2005年03月

2005年03月31日

SILHOUETTEMUSIC MAN のSILHOUETTE specialです。なんといっても持ってるElectric Guitarの中では一番よく使用しているGuitarです。ヴォリュームペダルでスローアタックしつつアームで漂う感じとかをするんで、このアメリカンスタンダードタイプのアームはいいです。ボディが短いのもいいですね。ピックアップはフロントからシングル、シングル、
ハムバッキングです。見てわかりますねネ。

(23:20)
フェンダームスタング1965年製ワタシ所有の"フェンダームスタング1965年製"
購入したのは1993年。アームもついていますがこの写真の時ははずしています。このカタチが気に入っています。音も温かい音です。手に持った時の感触がヴィンテージならではの素朴さがあっていいです。メチャ好きなギタリストのエイドリアンブリュー(KING CRIMSON他いろいろ活躍)もこのムスタングのカタチが好きみたいですね。特注ではあるでしょうがよく使っていますよね。
ワタシは自分が率いていたバンド「BREW-BREW」 の3rd Album「DoReMiFa# ポップがゆく」(1994/columbia)の中ジャケ写真にこれ持って写っています。勿論ライヴ’でも使用。4th Album「かけら」(alinnos)のボサっぽい歌曲「虹のかけら」では全編これで弾いています。
小石巳美とのユニットCOMAの1st Album「COMA」(1997/zeze-mu/bearman records)でも「猫町・晩歌」で弾いています。

(00:13)

2005年03月30日

昨日ジャケットだした、HERBIE HANCOCK(PIANIST,COMPOSER)の「SPEAK LIKE A CHILD」ですが、ほんと上質な1960年代MODE-JAZZの名品です。メチャ好きです。
楽器編成はPIANO(HERBIE HANCOCK),BASS(RON CARTER),DRUMS(MICKEY ROCKER),ALTO-FLUTE(JERRY DODGION),FLUGELHORN(THAD JONES),BASS-TROMBONE(PETER PHILLIPS)。

一曲目「RIOT」はフリューゲルホーン、アルトフルート、バストロンボーンからなるアンサンブルが柔らかい音色でテーマ部のアンサンブルをとる。こういうBRASSの選び方が凄くセンスよく、いわゆるアメリカ的ブラスでないところが知的である。アドリブはアルバムとおしてHANCOCKだけである。モーダルに時にファンキーな知的なソロが拡がる。BassのRon Carter も得意のポルタメントのグリスダウンを織り交ぜながらスリリングなサポートだ。

アルバムタイトル曲の「SPEAK LIKE A CHILD」はボサノヴァのリズムにフリューゲルホーン、アルトフルート、バストロンボーンがテーマを奏する上級レベルのTENSIONの使い方、でいながら温かみのある、テーマ性は聴きごたえ充分の大人の音楽といえよう。「癒し」とかいう名目で商売っ気のみの音楽が氾濫する昨今だが、こういう音楽こそホンモノの癒しかもしれない。ただ安易なBGMではないので3和音の音楽でよい輩にはご遠慮願っていただいて結構だろう。ここはファーストフォードの店ではない、安売りディスカウントショップではない、ホンモノの音楽館だ。

この曲や「TOYS」「GOODBYE TO CHILDFOOD」などコンポーザーとしてのHANCOCKの才能の見せ所だ。どれも抑制の効いた、無理に盛り上がることもなく、、現代人のかかえる悩みなのか、心象風景なのか、複雑なコンセプトを見事に描いている。
「FIRST STEP」はピアノトリオによる変則ブルース。ここではファンキーなソロがごきげんだ。「THE SORCERER」はMILES DAVISのアルバムタイトルであり、勿論そこでもHANCOCKは参加しているが、ここではピアノトリオによるものだ。WAYNE SHORTER風のBLACK MAGICや呪術の匂いも漂う、モード音楽ながら独特の音スケール世界で構成された音楽。
このHANCOCKの「SPEAK LIKE A CHILD」は名作「MAIDEN VOYAGE」に続いて発表された1960年代の傑作である。その後、70年代になるとエレクトリックになり、4BEATからは遠ざかるので、またその後にV.S.O.P.等、アコースティックなJAZZは戻ってくるが多少、懐古的なことがないでもないので、ほんとうにマジにこういうJAZZを追っていた時代の貴重な作品といえるだろう。

