音源紹介

2018年12月17日

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BEGGARDS BANQUET   THE ROLLING STONES 1968

ローリングストーンズ最大傑作のひとつ「BEGGARDS BANQUET 」から50年かあ〜感慨深い。
このレコードの輸入盤発売日に、中学生の僕は渋谷ヤマハに行き買った思い出がある。日本盤より輸入盤のほうが先行して発売する時代だった。

1968年当時このトイレのジャケットは下品だとしてレコード会社が判断して、ストーンズ側とトラブルになり、結局別のジャケットでリリースされたが数年後にこのオリジナルジャケットになったいわくつきのアルバム。今回50周年記念アルバムでは両方のジャケットがついているし、「Jumping Jack Flash」のシングル盤ジャケットも付いている!

音楽的にはサイケデリックの時代にさよならして、ジミー・ミラーをプロデューサーに迎えたストーンズは原点であるブルースやロック、R&B、カントリーというアメリカ内のエスニックのようなルーツにたどり着いてこのアルバムを制作した。ミックもキースも24〜25歳の時だ。ブライアン・ジョーンズもスライド・ギターで参加していてほぼ死ぬ直前なので事実上の彼の遺作かもしれない。イージーな明るいヒットナンバーがない濃いロックのアルバムであり、ロック史上の名作と言える。レコーディングはストーンズのロンドンの拠点、オリンピック・スタジオ。
このBEGGARDS BANQUET , LET IT BLEED, EXILE ON MAIN STREETが3大傑作。

01 Sympathy For The Devil これはミックが作った曲。トニックから長2度下がる進行はロック音楽にとってダイアトニックに等しいほどスムースな流れ。ベースはキースが弾いていてこのベースラインが普通のラテンになっていないので独特のロック曲になった。スタジオミュージシャンのうまいベーシストだったら逆に普通のラテンパターンにいっちゃうかもしれない。ストーンズの最高傑作。伴奏陣にギターは使用していない。間奏のギターソロはキースにしては珍しい奏法。今では当たり前かもしれないけど、こういうしゃべり口調で叩き込むミックの唱法は独壇場だ。ニッキー・ホプキンスのピアノも途中からファンキーな伴奏で白玉ではなく絶えずフレーズしている。ちなみにニッキーは1990年代に3本の日本映画の音楽担当。
戻って、この歌詞はミックがロシアの小説からインスパイアされた言葉やケネディ暗殺とかを入れて、単なるポップの歌詞でないところも先駆的、甘いロマンティックや青春とは異なるロックという新しいジャンルを当時感じた。ジャンリュックゴダールのドキュメント映画「ワンプラスワン」のこの曲のレコーディング風景、アレンジの過程が克明に記録されている。

02 No Expectations これはストーンズならではアンビエントなカントリーかも。根底にはブルースがある。キースのアコギはギブソンのハミングバード。ブライアンのスライド。シンプルなだけに深みを感じる。しかしミック25歳でこういうの作曲か。
ニッキー・ホプキンスのピアノはフロイドクレイマー風のカントリー。ファンの間では評価高い曲。中学生だった僕は当時すぐにこの曲の良さが理解できなかった(アクティヴなリズム曲じゃないので)がだんだんジワジワ好きになった。ブライアンの最後の良い演奏〜彼の遺作的な曲かも。

03 Dear Doctor これもストーンズならではカントリー。アコギとブルース・ハープがめちゃ雰囲気を作っている。けっこうメロディアスでわかりやすい曲、ハモリもただのキレイキレイじゃなくて好き。こういうテイストもうまいことこなしちゃってる。ブルース・ハープはブライアンか、実はミックかも。本物の南部フィーリングとは別なんだろうけどなんか良い。

04 Parachute Woman 性描写が凄い歌詞だけど当時の僕=中学生には理解できなかった。その後対訳見てすげえ〜こと歌ってる!ってコーフン。アコギから始まるけどエレクトリックなムード。この歪み感は独自のエフェクト、そしてこのフィーリングはストーンズサウンド。1コーラスの最後にドミナントに行かないのが当時のアメリカの白人のブルースと異なっていた。スライドもテクニックが凄いというフレーズではなく曲の一部になるプレイをしている。テクニックが凄いと曲の良さよりソロの良さになるけど、こういうフレーズで貢献すると曲の良さになる。そこに深いなにかがある気がする。

05 Jig-Saw Puzzle ベースが後で歌と一緒に入ってくるのが面白い。そうするとアコギが一時消える。なんか不思議な曲とも言える。当時ボブ・ディラン的な歌い方の影響って言われてたけど、今聴くとやっぱミックだ。1968年ころ日本でピアノの音楽っていったらクラシックとジャズしか知らなかったがこういうニッキーのファンキーで絶えずリズミックに動いているのは知りえなかった。この頃のストーンズのピアノは必ずニッキー・ホプキンスだ。 リフレインしているうちに盛り上がる、というリズム音楽、身体性の自然な流れ。

06 Street Fighting Man 「Jumping Jack Flash」についでシングル・カットされた。同時期のレコーディング。「王宮に革命を」と言いつつ「しがないオレはロックンロール・バンドで歌うだけ」という一節がミックの正直な心情かもしれない。当時はベトナム反戦やデモの時代で平和運動が真っ盛りだった。レノンはそのまま真っすぐにラヴ&ピース運動に行った。この曲もギターの歪感が独特でアコギをカセットに録ってそれをオーバーロードさせて再生してコンプ風だったりエレキ風な音質を作ったと言われてる。今のような機材がない時代、いろんないい意味チープなアイデアで独自のサウンドを作った。ドラムが普通に2拍4拍のスネアじゃなくて面白い。デイヴ・メイスンも参加している。キースやミックの作曲ってsus4のロックだ。この曲もsus4 の使い方が多く、その後のロックギターのsus4サウンドの先駆的な役割をしている。

07 Prodigal Son イントロから渋いアコギのフレーズ。当時のアメリカ人もできないようなルーツ的なブルース。原曲はロバート・ウィルキンスの戦前の作品。こんな題材を若きミックとキースは取り入れるいうことは相当黒人音楽を聴きこんでいるのだろう。ポップのヒット・チャートとは無関係な彼らのやりたい音楽を通している。

08 Stray Cat Blues ダイアトニックでないコード進行に音符でない歌い方で成立している。ライヴversionだと変にメロディになっていてミックも実はレコーディングの時の集中力でこういうメロディ、歌になったのではないか。コーダ部のソロではないキースのギターのムードが凄い。ソロで聴かせるというのでない分だけ曲の印象を高めている。左右2本ともキースのギター。コーダ部分がコンガなどでまた独自の世界観になっている。キースのソロとも言えないソロが全体へのブレンド感に徹している。

09 Factory Girl このカントリーアイリッシュ風なルーツミュージックも普通のポップな人では書けない濃いムードに満ちている。このアルバムはエレクトリック曲とアコースティック曲のメリハリが効いている。当時ブルーグラス的フィドルなんて知らなかったし、中学生にはきつかったが2年後には大好きになっていた。マンドリンやフィドルはある意味アイリッシュみたいな感じもある。パーカッションもエスニック。工場のおねえちゃんと待ち合わせ、大根足の工場の女、なんていう歌詞、当時の日本ポップから言ったら考えも及ばない世界。1968年当時こんな音楽は衝撃だった。

