2014年06月

2014年06月18日

8cbdb983.jpg6月21日から映画『超高速!参勤交代』(全国松竹系で)が公開される。
私周防義和が音楽担当した、大型時代劇エンターテインメント作品だ。

監督:本木克英。出演:佐々木蔵之介 深田恭子 伊原剛志 上地雄輔 知念侑季 六角精児 柄本時生 陣内孝則 石橋蓮司 市川猿之助 西村雅彦 寺脇康文
土橋章宏の原作脚本は城戸賞を受賞した作品で、その映画化になる。

江戸時代の参勤交代は1年おきとかが通常だが、幕府の悪い老中によって参勤交代を終え江戸から帰ったばかりの
湯長谷藩(現在の福島県いわき市辺り)という弱小藩に5日以内に再び参勤せよ、という命令が下され普通では考えられない江戸への参勤の旅が始まる。主役の湯長谷藩主内藤政醇(佐々木蔵之介)と6人の侍達が智恵をしぼり公儀隠密との闘いをしつつ困難に向かう。
弱小地方が悪徳中央に挑むという図式はなにか現代でも当てはまる。
事実昨日も大臣の「金目」発言が福島県の人々を傷つけている。上から目線の中央の酷い状況だ。
侍たちの生き様が爽やかでもありユーモラスに描かれていく。

私の劇中音楽は弦楽セクション中心にパーカッション、アコースティックギター、ヴォイスなどを絡めた楽器編成。劇中53箇所に音楽を配した。これはけっこう多いほうだが自分でも納得の作曲ができていると思う。
手法としては1テーマ方式を貫けた。あるテーマメロディ・・・湯長谷藩の侍達が出立する時につけた音楽のメロディを各シーンにリアレンジしていった。勿論一般の方々にはそんなことどうでもいいわけだが、それでも知らず知らずのうちに全体が引き締まるし、コンセプチャルな方向にもっていける。
いわゆる闘い、チャンバラシーンも多いがアクション的にリズムを重視したり、または森の中での隠密との闘い亜では和声的に複雑で美しい和音を長い音符でデザイン風に配する、みたいなこともしてみた。
本木監督とはたくさんの作品で起用された仲。時代劇でも丹下左膳、獅童流森の石松という2作品で作曲している。
とにかく痛快な傑作作品になっていると思う。俳優さんたちも各個性が適材適所で発揮され、笑いもありスムースな展開が飽きさせない。
サウンドトラックアルバムもリリースされています!

(10:45)