2017年03月19日

ミックとチャック


ロックンロールを作った男、チャック・ベリーが90歳で亡くなった。1950年代、エンターテイメントの世界に大人と子供の間に青春というアイテムをロックンロールという大人社会にちょっと反抗するようなスタイルで持ち込んだ。これはその後エンターテイメントの最大のテーマになるほどのジャンルになる。
チャック・ベリーの曲に「スクール・デイズ」「スウィート・リトル・シックスティーン」など青春がテーマだ。
シカゴブルースの巨人マディ・ウォーターズに認められデビューし、ブルースよりテンポ速く明るくしたロックンロールを作ったひとりだ。ジョン・レノンはロックンロールをあえて違う呼び方をするなら「チャック・ベリー」だと言う。チャック・ベリーの2大影響者はキース・リチャーズとジョン・レノンだ。
「ジョニーBグッド」のあの有名なギターリフのイントロやダブルストップでの
奏法はエリック・クラプトンをしても「あのテンポだとああいうやり方が最高で他になくああなってしまう」とまで言っている。ひとつの普遍的なリフを作っちゃった、ということだ。
ビートルズの「Come Together」はチャック・ベリーの「You Can’t Catch Me」の影響で作られたジョン・レノンの曲だ。似すぎているのでジョンは謝罪のためにその後「You Can’t Catch Me」をカバーしてベリーに敬意を表している。

偶然だけど、僕が今やってるお仕事に珍しくロックンロールのアレンジが1曲あって、来週にはまた直しをしようと思ってチャックの「キャロル」「ロールオーバーベートーヴェン」なんかを聴いてた。

ROLLING STONESのミックとキースが学生時代に駅で出会った時にミックが
マディ・・ウォーターズとチャック・ベリーのレコード(イギリスで売ってないレコードをミックは通信販売で買っていた)を持っていて意気投合しストーンズ結成に繋がる有名な話もある。

1986年にチャック・ベリー60歳の記念コンサートとそのドキュメント映画が撮られた。(監督は「愛と青春の旅立ち」のテイラー・ハックフォード)その時の音楽監督がキース・リチャーズだ。わがままでやんちゃなチャック・ベリーを弟子のようなキースがとても真面目にリハをしたり、本番でもチャックをなだめる。これ見るとキースってほんとうは真面目な人?みたいな感じ。
ロックンロールを好きでなくてもチャック・ベリーから派生したロック、R&Bがその後のポップ音楽の土台をなっているいるので彼の功績はとてつもなく大きい。

ちなみに60歳記念映画「HAIL! HAIL! ROCK’N’ROLL」は今となっては貴重なメモリアルな作品。またメイキングでのプロデューサーの愚痴も面白く、チャック・ベリーは約束を守らず、遅刻、来ない、多額の現金を要求、行き当たりばったり、歌詞忘れ、本番中にキーを変えようと言う、大事な収録直前に小さなローカルツアーをぶっこみ声がでなくなる等々、やっかいな人物像がこれまた破天荒で飽きさせない。
写真はミック・ジャガー(右)とチャック・ベリー(左)


(22:12)

2017年02月07日

1990年周防義和ライヴedit


3月26日日曜日午後、小さな集まりを開催します!
★周防義和の『映画音楽の会』トークwithキーボード
“Shall we ダンス?”、”舞妓はレディ”で日本アカデミー賞受賞の作曲家、 周防義和による、誰にでもわかる映画音楽トーク&セッション。音楽経験に関わらず、映画音楽に興味ある方、どなたでも気軽に楽しめるイベントです。(作曲講座より全然ソフトなトークの会)
ここでしか聞けない、映画音楽やCM音楽にまつわる意外なエピソードも公開。
限定20名のスペシャルな会です。(密やかな集いですね)
Sura:5(スラーゴ)として、周防義和と共に活動している作曲家、シンガーのJirafaと共にお送りします。
-映画音楽のあれこれ、映画音楽ってどうやって作られるの?素朴な疑問を、映像やおもしろエピソードと共にわかりやすく解説。