(00:46)

2005年03月29日

3月2日のBlog(左隅の欄のArchivesの3月で見れる)で、おこと(箏)は皆、弦の太さが同じと書いたが一番一般的な13絃はそうだが、17絃(音域低い)はいろいろあるのでした。訂正します。

(02:21)
Speak Like A ChildHERBIE HANCOCK 「Speak Like A Child」のジャケットです。
BlueNote CDP7 46136 2 DIDX 934 1968年録音
Producer : Duke Pearson
Engineer : Rudy Van Gelder
Cover Photo : David Bythewood

1960年代、新主流派と言われた、HERBIE HANCOCK のアルバム。全体をとおしてモード手法系の質の高いJAZZアルバムと言える。まだFUNK,CROSSOVER,FUSION,HIPHOPにも行ってない頃の若手優秀ジャズマンのHANCOCKが聴ける。録音技師がヴァンゲルダーってことはNewYorkのVan GelderStudioで録音でしょうね。いい録音、好きなJazzです。内容についてはまた今度。

(01:59)

2005年03月28日

つらら2nd

もう春ですね。こんな「つらら」もまた来年!


(00:22)

2005年03月27日

Robert Johnson  のレコードジャケット1930年代の録音が貴重な、ブルースのクラシックとも言える、Robert Johnsonのレコード、「King of the Delta Blues Singer Vol.2」のレコードジャケットです。勿論アナログのもの。このジャケットに描かれているのは当時のレコーディング風景を絵画にしたもののようで、ポップな画風がなかなかいい。
Produced by Frank Driggs Cover Art: Daily Planet Tom Wilson Typographical Design : Nick Fasciano CBS/SONY 20AP2192

Robert JohnsonはRolling Stones,Eric Clapton等に多大な影響を与えた、黒人ブルースシンガー。また元フリートウッドマックで元ジョンメイオールとブルースブレイカーズのギタリスト、ピーターグリーンも数年前Robert Johnsonのブルースナンバーをリメイクしたアルバムを発表している。

1930年代はまだエレクトリックではなくフォークブルースといったサウンド。Rolling Stonesの1969年の名盤「Let it Bleed」でリメイクした「Love in Vain」がアルバムに収録されている。勿論これがオリジナル。Rolling Stonesのほうはまだ無名のライクーダーがマンドリンで参加し、ブルースとは言えオリジナルなアレンジで牧歌風になっている。

19世紀アメリカ合衆国のアフリカ人奴隷制度の中、ミシシッピ川デルタの綿花畑地帯で生まれたブルースは川の上流シカゴまでいきつく。それは経済の中心が北部工業地帯へ移行するのと関係あるのだろう。そこでカントリーブルースだったものが都会のブルースへ変遷する。(ここでのカントリーブルースとは白人のカントリーウエスタンとはあまり関係ない)そして、サニーボーイウィリアムソン、サンハウス、ハウリンウルフ、ブラインドレモンジェファソン、1950年代にカントリーブルースの最高峰ライトニンホプキンスが出て、ブラウニーマギー、そして歌い上げるブルースの2大巨人ジョンリーフッカー、マディーウォーターズらに受け継がれ、さらにリズムアンドブルーススタイルを取り入れ、ブルースの3大キング、アルバートキング、フレディキング、B.B.キングとポピュラリティを得ていく。

