2006年08月

2006年08月25日

frogs友人の作編曲家麻吉文(あさ・よしふみ)君が初の自己名義のアルバムを完成したのでご紹介しよう。彼は TVCM,ショートムービー、TV番組、アーティストものの作編曲等の音楽を数多く手がけ、また自己のユニットでも活動していたキーボーディスト、コンポーザー。シドニーオリンピックでのシンクロナイズドスイミング日本代表の音楽も担当した、まだ30歳代の実力者。僕と彼とベースの泉君と3人でよく飲んだりする。アルバムはasa『frogs』と銘打たれている。asa/frogs AHLG-0001 L&G records \2000(tax in)
Including 9 tracks

01.e.s.
02.gathering E.W.S.N
03.格子のあった場所
04.月下の海
05.君に想う
06.twists and turns
07.stein
08.tanatos
09.leo

その内容は、例えば、1曲目「e.s.」ではpiano の和声、リズムパッセージ、vlnのメロディが刺激的、でいて音遊びに麻ちゃん的なユーモア溢れる感じ。2曲目「gathering E.W.S.N」ではトラッド風でパンクな感覚が8ビートにグルーヴしている。この麻ワールド、その無国籍感覚は僕も大好き!そしてこのパンクでシュールでキュートなジャケ写のイメージを連鎖させる。4曲目「月下の海」では泉尚也のフレットレスベースがいい味出してる。大人なサウンド。全体にViolin,Fretlessbass,Drumがざっくりしたテイストで小気味よい。アコースティック楽器使用といっても、癒しとかそういう甘い気休めは全くなく、BGではなくちゃんと聴くためのアンサンブルが綿密に考えられている。また打ち込み系でもCM等で鍛えられた職人的技量が確かなサウンドになっている。個人的にはナマ楽器での麻サウンドが好きではあるが。またエンジニアのきっちゃんこと北畑俊明氏は僕も毎年お世話になっている方です。とにかく今日8月25日にリリースということ。全体のサウンドで表現された世界で、なんのジャンルとか言いがたい(ワタシのもそうだった)独特の世界。是非興味あるかたは彼のhpへ行って見てください!麻吉文hpこちらで。


(22:41)

2006年08月21日

Bob Marley夏のように暑くて頑張りたくない時にレゲエはいい。Bob Marley は特にめちゃくちゃ好きなアーティスト。レゲエはジャマイカに生まれた(たぶん1970年代初期のマーリーのレコードではまだ完全にあのリズムになってないのでその直後にレゲエのリズムが定着したのではないか)独特の...間のあるリズムが特徴で一見簡単そうなのだが、このグルーヴ感はそうあまくない。ばかみたいな練習いっぱいしても、そのセンス、フィーリングがカラダで理解していないと無駄な音楽。速弾き大好きテクニック系の人には向いてないかも。それから20年前頃は日本人は変に真面目なのでレゲエのリズムも几帳面になりすぎる...とか言われた。そして裏に入るチャカ、チャカというリズムと大きくノル、リズムが複合されたポリリズム感で成立している。時に小節のドアタマ(1拍目)にベースやドラムのキック(bassdrum)がなかったりするのが凄い。白人のポルカや2ビートにはないタイム感覚(裏にチャカ、チャカは入るが全体は大きく流れるので1小節でコードが動くとかは合わないことになる。)が必要なので2ビートと勘違いしている白い人には無理なところもある。しかし聴いていると簡単そうなのだ。レゲエはボブ・マーリーなどの頃から比べると発展してダンス系に組み込まれていってるようだ。ダンスミュージックはそれはそれでいいのだが、音楽は聴くもの、という地点も忘れてほしくない。いつからかポップ系のライヴでは必ず立って聴くようになったが、サイテーだ。いろいろあってノってきて最後のほうでそうなるのはいいが、最初からああなっているのは全体主義の国のマスゲームみたいでまるでアホ。みんな従順なお人なのね。座って固まれとは言わないまでも、ポップミュージックでも微妙なニュアンスのあるアンサンブルなどは座って静かに聴きたいものだ。
ところでボブ・マーリーはまず楽曲作りの才能が素晴らしい。メロディがウォーム、そして声の魅力が抜群だ。1960年代のリズム&ブルースを完全にカラダに入っていて、そこからレゲエのリズムにのっけて、ロック的なリフのリフレインを効果的に使い、しかもそれが歌心あるので繋がりに必然性を感じるわけだ。その思想哲学的背景も無視できないが、あえて音楽側だけ検証してもやはりポップミュージックの宝のひとつに違いない!

