも退くこともままならない生き地獄のようなドローで13戦未勝利。

「僕がすっきりした顔をしているというのは、僕自身が悩んでいるのではなく、戦うしかないというのを感じてほしい。ハーフタイムでは、「なんでビビッているんだ」、「つなげるだろう」と話をしました。つなげるとこはつなげる、そういうトレーニングを毎日少し練習量を増やして2時間やっています。それでもそういう部分が出てこれないのは僕の未熟さがあると思いますが、選手のそういうマインドを変えられるかどうか、というのに今、僕の鍵があるのだと思います。」

プロは結果が全て。引き分けで前向きなどオシム監督が聞いたら激怒するに決まってる。戦うしかないというなら理性などかなぐり捨てて自分の人間性をもっとさらけだすべきだ。

選手の頑張りを結果に結びつけられない未熟な監督に残り試合を託さなければならない。これもまた生き地獄ではないだろうか。



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2009年10月13日

勝って嬉しいでんぐり返し。第89回天皇杯 ホンダFC戦。

CA5X01CZ公式戦で100日ぶり、天皇杯の勝利となると実に4年ぶり。相手が何処であろうとやはり負けるよりは勝つ方がいい。JFLどころか地域リーグに負けるどこかのビッグクラブのようにはなりたくないものだと先日、同じ相手に負けたことは脇に置きつつ臨んだフクアリでの天皇杯2回戦。

DFは右から和田、福元、エド、坂本。MFは下村と中後のボランチに左に谷澤、右に工藤、FWには新居と巻が入った。

前半はチャンスがありながら守りを固めるホンダの守備に苦しめられノーゴール。11分には久々に先発で出場チャンスを得た新居が決定機をつかんだがシュートミス。いつもの空回りが続くのかと不安がよぎりかけた後半4分、中後からのパスに抜けだした巻がDFをかわして強引にシュート。これがDFの足に当たってゴールイン。見てくれの良くないドタバタしたゴールだったが先制点がとれたことでかなりゲームは楽になった。

17分には、谷澤からのサイドチェンジを受けた和田が見事なトラップからカットインして左足の強烈なシュートを放つとGKのニアを鋭くぶち抜いて2-0。36分には交代で入った米倉のシュートのこぼれ球に反応した新居が押し込み3-0。

JFLのホンダといえばかつては強豪でならしたチームだが企業の業績悪化もあってか今季はJFLで10位と苦しんでいる。だからこそ注目度の高い天皇杯にかける気持ちというのは並々ならぬものがあったはず。どういう相手であっても全力で立ち向かうことの重要性を改めて感じさせられた試合だった。

3回戦は11/1に大分と九石ドームで。かなり気は早いが、ここを勝ち抜けば元旦に大きなお年玉が期待できるかも。

たまの勝利なんだから少しは希望というやつをみせてくれても罰は当たらないでしょ。



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2009年10月11日

無情なるPK戦。天皇杯 リザーブズ対柏戦

JEFリザーブズはJFLで現在9位。

リ−グの中で最も少ない失点数を誇る。守備は硬い。だがその反面、得点力がない。得点数は下から2番目で実は最下位の三菱水島FCよりも少ない。

この試合もそういうチームの良い面、悪い面が現れてしまった。

柏に圧倒的に攻め込まれながらも耐え続け、カウンターに勝機を見いだすがなかなかチャンスが来ない。

決定機は2回だけ。前半に宮内、延長前半には鳥養が抜けだしたが、いづれも決めきれずPK戦に突入。

ここでまたもやあの不可解審判が無用な自己アピール。柏の1人目が失敗した後、軸足が滑っていたのを観て逆エンドに移動してのやり直しを指示。おいおいピッチコンディションは確認したんじゃなかったのか?これに文句も言えないリザーブズの「アマチュアイズム」にも助けられて柏が勝利。

リザーブズは今季の目標に異議によるカードゼロを掲げているらしいが選手の不満や怒りを共有しモチベーションに換えていく。そういう演出も時には必要になるんじゃないか。異議や抗議をしても状況は変わらないかも知れないが、少なくとも選手やサポーターの心情に訴えかけるものがあるはずだ。トップチームもそうだがリザーブズも監督、コーチ連中に勝つことに対する情熱が足りないのではないかとさえ思えてくる。

「選手が非常に頑張ってくれて、120分戦うことが出来、非常に満足している。」(越後監督)

選手の頑張りを勝利につなげるのが監督の務め。

頑張っても報いがない。ではあまりにも無情すぎやしないだろうか。



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2009年10月10日

新鮮な力。キリンチャレンジカップ2009 スコットランド代表戦。

GKに川島。DFは右から内田、岩政、阿部、今野。守備的MFに稲本と橋本。右に本田、左に憲剛、トップ下に石川。ワントップに前田を配した4-2-3-1。

6ゴールを奪ったものの、やや型にはまりすぎた感のある香港戦から中2日。森本のベンチスタートは残念だったが、岩政と石川が起用されるなどかなり新鮮なスタメンだった。

事前の来日メンバーから主力9人が離脱したとはいえ、香港に比べればスコットランドの方が力は上。少しは攻めてくるのかと思いきや最初から守備を固めてきたのには参った。攻める日本、守るスコットランド。予選敗退が決まりW杯出場の可能性がなくなったという事情もあるのだろうが攻守が一方的なゲームというのは面白味がない。

スペースが無く攻めあぐねていた日本は前半途中から石川と本田の位置を変え打開を計るが、コンビネーションが不十分で決定的なチャンスがなかなかつくれない。

後半11分に森本。後半20分に徳永、松井、大久保。後半36分に駒野と選手交代を重ねて修正を行うと後半37分、左サイドの駒野のクロスが相手DFのオウンゴールを誘って先制。