アルバートキングの「CrossCut Saw」とEric Claptonのそれを聴くと、ギターのフレージングは全く同じである、完コピである。ただEric Claptonは独特のスローハンド奏法等で滑らかな、弾き方で弾き、同じフレーズながらオリジナルなブルース奏法を確立していく過程がよくわかる。Eric Claptonは1968年69年の伝説バンド「CREAM」時代にも「悪い星の下に生まれて」などAlbert Kingの曲をレパートリーにしている。しかしCREAMは最高にスリリングなバンドだったなあ。ROCK MUSICにJAZZのImprovisationが取り込まれ凄かった。でも神経もたなかったんだろう。2年で解散した。Eric ClaptonもCREAM以後アドリブ弾きまくりバンドは2度とやっていない。

一方1960年代リズムアンドブルースやロックンロールの台頭でよりハデでコマーシャルなサウンドが受けるようになり、リズムをそれほど強調しないオールドブルースは白人のマニア受けのジャンルになっていく。英国人のRolling Stonesたちがブルースをリメイクし、有名になりアメリカに渡り、はじめて憧れのブルースマンに会った時、マディーウォーターズだったか、ウィリーディクソンだったか、は食っていけずエレベーターボーイをしていたというエピソードが残っている。しかし1950年代末イギリスの若者たちはアメリカの黒人たちのブルースを好きになっていたのが面白い。Mick Jagger は中学生の時、通信販売で手にいれたブルースのレコードをもってロンドン郊外のダートフォードの駅で幼なじみのKeith Richardsと偶然会い、そのレコードの話しするうちに意気投合し、その後一緒にRolling Stonesを結成するわけだ。グループ名Rolling Stonesの由来はMuddy Watersのブルースナンバーからとった。これにはBrian Jonesが絡んでくるが。

1960年代末にアメリカンポップがすたれ、ヒッピー文化、サイケデリックときていよいよ反体制的なロックがポップの中心になっていくわけだが、最初はYardbirds(Eric Clapton、Jeff Beck ,Jimmy Paygeの3大guitaristが相次いで在籍)、Animals、Rolling Stones、CREAM(Eric Clapton)、JimiHendrix、John Mayall& BluesBreakers(Eric Clapton、Peter Green ,Mick Taylor が相次いで在籍),Paul Butterfield BluesBand(Michael Bloomfieldが在籍),Janis Joplin,Fleetwood Mac(Santanaで有名な「Black Magic Woman」はこのバンドのPeter Greenのオリジナル)、Al Kooper,Canned HeatそしてLed Zeppelinの1st も、とにかくロックというのはブルース寄りだった。1970年代にロック代全盛になると、もう少し明るいロックンロール寄りがでてきた気がする。

ちなみにBeatlesは1960年代後半だれもロックグループとは呼んでいなかった。ポップのグループということだ。ただ初期は特にJohn LennonがR&Bのカヴァーも多かった。Paul はブルース色は余りない。ロックンロールでも白人寄り、トラッドなスイング趣味だからだろう。
まあでもBeatlesはBeatles、PopMusicに偉大な即席を残した。
走り書きのため話しが脱線しまくりだが、RobertJohnsonや、JazzではDuke Ellingtonみたいな人たちがいてはじめて、現在のポップもあるんだろうな...でした。

p.s.
小学校の音楽室にバッハ、ベートーベンの写真があるなら、デュークエリントン、ボブマーリー、アントニオカルロスジョビンも飾れって!(一応いろいろいるんで故人に絞りました)音楽の先生?or文部科学省?...あんたら間違ってるぜ!

(00:44)

2005年03月25日

2月21日のこのBlogでご紹介しましたが、たしかに私はコメディタッチの映画に音楽つけることが多いですが、昨年公開の映画「千の風になって(天国への手紙)」(金秀吉 監督作品)ではおもいっきし悲しい映画でした。

