こけしのなかのわたし

東北地方が誇る文化、「伝統こけし」について語り考証しながら愛すべきこけしたちへの理解を深めるBlogです!

MY FIRST KOKESHI! in 高円寺フェス2015とコーヒードリップ教室のおしらせ

かっぱです。

ご無沙汰しております。
久しぶりの更新が宣伝告知ですみません…

今年も高円寺フェスの季節がやってまいりました。

MY FIRST KOKESHI!〜はじめての伝統こけし〜in 高円寺フェス2015

MY FIRST KOKESHI!も回を重ねること5回目となりましたが、東京で新作こけしが買える、そして津軽系工人に会える機会はやはり貴重なものと思います。
おなじみの出展者、フレッシュなこけし雑貨、そして中古こけしではなんといってもこのお店、神田の書肆ひやねさんが初参加。
皆さんのお越しをお待ちしております。

myfirstkokeshi

日時

10月31日(土) 11:00〜18:00
11月1日(日) 11:00〜17:00

会場

高円寺北区民集会所 2F
杉並区高円寺北3丁目25−9

高円寺北口・庚申通りを直進。陶寿苑さんの角を左折、高円寺北公園を通過して右手にあります。




協力

協力

イラスト

  • 杉浦さやか

※樋口達也さん、阿保正文さん、津軽こけし館山田さんのトークイベント予約は定員に達しました。

当日は、高円寺フェスのイベントのひとつとしてこけしだけでなく、街中でしりとりスタンプラリーやストリートライブ、ゆるキャラまつりなど様々なイベントが行われています。
せっかくなので駅前でガイドブックを入手して、いろんなイベントを楽しんでみてください。

高円寺フェスイベント紹介ページ

ハロウィンなので仮装(こけし張りぼてとか…)で遊びにいらしても楽しいと思います!

また、東京こけし友の会が相談ブースを和室に出しますので、誰の作かわからないこけしを見てもらったり、入会してみたいけどよくわからないという方もぜひご相談してみてください。

*****

高円寺フェスとはまた別件ですが、高幡不動の楽語舎(元・茶房たんたん)姫野さんから下記ご案内をいただいています。 

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美味しい自家焙煎珈琲と中古こけしの名店・茶房たんたんを経営してきた姫野さんならではの企画です。
自宅で豆から挽いて珈琲を淹れるのは美味しいしゆったりした気持ちになれますね。

ではでは。 

高幡不動・茶房たんたんよりお知らせと阿部平四郎さんのこけし

かっぱです。
先日、高幡不動の茶房たんたんにお邪魔してきました。
いくつかの(というには多い)こけしと珈琲豆を買って帰りました。
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ご存知の方も多いかと思いますが、多くのこけしファンや珈琲好きの皆さんに愛されてきた茶房たんたんは既に喫茶の営業は終了し、8月8日(土)から高幡不動内で移転して「民芸サロン楽語舎(らくごしゃ)」として新しいスタートを切ります。

そこで、かっぱからお知らせです。
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移転にあたり、茶房たんたんでは7月18日(土)~7月20日(月祝)の3日間、1割~2割引きでこけしを販売します。 
今のお店の雰囲気を味わえる最後の機会になるでしょうから、ぜひお運びください。 
特に今回は古品(戦前)こけしが出るようなマニア向けの即売ではなく、新しいこけしファン向けに安価なこけしがさらにお求めやすくという趣旨のようです。
たくさん買ってくださいね。

先日、西荻イトチさんのトークイベントで、たんたんマスターの姫野さんと中古こけしの魅力を語るトークイベントを行いましたが、その際にやはり蒐集というテーマは避けて通れませんでした。
昭和初期に活躍していた、我々のはるか大先輩の蒐集家の皆さんもそれぞれに一家言持っていましたが、どうしてもコレクションというものはある程度の本数と、吟味して集めるという行為が必要になるのですね。
これはもう覚悟というか諦めというか、どうせなら楽しんでいきたいものです。