✐Time: 3月26日(日)14時開場、14:30開演(2〜2.5時間)
✐Place:「ditty」 東急目黒線武蔵小山駅から徒歩5分 
✐Charge: 2,500 yen(お茶、お菓子付き)
♦尚武蔵小山「ditty」はスペシャルな場所の為にホームページ、電話等ありません。
ご予約は周防義和 message@suoyon.jp までメールで「3.26の集い参加」とお願いします。(お名前、人数、メールアドレスを記して下さい)場所地図等もメールでお知らせします。
♦「ditty」オーナーの住井達夫はかつて雑誌ananの美術ディレクションを担当、また周防義和1st&2nd アルバムのジャケットのアートワークで周防義和とコラボレーションしています。

写真は25年前のライヴのワタシ、、、シツレイシマシタ

(00:01)

2017年02月02日

JasracShow170201


日本音楽著作権協会(JASRAC)の制作するネット配信番組「THE JASRAC SHOW」にゲスト出演しました。90分くらいの番組中、70分くらいはフリートークしたのではないでしょうか。
番組MCは大森さんと作詞家の木本さん。作曲編曲家の大森俊之さんとは音楽仲間であり久々の再会が楽しかったです。
僕の音楽を始めるきっかけからプロフィール的な紹介、ネットならではの双方向システムで即質問が」きたことに答えたりといろいろでした。
またLydian♭7スケールでの音遊びで戯れたりしました
ニコニコ動画のJASRACチャンネルから「THE JASRAC SHOW」に入れば見れるのですが、ナマ配信だったので、次に見れるのは2月中旬以降のアーカイヴズ配信になったらです。乞うご期待デス!
一応好評のうちに終えました。コメントの数もたくさん来ました。ありがとうございました!

写真は、
The Jasrac Showでの記念写真。MCのお二人、作曲家の大森さん、作詞家の木本さんと。

(22:53)

2017年01月19日

Helen_Reddy_1975

先週末は名古屋大阪での講師仕事、13日14日は名古屋で雪まじり、16日は
新大阪からの「のぞみ」は品川まで4時間10分かかった。(1時間40分遅れ)京都は大雪だったし、米原〜関ヶ原は徐行運転だ。その上名古屋付近でで1時間くらい停まっちゃった。
軽井沢自宅に戻ると雪かき。除雪機も使って気温マイナス2度の中、2時間くらいがんがん動いた。汗もかいた。風はなかったので辛くはなかった。東京などで気温8度でも風があると体感上10度は低く感じるのでないだろうか。絶えず風という攻撃で気温より寒い。

ところで昔のアナログLPを出してきたらHelen Reddyという1970年代大活躍したシンガーのアルバムが出てきた。「I Am A Woman」などのヒット曲でも有名なヘレン・レディはフェミニズムを引っ張る女性でもあった。このヘレン・レディのアルバム『No Way to Treat a Lady』はいい曲がけっこうある。特に「Bluebird」がいい、、、改めてクレジット見たら、なんとLeon Russellの作曲だった!!!

Leon Russell、ダミ声の南部スワンプの帝王でいてソング・ライティングではほんといい曲書いてるんですワ。ヘレンの歌もとてもいいです。伴奏も。Leon Russellの「Tight Rope」なんかはビリー・ジョエルの「Stranger」に影響与えてんじゃないか、なんて思うわけです。
しかしヘレン・レディさんのほうは現在75歳。最近の映像見るとほんと、アメリカのその辺にいるおばさん(おばあさん)の感じ。若いころのちょっと細めのウルフィーなルックスのかけらもないんデス。ちょとザンネンだけど、声は、、、ヘレン・レディでした!

(00:11)

2017年01月10日

Stravinsky


昔のVHSビデオテープを整理してたら「ストラヴィンスキー生誕100年」のドキュメント映像が出てきた。1982年に放映されたものだ。それから35年経ってしまったんだ!
写真はその映像を写真撮ったものだが、ストラヴィンスキーが「春の祭典」を作曲した時に、ロシアバレエ団のディアギレフ団長にその不協和なリズムフレーズをピアノで弾いてみせたところ(今で言うdemo演奏かな)、ディアギレフは驚いて「こんなのが長く続くのか?」って聞いたそうだ。ストラヴィンスキーは「そうだ長く続く」と言った。
1910年代にストラヴィンスキーは「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」と立て続けに3大バレエ音楽をパリで発表、当時の音楽に革命を起こした、、、というか20世紀の音楽の新たな方向を示した歴史的な大作だ。しかし「春の祭典」の評価は散々なもので酷い扱いをされた。その後大変な評価を受けることになる。