10 Salt Of The Earth 聖書の一節を題材にした歌詞。最初のワンフレーズはキースがメインで歌っている面白い構成。その理由も不明な緩い時代だった。たぶんキースが作った曲。スケール感のある曲で僕もギター弾きつつ歌う練習をした思い出がある。R&Bシーンで活躍する黒人女性合唱も説得力あって当時の日本のポップ・ロックでは考えられない凄さを感じた。ゴスペル風。コードはまたまたSus4も多用。2beatになるのも面白い。もしかしたらドラムはプロデューサーのジミー・ミラーが叩いていると思われる。この編曲の感じが次アルバムの「You Can’t Get Always What You Want」に繋がる。1989年ガンズ&ローゼスがストーンズのライヴにゲストした時にこの曲を一緒にプレイしたエピソードが有名。


(22:48)

2018年08月15日

ギボウシ2018












今度の18日土曜日18時05分オンエアのNHK総合TV『ひとモノガタリ』のオープニング曲、エンディングテーマ曲を担当しました。
『ひとモノガタリ』はドキュメンタリー番組です。その後イレギュラーな放送で、オンエアは
【第1回】8月18日(土)[総合]後6:05【第2回】9月17日(月・祝)[総合]後6:05【第3回】9月24日(月・祝)[総合]後6:05 です。 
 写真は関係ないですが、うちの隣りとの境界線くらいに咲いたギボウシ。これも毎年あちこちに咲き始める、自然に。暑い日はこの紫が涼しさを醸しだしてます。

(23:03)

2018年06月24日

キスできる餃子edit



映画『キスできる餃子』が公開!
最近では僕の「映画音楽カミクダキ」で一緒したり、行動をともにしているコンポーザー・シンガーの
Jirafaがこの映画『キスできる餃子』の音楽を担当した。
Jirafaはこの映像プロデューサーの依頼で以前もドラマ音楽を担当している。
この作品は足立梨花主演の心温まるラヴコメ。小さな子供をかかえ離婚し仕事もリストラされちゃった主人公が
宇都宮の実家の餃子店を継ぎ奮闘する。しかし職人気質の父は一切協力しない、、、
その間に新たな愛の出会いが・・・主演の足立梨花は自然な感じで好感もてる。監督脚本:秦建日子
派手な盛り上がりとかではなく劇中を的確にサポートする劇伴作曲の役割をこなした。
僕もTDに立ち会ったりしてたので、良かった良かったデス。
以前宇都宮に餃子を食べるためにドライヴした・・有名店がいくつかあって行列だったりする。
映画は都内だと新宿ピカデリーその他で上映。

(15:01)

2018年03月13日

金鱗湖カフェリューシェ

カフェルーシェ2018

カミクダキ湯布院edit310_2018








































『周防義和映画音楽カミクダキin湯布院』終えました!

約20年前と数年前、そして今回と3度めの大分県湯布院でしたが、土曜日の湯の坪街道は観光の凄〜い多くの人で溢れてました。
そして湯布院町の金鱗湖畔にあるシャガール美術館のcafe la rucheでの『・・カミクダキin湯布院』大盛況のうちに終えました。(こちらは観光の人はいないですが)
制作の幸重さん(湯布院映画祭実行委員)、cafe la rucheの伊藤さんはじめ、エンジニアリングやお手伝いの皆さん、キーボードを貸していただいたり、そして何より近隣より集まっていただいた方々、ほんとうに温かい雰囲気の中での素晴らしき会になりました。ありがとうございました。打ち上げも盛り上がり、、また湯布院映画祭の元&現実行委員長や映画に熱い想いのある方々の中で楽しき時間でした! 
写真はカフェからの金鱗湖、セッティング中の写真、ホワイトボードとプロジェクターをバックにパソコン、キーボード楽器を前にしゃべくる本番の私周防義和。

(14:54)

2018年01月09日

TheirSatanicMajestiesRiquest











ROLLING STONES『Their Satanic Majesties Request』1967年(上の写真の右)

今聴くと面白い!サウンドが!様々な楽器を使用してるし不思議サウンド満載!

そうか、このアルバムが発表されて50年も経ってしまった。ストーンズの最高の駄作とか問題作と言われた。当時のサイケデリックブームやフラワームーブメント、ヒッピー文化、反キリスト、エスニックワールドミュージックの先取りとか。また当時としては新しい機材であるシンセサイザー、メロトロンの多用、ダビング多用によるライヴ不可能な曲。プログレ、アヴァンギャルド的な側面、ドラッグ文化のロック等々。

しかし50年経って聴くとけっこう面白い。ミック・ジャガーもそう言ってるらしい。またブライアン・ジョーンズがブラス、フルート、ハープ、メロトロン、エレキシタール等マルチ奏者振りを一番発揮したアルバム。レッド・ツェッペリン結成前のジョン・ポール・ジョーンズが「She’s A Rainbow」の弦楽四重奏アレンジ等も面白い。この曲のメロディは美しく、頻繁にテレビなどで選曲で使用されているストーンズのメロディタイプの名曲。当時中学生の僕はこのキレイなメロディが繰り返されるうちにミックがだんだん耐えられなくなりメロディを崩して歌うところがR&Bぽくてカッコイイと思った。ピアニストのニッキ−・ホプキンスが大活躍している。メインの曲「Sing This All Together」のドラムは「キック4つ打ち系」というのも面白い。エンジニアのグリン・ジョンズの貢献度も大きようだ。

とにかくこの後ストーンズは最大傑作の『BEGGARDS BANQUET』(1968)『LET IT BLEED』(1969)『EXILE ON MAIN STREET』(1972)を出すのでこの『Their Satanic Majesties Request』でのある意味失敗を充分糧にしているのだろう。しかしストーンズで一番カラフルで不思議な中近東風サイケなアルバムであることは確か。そしてこの時代、ポップの最大のメジャーバンドがこんなやりたい放題の勝手なアルバム作れるっていうことが凄い。

写真右はROLLING STONES『Their Satanic Majesties Request』(1967年)の昨年再発されたスペシャル盤のジャケット。通常のCDより大きいケースの中に2枚のCDが収録されている。

(22:43)

2016年09月04日

リターンズ2016

私周防義和が音楽担当した映画『超高速!参勤交代リターンズ』が9月10日公開される!
写真はそのサントラのジャケット。
大ヒットした前作の続きという設定ながらさらに大展開したストーリィ。悪い中央政府と貧しき地方という対比はなんか現代日本を勝手に思い込したりするのもよい。主人公の佐々木蔵之介と湯長谷藩の各侍たちのキャラがとてもわかりやすく表現されてるし、笑いもあり弱小な田舎侍たちを応援する気分にもなりスゴく面白い作品に仕上がった。
そして、音楽も
超納得のお仕事ができたとマジに思ってます。いわゆる劇伴奏音楽では自分の代表的な作品づくりができたと思う。2時間くらいの作品に約50くらいのシーンに音楽が入っている。劇伴が多いかもしれないが、そんなにうるさくないはず!?ってまあ本人が言っても客観性がないが、無理に音楽だけ盛り上がる曲作りでないのがオレ流なので・・・・いやいやほんと客観性ない文章でスミマセン!