私としては悲しいシーンに悲しい音楽で更に悲しさを強調したくはないので、でもかといって明るい音楽をつけるわけいかないし、考えどころではありました。
あるシーンでは次のようなものでした.....親の言うことも聞かず親との関係が冷たいものになってしまった、高校生の娘(水谷妃里)が、ある日、ゲームセンターで遊んで帰宅すると、母親がガス自殺しているシーンがあり(そこだけこんな風に書くと唐突ではありますが)、そこに音楽つけることになりました。
ちょっと悩みました。そこでどんな音楽を作曲したかというと、アンビエント風なものにしました。ナマ楽器ではなくグラスハープ風のシンセ音色で画像を何度も何度も見ながら即興で弾いてまとめあげていきました。クリックなしで、です。
長調でも短調でもない感じです。単音のロングトーンではじまり長2度の音をぶつけ、メロディ風のものは感じさせないつくりです。
高校生の娘が唖然とする感じ、そしてその後、母親の遺書を見つけ、母親の声でモノローグがはじまります。そこからは長調の和音でいきました。遺書を読む娘の姿は非行に走っていた娘がやっと母とコンタクトした姿であり、温かい和音がいいと思ったのです。曲はルバートで弾いているのでテンポ感はなく、盛り上がりもしません。
そして娘が窓から雨の外の風景を見つめるカットで音楽終わります。雨の音に音を受け渡すことになるので終わり方もしやすいといえます。

一応うまくいきましたが、こういうシーンの音楽、単純に悲しいとか暗いではなく複雑な心理状態も絡ませて表現しなければならないのでむずかしいことは確かです。
(この映画はまだDVDがリリースされていません)

(23:51)

2005年03月24日

BuritonUkulele私のバリトンウクレレです。通常のウクレレよりBodyは大きく、4弦は通常のウクレレより1オクターヴ低くなってます。
つまりギターの上4弦のチューニング関係と同じになります。ガットギターよりは小さいのでギターとウクレレの中間に位置する感じかな。

(14:05)

2005年03月23日

ミズバショウ

自然シリーズ、続きますが。
昨年、塩尻のほうの湖の近くで見た、ミズバショウ。今年も見たいな。

(01:29)

2005年03月22日

京都にて

晩秋の京都、詩仙堂で撮った写真

(01:54)

2005年03月21日

昨年の今頃は映画「死に花」(配給:東映 監督:犬童一心)のサウンドトラック録りも終えた頃だった。

「死に花」というタイトルから想像すると、なんか重〜い感動もの?みたいな感じだが、そうではなく痛快なエンタテインメント作品だ。
主演の山崎努さんはその時68才だが、ほんとうに若い。最後のシーンで走るカットのハイスピード撮影があるが、筋肉の動きがアップになるので歳相応のカラダってわかってしまうわけだが、それでも若い。さすが主役はる俳優さんってすごいなあと思った。だいたい顔とか若く見えても、カラダの動きでだいたい歳がばれてしまうらしい。筋肉衰えていると動きが重いよね。他の出演者たち、青島幸男、宇津井健、谷啓、松原智恵子、藤岡琢也、長門勇(敬称略)と超ベテランの役者さんが揃った。森繁久彌さんも、若手では星野真理
がすごくいい感じだった。
 さて、音楽だが、劇伴の骨となる音楽はいわゆるJAZZ-ROCKでいった。JAZZ-ROCKというとHerbieHancockの「ウォーターメロンマン」やLeeMorgan の「サイドワインダー」等が有名。1960年代の雰囲気だ。
70才前後の老人ホームに住む老人たちが思わぬ理由から銀行強盗をやる、という奇想天外なストーリーで、その老人たちを応援する的な意味あいのある音楽として、ちょっと前向き、でもめちゃカッコよくはない、アカデミックでもない等、のヒントから8ビートでもロックまで強くない、でも明るく前向き、なのでその音楽を作曲した。登場人物にスウィングジャズ愛好家もいるし、ジャズ系は合うと思った。