いやいやこのドキュメントは面白い興味深い。「春の祭典」の日本初演(1950年代大阪での初演)のエピソードは、なんと指揮者がどこやってるかわからなくなり、演奏者は適当にそれらしい音を弾き吹き続け、トランペット奏者のフォルテのフレーズで偶発的に終った、とか。当時は難解曲と言われてた。

とにかく「春の祭典」のリズムのフレーズはメチャかっこいいと20代の時思った。一番好きな音楽のひとつだ!僕の20代の当時ドビュッシー、バルトーク、ストラヴィンスキーのお蔭でクラシックにも現代人の価値観に通じる普通の音楽があると思った。3和音の音楽はある意味異常な人工美なので(勿論素晴らしい音楽であることは確か)不協和音は普通なんだと。


(00:18)

2017年01月04日

あの日の靴音1edit3

信州住まいも7月で14年目になる。ご近所の方々と柳会という名の
集いを年に一度しているが、今回は最後にサプライズがあった。
うちの隣りの蜂須さんの奥様がななんと作家デビュー!
はちすきょうこさんが「あの日の靴音」というエッセイを書き上げた。

昭和13年生まれのきょうこさんの戦中戦後のお話が淡々と綴られている。とにかく普通の人の、でも普通ではない日常=戦争が訪れたことによる大変な日々。それを子供の記憶を辿って書き上げた、真実の話だ。貴重な話、この時代を経験していないと書けない、次世代に残さなくてはならない文章だと思う。政治思想の話ではなくひとりの子供から見た戦中戦後の話とも言える。あたり前だけどとにかく戦争をしてはいけない、ということを改めて感じさせられた。
「あの日の靴音」作:はちすきょうこ  文芸社

(19:04)

2016年12月07日

Blue&Lonesome2


『Blue & Lonesome』Rolling Stonesが11年ぶりに新作アルバムをリリースした。ミック・ジャガーやキース・リチャーズは元々ブルースバンドとしてRolling Stonesをスタートさせたのでこのブルースのカバー集は原点回帰のようなものでなんの違和感もない。
エリック・クラプトンがゲストでいいソロしてる。

しかしミック・ジャガーは今73歳、レコーディングした頃は72か。声は全く衰えていないばかりか、めちゃめちゃノリノリでそのニュアンスは若い時より進化している。それだけこういうブルースには身体に染み込んだ、いやいやブルースそのものに身体がなっているのかもしれない。ミックのこと知ってるつもりでも、この入り込みの凄い歌唱にはちょっと驚いた。
ミックのブルース・ハープも大活躍しているし、ステージのパフォーマンスと同様に歳とって渋くなるのではなく、前向きなパワーに溢れたブルースフィーリングで歌を聴かせるのがミックの特徴で、ブルースが情けない心情や黒人の差別や悲しみをダブルミーニングで表現したところを更に居直ったりするのだが、ガンガン来るミックのブルースに情緒的な悲しみはないタイプのBluesだ。

レコーディングはほぼ一発録りでオーバーダビング無しで3日間で録り終えたという。これも現代機器が発達しすぎて間違いなど直せる時代にあえて荒削りのままスタジオ・ライヴ風に録ったことは興味深い、、、というか50年前彼らがデビューした頃に戻ったスタイルだ。僕もこの人達のお陰でBluesが原点になっちゃってる音楽人生を歩んでいるので・・・・・そうそう高校の時やってて自分でも歌ってた「I Can’t Quit You Baby」を今回ストーンズがやるなんてね。
この曲のミックの歌唱はハイライトだ!

ミックやキースはこういうシカゴブルースやR&Bが原点とも言えて、『Beggards Banquet』の頃アメリカルーツ音楽へのリスペクトと解釈の音楽、その後メジャーバンドになりアメリカに頻繁に行くようになると南部マッスル・ショールズでのレコーディングやレオン・ラッセルらのスワンプの影響(LAも拠点のひとつ)でスワンプヒット作「Tumbling Dice」などを作り、その後は「Miss You」「Undercover」など、ニューヨークだろうか。アメリカって場所による音楽の底深さがあるって面白い。




(23:23)

2016年11月15日

LeonRussell5


















SWAMPね。僕も映画『ドラッグストア・ガール』(本木克英監督 田中麗奈主演 2003年松竹)の映画音楽サントラで「ジェロニモストンプ」「Indian Swamp」「Jumping Fiddler’s Stamp」という曲を作曲、自分なりのSwamp、、、SuoSwampしてんですワ、これが。

