2006年01月

2006年01月31日

調布日活撮影所のスタジオセンターで映画「Life in Motion」の仕上げ(ダビング)に立ち会いの日々だ。テレビサイズのモニター画面で作業してきただけにスタジオでフィルムで大きなスクリーンで観て音楽も合わせると気持ちいい。勿論気持ちいいだけではなく、大きなスクリーンで観るために別のものが見える、というかやっぱりなにか違う。奥行きも感じる。渡部眞監督(撮影監督として「のようなもの」「らせん」「五条霊戦記」等多くの映画にキャメラマンとして関わる)もそう言っている。セリフ、効果音、音楽を映像とミックスさせていくこのダビング作業であらたなものが見えたりもして映画が完成していく。セリフとのタイミングの為、半秒音楽の入れる位置をずらしたり、カット替わりでそのシーンの雰囲気をちょっと感じさせた後、音楽スタートさせよう、とかこの現場で新たに決めることも多々ある。そういう様々なことをひとつひとつクリアにして何もないところからひとつのドラマ、映画がリアリティをもってくるのわけだ。
昨年11月末に「気仙沼伝説」(小林政広監督 鈴木京香主演)でもここ日活だったがスタジオ内のいつもすわるソファが新しくなっていた。どうでもいいようなことなんですが、朝10畤スタートで夜9時過ぎまでだったり、一日中座っているのでけっこう大きなことなんデス。

(00:25)

2006年01月28日

回廊
京都高台寺の臥龍廊(がりゅうろう)という回廊。回廊ですばらしいのは東山、哲学の道を南禅寺に下がる手前にある永観堂だ。一昨年の紅葉の頃、哲学の道から永観堂に来た時はすでに日の入りの頃で、それでも凄い人出だった。慈照寺銀閣から哲学の道の水路沿いを辿り、法然院、永観堂、南禅寺へとけっこう距離あるがいい散歩道だ。今年もいつか歩いてみたい。
ところで今、2時間ドラマの音楽を作曲しているが昨晩は夢の中で作曲していた。これほんと!朝方、目が覚める直前だ。前の晩に作曲した音楽が気になっていたのか、夢の中では..それは違う..ということで、弦楽四重奏のレゲエで2コードで作曲していた、おぼろげなメロディだったが起きた時にはさらにおぼろげになりレゲエで2コードということくらいが残ってた。ということで結局役にはたたなかったデス。夢は夢の中でオンエアしてりゃいいんだね。


(01:02)

2006年01月26日

遺芳庵去年は8月に飲み会で河原町四条に行ったけど、京都散策は1年2ヶ月振り。真冬のこの時期、ちょっと寒かったけどよく歩いた。真夏に神護寺に行ったことあるけど、実は夏のほうが汗だくになりバテて辛い。
(写真は高台寺の離れの茶席、遺芳庵)
今日(1/25)は朝、大阪のホテルをチェックアウトし、(ちなみにその前日は大阪スクールオブミュージックでの講師のお仕事)JRの新快速で京都に(新快速だと大阪〜京都間30分程)。午前中は世界遺産に指定されている北山、鹿苑寺金閣に行った。ここ10年よく京都歩いているが金閣寺は中学生の時の修学旅行以来だった。なんか山を後ろに従えた寺が好きだ。宗教的な本山というより文化的な趣の場所という感じで。
河原町四条で昼食して後、四条大橋を渡り祇園の花見小路から建仁寺を通って東大路に出る、そこを渡り細い小路から「ねねの道」に出た。今回、地図を持っていなかったので(遅い夕方東京に着けばよいというスケジュールだったので、朝ちゃんと起きられたら京都散策しよう、なんて思って寝た、朝起きられたのでそうした---計画性のない気まま気分なんです)、だいたい前に歩いた時の記憶と勘で歩いてた。そして高台寺にたどり着いた。高台寺は1606年に建立されたというからちょうど400年前だ。簡単に400年って言うけど様々な時代を通り越している!それ考えると凄い。秀吉夫人の北政所ねね
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(01:00)