メロディはトランペット、サックスでとるオーソドックスなジャズスタイル。ただスケールはLYDIAN FLAT7th(ここがちょっといいんですよ...ひねくれてて)で作曲、変形のブルース進行風になっている。劇伴なのでシーンによってはマーチのリズムにしたり、展開部で弦楽セクションいれたり、フルートとトロンボーンの8vaユニゾンでメロ吹いたりとバリエーションは幾つかつくった。またスローにしてピアノソロ、バンドゥリア等のVersionもある。それは主人公がもの思いにふけっているようなシーン、等、アクションではなく静の時に使用した。最後のほうのシーン、主人公たちが見つけた戦時中の遺品を森繁久彌に渡すシーンもスローのLYDIAN FLAT7th曲だ。情緒的に悲しい、という作風を避けたいためにはとても効果的に、そしてサスペンス風がもろに、という感じでもなく、複雑な気持ちを表現するのに有効だった。

LYDIAN FLAT7thがやはり効いているせいか、犬童一心監督も「これ、なんか
不思議だよねえ」と言っていた。犬童一心監督も不思議な風格でいて才能溢れる方だ。

別曲の「行方知レズ、彼女ノ心」というサントラ収録曲、いつだったか天気予報のバックにずっと使われていたっけ。
作曲家の小林亜星さんもちょこっと出演されていますが、先日お会いする機会があった時「音楽よかったよ」と言われた。大先輩の作曲家にそう言われほっとしました。
もうDVD(東映)もでています。サントラはEpicからリリースされてます。(宣伝ダ)エンディングテーマは元ちとせ。

(注)LYDIAN FLAT7thスケール....
   CがセンターのLYDIAN FLAT7thは
C-D-E-F#-G-A-B♭-Cとなる。C7,9,#11というところがミソ。
 C分のD(tryyard)なんていうコードもOK.Dominantは使わない、
   なんていうのもgood!
   音階をF#からスタートさせるとF#alterd Scale になる。

(11:48)

2005年03月19日

オンドマルトノの話の追加ですが、かんじんのどんな音なのかですが、シンセサイザーでいえばサインウェイブ系のすご〜く太い音色です。実際にナマで聴かないと、シンセって思われてしまうかもですね。写真で数個写っているすべてでひとつのオンドマルトノとして機能するわけです。発信とスピーカーを兼ねているのものと、キーボード部とあります。キーボード部は左手で操作するところを動かして、はじめて音がでるので、ピアノやシンセサイザーのように鍵盤たたいてもすぐに、音がでるわけではないのです。単音楽器だし、ポジショニングと弾くというふたつの動作で(言ってみればギターやヴァイオリンのように)音がでるので相当難易度高い操作性が必要ですね。でもふくよかで温かくいい音で感激しました。

(16:53)
今回はDEBUSSYにちょっとふれよう!
まずは Claude Debussy (1862-1918)を表した文を紹介しよう。
「Debussyほど革新的な作曲家は音楽史上ほかにみられない。(中略)あらゆる伝統的な技法を完全に覆した。それは古典音楽からロマン派音楽に至るあらゆる技巧から音そのものを解放し、全く未開発の音の世界を切り開いた。Debussyはすべての理論上の規則を無視した。その為に、初めは音楽でない音楽を書くといって非難された。」清水脩著「新版 音楽通論」(音楽之友社)。

 またロシアの大作曲家Stravinsky((1882-1971)はリムスキーコルサコフに音楽院で師事していたが「Debussyを聴いてはいかん」と言われていたそうだ。しかし当時の若き作曲科の学生たちのアイドルはDebussyだったと生前語っている。ピアノ音楽の「前奏曲集1&2、全24曲」を聴いているとそのぶっとんだ発想に驚かされる。アメリカの黒人音楽ラグタイムやアジアのガムランからも影響受けたり、世界音楽を吸収している。貴族をスポンサーにしていた時代から資本主義に移行していく時代ともシンクロしているだろう。またマラルメ、ボオドレエルといった詩人、画家たち、当時最先端の芸術家たちとの交流も凄い。

