2008年06月

2008年06月29日

f9871e1d.JPG今年も家の周りにはへビイチゴの実がたくさん!昨年より多いんじゃないかな。親指の先程の大きさ。なんか地面がほのかに赤いなあと思って近づくと小さなヘビイチゴが群生してるっていう感じ。キュートな趣。野生の猿の大好物。

(00:48)

2008年06月22日

c9e174f4.JPG写真はジャズドラマー、スタジオミュージシャンの市原康さん。1997年の映画「Shall weダンス?」サウンドトラックの中の「Shall we dance?」という曲では50人あまりの楽器編成だったがドラムセットも起用していて、市原さんでした。
そして、2008年のこの日、東京東銀座の音響ハウスの1st でのドラムセットは小さくて、キック(ベースドラム)は薄いもので独特なドラムセットだった。
僕はここではドラムの譜面は2小節くらいしか書かずに、後はレコーディング現場でやりながら市原さんにおまかせした。これはヘッドアレンジと呼ばれるスタイルで1960年代のR&Bの頃のエピソードを読むと出てくる。つまり前もってクラシックのように作曲されたものすべてを完璧に譜面を書いてレコーディングに臨むのではなく、おおまかなものだけを書き、現場で即興演奏を交えてつくりこんでいくスタイルだ。作編曲家は演奏者とのコミュニケーションで臨機応変に彼らのいいプレイを導き出し、ディレクションの指示をしつつ、時には完全にお任せ、なんていうこともありなのだ。(ロック以後はこのヘッドアレンジは当たり前)
そしてこの時は僕が「市原さん、コーダ部分は手数を多く適当に叩いてください!」と伝えると市原さんはメロディパートをちゃんとひきだしつつ、うるさくならないで尚且つちゃんと手数を増やしたリズムパターンを表現してくれた。これには僕含め、プロデューサーも感動!思わず「うまいねえ!」こちらが感覚的に言った言葉をちゃんと理解して、彼の技術と感性で表現していただき「そうなってるね」と、ベテランらしいいぶし銀ともいうべき、そして譜面にはなかなか書けないようなプレイを演奏していただいた。great!
また小さなセットにしたのは前もって市原さんに、ジャズロック風の軽い8ビートなので、そのセットがいいかもしれない、という打ち合わせをしていたからで、それが見事にあてはまった。これぞプロじゃ!

行われたレコーディングはCMで「BABY ELEPHANT WALK」(子象の行進)という曲をアレンジした。この楽曲はヘンリー・マンシーニが作曲した60年代の映画音楽。現在オンエア中のサッポロビールの新製品「麦とホップ」のTVCMで田村正和さんが出演しているものだ。短いスポットCMではコーダ部まで聴けないのが残念デス。

「BABY ELEPHANT WALK」はリラックスした8ビートの軽い曲でブルースの12小節のコード進行に基づいたオシャレなメロディ作りが職人技を感じさせる。メジャーの3コードなのに出てくる音は♭3、♭5、♭7を使ういわゆる「ブルーノート」ってえ奴です。ライヴハウスやレーベル名のことじゃありません。特に最後の2小節でコードがトニックのFなのにメロディは1拍2拍のオンビート位置でBの音をおもいっきしイっちゃってるのはスゴイこと。これも勿論「ブルーノート」です。白人クラシックにはなかったもので不協和音風だからといってアヴァンギャルドでもない、普通のいい曲っていうところがソウルフルでファンキーなジャズたる所以デス。それでも「クラシックが基本」なんてアホ抜かすお下品な人々多いですけどねえ。

1960年代にはジャズ系の人たちが8ビートを取り入れてジャズロックなる音楽をけっこうやっていて、ラムゼイ・ルイスなんていうピアニストはその代表格かも。僕はハービー・ハンコック(pf)の「ウォーターメロン・マン」(1962)とリー・モーガン(trp)の「ザ・サイドワインダー」(1963)がジャズロックの代表曲かなと思っている。両方ともブルースコード風な進行のファンキーなリフが心地よい。ジャズファンなら誰もが知っている。ただ名前はジャズロックだけど、ROCKではない、8ビートのジャズ(後のFUSIONではない)と考えたほうがいいし、両曲ともドラムはビリー・ヒギンズだがそのリズムは8ビート風ながら多少跳ねている....ここ実は奥深きところで簡単なようでこの独特のノリ、けっこう難し。
「BABY ELEPHANT WALK」もそういうjazzrockの流れでできたのではないか。


(23:11)

2008年06月18日

73d48dc7.jpgPaul Simonの「Stll Crazy After All These Years」は1974年の作。もう34年前だなんて信じられない。ポール・サイモンの音楽はフォークではなくニューヨーク・アコースティックとでも呼ぶのがいいのではないか。都会人の感覚、普通のロックのように声を荒立てるでもなく上品にパースナルな世界を紡ぐ。そしてけっこうR&Bだったりもする。それはジェームス・テイラーの精神にも似て、まるコピーのR&Bではなくちょっとしたグルーヴ、シンコペーション、ブルーノートの使い方などだ。