2006年01月21日

カナリヤ昨年10月にリリースされた、種ともこalbum『カナリヤ』をご紹介したい。種さんとは13年前くらいからの友人で僕のアルバムにも何度も参加していただいているし1993年のフジTV 『WOOD』で種ともこフィーチャーで「東京」と名のつく歌を弦楽四重奏その他でリメイクしたり、2時間ドラマ『美味しんぼ』(主演:唐沢寿明 石田ゆり子)の音楽を共同で担当したりもした。
ということで、『カナリヤ』(infinity recordsMTCL-9009 作詞作曲編曲プロデュース:種ともこ  
種ともこ: vocal,piano,organ,aco-gtr,pianica,programming等 他にパーカッショニスト、ギタリスト、ベーシスト等が参加)を聴いてみた。

各楽曲ごとの感想.....
01.《カナリヤ》は「朝日がのぼるたび、あなたはスコップ持って夢を掘り出すため、はしごを降りてゆく 闇が心に満ちる時はきっと出口は近い、知ってるの...」という詞で始まる。なんかシャープに和むんだ!8分の6のリズム、ピアノ中心のサウンドが力強く前進する、暗示的な詩的表現は新しい物語のスタートを意味する感じがした。
02.《あなただけを》これはぐっとくるロックポップラヴソングの名作。でも安っぽい情緒に流されるわけじゃない、毅然としたエモーションに満ちている。それはリズムをカラダで捉えているノリのある歌唱のタマモノ!
ゆっくりしたAメロからちょっと早口調の展開部そしてサビでグっときてしまう。歌詞を見るとちょっと悲しい詩、でも素晴らしい歌。「光がさしこんでくるような予感だけがね わたしの宝物」で救われる。

03.《Let me hear》キープでなく色彩感のパーカッションとアンビエントなピアノの和音が美しいイントロを構成、ちょっと珍しい?種さん。普通の8ビートでなく大きくリズムを感じるアレンジ。英詩によるメロディ和声展開はパーフェクト。卓越した作曲技術を感じる。ピアニストがつくる感じだなぁ、なんて思った。
04.《流星群》これは僕がアルバム中一番好きな曲。種さんの最高傑作のひとつになるだろう。イントロから歌へは意表をついた凝った繋がりだが、その後はアコースティックギターとオーガニックな打ち込みが見事に調和したサウンドを構築。拡がりあるスケール感の曲だ。これも詩はダイレクトな心情吐露のハナシではなく、なにか暗示的な表現、詩的な操作がインテリジェンスな、まさしく種ともこワールド
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(19:01)

2006年01月20日

太郎山うちから10分くらい歩いたとこにある太郎山からの風景。これは1ヶ月程前の写真なので、今はほんと雪は日陰に残っているくらい。ただそれは凍結しているけど。この週末雪降るかもダ。東京もでしょ。


(00:59)

2006年01月19日

連日のlivedoorの事件。なんか他人事のようにニュース見ていたけれど、最悪の事態の場合、このblogにも影響があるとのこと。このblogは無料のサーバーによるものなので、そこのサービスを停止する恐れがないとは言えないらしい。その場合でもliveddorには責任ないということになっているので、突然終わり!なんて事態もあるかもダ。まあ最悪の場合なので大丈夫なことを祈ってますが。
もし、そのサイアクって場合別のところでまたblogしますので、その時は私のhp(http://www.y-suo.com/)からまたたどって来てください。こんなお知らせしなきゃならないなんて、まいったデス。

(17:35)

2006年01月16日

あしあとこれはなんの足跡?もう一週間前の写真なので今はそうとう雪が融けてしまったし、もうないかも。しかし今年は全然雪が少ない年だ。


(00:20)

2006年01月12日

林に日の入り林の向こうに太陽が沈む。この風景、家の窓から見えるんです。こんな真横に太陽見えるってことは向こうに高い建物ないってことダ。ちょっといいでしょ!今の時期だけですね、この位置に日の入りするのは。夏とかは葉の緑に遮られ、向こうの景色させみえなくなるのです。冬は葉も落ちるので太陽の光が夏よりふんだんに射すのです。うまくできてる!自然は。ただ、その自然、ちょっとわがままで自然の猛威みたいなこともあるので人間は困っているけど。

(00:29)