 管弦楽では「ノクチュルヌ(夜想曲)」「海」。室内楽では「弦楽四重奏曲」「フルート、ハープとヴィオラの為のソナタ」。ピアノ曲では前出意外に「子供の領分」「ベルガマスク組曲」「版画」「映像」などが代表的だ。ピアノ曲「ゴリウォーグのケークウォーク」はラグタイムリズムがポップな曲でこのあいだの講座ではこの曲をワタシがアレンジしたものを聴いていただいた。入門的な曲ではピアノ曲「亜麻色の髪の乙女」がメロディアスで聴きやすい。皆さん聴けば知ってるはずだ。
 ドビュッシーは形式にこだわらなかったので、交響曲とか協奏曲というものがない。自由に(実はこれが難しいのだが)、作曲しているのだ。ピアノをフィーチャーした管弦楽音楽は「ピアノと管弦楽の為の幻想曲」となっている。またサックス(当時流行の新しい楽器)をフィーチャーした管弦楽を書いているが、委嘱された貴族の婦人からギャラだけもらって、未完のままとんずらしている。その音楽はその後弟子が完成させている。お弟子さん、お疲れさまでした。バレエ音楽「牧神の午後への前奏曲」初演では踊り手のニジンスキー(当時ナンバーワンダンサー)がステージでセクシャル行為をして大スキャンダルになったのが映画「ニジンスキー」で描かれている。まだまだ貴族社会が文化の担い手だった時代に相当、パンクなことやってた人たちがいるみたいデス。同じ時代にRAVELがいてこっちもめちゃ好きな作曲家。同じ印象派と呼ばれているが、ラベルは天才というより秀才できちんとしている気がする。「オーケストレイションの魔術師」というのはラベルのことだ。ドビュッシーはたまにぶっとんだまま帰ってこない良さもある。音楽史上ただひとりの天才かも。

(01:00)

2005年03月18日

講座お疲れさまでした。
最後はローリングストーンズ(敬愛するartist)とドビュッシー(敬愛する作曲家)の話で盛り上がるという、楽しい!?ノンジャンルな、いやいやボーダーレスジャンルな世界に戯れてしまいました。
その辺は MPJ代表の朝生さんのBlog ☆ジョージ朝生の日誌「日々是奔走」☆
でもご紹介いただいていますのでご覧ください。

ところでそのStones!
最近ではフィギアスケートの村主選手がローリングストーンズの「PAINT IT BLACK (黒くぬれ)」で踊っていましたね。今はピンクパンサーだけど。

ガキの頃から敬愛するローリングストーンズの代表作「JUMPING JACK FLASH」(ロック史上の名作だし)を弦楽四重奏にアレンジし歌を入れたのが1994年。BREW-BREW(周防率いる伝説と化したバンド!)のアルバム「DoReMiFa#ポップがゆく」に収録されコロムビアからリリースされている。Aメロ部分は原曲のギターのオスティナートからヒントを得た、弦楽的なパッセージで攻め、サビは7thの音がベース(この場合はチェロ)に配置するといった和声構造。
間奏部は2度4度の堆積和声(ちょっとバルトーク風)2ndViolin,Violaマリンバも加わって8ビートを刻み、1stViolinとCelloが2オクターブユニゾンで旋律を奏す。言葉で書くと硬いが弦楽四重奏によるロックグルーヴだ。これ読んでる皆さんにもお聴かせしたいです。

また私が講師をしている大阪スクールオブミュージックで4年前、弦楽ロックセミナーを開催し、その第一回でこの「JUMPING JACK FLASH」の弦楽四重奏アレンジ企画を実際に生演奏で行い、選ばれた学生でヴォーカル入れをするというライヴレコーディングセミナーを試み、大好評を得た。
とにかくジャンル越え、プライド異種格闘技戦の音楽版だ?!うむ?そういうバトルも
のじゃないな、失礼。でもまたやりたいナアーッ!!!
ちなみにその企画ではボサノヴァの名曲「イパネマの娘」、演歌の「京都慕情」をダブル弦楽四重奏と歌でリメイクしたりした。とにかく楽しくいきましょう。

(12:52)