前作のリメイク曲もあるがサイズが異なるので編集したり、楽器を足したり、新たなパートを加えたり、、、実は作業的には凄い大変なことになっちゃいました。今年のお正月はほんと元日も作曲しているという異常事態で取り組んでいました。
前作『超高速!参勤交代』ではあえて弦楽セクションとパーカッション、アコースティック・ギターで作曲したが、今回は再びその楽器編成にフレンチホルン3人、バスクラリネット、などを加えた。

湯長谷藩は今の福島県いわき市にあたるので、今日はいわき市での先行上映会があり本木克英監督は舞台挨拶したようです。エンターテインメントな作品ながら前作での将軍吉宗のセリフ「いわきの土をげがしてはならぬ」は3.11を経験した我々には深く突き刺さる。

(21:21)

2015年06月06日

7335bdad.jpg周防義和SOLOアルバム『遇游歌集』にいろんな方からコメントをいただき励みになっている今日此の頃ではあります、みなさんありがとうございます!
その幾つかをご紹介させていただきます。
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アルバムを通して強烈に伝わってくる周防節。ちょっとひねくれた音楽世界が、色々な形で展開されていて流石です。自分がやっている事を、理論的に説明出来る事が、周防さんの強みですね、羨ましいです。何と言っても、自分の声で歌うという選択が素晴らしいです。渋い大人なロックという周防スタイルね。音楽理論で遊ぶ様な作編曲感覚とでも言うのでしょうか、本当に楽しんで作られている様が曲から伝わってきました。                         作曲編曲家 大森俊之(エヴァンゲリオンなどでも有名)

「Zezeの舞踊曲」を何度も聴いてまして、、、 作曲編曲家 小林哲(倉木麻衣、ザードさどのアレンジャーとして大活躍)

どの曲も色々な方向を向いていつつ、一貫した周防ワールドで飽きさせませんね! 凄い!!
                  レコーディングエンジニア、Trombone奏者 吉田俊之

周防ソロアルバムずっと待ってました! 最高です大傑作!!70分のなんと短いことか!何度も聴いています。お気に入りの1曲が選べない、しぼれません              Pianist 菊池美奈子

周防さんのハスキーなボーカルが聴きどころの素晴らしいアルバムでした。ジャケットもタイトルも作品にぴったりでそういう面でも完成度の高い作品だと思いました。コンセプトアルバムとして、テーマで作品を区切ることで意味合いが深くなりアーティスティックな作品としても世界レベルの作品だと思います。tomoさんも参加されていましたね。相変わらず素晴らしかったです。スライドギターも最高でした。  
 シンガー作曲家 稲岡正典

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ところで、アルバム作る時、コンセプトとかって、当然考えるんだけど、、、
僕の好きなアルバムってコンセプチャルなやつかなあ、ってことを思い出す。
ガキの頃聴いて影響受けたROLLING STONES『BEGGARDS BANQUET』『LET IT BLEED』やMILES DAVIS『IN A SILENT WAY』『BITCHES BREW』はコアな人々に評価され一般にはキツイ音楽だけど、アルバムってこういうことなんだ、っていうリスペクト度が高い。いわゆる「うまいなあ」的な音楽ではない。
シェリル・クロウがやはり子供の頃ROLLING STONES『LET IT BLEED』を聴いてミュージシャンになろう、と決意したと語っている。
MILES DAVIS『IN A SILENT WAY』『BITCHES BREW』は気持ちいい4ビートのジャズじゃないし、当時の保守派の評論家はジャズじゃないと言ってけなした。ジャズとかなんとかそんなことじゃないのに。そしてこれは酒飲む時いいBGMでもない。真剣に聴く音楽ってことだ。ジャズのカクテルミュージックはスウィング時代の軽いビート感とかだ。
ROLLING STONESの2作はアーリーアメリカンのルーツ音楽に迫ったコアなサウンドで、当時すでに最強メジャーロック・バンドがこんな非コマーシャルなヒットチャートじゃないポップをやるなんて、、、それでロックは生き方だ、なんていう風にも言われた。まあ今の時代、そんな言葉通じないけどね。


(01:34)

2011年05月09日

679fca63.jpg写真は軽井沢自宅付近を散歩していて出会った「つくし」。連休中くらいから桜も満開になった軽井沢、いろんな花も咲いてようやく春が訪れた。でも夜はまだ暖房が必要だ。

先日tomo the tomo carpe diemで出演した調布での東日本大震災チャリティライヴで初お披露目演奏した歌『ねがいひとつ』の別収録versionがこちらで見れます。

またアルバム《CARPE DIEM》の中の収録曲『月の夜 夢の谷 今宵シャンパンの泡とともに』もこちらで見れます。勿論アルバムではアンサンブルされたアレンジでの楽曲ですが、ここでは2人でのアコースティックversionです。リラックスversonデス!

同じく《CARPE DIEM》の中の収録曲で映画《それでもボクはやってない》のサントラ収録曲でもある『夜の終わりに想う歌』の2人アコースティックversionはこちらです。気楽なセッションを楽しんでくださりませ!

(23:23)

2011年02月09日

8dbc7145.jpg年末はコーハク?.....残念ながら今年も見ていない、その番組、40年以上見てないかも。格闘技見ちゃうし.....格闘技っていえば「大相撲」。小さい時から好きでした。よく学校の砂場で相撲やってたし。大鵬を内掛けで破った玉乃島(その後の玉の海)なんて一番好きでした。その外掛け、内掛け、切り返しなんていう技も、肉体のどこをどうすると相手が倒れる、なんて、うまくできてて、そういう興味もあった。上手投げや下手投げ、マワシをとらないで投げる、すくい投げや、土俵際でもうっちゃり...面白い。周防正行監督の映画『シコふんじゃった。』では学生相撲をとりあげているが、僕の音楽は故佐藤勝氏に「相撲が題材なのに音楽はフランス映画のようで良い」なんてお誉めに預かり嬉しかった思い出もある。しかししかし大相撲の世界、乱れてる。厳しいがこの際、公益法人っていうのを外せばいいんじゃないの。伝統だからって伝統を守るべき人々がそれに相応しくないのであれば、税金の優遇というのは良くないと思う。暴行事件、クスリ、賭博ときて八百長。興業っていう面があると、やはり内輪でやりくりとかあるんだ。僕もガキの頃テレビ見てて、7勝7敗の横綱が千秋楽に必ず勝つので、子供心に八百長だと、40年くらい前にすでに思ってたけどね。きれいごといわないで株式会社で興業すればいいんじゃないの。プロレスみたいに。(プロレスも好きですけど、最近見ない)
内輪でやってる協会、自浄能力ないだろうなあ、見てると、あの世界の人たち......