やはりポップミュージックが「リズムキープという大前提にたって曲が成立すると気持ち良い」というのを追求すると、そこには黒人音楽があり、それはブルース、ゴスペル、リズム&ブルース等を避けて通れないのである。1960年代のポップシーンではまだまだ黒人音楽の影響下にないものが多かったが、ロック以後は、一見ソウルと関係ないようでも殆どのジャンルにある種の黒っぽさが見られるようになった。
(ロックというのも今では様々なロックがあるが、本来ブルース、ゴスペル、リズム&ブルース等が母体の音楽)

このポール・サイモンの楽曲は彼のゴスペルへのオマージュといった趣で、唱法的には黒っぽくはないが作曲的にはPassingDiminished (減3和音の堆積からなる和声)コードの使い方など、まるっきりゴスペルしてる。エレクトリック・ピアノがさらにゴスペル色をサポート、全体のムードを引っ張っている。レコーディングではBarryBeckettがクレジットされているが当時のプロモーションヴィデオでのリチャード・ティーの演奏が印象に残る。演奏後、サイモンがティーに向って「Great!」とさりげなく言うのもまたにくいところ。
大サビ的なパート(午前4時、疲れ果てて...という歌詞のパート)では巧みな5度進行で、ティンパン・アレイ時代からのスタンダード楽曲風のドミナントモーションの手法を用いている。これはS&Gにはなかったのではないだろうか。大人っぽい楽曲づくりだ。
木管、弦楽セクションのアレンジがなんとボブ・ジェームスというのも凄い。saxのソロは当時若手第一人者のマイケル・ブレッカー(昨年故人となった)。プロデュースはサイモンとニューヨーク派のフィル・ラモーン(レコーディングエンジニアでプロデューサー、ビリー・ジョエル等の制作でも有名)。ニューヨークの超一流スタジオミュージシャンという布陣だ。

サイモンはこの当時離婚直後で、その上にスカッシュで指を怪我して6ヶ月ギターを弾けなかったらしく、そういうことがこの曲にも響き、ギター曲でない感じ、離婚したペギーを歌ったような内容、とシンガーソングライターならではの私小説世界を、それもマイナー要因を作曲表現としてよき結果に導いている。
手の怪我は偶然出会ったジョンレノン、ヨーコオノの勧めでヨーコの知り合いの日本人に直してもらったらしい。

確かに「昨日通りで昔の恋人と会った。僕たちは昔を語りビールを飲み微笑んだ。時間はたってもまだ狂ってる...中略...午前4時、疲れ果ててあくびをする。こんな人生なんて早く過ぎ去ってほしい...いずれはすべて消え去るんだ...
僕だって加害者になるかもしれない。でも罪はない。だって陪審員だって僕と同類だもの。時はたってもまだ狂ってる」という歌詞はあまり精神状態いいとは思えない感じ。しかし《サイモンとガーファンクル》の頃のメロディアスでキレイキレイな世界から、よりリアルで人間的、一層表現が深くなったソロでの名曲だ。
評価も高く「明日に架ける橋」でさえ4つ星だったのが、ここでは5つ星を獲得。邦題が「時の流れに」っていうのはまあしょうがないか。でも日本のフォーク系でこのタイトルだったら、なんか説教臭い、プチ感動もの、とか、なんか日本人って「ありがたい・・・又はいいもの」を、そしてウェットな情緒を求むような気がする。でもこのサイモンの曲はヘンに臭く盛り上がりもせず淡々としていて気持ちいい。ファッショナブルとか流行という意味での都会派でなく精神的に現代感覚、さりげなく洗練されたセンスの良さだ。ボブ・ジェームスのアレンジも例えばサビで弦で盛り上げたりしてないのがとても共感できる。



(15:52)

2008年06月13日

21d9b880.jpg名古屋の徳川園内にある徳川美術館で感動!
ここには尾張徳川家の所蔵コレクションが多数展示されていた。狩野派土佐派の屏風画、その後の円山応挙のスケッチ風の魚の絵画にも心を動かされた。とにかく見ごたえのある凄い数のコレクションだ。
徳川園は戦災で消失したものを復興再現されたものだが、日本庭園、滝、小川、林で和める場所となっている。散策した後はやはり名古屋、ひつまぶしを美味しくいただきました。しかし名古屋の中心街はどこの通りも道幅がメチャ広い。これは東京大阪よりもいいんじゃないのかな。

(00:34)

2008年06月04日

b58127c1.JPGまたおそば屋さんですが、やはりうちから近くて一番よく食べてるのはここ「ささくら」。
信濃追分、中山道の旧道沿い、本陣跡油屋の向えにあるお店で、蕎麦は硬めで美味しい。店の雰囲気もいいし。
その時、旬の山菜盛り合わせなんかもいいし。


(01:13)