2005年03月15日

ondes martenot  その2オンドマルトノのphoto第2弾です。原田さんが弾いてるところです。
オンドマルトノは1920年代にフランスで開発された、たぶん世界最初の電気楽器。シンセサイザーの元祖みたいなものですね。Martenotさんというチェロ奏者が発明したのでそういう名前(マルトノ波)がついているわけです。
オンドマルトノで有名なのはフランスの現代音楽の大作曲家メシアンのトゥランガリラ交響曲でしょうか。勿論、原田さんは生前のメシアン氏とも交流あったわけです。

パリのコンセルバトワールにはオンドマルトノ学科があって原田さんは、そこを卒業されたわけです。写真に写っているオンドマルトノは勿論原田さん所有のもので3000万円くらいするそうです。キャハーッ!!!
真空管が使用されているとのことです。
この日はCM「JR東海、そうだ京都いこう」の神護寺篇の音楽録りで、例の曲「MY FAVORITE THINGS」を私がアレンジして、オンドマルトノをフィーチャーし、弦楽セクションと一緒にせいので録音したわけです。
原田さんはプログレ少年出身?!でもあるので、譜面にないようなディレクションで「こんな感じでなんかメロをくずして適当に弾いてください」みたいなのにも対応してくれ、いい感じでレコーディングを終えました。
昨年(2004年)の桜の前頃にオンエアしてたわけです。

(01:06)
ondes martenot

これは昨年、OndesMartenot(オンドマルトノ)という楽器を使ってレコーディングした時の
スナップです。私(立っている)の隣で座っているのが世界的オンドマルトノ奏者の原田節(はらだ たかし)さん。
この写真に写っている数個のものすべてがオンドマルトノなのです。
ちょっと、というかそうとうお目にかからない楽器ですのでご紹介しました。
at ON AIR STUDIO A ,NishiAzabu,Tokyo

(00:29)

2005年03月14日

機材の進歩はほんとうにすさまじくて、オーディオの主流は次は何になるんでしょう?I-Podでしょうか?僕は情報に詳しくないのでよくわからないんですが。

音楽録音のマスターは何になっていくんでしょう。
現在、スタジオではプロトゥールズのDataだったり、DATだったり(以前はハーフインチのオープンテープだったり、6 mmオープンだったり、ユーマチック=よく「おべんとうばこ」などと呼ばれていた....だったりだった)...で、
マスターから個人個人へのコピーをする時にDAT,CD,MD等という感じでしょうか。
I-Pod的なものが主流になると、MDはなくなるんでしょうか。またDATは
もうすでにTASCAMくらいからしかハードは作られていないということですよね。
ほんとに困るのはユーザーです。20年前(以上かな?)6mmTapeで持っていたマスターが、1980年代にはいってビデオのデジタルプロセッサー使ってマスターにしていた、そしてDATが出ると、すべてコピーしてDATになった、そしてCDRがでて、大部分をCDにコピーしている....ほんとうにそのたびそのたびに面倒くさい、疲れる。そういえばベータでもってるビデオももう見れない。まあ最近はコピーする業者、店があるけどね、金払ってだし。
アナログのレコードプレーヤーで聴くアナログレコードも相当数あるわけだが、全部CDで買い直すのもお金かかるし、でもアナログのレコードは場所とって、たま〜にしか聴かないのに....困ったもんだ。さすがにL-カセットは買わなかったよ!よかったよかった!!
若き世代の方々はアナログのレコード、アナログのレコードプレーヤーは持ってないですよね。当然カセットもないですよね。いいですね。あんなに必死にレコード買い集めたのに、だんだん邪魔ものになっちゃって、哀れなり、デス。
いまはサラウンドシステムがちょっとしたブームですが、この先どうでしょうね。

