2005年05月23日

大衆音楽の真実左の写真は『大衆音楽の真実』なかむらとうよう著(1986年初版) ミュージックマガジン出版 ブックデザイン:佐藤晃一 の表紙である。(写真上をクリックすると大きく見ることができます)
我々の愛する!ポップミュージックについて徹底的に検証されていて、学べる、そして興味深い。500ページ以上で分厚いがオススメの書物だ。
硬派な音楽評論家で雑誌ミュージックマガジンを創刊させた、なかむらとうよう氏の独特の哲学も鋭い、見だしの文をには「ポピュラー音楽って何なのか。いつ、誰がつくったのか。それはどんな価値を持っているいるのか。....」とある。
それによると《一般にいうところのポピュラー音楽、ジャズ、タンゴ、サンバ、ソン、カリプソ、シャンソンなどはいずれも19世紀末から20世紀初頭(第一次世界大戦前後)にかけて生まれたのは決して偶然ではない》とのこと。《ポピュラー音楽は、大衆文化の中心地でつくられ周縁へと波及するのではなく、逆に周縁で生まれて中心に吸い上げられるという経過を辿ってきたように思われる》ジャズを生んだ、ニューオリンズ。タンゴ発祥の地、ブエノスアイレス。キューバではハバネラ、ブラジルではショーロ、インドネシアのクロンチョン。異種文化が交配し、ポピュラー音楽を生みだす。貴族が文化の担い手だった時代が終わり、資本主義という経済体制が確立しはじめた19世紀後半....という具合にポップミュージックはたえず社会との関係が深そうだ。ちなみに最近あまり使われないが「ポップス」といういい方は和製英語とのこと。『大衆音楽の真実』からの引用はまた続きをしたい。

(23:10)

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この記事へのコメント

1. Posted by でん   2005年05月24日 05:40
とあるサイトで 「当時周防さんはBREW BREWという弦楽器がたくさん入ったユニットを結成していて既にCDも何枚か出していました。それがなんとも不思議なあじわいの音楽で。弦なのにロックで、なのになんか“わびさび”で、インストゥルメンタルかと思うとけっこう歌ががんがん入ってて、「神社はイイナ」とか「おいしいご飯食べたい〜」とか連呼したりしているのです。ナンダコレハ! 初めて聴くのに懐かしいようなおかしな感じ、奇妙な楽曲たち。デジャヴュ? デジャ耳?」というコメントを見つけたのですが、「神社はイイナ」とか「おいしいご飯食べたい〜」の曲を入手する方法はございますでしょうか?
2. Posted by y.suo   2005年05月25日 00:04
書き込みありがとうございます。BREW-BREWは弦楽四重奏(violin,violin,viola,cello)にエレクトリックベース、アコースティックベース、ギター、ヴォーカルで後にマリンバ、パーカッションが加わったりしました。1stアルバム《文化ポップ》は青山スパイラル(ワコールアートセンター)のNEWSICレーベルからリリースしました。でんさんのいう曲「ジンジャハイイナ」と「ごはんのメロディ」はそのアルバムに収録されています。もしかしたら南青山のスパイラルビルのCDコーナーにあるかもしれません。なかったらスパイラルの方に聞いていただけるでしょうか。それでもだめなら私、周防義和http://www.y-suo.com/のプロフィールページにあるinfo@y-suo.comにそのむねメールしていただけますでしょうか。
また、周防義和http://www.y-suo.com/のDiscographyページにBREW-BREWのアルバム紹介あります。

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