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ところで僕の年末年始は、この写真のJOE ZAWINULのDVD『JOE ZAWINUL & THE ZAWINUL SYNDICATE 75TH』を見まくっていた、ということなんです。

作編曲家としてももっとも敬愛するJOE ZAWINUL(オーストリア、ウィーン出身)は1950年代にアメリカに渡り、1968年にはMILES DAVISのバンドに入り超名作『IN A SILENT WAY』を発表、1970年代にはWAYNE SHORTERとWEATHER REPORTを結成、時代の寵児として斬新な音楽をクリエイトした。
2007年9月に75歳で皮膚癌で逝ってしまったが、このライヴ映像はその死ぬ2ヶ月前のスイス、ルガーノでのフェスティヴァルでのライヴ。街の広場のようなところに特設ライヴステージをつくって演奏している。スイスのいかにもヨーロッパの古い街並みの中にステージがあってとてもいい雰囲気だ。1997年頃に渋谷クアトロでライヴ見てるが、生涯でも最も衝撃的な印象の音楽をナマで見た、という記憶が今でも強い。

ZAWINULは死ぬ2ヶ月前とは思えぬ素晴らしい演奏を聴かせる。キーボード、ヴォコーダーがどう弾いてもザヴィヌルサウンド!温かく不思議でグルーヴがあり、世界感がある。生ピアノは使用せず、すべてシンセというのもある意味で凄い。アコースティックがいいよね、っていうこの時代にJOE ZAWINULさんはシンセで自分のオリジナリティを貫く。そのシンセの音色はすべてザヴィヌルの独特の音色なのでイージーにシンセっていうわけではない。オスティナート風にリフレインするリズムの上に変幻自在のスケールがスリルもあり、しかし温かさがある。FUSIONの指の運動会的な仕掛け音楽ではなく、そこにはしっかりとしたコンセプトに基づいたコンポージングがある、ということだ。WEATHER REPORT期の「スカーレット・ウーマン」「BADIA」も新たな解釈で演奏。とにかくPENTA-TONICをモダンな音楽に変えてしまうザヴィヌルのマジックにはリスペクト!
メンバーの卓越し感性も鋭い若手のプレイヤーたちがこれまたすごくて、ベースのリンレイ・マルトはマダガスカル出身、ヴォーカルのサビーネ・カボンゴはベルギー、パーカッションとヴォーカルのアジズ・サーマウィはモロッコ、ギターのアレグレ・コレアとパーカッションのジョルジュ・ベゼーラはブラジル、ドラム、カリンバのパコ・セリーはアフリカ系といった布陣。

ボーナス映像で、その1ヶ月後(死ぬ1ヶ月前)のハンガリーでのライヴも収録されており、それは盟友WAYNE SHORTERのSoprano SaxとのデュオでMILES DAVISに書いた名作でいて古いジャズ界から見たら超問題作の『IN A SILENT WAY』(この曲はウィーン郊外の自分の故郷の情景がテーマらしい) を演奏!これには感動感激....14分の即興的な2人の見事なアンサンブルが聴ける。いやいや凄い。ザヴィヌルさんはさすがに病魔が迫っているのか、スイスのライヴよりもやつれているようにも見えるが...とにかく貴重なライヴになってしまった。死ぬ直前の75歳でも前向きな音楽をやり続けたことにも尊敬以外のなにものでもない。



(02:17)

2010年12月15日

ad4caf7d.jpgtomo the tomo carpe diemのライヴデビュー映像とも言える、今となっては伝説!的な広島原爆ドーム前の元安川河畔のデッキで行われたコンサート「地球ハーモニーインHIROSHIMA2009」の模様がアップされてます。8月6日の原爆の日のライヴで2度と忘れられないライヴです。編集はされてますが、映像で残っているのは嬉しきこと。演奏曲目は「静けさの中で」「青空」。メンバーはtomo the tomo(vocal)、周防義和(guitar)、泉尚也(bass)、Jirafa(keyboard)
次のアドレスです。
http://www.gospelcore.com/watch/3534/

(02:21)

2010年09月21日

e6510057.jpg写真はアーティストKOKIAのミニアルバム『ROAD TO GLORY』(vah-0086)。この8月にリリースされたばかりのアルバム。この中で僕は「For Little Tail」「For Little Tail -once-」という楽曲を提供。この2曲は同じ曲ではあるが編曲が異なる。そのひとつ、実は1997年版のファンにとっては伝説的なオリジナルレコーディングversionが収録....今回のリリースはファンにとっては一大事らしい!もうひとつは今年の6月〜7月に新たにアレンジし直してレコーディングされたNewVersion!
要するに同じ楽曲のアレンジ別で2曲聴ける収録になっている。

1997年版はゲーム《TAIL CONCERTO》のテーマ曲として周防義和作編曲、KOKIA作詞歌でレコーディング。当時KOKIAはまだ桐朋音楽大学の学生だったけど、その歌唱力やコーラスアレンジ、作詞はすでに能力高く、今聴いてもバリバリに張った実音の迫力とファルセットの強さ、音域の広さは素晴らしい。エンディングではアドリブで歌い中央ハの2オクターヴ上の半音下の「B」の音を歌って曲が終る。
そして13年の時を経て2010年版は、少しテンポを落としてニュアンスもデリケートに深く大人っぽく、またオリジナルはゲーム音楽主題歌で壮大な感じのアレンジ箇所があるが、今回はKOKIAのパースナルな方向に向っている。アコースティックギター(周防義和)やフレットレスベース(泉尚也)、中近東のダルブッカやトライアングル、ジャンベ等のパーカッション(三沢泉)に弦楽がさりげなく伴奏するオケに以前よりは、少ししっとり目にKOKIAは歌い、またコーラスアレンジは自ら編曲し、強い実音でばりっといったり、ファルセットで漂う感じでいったり、そのバリエーションの広さを聴かせる。

とにかく学生時代にはほぼ完成してたようにも思われるその歌唱力はほんとうに素晴らしく、作曲家からみて、どのパートもまったく無理なく、アーティキュレイションやグルーヴも問題ない。間奏でのハモリしつつのバリバリくる実音の強さも少しエスニックでかっこいい。コーダではウィスパー気味に新たなスキャットパートを歌っていただいた。彼女言うところ、身体のどこにどう響かせて声が出ているかすべてわかっていてコントロールしているとのこと。またヴィブラートのスピード調整も自在にできるらしい。
KOKIAは基本的には作詞作曲家なので、そういうシンガーソングライターの方に作曲できたのも光栄だ。
また13年前まだデビュー前の学生で、こちらが起用したシンガーに今度は起用され一緒にレコーディングできたこともとても嬉しいし、今度のレコーディングも凄くスムースに納得できる仕上がりになり彼女と祝杯をあげた。

過去には映画監督として1本作品を映画祭に出展する音楽にとどまらぬ才人KOKIA。この春には渋谷オーチャードホールでのコンサートを終え、10月には六本木SWEET BASILでのライヴ、そしてその後ヨーロッパの各都市でのコンサートが控えているKOKIA。ヒットチャート的なポップ感覚から、独自のトラッド系クラシック風なKOKIAのヴォイスワールドはまったくオンリーワンな存在だと思う。その自分のコンセプトをしっかりわきまえているところも素晴らしく、アーティストとして進化したKOKIAは頼もしい存在。こういうポップアーティストがいることも日本のポップ界ではもっともっと注目されるべきでしょう。


(01:13)