後半45分には再び駒野のクロスからゴール前で森本が鋭い反転からシュート、これは防がれたがこぼれ球を本田が蹴りこみ2−0。

快勝とはいかなかったが控え選手の能力や特徴を代表のなかで再確認できたし、低いクロスからゴールを奪うという狙いも得点に結びつけることができた。ただ新しい戦力をどう活かしていくのかその道筋はまだ明確ではない。

森本の飛び出し、石川の突破力、本田の推進力。

個の力を活かすためにもコンビネーションをさらに磨き上げていく必要がありそうだ。



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2009年10月04日

10/3 力無く屈す。浦和戦。

中後に代わって下村がスタメンに復帰した他は前節と一緒。

練習試合で活躍した米倉はベンチスタート、江尻監督はまだ総力戦を続ける気らしい。

前半の立ちあがり、7分。ロングボールを巻が落とすと、谷澤が絡んで最後は走りこんだ深井がシュート。これが決まって先制点を奪う。狙い通りの形だったが喜びも束の間。3分後にゴール正面でFKを与えると、阿部に右隅にふんわりと放り込まれて同点。強く蹴るのではなく柔らかく狙いすましたコントロールショットだったが岡本は読み切ることができなかった。

あっさりと追いつかれたがパスをつないでくる浦和のポゼッションに対して素速いチェックから再三、ボール奪取に成功。カウンターに持ちこむことは出来たのだが相変わらずラストのパス、シュートの精度が足りない。

17分にはリスタートから深井が飛び出すがシュートはDFにブロックされる。37分には最終ラインから左サイドの谷澤にロングパスが通り、谷澤がクロス、巻がヘッドで合わせたがクロスバーを直撃。この試合最大のチャンスだったがものにできず。

後半も序盤は互角にやれていたが15分を過ぎたあたりからミシェウがパスをカットされまくって中盤を制圧され、防戦一方。

33分にはFKから闘莉王、エジミウソンのパワープレーに崩され1−2。さらに40分には左サイドから右へ横に繋がれると、高橋にミドルを撃ち込まれて1−3。終盤に力の差がでてしまった。

「私自身がやれることは、今やっているサッカーを継続してやるだけだと思っている。変にぶれて、違う策を練るのはよくない。私が監督に就任して、最初から継続して上乗せするという強い意志でやってきているので、それを貫き通すことが、何パーセントかの可能性をこちらに引き寄せるカギだと思っている。」

監督は「継続して上乗せする」というが、来季もこの戦力でやっていけるのだろうか。

結果が出ないなら若手に切り替えた方がよっぽどチームのためになると思うのだが。



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2009年09月28日

9/26 自縄自縛。山形戦

CAS2SG2S黄色いリボン作戦に、巻の200試合出場記念、試合前にはスタッフ全員がゴール前に集結し、手を繋いでアメグレ唱歌。

スタンド全体が妙に感傷的な気分で覆われていくようでどうにも落ち着かない。

10戦未勝利の引け目からか相手に向かって「負けてください」と慈悲を乞うているような感さえしてくる。

山形戦のスタメンは巻の1トップ、攻撃的MFには深井、ミシェウ、谷澤。センターバックにはエドの代わりに福元が入った4-2-3-1。

巻とネットが何故、コンビを組まないのかという疑問があるのだが、ポジションが被るうえにコンビネーションがうまくいかないというのが理由らしい。ツインタワーでマークを分散させて放り込むのも手だと思うのだが、監督の考えでは放り込みは最後の手段のようだ。

前半は中後と工藤を経由してサイドからミシェウまではつながるのだが、そこから先がうまくいかない。山形の守備を崩せず、攻めあぐねては時おりカウンターに合うという繰り返しが続き、いたずらに時間が経過していく。

そして前半26分、中央の宮沢がフリーでパスを受け、振り向きざまに長谷川にパス。長谷川がDFをひきつれながらエリア内に侵入して右足でシュート。これが岡本の股間を抜いてゴール。攻め込まれた後にカウンターをしかけようとして失敗し、集中が切れた隙を突かれての失点。最悪の一撃だった。

JEFもギアを上げて攻め込むが効果的な崩しには至らない。

後半の19分に谷澤→ネット、23分に坂本→和田として3-5-2にチェンジ。必至の追撃態勢を敷くと右サイドの和田から巻をめがけてロングスローを入れまくる。26分、この連続攻撃で得たCKからネット、巻、ミシェウと執念の3連ヘッドで押し込んで同点に追いつく。

だが歓声は一瞬で悲鳴に変わる。

2分後、大きく空いた左サイドの裏を突かれるとゴール前で古橋にフリーでシュートを許す。一度は岡本が防いだがこぼれたところを北村に詰められて1−2。

リスクを賭けて追いついた。押せ押せになるなかでも守備陣はカードをもらう覚悟でファウルにいくなり、相手選手を潰すなり、必要最低限の危機管理はしなければいけなかった。

呆れるほどにミスが多く、呆れるほどに失敗に甘い。チーム全体に漂う言いようのない無責任体質がこのチームを勝てなくした。

数字上は可能性があるが、事実上の終戦だ。奇跡を2年続けて起こさせてくれるほど他のチームは甘くないだろう。

「今、選手にも話をしてきましたが、こうやってスタジアムに足を運んでくれるサポーターがいる限り、僕らは下を向いてサジを投げるようなことはできないですし、僕らも可能性がある限り前を向いて進むしかないと思っています。」

監督はこう言っているが、今後はこれまでの総力戦を改め、来季以降の戦力を冷徹に見極めるための撤退戦を選択したほうがいいのではないか。厳しさの足りない馴れ合いサッカーはもう勘弁して欲しい。



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