かっぱです。

今日も高橋正吾さんのこけしですが、やや珍しいかと思われる佐竹辰吉型です。
鄙びた味わいの遊佐雄四郎型と比べると、筆勢が全く異なるタイプのこけしです。

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シンプルな表現だからこそ、表情も活き活きとして奥深い魅力があります。
白い木肌に染みこむ染料の透明感や色味もはっとするような美しさです。
この模様は、鳴子では牡丹として描かれています。

佐竹辰吉は、高橋武蔵の父・亀三郎の弟子にあたります。
武蔵はたくさんのこけしを残していますが、亀三郎の遺作は確認されていないものと思います。

正吾さんの武蔵型のこけしは伸びやかながらも楷書体できっちりと描かれた作風を継承していますが、こんな風に大胆な筆づかいのこけしも描ける振り幅に脱帽します。

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なんとなくちょっと気の強そうな、さっぱりした大人の女性に見えるのですが、どうでしょうか?

さて、今週末は、西荻イトチさんでこけし勉強会をやってきます。
事前予約制で7月の回は満席となっております。
皆さんと楽しくこけしのお話をして、もっとこけしを好きになっていただけたら良いです。

福島の西田記念館では美轆展、津軽こけし館ではポケットこけしパークも開催されますので、東京こけし友の会のサイトでチェックしてください。

ではでは。