2006年01月11日

現在、映画音楽と2時間ドラマ、CMの作曲をかかえお正月あけの4日から作曲しまくりの日々だ。映画のほうは劇中音楽は全部で24シーンに入る予定。共用の曲、テンポ換えアレンジ換えなどで24曲作曲というよりは24曲分の神経使うといったところか。今日までに4日間でおおまかに24曲を作曲した。いやいや死にそうな気分になる時もあるっちゃある。朝から夜中まで食事、睡眠、散歩、Blog書いてる以外は作曲みたいな...一日8時間9時間10時間も音だしてるって、これ結構重労働なんですよ。BGM流してんじゃなくて、真剣に長い時間音楽聴いているとも言えるので。それで、それを何日かつづけてるんだから。元日の夜見た夢は音楽に追いかけられてる自分だった、ああなんてこった!そんな恐怖って!! 小さなシアワセ求めて音楽やってんデスカラ!!!
そしてこの後、監督との打ち合わせ調整をして仕上げにはいる。今週は先生仕事もあるのでその準備、造形大での講評会出席、CMの録りと、ドラマ音楽の準備と....いろんなことがとりちらかっていてちゃんとアタマの切り替えできるかな、ってとこだ! ああゆっくり『in a silent way』が聴きたい!

(01:38)

2006年01月09日

雪の上の足跡ドビュッシーの「雪の上の足跡」は素晴らしい小品。前奏曲集だったっけ、ベルガマスクだったけ?組曲『子供の領分』には「雪は踊る」という曲もある。
今、雪は少ないのだけど、朝起きて楽しませてくれることといったら、まさに「雪の上の足跡」なんです。リスが雪の上から樹のところで足跡が消えていたり、これはウサギかなとか、また別のこの足跡は長い一本の線状のものもあるから、キツネかなとか。3種類くらいの足跡を発見して和んでいるのでした。

(00:49)

2006年01月07日

F公園メールや年賀状等で「軽井沢も大雪で大変でしょう...」といったご心配をいただいていますが、今のところ、この辺り昨年に比べると雪は全く少ない状況。だいたい軽井沢は雪は少ないが、いつもの年のように暖冬だとかえって雪雲がでて雪がが多くなる傾向らしい。ここ一週間の感じでは夜、雪がちらついて昼間は晴れという日が続いている。その雪もパウダー状なので、ホウキではくととんでいく感じ。軽くてべとつかない。
自動車はスタッドレスタイヤに履き替え、基本的にチェーンは使用しないのが普通。
道歩いていると陽あたりは融けていて、日陰で自動車に踏まれ圧雪された箇所は例年の如く凍結したまま、といったところだ。ただ全国と同じで気温は低く、昨日は最高気温マイナス5.7度、最低気温マイナス14度でこちらの天気予報みると長野県全域で最高気温が氷点下といった寒さだ。低音注意報が発令されいるが、そんな注意報今まで知らなかった。
写真は湯川沿いの公園の道、昨日お昼頃散歩していたが、空気が澄んでいるので寒いが気持ちいい。風が全くなかったので耐えられた感じ。肌がでている顔部分がメチャメチャ冷た〜い感触でした。


(11:00)

2006年01月06日

また、WEATHER REPORTの1STアルバム『WEATHER REPORT』の話。
「ORANGE LADY」 は牧歌的なメロディにスローのリズムの中、16分音符をパーカッションが刻む。この時代にウッドベースの弓弾き(arco)というのはジャズでは珍しいのに、これがまた凄い高音域でのarcoだ。それがソプラノサックスとオクターヴのユニゾンをとる。全く新鮮なサウンド構築だ。ジャズに於いてはテーマ演奏があり、その後ソロイストのアドリブソロ回し、というのが常識的パターンだったが、WEATHER REPORTはそれもやらない。音の世界観の中でソロのようなものをちりばめていくわけだ。こりゃちょいとレベルたけー!コルトレーンのソロは神がかって凄かったけど、そのような単純アンサンブルの世界ではない。
そしてこの「ORANGE LADY」はザヴィヌルがマイルス・デイビスバンド在籍時にすでに作曲していた曲でマイルスのアルバム『BIG FUN』でも聴ける。勿論楽器編成は異なるが。
またブラジリアン、アイアートのパーカッションプレイが感覚的、色彩的にアプローチしていてそれ以前のラテンパーカスの常識を覆してしまった。アイアート・モレイラはマイルスのバンドにも在籍していたが、この後チックコリアのRETURN TO FOREVERに参加して独特のドラミングを披露することになる。この時代ロックミュージックがポピュラー界を席巻していくわけだが、ジャズにおいてはブラジリアンリズム、ブラジリアンミュージシャンも相当な影響を及ぼしたと言える。