私はごく短い付き合いではありますが、たんたんでいろんなこけしに出会うことができました。
今日もそんな一本をご紹介。

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阿部平四郎の小椋米吉型です。
平四郎さんの代名詞のような復元作であり、その後の復元というものに大きなインパクトを与えるこけしであったと思われます。
ただなぞるのでなく、形式だけを取り入れるのでなく、米吉のこけし作りの本質にぐぐっと迫っていったこけしです。 
その行為は平四郎さんの財産になり、彼に影響されたこけし作者達に限りない可能性を示したものと思います。

阿部平四郎さんの米吉型復元についてはKokeshi Wikiに詳しいです。
西田峯吉蔵の米吉こけしを原として、昭和42年11月に東京こけし友の会で60本を頒布しているということですね。
実際に原となったこけしかどうか資料が手元にないのでわかりませんが、小椋米吉の4寸4分のこけしは西田記念館のサイトでこけし情報検索より写真を見ることができます。

さて、この平四郎さんのこけしが良い出来なもので手にとって背中を見るとちょっとした秘密がありました。
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東京こけし友の会頒布の翌年、昭和43年1月17日。
(Kokeshi Wikiに掲載されている平四郎さんの制作風景も昭和43年1月です )
顔がもうひとつ描いてありますね。
当然、完成したものにもうひとつ顔を描くこともないでしょうから、背中に描いている顔を先に描いて、気に入らなかったのか反対側からまた描き始めたのではと思います。
失敗作にしても、当時の復元のエピソードと相まって生々しさを感じます。
このこけしを持って帰った方もそんな感慨を持ったのではないでしょうか。

さて、たんたんはしばらく前からもう閉めると聞いていたのですが、新しい楽語舎の誕生は思いがけないことでした。
珈琲の方は辞められるので残念ですが、またこれまでとは違う人や時間の流れがある楽語舎でまた色々と教わりたいと思います。

ではでは。

2015.07.04 とげぬき地蔵尊高岩寺より新山吉紀さんのこけし

かっぱです。

昨日(7月4日土曜日)、巣鴨のとげぬき地蔵尊高岩寺で開催中の弥治郎系こけし実演販売に出かけてきました。
着いたのは15時半頃、雨も降って終了の16時まであまり時間もありませんでしたが、これまで見た中でもかなりの賑わいでした。
住職に伺ったところ、朝顔祭りと重なっていたそうで一般のお客さんが多くいらしていたようです。
新山実さん・吉野稔弘さんは絵付け指導、新山真由美さんは描彩の実演に忙しく、吉野さんも「ろくろで実演して描彩するとすぐその場で売れてしまう」とのこと。

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会場の信徒会館入り口には津軽伝承工芸館で実演をしている森勇一さんによる弥治郎系のこけし燈籠が。
どの系統・系列のこけしも特徴を捉えて作られるのでこれを見るのも楽しみですね。

今回は実演にはいらしていなかった新山吉紀さんのこけしを多く買いました。

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佐藤喜一型、吉紀さんのこけしはやや個体差があるように感じていますがこれは堂々として溌剌、気に入っています。
喜一型ならではの破調というか混血の、量感とバランスの面白さと飄々とした表情が目を引きますね。

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小寸、これも喜一型ではと思いますが、なかなか雰囲気がありますね。
定寸と違う小寸こけしの良さ、粋を感じるデザインです。

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佐藤栄治型。
葉の色が凄く濃いのが気になるのですが、どのこけしも吉紀さんらしさが表情などによく出ていますね。
復元でもなぞる感じの写しではなく、逸脱せず、の面白いバランスのこけしが揃っていました。
今回は同じ型でも複数から選べたので違いを見たり好みのものを選べて楽しかったです。 

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気の強そうな栄治型の表情、と耳。

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吉紀さんは弥治郎でも色々な型を精力的に作っていますが、個人的には喜一型・栄治型がとても合っていて面白い、と思っているのでじゃんじゃん復元に取り組んで欲しい次第です。
販売時、頭が重くて倒れやすい喜一型が寝かされていて、子どもっぽいというか人形っぽいというか良かったです。

ではでは。 
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