2009年10月04日

a26a1731.jpeg8月末にこのブログにコメントをいただいた。僕のアルバム『SLOW SLIDE SONGS弦異抄』についてで、「その浮遊感はどうしてできたのか」「マスタリングについて」「迫力」「ステレオ感」「臨場感」「VOCALの馴染み感」などについてのご質問でした。それで、今回のブログはそれにお答えしようと思います。1ヶ月以上経ってしまって申し訳ありませんが、やっと落ち着いて今自分のアルバム聴ける時間ができたので書きます。
大変熱心に御愛聴されお誉めのお言葉嬉しく励みにしています。きちんと答えられるか自信ありませんが書いてみました。

まず「浮遊感」ですが、これは感覚的なことなので答えも感覚的かもしれませんが、作曲上の僕のコンセプトが「あまり終止感が強くないもの」に沿っているからかもしれません。印象派の音楽やジャズでは60年代モード派のジャズからの影響が強いのでコード進行でいうドミナントからの解決を強くしないテイストだからかもです。勿論複雑なコード進行している曲もありますが、その場合はテンションノートを多くしてやはり曖昧な終止にしているのです。コードが移ってもそれを繋ぐ同じ音で包むのも好きなので、それらが浮遊感に繋がるのかもしれません。
それから3度の音のシャープかフラットかということが長調短調の分かれ目ですが、もともとそれは西欧白人の合理主義で発達したもので音楽を長調短調だけで計るのは「アホ」なことと考えます。ブルースやそこから発展したロックは7thのスケールが基調です。それはスコットランドやアイルランドのバグパイプの音階とも同じです。民謡にはやはり長調短調で計れないのもが殆どです。ですので長調短調の音楽も素晴らしいけど、それだけをグローバルスタンダードにしてしまうのは白人クラシック偏重主義なので・・・ということでしょうか。クラシック中心の教育は間違いです。勿論素晴らしいもののひとつではあります。
話し戻りますが、3度(長調短調は3度の音で決まる)を曖昧にしたり、コブシをつけたり、ギターならチョーキングしたりデリケートゾーンなのです。それも浮遊感への要員かもです。

1曲目の「耽美ナ詩人ハ踊ル」などは余りはっきりしたコード進行してない・・・でもイッパツコードのロックとも違うということでなんとなく浮遊感漂うのかもです。ギターのスライド奏法や他の曲ではスローアタック奏法も更にそのムードを助長します。

「マスタリング」は南青山のマスタリングスタジオ《オレンジ》の小泉由香マスタリングエンジニアのお力が大きいでしょう。このアルバムはローバジェットでの制作ですので僕のプログラミングに僕の弾いたギター、ウクレレ、ベース、キーボードにヴォーカル、そしてゲストの4人の女声ヴォーカルという布陣ですのでナマの楽器・・・たとえば木管、弦楽、ドラム等を使用していなので、でも音楽自体はナマ指向のものなので自分でミックスした後のマスタリングで相当音質がクリアになりました。ただガキ向けの刺激的な硬い音質とかでなくオーガニックな感じです。長年、小泉由香さんにマスタリング頼んでいるので僕の指向も理解していただいているとも思います。

ここからが難しいのですが「迫力」ですが、迫力は自分では余り感じていなくて、だいたい凄い盛り上がりとかがない音楽目指してますからねぇ・・・それなりに迫力感じていただいて嬉しき限りです。
「ステレオ感」も自分でミックスしているわけですから専門のレコーディングエンジニアからなんと言われるかオソロシイですよ。ひとつ言えるのは僕はエンジニアの技術は乏しいのですが自分の音楽なので、その定位(L~Rのどの位置に音色を配置したいか)はアレンジ、アンサンブル上自分でもヴィジョンがたてられるのです。
またエンジニアの方々に怒られちゃいますが、専門エンジニアの方はどうしても音質良くない音はヴォリュームを上げたくない、という傾向にあります。それは当然です。自分のミックスした音楽が音質良くないのは嫌ですから。しかし僕はコンポーザーなので多少音質悪くてもアンサンブル上必要な音はヴォリューム出すわけです。それで音質はイマイチでもアレンジ上は納得のいく音色のバランスが得られるのです。そしていい音楽になるのです。自分の判断ではね・・・しかし専門のエンジニアの方々のほうが他の殆どの面ではいいに決まってはいるのですが。しかしうちの機材はたいしたことないので宅録派でもこれくらいはできるということでしょうか。

「VOCALの馴染み感」。これも僕と僕以外4人のヴォーカリストなので多少異なるとは思いますが、どの曲もテンポの速くない音楽で作曲上、リズムに寄り添うメロディを考えていることは確かです。リズムに寄り添うには跳ねたりスタッカートでリズミックに歌うということではなくレガートで、そのレガートの中でグルーヴをだすような歌う方が自分では理想だと考えているので、ヴォーカルのディレクションでは歌手の方々にそう言ったりします。まあただ種ともこさんやtomo the tomoなど自分の歌い方のコンセプトがしっかりした方々ばかりが参加しているので強く指示したりはしていません。

歌が下手な人はロングトーンなどををうまく歌おうとすると古臭い感じでよくないのです。ただ昔の人は、延びてる音がいいと、歌がうまい、なんていう判断をしますが、それは大昔の価値観っぽいです。それよりもリズムに寄り添い、無駄な音を省き、フレーズの入りと出の部分のニュアンスを考えて歌い、グルーヴ感のあるフレージングを目指して欲しいのです。そうすると馴染む感じになると思います。伴奏にきちんとのることが馴染むことで意味のあることです。勿論長い音符を張った声でちゃんと声が出てれば素晴らしいのですが、それをできる人はなかなかいないので、まずは伴奏にのり、音楽に馴染む歌が’いいです。

自分のヴォーカルは「D-PLAIN-FOLK」ではウィスパー風に押さえて、しかし弱くではなく、絞り出すようなイメージで歌っています。種さんの歌った「漂う4度、霧の向こう」もすご〜く押さえた唱法で歌ってもらってます。種さんはちゃんと張った声のでるシンガーですがあえて押さえて歌っています。この曲も通常のコード進行はしていません。種さんのハモりは途中ではすべて4度下につけています。4度を中心にするとコード感から逸脱して、これも浮遊感の要員かもです。

また「D-PLAIN-FOLK」のコーラスは種さんが自らこの曲を聴いて、「ダウントゥアースないい感じ!これにコーラスつける!」と言ってくれてコーラスアレンジも彼女自らしていただいてレコーディングしました。
サビが迫力ついたのは種さんのおかげです。だいたい種さんは即興的にどんどんコーラスパートを考えて実行していく凄い人です。
tomo the tomoとは、僕の別のプロジェクトで、このレコーディングの数年前からヴォイス的な使い方の曲を多く一緒にレコーディングしていたので(ほぼお蔵入りになってますが)意思疎通がうまくいってレコーディングできた感じです。「見知ラヌ地丿貴方」での後半のヴォイスはtomo the tomoの即興でレコーディングされました。ジャズなどの技巧のアドリブではなく感覚的なtomo the tomoアドリブに感激しました。

いわゆる歌モノではないスキャットものが多いので、伴奏に埋め込むようなミックスのバランスかもです。
それにはきちんとヴォーカルが声がでていることが最低条件です。またはアレンジ上、伴奏を薄くしヴォリュームは出ていてもヴォーカルを邪魔しないアレンジをするのです。

