かっぱです。

昨日は東京こけし友の会の5月例会に参加してきました。
今回の例会より、神田から巣鴨のとげぬき地蔵高岩寺に会場が移転しました。

高岩寺さんでは、手前にある信徒会館で阿保六知秀さん・正文さんの実演販売もしていましたが、例会の会場は信徒会館の隣というか、一般的にはそちらがメインの高岩寺境内にある十福苑という建物でした。
数人の会員がお手伝いに早めに会場入りしたのですが、まず自分たちが新会場にたどり着けないという状態…。
境内には一般の参拝客の方ももちろんたくさんいるので、要所要所に案内役が立ち、会長や幹事さんも駆け回って対応しました。

私がいたのはこのあたり。
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正面から入ると、左手にある建物が十福苑なのですが、入口もちょっと説明しづらい位置で、「洗い観音」という参拝客が整列してお詣りするところの脇にあります。
写真をたくさん撮れたらよかったのですが、デジカメを持っていなかったのとなかなか時間もなかったもので。。
こけしの写真も含め、「こけし千夜一夜物語」もご参照くださいませ。

中の様子。
靴を脱いで下駄箱に入れ、スリッパを履いて2Fに上がります。
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同じスクリーンが左手にもあり、横長の会場。
なんと今回は91名もの出席者がありました。
初参加の方や久しぶりの方、新入会の方も多かったのではと思います。

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大沼秀顯工人のこけしは「こけし談話会」で取り上げた祖父・大沼竹雄の復元。
秀顯さんはあまり厳密に写すタイプではありませんが、普段のこけしと少し違った古風な味わいのこけしになるので、また取り組んでいただければ良いなと思います。
ちなみに金額が写りこんでいますが、友の会はあくまで幹事の方々の献身的なボランティア精神で運営されていての低価格です。
ただ、こけしの販売価格の目安にはなると思います。

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佐藤英裕さんのこけしも談話会の佐藤丑蔵の回で取り上げられた小林英一型。
飾りというよりも玩具らしさが目立つこけしです。

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土湯の西山敏彦さんのえじこ容器シリーズ。
あまりちゃんと見る時間がなかったのですが、中には豆こけしなどが入っていたのではと思います。
敏彦さんはかなりダントツにこけしの値段が安い方で、それでいて人気もあるので大忙しのようです。

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東京の八王子でこけしを描彩する木地山系の小椋英二さんのこけし。
久四郎・久太郎とは随分変化していますが、繊細な描彩とずんぐりした木地のギャップが面白いです。

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遠刈田の佐藤康広さんは松之進型で全て胴模様の描彩を変えているという凝りよう。
そして、驚きのロープライス。

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成長著しい野地三起子さん。
今回は三角胴で華やかなこけしを作っています。
西田記念館の展示でのアグレッシブな表現のこけしも忘れられません…。

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中古頒布のこけし群像。
今回も出席者が多かったので、一人2本まで購入権が得られるルール。

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大きなものから小さなものまで、レアもの、お値打ちもの幅広くあったと思います。
せめて2回に1回は半分より前に呼ばれると良いのですがねぇ…。 

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これだけのこけしを見て買うことができるのは、東京こけし友の会ならではだと思います。
大阪や名古屋、仙台、秋田など各地にこけし会がありますので、お近くの同好会をぜひ探してみてください。
同好の士が見つかると、蒐集にも張り合いが生まれ、楽しく勉強できること請け合いです。

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抽選品の一部。
三起子さんのお父さん、故・野地忠男さんのこけしがこんなに沢山並びました。
変わり型で多種多様です。

駆け足で紹介しました。
なお、例会の最後には、こけしファンにカメラが密着、タレントさんとお話しするという趣向の番組が上映されてお開きとなりました。

各地でのこけし会も盛り上がり、本日「かわいいこけし」というムック本も出版されました。
徐々に裾野が広がっているのを感じます。
こけしは色々な楽しみ方ができます。
買って、眺めて、こけしのことが気になってみたら、いろんな本を読んでみてください。
東北の産地やお祭りに行くのも楽しいですし、可能であればお近くのこけし会にも参加してみてください。
優しい先輩がいろいろ教えてくれるはずです。
こけしは何かというのは、なかなか難しいですが、まったく何も分からないわけではないし、既にあるひとつの意見を鵜呑みにする必要もないと思います。
たくさんの知識は星のようなもので、それをどうつないでいくか、そういうところに面白さがある、と感じています。
ということで、Blog「菊と鉋」の素晴らしい文章を紹介しておきます。 
自分のこけしを持つことができるし、それを人と交わすことができる。
こけしはなかなか楽しい世界です。

ではでは。