LEON RUSSELL、、、悲しいね。
彼はソロと同時にJoe CockerをフロントにしたバンドMad Dogs & Englishmenが有名。
このツアーをドキュメントした映像を昨年WOWOW で見てその後Leon Russellにはまってたってわけ。とにかくLeonのあのダミ声って今の時代には聴かなくなった押しの強い感じ。
ドクター・ジョンとかにもその味がある。「Hummingbird」なんて好きな曲。「Delta Lady」「Dexie Lullaby」とかファンキーででもちょっとニュアンスがあって都会的ではないけど。あの時代だよなあって。
「Song For You」とか本人が歌うとカーペンターズみたいなやわな万人向けじゃないけどサイコーですワ、渋くて。彼のSwampってニューオリンズ風のピアノスタイルが土台にあるのかなやっぱ、南部だし、、、でもLAで確立したんだ。あの辺りのミュージシャンはLAにでるみたい、あの頃は。
とにかくLeonのあの声あくの強さよ永遠に我々に響くよね!
ところでSTUDIO IZUMI HOUSE 1127は12月11日18時開始デス。

(01:11)

2016年11月14日

大阪千日前のSTUDIO IZUMI HOUSE 1127 で周防義和作曲編曲講座です。
12月11日日曜日17時open、18時スタート!

昨年はライヴ&講座的なものを開催しましたが。今回は映画音楽の話及びコンポーザー講座です。
詳しくはSTUDIO IZUMI HOUSE 1127で検索してアクセスして下さい。大阪及び関西の皆さん1年ぶりにまたSTUDIO IZUMI HOUSE 1127でお会いしましょう!


(18:12)
LeonR

LEON RUSSELL.74歳で逝ってしまった。レオン・ラッセル、、、発音はリオンのほうが近いとは思うけど。
彼はアメリカ南部のSWAMP ROCKの帝王なんて呼ばれていた。
SWAMPって沼地とかいう意味だけど、そしてこういうサウンドはオシャレではないし今の若者には興味ないだろうな。有名なウッドストックフェス(1969)のジョー・コッカーのBEATLESカバー「With a little help from my friends」のアレンジはLEON RUSSELLでジョー・コッカーのバンドを仕切っていた。BEATLESでは気の抜けたリンゴの歌だったのを少しスローにして本格的な聴き応えあるロック曲にしたのはJoe Cockerのソウルフルな熱い熱い熱い歌唱とLEON RUSSELLの素晴らしいアレンジの賜物!Leonはこのバンドでピアノ、ギター両方弾き分けている。
ROLLING STONESの最高傑作『LET IT BLEED』(1969) の「Live with me」のブラスアレンジとピアノでも参加。STONESのその後の傑作「Tambling Dice」などのSwampへの影響はLeonなどの影響かもしれない。LeonはStones名作「Honky Tonk Women」をカバーしている。この曲もSwamp色が強いロックチューン。

その一方でソングライターとして「Song for you」「マスカレイド」(カーペンターズやジョージ・ベンソンも歌ってる)など超超美しいポップ曲を作曲している。そうLEON RUSSELLはただ者ではないです。ロックの3コード野郎の部分と2−5−1や半音進行などスタンダード・ジャズ期の理論両方わかってるし、見た目の南部ロックの風貌に隠された知的なコンポーザーでありサウンドメイカーなんです。Eric Claptonとの交流もあるしね。
昨年偶然にもLEON RUSSELLのライヴ映像を改めて見たりアルバム買ったりして数ヶ月彼にハマってました。ですのでショックです。

(18:04)

2016年10月16日

ヤマガラ2016_3








周防義和作編曲講座 at M P J

今年2回目の映画音楽作曲講座デス!