(01:38)

2006年08月17日

8月のりすのんきにまたまた、りすの写真(クリックすると大きく見えます)。でもわたしゃ〜お盆休みもなく映画音楽、舞台劇の音楽の作曲に明け暮れているダス!8月15日も過ぎた。以前よりこの日が注目されるようになった気がする。戦争に於ける正義ってなんだろう?どこかの国々でもすぐ聖戦といって、正義の元にと言う。それに対峙する側も自分たちのジャスティスといって戦争を正当化する。自分たちばかり聖なる扱いにする正義ってあぶねエナ!本来の宗教、神といった精神世界を勝手に解釈しているとも言える。
うちは父が戦争に行っている、叔父も義理の父もだ。幸いにも生きて帰れた。だからボクが生まれることができたってわけだ。また母の兄はシベリア抑留で死んでいる。戦争責任者の罪は大きいと思う。マインドコントロール下の戦前は現在のどこかの国と一緒だ。言論の自由もなかった。
このところ戦争関係のドキュメンタリーもけっこう多かったがNHKアーカイブスでの30年前の番組で広島で被爆したアメリカ軍兵士の話はなかなか良かった。瀬戸内海での米軍戦闘機が日本軍の対空砲火で山口県に不時着し、日本軍の捕虜となり、上官は東京に連行され、部下は広島で収容され自分の国の原爆で被爆し死んだという話。約20人の米軍人が被爆したらしい。その遺族を探しあてたNHKの取材から遺族によっては自分の息子が広島で原爆死したのを米軍から知らされていない人もいた。やはり戦争は悲劇というしかない。
また、いろんなニュースでもとりあげられてた、二重被爆された山口さんの話。かれは現在90歳だが今年パスポートを初めて取得して、この8月初旬にニューヨークでその体験を語った。技術者だった山口さんは広島で被爆し、命からがら会社もあり自らの住む長崎にたどりつき、上司に報告したが、ひとつの爆弾で大きな町である広島が壊滅したとは信じてもらえず、「おまえはアタマをやられたな」と全く相手にしてもらえなかったそうだ。そしてその報告しているその時、再び被爆したのだ。
なんという運命だ。しかし山口さんは生きている、凄い人だ。

(02:05)

2006年08月15日

ラベンダー友人たちと小諸ハーベストガーデンに行く。500円払うとハーブ園に入れる、またラベンダー30本まで、自分で刈って持ち帰れる。さっそくやりました。もう最盛期は過ぎているようですが。紫色が涼しげです。



(01:36)

2006年08月12日

アオゲラキツツキのアオゲラの撮影に成功!ちょっとおおげさかな?でも落ち着かない奴なんで、こんなそばから写真撮るの難しいんです。アタマが赤いのでアカゲラかと思ってたら、これはアオゲラだそうです。樹木をつつく音は森に響くとけっこう低い音で、僕のイメージはもっと堅い高い音だんたんだけど、違った。ちょっとフォーカス甘いし、小さいのでクリックしてみてくださいナ。


(23:50)

2006年08月08日

やまゆりNHK-TVで7日20時30分からの枠で、4夜連続でドキュメンタリー「にっぽん夏紀行」がはじまった。実は僕がこのテーマ音楽を作編曲しています。歌(スキャット)はスーザン・オズボーンです。2年前にはじまったシリーズの2006年版ということでしょうか。映画「東京マリーゴールド」の主題歌で作曲した作品の続編風のしっとりした、弦楽セクション、ハープ、ピアノ、パーカッション、ヴォーカル等からなるスローソングです。見られたらヨロシクです。......写真はうちんとこに咲いた「やまゆり」、天然モノですヨ!


(00:20)

2006年08月05日

那須で今日は栃木県那須高原で映画撮影中の長尾直樹監督と打ち合わせ、と勿論いくつかのシーンの撮影を見てきた。牧場と隣り合わせの大草原の中に突然、セットが建つ不思議な空間。その澄んだ空気の中に監督、スタッフの声「用意!、スタート!OK!」などの声が飛び交い、俳優陣のセリフが鳥の声の中に溶け込んでいった。出演の役所広司さんとはセットの中でお話。また草原の中をひとり歩いてたら、出番まで時間があったため、これまたひとりで散歩していた鈴木京香さんに出会い、会話。そうそう京香さんとは昨年仕上げが終っている映画「気仙沼伝説」でも僕が音楽担当したため2本続けてのご縁、他にも1994年頃の「花王ソフィーナ」2001年頃の「大同生命」などでもご一緒でした。役所さんとは現在作曲中の別の映画でご一緒のご縁。長尾監督と、役所さんと僕は1998年〜2000年頃の「キリンビール一番搾り」のCMで一緒。映画音楽やっていてもだいたい音楽は後で作曲するので、俳優さんたちとはそんなにコンタクトないのですが役所さんとは久々に会い、京香さんとは初めておしゃべり、でもお二人とも気さくで素晴らしいひとたちでした。そして長尾監督はリラックスしながらも楽しそうに演出するすがたが幸福感に溢れていました。

(00:07)