全体に言いたいことは各演奏のうまさではなくて音楽の世界観です。大ざっぱな言い方すると仮にあまりお上手でない演奏でこのアルバムの曲が演奏されても、もしこの音楽いいよ!って言われたら、けっこう嬉しいということです。それは音の世界観を感じとってくれたからだと思うのです。そういう意味では自分の持っている資質が演奏家よりもやはり作曲編曲家という結論に至ることになりますね。勿論演奏もやはり良いほうがいいに決まっているのでこのアルバムでも一生懸命ギター弾いたりしましたが。
そして僕はどのジャンルの伝統の継承者でもないので、ボーダーなきジャンル(でもポップな地点がスタート
ではありますが)をクリエイトするのが面白いのです。帰る家がない...のかもですね、ずうっと放浪デス。
また「四弦異抄」では途中に日本の陰旋法を用いたりしています。

「ジュ・ヤーナのテーマ」はジャズスタンダード風のコード様式で作曲。ただ間奏部にスライドギターのメロディがあることで往年のスタンダード風味からちょっと逸脱した世界に行きます。アコースティックギター伴奏にガットギターとマリンバでメロディをとっています。全体にはちょっとエキゾチックでレトロなムードでしょうか。

「Ukulele Lullaby」はウクレレの開放弦のアルペジオをうまく使って、そして左右のステレオ感を利用してちょっとづつ別のフレーズでズレ感を出します。最初は歌はスキャットのつもりだったのが、デモ後の2回目の仮歌録りの時、tomo the tomoが自分のアイデアで歌詞を作ってきてくれて、これで歌おうということになったわけです。また僕はフレットレスベースでアドリブソロをしていますが、勿論僕はベースの専門家ではないので何十回も練習した結果のアドリブですね・・・っちゅうか、完成する頃にはアドリブといってもほぼメロディができあがってました。
ウクレレはハワイアンの楽器ですが全くハワイアンは考えず、ガットギターの高音楽器としてウクレレを使用しました。

「SLOW GTR SONG」も和声的にはジャズの影響で作曲。これも展開部でスライドギターがくるので、そこでジャズっぽさからちょっと抜け出すのです。エンディングは少しシリアスなムードのチェロ音域のストリングバックにギブソンのギターでルバート風にアドリブしました。
あと「大人っぽさ」ですか。これはそんなに意識はしていないですが、ただ逆に若者の爆発的な音楽はやはり、その時じゃなくてはできないもので凄いから、こっちとしては「ガキにはできないだろう!?」的なね。
まあでもそんなに意識はないですが、自分の音楽ということです、目指すのは。

とにかく歌以外すべてをひとりでつくったのでライヴもできず・・・の状態ですがいつかそういうプロジェクトもしたいですねえ・・・
長々ありがとうございました。でも次回もまた触れます。


(00:08)

2009年04月05日

8e92c919.jpgFM軽井沢の僕の番組「周防義和の音楽工房」の3月31日(もう過ぎた!失礼)4月7日オンエアは友人のベーシスト泉尚也特集。長年の音楽仲間で頼りになる素晴らしきミュージシャンの泉尚也の周防サイドからのご紹介っていうところでしょうか。オールラウンドプレーヤーの彼は僕の狭〜い音楽性にとどまるような音楽家ではないがそれでも僕の作曲作品を拡げてくれている。

今回泉尚也セカンドソロアルバム『LIFE』が完成間近だが、それに先行して『LIFE』から2曲、「シアン」と「シナプスの記憶」という僕の作曲作品をかけさせていただいた。両曲ともめっちゃ美しい音色のフレットレスベースが活躍する曲。通常ベースがメロディを奏でるというのは珍しいが両曲ともベースメインの音楽に声が絡むのもいい感じ。そのヴォイスでtomo the tomo、パーカッションで三沢泉という強力なミュージシャンが参加、自分としても納得のいく傑作が仕上がったと言い切れるデス。
また映画『Shall we ダンス?』サントラから「9月のルンバ」、ドラマ『つぐみへ...』のサントラから「情景的な5弦ペダル」、映画『シコふんじゃった。』サントラから「猛稽古de辛抱我慢」など泉尚也フレットレスベースの活躍する楽曲をかけた。インターネットでも聴けます。FM軽井沢のhpからサイマル放送の項を選択し、「周防義和の音楽工房」を7日火曜日の14時から15時までオンエア時間に聴けます。

また「周防義和の音楽工房」の4月の他の週は周防義和音楽担当の映画『鴨川ホルモー』特集、その後はCOMAで僕の相方でもあるミュージシャン小石巳美特集です。ご期待ください!
写真は吉祥寺GOK SOUNDで左から和田亨(音楽プロデューサー)、三沢泉(パーカッション)、周防義和、手前がこのレコーディングの中心人物、泉尚也(ベース)。(敬称略)

(22:31)

2008年05月19日

インシュレーター写真はインシュレーター(4つの金色の丸いもの)。スピーカーなどの下に敷いて音質を良くする効果がある。この製品は名古屋学芸大学の森幸長先生にいただいたもので、早速スピーカーにセットし、セット以前と音質を聴き比べたら驚き!音に深みが増した。多少音量も稼いでいるいる気がする。森先生のhpはこちらから。比較的安価でスピーカーのパフォーマンスを向上させるっていうわけだ。うちのスピーカーも10万円くらいアップした感じ、いやそれ以上かも、とにかく音質高いいいものになった!
インシュレーターはひとつ1200円くらいからいろいろあるみたい。

ちになみにインシュレーターを『ウィキペディア(Wikipedia)』で検索すると.....
インシュレーター (insulator)とは、何らかの作用の遮断を目的として用いる絶縁材。

オーディオ分野においては、アンプやスピーカーなど各機器から生じる振動を、機器間で干渉させないために用いられる。振動の吸収を目的としたもの、振動を速やかに逃すのを目的としたものがある。
インシュレーターを設置することで音が変わる事は物理的にも説明はつくが、良い音になったかどうかは、聴取する側の主観による要素が多いため(プラシーボ効果など)、音質向上を謳っているインシュレータ商品でも、実際の効能としては疑わしいものも少なくない。

まあこの文は客観的だけど、僕の主観では絶対音良くなってるう!

(18:29)

2008年01月18日

TAP STEPCHICK COREA『TAP STEP』は1979年のアルバム。なんで久々にこれ聴いたかっていうと・・・このタイトル曲「TAP STEP」はチャーリー・パーカーに捧げられているのでした。でも超才人のチック・コリア、決してバップ、ビバップのような音楽をそのまんまやってパーカーにデディケイトしてるわけではないのが凄いところ。自身が弾くミニ・ムーグ、オーバーハイム、ローズピアノにBunny Brunelのフレットレス・ベース、Don Alias(パーカッション)、Tom Brechtlein(ドラムス)、Al Vizzutti(トランペット)、JoeFarrell(サックス)というメンバーでスネアがロールするような高度なマーチ風なリズムにモード手法で曲を仕上げた。ヴィズッティのトランペットもしなやかで凄いテク。バニー・ブルーネルも相当な腕前。確かにリフにバップを想起させる部分はあるが和声も斬新だし、凄い曲だ。
そういえばこのアルバム、CD化されてないと聞くがほんとう?ジャズトランペットの五十嵐一生君が欲しがっていた。
その他の曲では完全にスルード(この写真でチックが叩いている。ブラジルでサンバに使われる大太鼓)と歌とミニ・ムーグだけでブラジル風ポップなサンバ曲(フローラ・プリム等参加)があったり、奥さんのゲイル・モランのヴォイスを生かした格調高い音楽あったり、現代音楽のアルバン・ベルグに捧げた曲があったり、セロニアス・モンクに捧げた曲あったり凄〜く濃い内容。
そして、これは1979年だからこの後、チックは弦楽編成やどんどんクラシック編成で自分の独創的な発展的JAZZ(JAZZとかいう言葉は不適当かも・・・とにかくチックのミュージック)を推し進めていく時期にはいるわけだ。