今回の題材は「サスペンス」。日常的なドラマでもちょっとしたサスペンスなムードの音楽って使用されるし用途は多い。作曲的にも不協和な和声、不思議系、逸脱したコード等、ジャンル超え自由とも言えるし、、、でもそこになんらかのこだわりも欲しい。理論的なこと基本と傾向の勉強。またドラマのどこに音楽を入れるか、という物語の読み取りも学びましょう。
心理的なサスペンス音楽を追求デス!
2回の講座の1回目は講義、そこで作曲課題を出題し2回目の講座では作品発表です。

作曲編曲を学びたい方々が多く大変うれしく思います。特に映像に合わせる音楽を作ることは興味深き体験です。他のジャンルとのコラボレーションは刺激的でいて楽しいのです。
【日時】2016 年11月10日&24日

第1回11月10日(木) Start 19:30 (Open 19:00)約2時間15分ほどの講義。
第2回11月24日(木) Start 19:30 (Open 19:00)参加者の作品発表。周防義和のコメント。
 
◇全2回の講座です。
◇受講締切:11月10日(水)※定員になり次第締切ります。

【場所】大塚MPJ事務局(JR山手線大塚駅からすぐ)
詳しくは下記で
http://musicport-j.org/form/index_1_23.html 


http://www.suoyon.jp/    

写真は、、、これ講座と関係ないです。うちのデッキにきたヤマガラです。

(23:37)

2016年09月04日

リターンズ2016

私周防義和が音楽担当した映画『超高速!参勤交代リターンズ』が9月10日公開される!
写真はそのサントラのジャケット。
大ヒットした前作の続きという設定ながらさらに大展開したストーリィ。悪い中央政府と貧しき地方という対比はなんか現代日本を勝手に思い込したりするのもよい。主人公の佐々木蔵之介と湯長谷藩の各侍たちのキャラがとてもわかりやすく表現されてるし、笑いもあり弱小な田舎侍たちを応援する気分にもなりスゴく面白い作品に仕上がった。
そして、音楽も
超納得のお仕事ができたとマジに思ってます。いわゆる劇伴奏音楽では自分の代表的な作品づくりができたと思う。2時間くらいの作品に約50くらいのシーンに音楽が入っている。劇伴が多いかもしれないが、そんなにうるさくないはず!?ってまあ本人が言っても客観性がないが、無理に音楽だけ盛り上がる曲作りでないのがオレ流なので・・・・いやいやほんと客観性ない文章でスミマセン!

前作のリメイク曲もあるがサイズが異なるので編集したり、楽器を足したり、新たなパートを加えたり、、、実は作業的には凄い大変なことになっちゃいました。今年のお正月はほんと元日も作曲しているという異常事態で取り組んでいました。
前作『超高速!参勤交代』ではあえて弦楽セクションとパーカッション、アコースティック・ギターで作曲したが、今回は再びその楽器編成にフレンチホルン3人、バスクラリネット、などを加えた。

湯長谷藩は今の福島県いわき市にあたるので、今日はいわき市での先行上映会があり本木克英監督は舞台挨拶したようです。エンターテインメントな作品ながら前作での将軍吉宗のセリフ「いわきの土をげがしてはならぬ」は3.11を経験した我々には深く突き刺さる。

(21:21)

2016年08月27日

イワナ

ドライヴ中に偶然寄った小淵沢のひまわり市場に「朝獲りイワナ」が!
早速購入急いで家に戻り庭に七輪を出してきてイワナを焼いて食べた。新鮮な食感が美味しい!この七輪も能登の珪藻土でできたちょっといいやつなんです。田舎ライフの小さな贅沢でした。

(17:23)

2016年08月06日

ビート・ポップス

昭和のテレビ界の大物タレント大橋巨泉さんが82才で逝ってしまった。
もういろいろなところでその才能を紹介されているのでそれは省くが、実は僕も大橋巨泉の影響で育ったひとりと言える。
それは1967年〜70年頃にフジテレビで土曜日の午後3時からオンエアされていた1時間番組『ビート・ポップス』だ。今となっては伝説的な、、日本のポップ史上のエポックメイキングな番組と言えよう。
巨泉さんはまだテレビ界で超有名ではなくジャズ評論家の名残のある頃だったのだろう。『ビート・ポップス』は洋楽情報番組で「Music Life」編集長の星加ルミ子、「Teen Beat」編集長の音楽評論家木崎義二を両脇に控えて巨泉さんの司会で進行する音楽番組だった。
そこではビートルズ、ローリングストーンズ、オーティス・レディング、サム&デイヴ(このサム&デイヴの1970年来日公演には高校生ながら行き、リズムの凄さに圧倒、日本が好きなナサケナイ女々しきメロディ志向からどんどん離れることになる・・よってその後に起こる日本のフォークの貧乏ったらしいちょい悲しきかなメロディ志向も受け入れずのカラダになる)、ダイアナ・ロスとシュープリームス、サイモン&ガーファンクル、シルヴィ・ヴァルタン、ビージーズ、ドノヴァン、ウォーカー・ブラザーズ、ヴァニラ・ファッジ、等々を知ることができ、時にプロモーションフィルムも流した。

