2010年06月

2010年06月29日

3e94b42c.jpgユニット《COMA》の1stアルバム『COMA』、2ndアルバム『ぬかよろこび』のジャケット画を描いていただいた漫画家の小池桂一氏がスイスで受賞された、おめでとうございます!ほんとうに素晴らしいこと!そして5月〜6月にフランスのモンペリエ、アングレーム、リヨン、パリなどで開催されたフェアに招待され渡欧された。

スイスでの受賞、詳しくはPOLYMANGA 2010(ポリマンガ2010)というスイスでの日本マンガの祭典のようなフェスティバルとのこと。↓
http://www.polymanga.com/index.php/fr/component/content/article/46-news-site/728-resultats-gp-du-divertissement-2010.html
↑このサイトにある、青文字の- One Shot : Heaven's doorというのがそれ(One Shot賞ということ)で、文字をクリックすると小池桂一さんの本がフランス語で紹介されてます。これは昨年フランス語訳が出た短編集で、この本が海外で翻訳出版されたのは初めてのことです。ちなみに上の写真はこの「Heaven's Door」の表紙。

「ウルトラヘヴン」はすでに1・2巻が韓国、イタリア、フランス各国語版で出版、フランスでは増刷されるほど絶賛されている。
今回フランスではまず、南仏モンペリエで3日間にわたるブックフフェアに参加、当地の美術館にてアメリカとスペインのマンガ家と3人でグラフィック・パフォーマンスも行い、その後、アングレームのBDミュージアム(マンガ美術館)、パリの書店、リヨンの書店、また戻ってパリの別の書店と、計5箇所でサイン会を行ったとのこと。そこではフランスの読者の手応えを感じた、すばらしい旅だったとのこと。http://aaablog.typepad.com/  はサイン会の模様!

今出てるものでは「ウルトラヘヴン3」が最新作ということになるだろうか。僕も小池桂一さんからいただいたので読みました。1.2よりわかりやすく読めた、でも小池ワールドがくずれているわけではなく独特の幻想世界に連れてってくれる傑作だと思います。
「ウルトラヘヴン3」の帯のコピーには「さらなる意識の深奥をめざして電子瞑想装置による集団セッションに臨んだカブを待ち受けていたのは、めくるめく共同幻想の世界だった.....。 フランスBD界の巨匠メビウスが”クレイジー&ファンタスティック”と絶賛した、日本発天国行超特急・第3号発進!」とある。
以前メビウス氏来日の際も彼は交友しているが、今回フランスでも更にメビウス氏との交流を深めたとのこと。海外での評価が高い小池桂一ワールド、日本でももっと知られてもいい人デス。
今後のご活躍が期待です!!!

(02:11)

2010年06月15日

2ae8ad6e.jpg写真はこの19日(土)ライヴするdittyです。ライヴの詳細はこの一つ前のブログに出てます。
19日は日本対オランダ戦!?....大丈夫です。ライヴは15時半からで17時過ぎには終ります!

(02:28)

2010年06月02日

8aada701.jpegtomo the tomo carpe diemのライヴです。
日時:6月19日(土)15:00オープン 15:30スタート
場所:GALLERY ditty(ギャラリーディティ)
東急目黒線 武蔵小山駅(目黒から2つ目)から徒歩4分程
music charge: 1500円(1ドリンク付)
詳しくは、この写真をクリックしてください。
またご質問等ありましたら、このブログにコメントしていただくか、
message@suoyon.net までメールください。


今回のライヴはtomo the tomo と周防義和の2人だけによるサロン風ライヴ。
PAナシでナマ声のtomo the tomo の声を体験していただけるパースナルなライヴです。
マイクなしでのライヴはクラシックじゃないしなかなかできるものではないですが、今までに福岡手島邸、青山寺門孝之ミュージアムで、そういう「こじんまりライヴ」をして、とても評判よく、目の前のtomo the tomoに、その声に触れられる感激が強く伝わるようです!皆さんとも会話などしつつのリラックスした時間を楽しみましょう!

「ditty」のオーナーは周防義和の2枚のソロアルバムのジャケットデザインを担当した住井達夫氏。このブログのアタマの部分もそのデザインをアレンジしたものです。
彼は元々雑誌「アンアン」の美術を担当していた方で、僕とは高校の同級生。
またアコースティックギターのコレクションも素晴らしく、先日テイラーのアコースティックギターを弾かせていただいた。
詳しくは、この写真をクリックしてください。地図等出ています。(尚、GALLERY dittyは常時オープンのライヴハウスではなくスペースですので特にhp、電話等ありませんので、この写真をクリックして場所の確認をお願いいたします。ありがとうございました。 )

(00:02)

2010年06月01日

1121b64e.jpgROLLING STONESの最高傑作との評価を得ている『EXILE ON MAIN ST.』のsuper delax edition新たなデジタルリマスターCD及びDVD、未発表トラック、アナログLP付きがリリースされた。未発表曲があるとなるとこりゃ購入せざるを得ない。おじさんターゲット--アーカイヴビジネスでんな。デジタルリマスターもねえ....いちおうヘッドフォンで聴き比べたら、まあちょっといいかも....の範囲。