P.S.
またチャーリー・パーカーの話に戻ると、1960年代イギリスのブルースバンド《YARDBIRDS》
(エリック・クラプトン、ジェフ・ベックらが在籍した伝説のバンドで最後のメンバーたち,ジミー・ペイジやロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナムらがレッド・ツェッペリンを結成)の名前、ヤードバードはチャーリー・パーカーのニックネーム「バード」「ヤードバード」からとったネイミングだと言う。
またROLLING STONESの最初のリーダーで亡くなったブライアン・ジョーンズは10代の頃クラリネット、サックス、ピアノ、ギターなど様々な楽器を弾いたがサックスはチャーリー・パーカーがアイドルだったらしい。ドラムのチャーリー・ワッツもパーカーをリスペクトしている。
これはなんでか・・・・1950年代イギリスで空前のブームだったスキッフルはスウィング風リズムの軽いポップで、それを打ち破るのがストーンズやヤードバーズのブルース的な動きだったようだ。そこにはスウィングジャズ(当時イギリスではトラッド・ジャズという言い方をよく耳にする)等に革命を起したチャーリー・パーカーがイギリスの若者の間ではとてもクールな存在だったに違いない。だからパーカー信者が多いのだろう。
またパーカーさんはアルコール、ドラッグ系も半端ではなく、それを手に入れる為に楽器を売ったとか、激しいエピソードが多い。亡くなり火葬された骨はつかめないほどボロボロだったいう。


(22:59)

2007年12月27日

yukko at orangeORANGEは青山1丁目にあるマスタリングスタジオ。この日は僕がプロデュースしているシンガーソングライター坂口由起子アルバム『榛』のマスタリングを行った。マスタリングとは1曲ごとにレコーディングしてミックスダウンした楽曲をトータルで音調整して曲間の秒数も決めてCD盤にカッティング(CDはこうは言わないか)するマスターをつくる作業だ。レコーディングは1曲ずつ完成させるのでダイナミクスや音質が微妙に異なる。だからアルバムとして通して聴いて自然に、またはアーティスト、プロデューサーの意図するトータルコンセプチュアルなアルバムにするためにこの作業をするわけだ。
ORANGEの小泉由香エンジニアは超売れっ子。坂本龍一、山崎まさよし、EXILE、金子飛鳥、井上鑑...等々数多くのアーティストのマスタリングがここORANGEで行われている。僕も10枚以上お願いしてる。
坂口由起子『榛』のマスタリングにあたってのこちらのおおまかな要望を伝えた後、作業に入り、個々に細かい音質のチェックをしつつ完成していった。いつもながらTD後からよりいっそう磨きをかけたようないい感じになっていった。曲と曲をわざとクロスフェイドさせてつなげるようなのもマスタリングで行う。今回は1曲目に中域の音質で直した以外99%小泉さん任せで無事マスタリング作業を終えた。まる一日の作業だ。最後に通して聴いて、このアルバムの音に関する作業はすべて終わったといっていいだろう。
アーティスト本人のyukkoさんも納得でORANGEでの一日を終えた。
レコーディングもそうだが同じ曲を何回も何回も一日中聴いてるので、アルバムづくりってほんとうに根気がいる。まず悔いのない作曲編曲演奏歌...レコーディングをしとかないと後でTD、Masteringで耐えられなくなる。レコーディングからマスタリングまで一曲を聴く回数っておそらく数百回ではないだろうか。
とにかく2月からはじめてついに完成だ。安堵感に包まれる。あとはCDプレスとジャケット関連で、それはそれぞれの担当の方々&アーティスト本人にお任せ。
写真、左からエンジニアの小泉由香、ミュージシャンの坂口由起子、Executive Producerの坂口賢一。(敬称略)


(01:29)

2007年08月08日

おひさま種 ともこ『おひさま』Infinity Records RUCQ-1002
種さんのニューアルバム。今回はナマ楽器中心にアレンジされてるので彼女の声もリラックスしているような...もしかしてこっちの耳の問題かも。ナマ楽器の存在感が...なんか空気感というか、聴感上を超え精神的な拡がりを誘う。歌は前にも増して、例えばフレーズの出口にも独特のニュアンスがこめられ、丁寧で他の人にはない食い込み方で心をえぐる。こんな表現でスンマヘン。ウィスパーや早口メロディやファルセットや強いシャウト、自分でのコーラス、ハモリ等、様々な語り口が聴くほうを楽しませてくれる。歌詞の発想もいろいろな視点で書かれている。

「おひさま」はコーラスやピアニカ、パーカッションがキュート、キックのチープ系打ち込みの音もこのサウンドにばっちり。
珍しくサックスが入ってる「Let's Dance All Night」はギロとかのパーカッションが楽しい。「出町柳」。京都行って詩仙堂とか曼殊院行く時は出町柳から叡山電鉄に乗る。この始発駅、出町柳って昔からいい名前、いい響きだよなあって....種さんに先にやられた!「FAKE」は僕好みのロックチューンだ。ギターのストロークがすげえ好き。ミディアムスローにちょい跳ねたメロディのノリがこれまたかっこいい。前のアルバムでもこういうグルーヴがはまってたっけ。前に僕が「Drugstore Girl 」という映画主題歌のロックポップ曲を書いた時「周防はロックのシンズイ知ってる」と誉めてくれたけど(ヒジョウニウレシ)、この曲こそロックの神髄を知る人ぞ創れる曲だぜ! 「おでん」こういうスローマイナーなところにこの歌詞!なるほどねえ...ウィットに翔んでるゥ! 「ワタシだって泣きたくなったっていいじゃない」はウェットなタイトルだけど、メロディはドライなゴキゲンな曲。種さんにウェットでめそめそはまずないよねえ。仮にそういうメロディでもフレーズへの切り込み方がバシッとグルーヴするから。「ジョディ」は物語的な詩にティンパンアレイ(ホソノさんのやってたバンドのことじゃありません、話は1910年代NewYorkティンパンアレイ街にさかのぼってしまううけど.....要するにヒットチャート的な曲...これはこれでいいんですが)的ではない深い音楽に導いてくれる。深き作詞作曲術、素晴らしい。サウンドもさりげなく凝っていてアルバム中一番くるかも!!! 似てるとかではないけど、ジョニ・ミッチェルとかポール・サイモンの最新作を思い浮かべた。ティンパンアレイよりアートに。
エンジニアは近藤祥昭(Gok Sounds)。僕も近藤さんには十数年前BREW-BREW『文化ポップ』でお世話になりました。


(00:06)