スタジオには視聴者から応募されたのだろうか多くの若者が音楽に合わせて踊り(当時の流行はゴーゴーダンス)、いわゆるお立ち台的な目立つ位置で踊っていたモデルの小山ルミ、杉本エマなんていう女の子をスターにした。中学生の僕らはみんな憧れたデス。まだディスコ時代の遥か前にこういう番組が礎になってたんだなあ、、、なんて。

それ以前に洋楽を日本人歌手がカバーする『ザ・ヒットパレード』はあったが洋楽をそのまま流す番組はなかった。中学生の僕や友達は必ずこの番組を見て洋楽ポップに夢中になったわけだ。
また振付師として藤村俊二も出演していて時に簡単なステップを皆で踊ろうというコーナーがあって、テレビのこっち側で中学生の僕もステップを踏んだ思い出がある。巨泉さんはジャズ好きなのでそろそろロックが旋風を巻き起こす直前のポップに特になにかコメントを言っていた記憶はない。ビートルズやストーンズ、モータウンのR&Bもがんがんヒットを飛ばしていた時代、とにかく当時としては若者向きのカッコイイ番組だった。小学生時代に見てた『ザ・ヒットパレード』はなんとなく見ていたが、この『ビート・ポップス』の影響で日本の歌謡曲に全く興味なくなってしまったとも言える。
巨泉さんの番組ではその後深夜ラジオの「巨泉プラスワン」をよく聴いてた覚えがある。そこではジャズをよく聴いた。無名のタモリを最初に知ったのはこの「巨泉プラスワン」かも。
とにかく大橋巨泉さん、昭和の偉大な才能だった!


(21:40)

2016年07月04日

ヘッドアレンジとは1960年代のリズムアンドブルースのレコーディングにおいて、ラフな譜面程度でリズムセクションを導いて、又はリズムセクションのプレイヤーのその場のアイデアなどでアレンジが決まって行くやり方で、ポップロック、ジャズなんかでは当たり前のレコーディング方法なのだが、打ち込みが一般的になってからは、今のガキたちにとっては当たり前のことではなくなったので、僕が作曲講師をしているOSMでは、たまにこのヘッドアレンジセミナーを開催する。
今週末も行われるので楽しみではあるのです。

(01:27)

2016年06月27日

釣りバカ日誌11

2000年に公開した映画『釣りバカ日誌イレブン』DVDが隔週発売のディアゴスティーニでリリース!
当時この大ヒットシリーズの1作に音楽担当できたことは光栄なことでした。
本木克英監督もまだ30代でした。その後、『ドラッグストアガール』、『鴨川ホルモー』、『超高速!参勤交代』など映画、
テレビ作品では『丹下左膳』、『めぞん一刻』』、『舞台劇森の石松』などなど本木作品に関わらせていただいた最初の記念作がこの『釣りバカ日誌イレブン』なのです。
脚本にない西田敏行さんのアドリブなど凄いなあ、と当時思ったのも思い出します。
とにかく脚本をいくら見ててもどのシーンかわからなくて、それを監督にお聞きしたところ西田さんと監督中心に新たなシーンが出来てしまって、それがまためちゃ面白いんです。凄いなあと。

また音楽レコーディングに故三國連太郎さんがいらしてくれ超驚き!また三國さんのような大俳優の方が劇伴音楽のレコーディングにいらしてくれるなんて、ほんとうに素晴らしいことでした。

そして2000年の、、、そうか、これ20世紀最後の映画仕事でした!

(23:48)

2016年06月22日

嫌な女フライヤー
音楽担当した映画『嫌な女』が今週土曜日25日に公開です。この作品は女優の黒木瞳が初監督!
黒木瞳さんはご自分でこの原作の映画制作権を獲得したくらい意欲に充ちた方。
主演は吉田羊、木村佳乃という2人の素敵でオトナな女優。この2人が相反する性格で面白い話が展開します。音楽はJirafaとの共同作業で制作。おおまかには木村佳乃さん絡みのシーンがJirafa、吉田羊さん絡みのシーンが僕、みたいなところでしょうか。

(18:57)

2016年04月23日

義和マイクで





今年もMPJでの作曲編曲講座の季節になりました!