『EXILE ON MAIN ST.』は1972年の作だが1970年頃からミック・ジャガーのロンドン郊外の別荘でのデモ録音、ロンドンオリンピックスタジオでのテイクから、レコーディングの中心は南フランス(当時イギリスの重税に耐えかねてストーンズの5人はフランスに移住した)のキース・リチャーズの邸宅ネルコートでのセッションが主なもので、当時ストーンズが考案し開発した移動式のレコーディングユニット「ローリングスーンズモービル」でのレコーディング。このモービルはレッドツェッペリン等他のアーティストも使用している。1972年頃は勿論アナログの4トラックから8トラックに移行したくらいのシステムだ。MIXダウンはこの頃のストーンズの流れでほぼL.A.で行われている。しかしミックもキースもまだ20代後半、こんな渋い通好みのアルバムを制作し、それでポップのメインストリームにいられたなんて今の時代から考えると凄いことだ。
そしてロックがポップの中心にどんどんなっていく時代ではあった。刺激がありどんどん音楽が変化していったような気もしていた。

僕自身はSTONESのベストは『BEGGARDS BANQUET』(1968)、『LET IT BLEED』(1969)とこの『EXILE ON MAIN ST.』(1972)の3作だと思う。
特に1968年ブライアン・ジョーンズ脱退(実際はクビ、そしてその直後自宅プールで変死)し後任のギタリスト、ミック・テイラー(まだ20代前半)のブルースギター、スライドギターはストーンズの黄金時代を築いたと思う。テイラー脱退後ロン・ウッドというキース的には相性良いギタリストをメンバーにするがミック・テイラーとキースの緊張感がそして確かなテクニックはストーンズにとって貴重だった。本作ではニッキー・ホプキンスのピアノ、ビリー・プレストンのピアノとハモンド、ボビー・キーズのサックスやレイ・チャールズのバックコーラス陣3人のコーラスも良いサポートだ。

『EXILE ON MAIN ST.』にはいわゆるカリスマ曲になりうるメガヒット曲(たとえば「Satisfaction」「Jumping Jack」Flash」「Sympathy For The Devil」「Brown Sugar」とか)はないが「Loving Cup」「Sweet Virginia」「Soul Survivor」「Shine A Light」「Tumbling Dice」「Let It Loose」「Torn And Frayed」「Sweet Black Angel」等隠れた名曲が多く、それらが何よりも全く媚びたヒット狙いのようなものではなくミック、キースのブルース、ゴスペル、R&B、カントリーなど初期アメリカ音楽、特に黒人音楽への憧憬を自分たちに吸収解釈しオリジナルにした、そのピュアなロックスピリットがロック最高アルバムの評価を得るまでの作品になったのだと思う。「Tumbling Dice」は一応シングルヒットしているが他はいわゆるヒット曲ではない。しかし2009年のスコセッシ監督のストーンズのライヴ映画でもこの『EXILE ON MAIN ST.』からの選曲が多い。また1971年にROLLING STONES RECORDSという会社を設立して自分たちの自由に音楽制作をし始めたことも大きい。ほんまもんのロックファン、ストーンズファンはやはりこういうアルバムを聴くということだ。普通のメロディ志向、ハデなテクニック志向の方々にはこの深さは理解できないと思う。

ストロベリー味のものがいっさいない黒っぽいサウンド、イージーなロマンティックメロディはなく、ラフでルーズでひきずるような8beat、アメリカ南部風のSwamp,シカゴブルースの影響、ストーンズ風重ためのカントリー、Rock'n Roll等、ストーンズの生き方、その音楽のルーツに迫った最高傑作といってよい。
但し音質的に最高とは言えないだろう。また歌のバランスも埋り気味で全体にドライ、でも音質過剰志向の現在からすると、それもロックだ!ということにもなる。ミュージシャンのノリのほうに重要度があり、すべて直し直しで工場での工業製品を作る作業になってしまった21世記のポップから38年前を俯瞰するのも、単なるノスタルジイだけではないものがある気がする。

あまりシングルヒットしていないとはいえアルバムとしては当時全米、全英でそれぞれ1位を獲得している。しかしリリース直後は必ずしも最高の評価ではなかった。当時アナログ2枚組のアルバムとして発売されたが、いわゆるハデな大ヒット曲がなかったり、BEATLESが1960年代後半『サージェント....』でトータルアルバムというコンセプトの大傑作を発表後、偉い評論家の方々もそういうのが凄いという勘違いをおこし、ストーンズサウンドがごった煮的に2枚組に詰め込んだこの『EXILE...』、とにかく良いことは良いが....すぐには理解できなかったようで、時が経つにつれ、これがロックなんだ、レコード会社との企画に沿ってアルバム制作するのではなく、ロックという新たな価値観、生き方なんだ、ということが評価され、そして地味だが名作も多く最高というまでの評価をされるまでになったということだ。また『サージェント....』などはクラシックの作曲家にも評判になったがこの『EXILE ON MAIN ST.』にそういう噂は聞いたことない。ポールモーリア楽団のストーンズなんてえのも聴いたことナイ。逆にそういう人たちには理解できない価値観がROCKの素晴らしさで西欧アカデミックに媚売ることもないわけサ!ROCKだもん!..........続く。

写真は『EXILE ON MAIN ST.』を特集しているレコードコレクターズ2010年6月号の表紙。



(01:54)