2007年03月27日

アルゼンチンババアサントラ映画『アルゼンチンババア』が公開された。勿論サントラも完成している。サントラには十数曲収録されているが、そのうち小松亮太のグループによるアルゼンチンタンゴが2曲とエンディングテーマのタテタカコの歌「わすれなぐさ」以外が僕が作編曲した劇中音楽ということになる。タンゴは激しく濃く情熱的に、僕の音楽は激しくなく柔らかく...みたいな感じかな。初日に映画を見てくれた 若きコンポーザー松村香代子君によると、「周防さんの音楽は一歩引いて全体を俯瞰しながらバランス感覚よく....」と嬉しき感想!キネマ旬報インタビューでの賀来タクト氏によると、「周防義和のわりにはウェットによりそった....」と。まあいろいろあら〜ねダスね。両方あたってるゼ、するどいなあ皆さん!ウェットに一歩引いて?いやいやそうかもしれない。
しかしこれで僕が主体的に手がけたアルバム(ソロアルバム、自己のユニット&バンドのアルバム、サントラ)は30枚を超えたことになる。



(01:29)

2007年01月05日

それでもボクはやってない映画『それでもボクはやってない』のサウンドトラックアルバム(PONYCANYON PCCR-00445)ができた。このできたっていうのは音だけじゃなくてジャケットを含めてグッズとして完成したということだ。

ただ映画の劇伴(劇伴奏音楽)としては音楽少ないので映画をご覧になる方々は、純粋に現在の日本の裁判制度、警察制度をリアルに描いた映画として見てください。今回、音楽はおいといてください。映画公開は1月20日。


でもでもでも...サントラリリースするし...作編曲家として言わなくっちゃかな?

!@#$%^&* ありがとうございます...&%$+#@$^!
それでは音楽の話を...

主人公徹平(加瀬亮)のセリフを受けてはじまるエンディング音楽「静けさの中で」は大納得のいく仕上がりで、僕の代表作品になるでしょう。自分で、この曲メチャ好き!
最初のdemo段階で周防正行監督に「思い切っていっちゃえば...」と導かれ、僕はその気になっちゃった。
tomo the tomoの歌(大部分が彼女自身のひとりダビングによるアカペラ)が素晴らしい。
彼女の唱法は実声、ファルセットともにちょっと異質なものを含んでいていながらぐっとくる。ブルガリアンヴォイスの影響からそういう発声も取り入れているようだ。基本的にはポップの人だがただのポップミューシャンではない。(ちなみにブルガリアンヴォイスは西欧クラシックとは全く異なる音楽。唱法も地声でペダルになる音を基調としたモーダルな手法で成立しているので非西欧要素の仲間だ...ブッシュのアメリカだけが正義じゃないように西欧クラシックだけがアカデミズムじゃあらへんでぇ!)

作曲的にはこの歌は普通の部分と普通でない部分で成立していて、出だしはコード進行もよくあるやつ。展開部分からちょっとづつ異質なものを入れつつ、サビ的なところでは伴奏なし。主旋律だけになる。またMajorではじまる曲だが、サビではそのTonicのMinor...それもMinor7th,9th,11th---スケールでいうDorian風になっていてコード進行はしていない。そして間奏、弦楽セクションがでてくるパートではTonicMajorとTonicMinorがリフレインするパターン。あまり普通ではない。弦楽セクションのメロディの和声も綺麗な3度を排し、モノトーンな4度5度でつけた。V.CelloとContraBassの旋律に歪みのE.Guitarをユニゾンさせた。
音楽用語でなくラフにブンガク(?)的に言うと、強い気持ちの心の叫びを優しく表現した曲。情緒的になることをなるべく避け(僕がフツーに泣けるメロディに興味ないせいだ)、ドライだけど歌心ある音楽を目指した。弦楽セクション自体は欧風なわけだけどハーモニー等で非西欧のムードをだしたかった。安めのロマンティシズムはダメだっていうこと。クラシックやってる場合じゃないでしょっていうこと。僕の音楽はドラムや打ち込みのビートががんがんきてなくても基本的にはキープされてるリズムにどうグルーヴするかがコンセプトなので、精神的にはロックだったりソウルの気持ち。まあ誰もそう思わないデショウガ。パーソナルでスピリチュアルなものをつくりたかった。優しさって自信がないとダメだっていうこと、大袈裟じゃないけどスピリチュアルなものっていう地点に向っている。demoと本番のレコーディングで2回もいちからアカペラ合唱部分を録るのは大変な作業でした。とにかく歌(作詞も)のtomo the tomoにほんとうにすご〜くすご〜くすご〜く感謝している。

それから、このサントラは映画本篇では使用していない音楽制作過程での試作曲作品もリアレンジしたり、リミックスして完成させ収録したスペシャルなアルバムになっている。
また最後に「静けさの中で」のカラオケが入っているが、これはイントロを4小節つけて、スキャット部分、アカペラ部分には主旋律をそのまま入れた変則カラオケになっている。こんなウレセンでもない楽曲のカラオケなんてねえ*%^$#@&!
いれちゃったもんはしゃあないやんけ!
まあこのカラオケでこの歌、歌えるお方は相当な歌唱力のある人ということになりますワ。




(00:40)

2006年08月25日

frogs友人の作編曲家麻吉文(あさ・よしふみ)君が初の自己名義のアルバムを完成したのでご紹介しよう。彼は TVCM,ショートムービー、TV番組、アーティストものの作編曲等の音楽を数多く手がけ、また自己のユニットでも活動していたキーボーディスト、コンポーザー。シドニーオリンピックでのシンクロナイズドスイミング日本代表の音楽も担当した、まだ30歳代の実力者。僕と彼とベースの泉君と3人でよく飲んだりする。アルバムはasa『frogs』と銘打たれている。asa/frogs AHLG-0001 L&G records \2000(tax in)
Including 9 tracks

01.e.s.
02.gathering E.W.S.N
03.格子のあった場所
04.月下の海
05.君に想う
06.twists and turns
07.stein
08.tanatos
09.leo

その内容は、例えば、1曲目「e.s.」ではpiano の和声、リズムパッセージ、vlnのメロディが刺激的、でいて音遊びに麻ちゃん的なユーモア溢れる感じ。2曲目「gathering E.W.S.N」ではトラッド風でパンクな感覚が8ビートにグルーヴしている。この麻ワールド、その無国籍感覚は僕も大好き!そしてこのパンクでシュールでキュートなジャケ写のイメージを連鎖させる。4曲目「月下の海」では泉尚也のフレットレスベースがいい味出してる。大人なサウンド。全体にViolin,Fretlessbass,Drumがざっくりしたテイストで小気味よい。アコースティック楽器使用といっても、癒しとかそういう甘い気休めは全くなく、BGではなくちゃんと聴くためのアンサンブルが綿密に考えられている。また打ち込み系でもCM等で鍛えられた職人的技量が確かなサウンドになっている。個人的にはナマ楽器での麻サウンドが好きではあるが。またエンジニアのきっちゃんこと北畑俊明氏は僕も毎年お世話になっている方です。とにかく今日8月25日にリリースということ。全体のサウンドで表現された世界で、なんのジャンルとか言いがたい(ワタシのもそうだった)独特の世界。是非興味あるかたは彼のhpへ行って見てください!麻吉文hpこちらで。


(22:41)