そこでサラウンドについて.....
映画等はセリフ、効果音、音楽がかぶらないようにサラウンドが発達したわけですが、音楽だけの場合はL-R で充分だし、あまり音が後ろから聞こえてこなくてもいいと思います。L-R でそういう立体感もある程度だせるし。
その、映画音楽等ですがすべてではないですが(予算に応じて)サラウンドでトラックダウンするのでL、R、Center 、 リアL、リアR、Centerウーファの6チャンに落とすためそれようのセット組んで、プロトゥールズにおとすのが一般的になっています。そして映画の仕上げ作業である、DUBBING,MA等でセリフ、SEとのバランスを考え6チャンになっている音楽をまた配置するわけです。サウンドインスタジオのFスタ、麻布にあるStudioROOMなどは常時、その設備が組んであり5.1とかのTDには最適なスタジオなわけです。
そしてサウンドトラックアルバムは普通のL-Rのステレオなので、映画上映用とサントラ用に2回もTDすることになったりするのです。レコーディングエンジニアも大変です。

P.S.
権利関係でいえばCDやMDのハードにはその価格にすでに私的録音補償金という制度が組み込まれていますが、いまやコンピュータも音をとりこめるので、コンピュータや携帯まで私的録音補償金がかかるべきという論議がJASRACでもなされています(ワタシJASRACの評議員なので)。
また、最近私が幹事をしている作編曲家の集まり「COMPOSER'S MEETING」のBBSでCMのギャラ、権利等の意見交換、質問がなされていましたので興味ある方は次のアドレスでご覧下さい。http://6923.teacup.com/bearpoppo/bbs2

とにかく空想、想像から音楽をつくりだすのに、現在は機材にまみれの中で、時にはロマンティックな曲書いたりしなきゃなんないってえ具合なわけダ!

(01:11)

2005年03月13日

最近はCDもメガヒットはない時代になってしまったが、その中で昨年、お笑いの波田陽区(字あってる?)が数十万枚を売ってしまったから凄い。
なんかいいよね。けっこう好きなんです。ギターの左手のスムースなポジショニング教えてあげたいくらいだけど、あれがいいんだろうね。
はなわのベース弾き語りっていうのも最初見たときは新鮮でしたし、2年前でしたっけ、「なんでだろう」も流行ったけど...まあでも音楽モノの笑いだけじゃなくて、とにかく「笑い」っていうのはある意味究極の芸術っていう気がする今日この頃ではありますヨ。
よく映画やドラマの音楽やった時に演出家やスタッフと話していても、笑いやコメディって難しいっていうし、脚本がおかしくても、笑いって生理的なもので計算通りにいかないしね。
そしてテレビで生き残る笑いはまた別で、最後はネタ勝負ではなくて受け身になったときでも、アイデンティティがあって面白いという、レベル高きもののようですね。「さんま御殿」や「行列のできる...」などは面白い箇所だけがオンエア用に編集されてしまうので芸人にとってはアドリブの真剣勝負の舞台と聞く。以前に「行列のできる...」に出演された草刈民代さんから聞いたところによると、お笑いの方々の力の入り方は凄い!と言っていました。
テレビのトークでお笑いの人たちがくだらないこと言ってたり、面白いリアクションとっているのは、やっぱ、必死に仕事してるなっ、って思うし、本業だからそれでいいけど、ミュージシャンの音楽話意外のくだらないトークはほんとうにくだらないし、意味なきものだ。ただ人気あるんで音楽そのものより、日常の話しとかをひきだしているんだろうけど。
まあそんなこと言ったら、この私のBlogもくだらない!ってことになってしまうか?
思わぬところで墓穴掘ってしまいました。
少々訂正。
人生、ある程度...くだらないことも必要ではあります。
言いわけっぽくなってしまって、ザンネン!
しかし島田紳助のいじり芸には関心する。あとネタもので好きなのはアンガールズ(キモチ悪いけど)、ロバート、インパルス、ドランクドラゴンの各リーダー的人物には才能あるし、今までの笑いの予測を裏切ったアプローチからの展開にはなるほど!と思ってしまう。くりいむしちゅうは「ボキャブラ」のころから注目はしていたし、ラーメンズはうちの子供がよくDVDで見てたりしているが、テレビには余り出ないけど凄いデス。

(15:34)