5月12日(木)と27日(木)の2回に渡ってMPJの作曲編曲講座で周防義和が担当します。両日とも19時30分から2時間と少し行います。

今回の題材は映画「舞妓はレディ」を取り上げます。
ご存知のようにこの作品で私周防義和は2015年の4つの映画音楽賞を受賞しました。12日はそのシーンの映像解説とともにスコアでの音楽分析します。具体的な講座といえます。
そして作曲課題を出題し27日の講座は参加者の楽曲発表し私がコメントさせていただきます。映画音楽の裏側のお話もしますので作曲を専攻されない方でも楽しめると思います。
MPJは山手線大塚駅からすぐの場所です。
詳しくはMPJのhpから入ってお申し込み下さい!

MPJとは___日本最大のアーティスト・ソングライターのための音楽コミュニティ。
こちら

(13:09)

2016年03月24日

課外授業ようこそ先輩logo

NHK・Eテレのドキュメント番組「課外授業 ようこそ先輩」のテーマ音楽を作編曲して8年。先日この番組の制作者が一同に会するパーティが渋谷のNHKエンタープライズであり、多くの映像プロダクションのプロデューサー、ディレクターらが出席された。
ドキュメント制作のトップの方々と言える。テレビマンユニオン、テレコム、熱源、などなど、エンドスタッフロールで皆さんにも知られている制作会社だ。
この番組の独特な企画やその都度、母校を訪れるゲストの方とのコミュニケイションや授業の内容からロケーション。そして東日本大震災直後の東北での撮影エピソードなど、興味深き話が聞けた。

僕はテーマ音楽の作曲依頼打ち合わせとレコーディングの時だけ絡んだので、ほぼ皆さんとは初の出会い。また僕が作曲だけでなくアタマのタイトルコール「ようこそせんぱい!!かがいじゅごぎょう」と叫んでいることを皆さんご存じなく、それを言うと、ナマでやって下さいとのリクエスト!それに応えて叫んできました。うけました!というか温かいムードに包まれました。

テーマ音楽の中でもスキャットは自分で歌っているが、これがデモの時に適当に歌っていたスキャットの言葉「ダダスカ〜〜」がサウンドデザイナーの福井さんがこれ、いいんじゃない!と言ってくれてそのまま僕のスキャットを活かした曲になったのです。また弦楽セクション、ハモンド(本物のハモンド・オルガン)、ウクレレ(これも自ら弾いた)等を使用してます。テーマ音楽のタイトルは「ダダスカの法則」でJASRACに登録しました、というわけです。
「課外授業 ようこそ先輩」は国際エミー賞、日本賞など数々のドキュメント番組の賞を獲った素晴らしい番組。僕も関われて光栄に尽きます!今週は明日金曜日夜7時25分からNHK・Eテレです

(12:51)

2016年03月18日

リハysuo



ライヴ、それも自分自身がパフォーマンスの中心となるのは今までにも余りないので、新たな課題を与えられ歳とか言ってられないとも言える。
自分自身の歌は未だに発展途上なので更なる精進!ということだ。

「Out Of The Blue」の弾き語りはとても難しい。勿論僕の歌とギターが更にレベル上がれば問題は解決する。ライヴの1曲目で一番難しい曲に挑んだ。
7thがカギ!
この曲は半音進行、Two-Five-Oneの応用が散りばめられ、一時的転調もあり歌うのは大変。短3度上行したりと忙しい。それらが単に気ままに進行しているわけではなく、機能する和声進行と旋律を同化させていく。普通のポップのシンガーソングライターやただのロッカーでは作曲は不可能だろう。でもちょっと学べば理解できる。JAZZの和声の要素、フィーリングとしてはロックソウルの感覚が必要。
特に半音進行するときにひとつの音だけを半音進行させると、それはラインクリシェという技法になるので、それは少し違うことになる。この曲の和声には必ず7thの音を入れて欲しい。
それを入れることで白人クラシック的な和声から別次元へ突入できる。
7thの音を省くとキレイだがこのオトナなムードは出ない。和声の下から1−7−3という積み重ね方(voicing)が良い。1コーラスの最後ほ辺りにはラインクリシェも使用しているが、そこだけだ。
前半はルバート風に進んでB♭7thとE♭7thの演奏だけのパートからインテンポにしてみた。
Jirafaとのリハで歌のハモを考えてくれた。アルバムにはないライヴversionができつつある。

(23:58)