こちらは、天然記念物のあこう群です。

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空へ、海へ、明るくのびやかな空間へとひたすら枝葉をのばすあこう達が列をなして、
軽やかに力強くたくましく生きていました。

その明るくパワフルな生命エネルギーには、ものすごく癒されました♪



こちらは、黒神・原五社神社の埋没鳥居です。

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1914年(大正3年)1月12日から始まった大噴火により、
ここ黒神地区は、たった1日で火山灰や噴石に埋め尽くされてしまったそうです。

当時、大量に噴出した火山灰や噴石は、上空8000m以上まで上昇し、
遠くはカムチャッカ半島まで到達したといわれているそうです。


この鳥居は、当時の村長の「後世に噴火の記憶を残そう」という決断により、
噴火直後の姿のまま現在まで残されているそうです。



こちらは、有村溶岩展望所からの桜島。

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(小さく見えるのは夫です。^ ^)


桜島は、ほんとうに、、、見る場所によって、全然違う顔を見せてくれます。


でもそれはきっと、桜島に限らないのだろうなぁと。

どの存在もすべて、角度(視点)によってぜんぜん違うものが見えてくるから、

どの角度(視点)から見たいかを、そしてつながりたいかを自分がちゃんと把握していれば、
それでいいのだろうなぁとほっこり感じていました。



ところで、この展望所の駐車場にいたとき、桜島がたてつづけに2回噴火しました!

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(夫が撮った写真です。)


地響き、うなり声、絶対的な揺るぎなさ、どれもすごい迫力。
ひれ伏したくなるような、威厳あふれるパワー。


それは、破壊と創造の偉大なエネルギーのようにも感じました。

なにかをリセットしたいとき、
古いものを手放して、新しい始まりを迎えたいとき、
桜島のエネルギーをじかに触れてみられるといいかもしれませんね。


*

島内を走っていると、突然、灰茶色の世界が出現します。

火山灰のベールがすべてを覆い、木々も家もすべてが、灰色や茶色に染めているのです。


でも、そのまま走り続けていると、
こんどは突然、澄んだ爽やかな青空が目の前に広がるようになり、
明るく色鮮やかな世界へ突入します。


風向によって、火山灰が降りそそぐ地域と、
まったくない地域に分かれるからなのでしょうね。


この二つの世界を交互に行き来するうちに、
心身がぐんぐんはりつめ、感覚が鋭く研ぎ澄まされていくのを感じます。

とても不思議な感覚でした。



でも、この牛根大橋をわたって大隈半島に入り、島から出たことを感じた瞬間、

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心身のすべてが一気にゆるみ、なんとなく、少しホッとしました。^ ^



こちらは、「道の駅たるみず」から見た桜島。

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穏やかで優しくてキラキラしていて、優美なその姿を見ながら、
今まで見てきた桜島とのあまりの違いに不思議な感覚をおぼえ、

今日の一日の出来事が、すべて夢だったのではないか、と思うほどでした。(^-^)