一曲目の「MILKY WAY」はどうやってつくったか不思議なサウンド。ザヴィヌルによると、ソプラノサックスをピアノの弦に向って吹き、その残響音をとりだした、ということだ。確かに一箇所、ミスなのかソプラノサックスの音が瞬間入ってしまっている。今だったらシンセやサンプリング等ハイテク駆使すればいくらでもできそうだが、この「MILKY WAY」は1971年産のナマ+ローテクでつくだした音楽だ。メロディはと言う感じではないが気持ちいい。

(02:41)

2006年01月05日

昨年、このBlogでもご紹介した作曲家 生方則孝さんのサウンドロゴ訴訟問題が1月4日の朝日新聞夕刊に掲載されています。
事態の推移に注目しましょう。

(00:39)

2006年01月04日

W.R.謹賀新年。年頭にあたっては...特にないので、普段通りいっちゃいます。
オーディオのアンプがちょっといいのになったので、CD聴いてて前より気持ち良くなった。久々にWEATHER REPORTの1stアルバム『WEATHER REPORT』(写真)を聴いた。
以前にもこのバンドの『MR.GONE』を取り上げたっけ。
このバンドはなんといっても僕の最も敬愛するミュージシャンが2人もいるので当時1970年に結成された時は感動ものでした。その2人はJOE ZAWINUL とWAYNE SHORTER。ジャズが1960年代末ロックリズムやエレクトリックの影響を受け始め、和声的にもモードやアヴァンギャルドが袋小路に入ってしまった頃、何人かの優れたアーティストによって次代の方向性を示してくれた。JOE ZAWINUL とWAYNE SHORTERはその中でもトップをきって新しいジャズ...いやいやジャズではない..当時クロスオーバー...いやいや、この言葉はもうちょっと後か?フュージョンは70年代後半だよね?確か。
まあとにかく問題作でありそれまでのジャズイディオムには全くない道を切り開いていったと言える。IMPROVISATIONの方法論としてもZAWINUL は「ソロ/非ソロ」という考え方を提示、伴奏に対して吹きまくるソロが入る、たとえばJOHN COLTRANEのような構図とは異なり新たな手法であった。思えば1950年代末にコード進行のジャズがいきずまって、モード手法というものができた。これは道筋をきちんと決め細かく発展しすぎたバップに対抗して、枠はあるが「放し飼い」的な中でIMPROVISATIONしようということで、モード手法と呼ばれた。マイルス、コルトレーンそしてBLUE NOTEレーベルに吹き込んだ、当時新主流派と呼ばれた連中なんかはモード系だった。左派または中道左派ってところか。さらに全然フリーに、という前衛的なアプローチ。言ってみれば過激派。こっちの派閥にはフリージャズの開祖オーネット・コールマンはじめ、アルバート・アイラー、アーチー・ シェップ、セシル・テイラーなど、いちおうエリック・ドルフィーもちょっとフリーっぽい感じもなきにしもあらず。これで1960年代のジャズは発達したが60年代も中期を過ぎるとロックミュージックの台頭、エレクトリック楽器の発達によってジャズは今までとは異なる刺激によってインスパイアされることになる。MILES DAVISの音楽の変遷はまさしく、それそのものである。そしてJOE ZAWINUL とWAYNE SHORTERはMILES DAVISバンドの中核を担っていたプレイヤー、コンポーザーである
『WEATHER REPORT』の「ORANGE LADY」という曲ではミロスラフ・ヴィトウスのコントラバスの弓弾き(相当高いポジションでのアルコ奏法)とショーターのソプラノサックスのオクターヴユニゾンの牧歌的な美しいサウンドが素晴らしいし、以前のジャズには全くないものでザヴィヌルの感性の飛翔の証である。1972年頃には来日し、新宿厚生年金会館に観に行って感激した。あとアルバムではアイアート・モレイラのパーカッション、アルフォンズ・ムザーンのドラムという編成だ。そしてこの頃はフェンダーローズは使っているがまだシンセサイザーは全く使用していない。

(01:59)