2005年04月18日

敗戦

「よ〜い、兄ちゃん!!ヘルメットをかぶって飯食いにいけよ〜!石投げられるぞ〜」
 
昼食を食べようと社員食堂に向かっていた僕は、伊予弁で声を掛けられた。声の主は会社で隣の席に座っているおじさん。もとい上司。
この人は昨シーズンホームゲーム13試合を観に来てくれた熱烈サポーターだ。僕が隣の席に来るまでは、それほどまでのサッカーファンではなかった野球世代の人。
 
「わしゃぁ、昨日の午後から戦意喪失しとんよ」愛媛FCから敗戦のメールマガジンが届いてかららしい。
 
負けた次の日に会社に行くと机の中からおもむろにカッターを取出し「最近こいつが生き血を吸ってなくてなぁ〜」って僕のほうに向けてくる、ユニークなおじさんだ。
 
 
ふるさとで勝利の報告を待っていた、この人にも寂しい想いをさせてしまった。。
 
そして味スタに駆けつけてくれた、大勢のサポーター、愛媛県関係者。。
 
 
今日から新しい週が始まった。
愛媛FC関係者、ファンの人たちは、すっきりしない朝を迎えたことだろう。
 
 
僕のすっきりしない朝は、深夜に訪れた
 
昨晩は2時に目が覚め、悔しくてそれ以降は眠れなかった。。。感情が高ぶり呼吸が乱れ体温が上昇する。
試合のスライドが走馬灯のように次々と頭のなかで行き来する。今すぐにでも飛び出してピッチに立ちたい。
 
 
3連勝後はたくさんの応援メールが届いた。。
 
今日、1通だけメールが届いた。以前から応援してくれている方からだ。
 
 
ありがとうございます。。
 
 
高校選手権で負けた夜、石橋先生から言われた言葉を思い出す、
 
「負けたときに応援してくれる人を大切にしなさい。本当に応援してくれる人達だ」
 
高校3年間のサッカーが終った夜、ホテルの前で待っている、ファンの人たちにサインをしたことを覚えている。
 
 
あんな不甲斐ない試合をしていて「負けても暖かく応援してください」というつもりは毛頭ない。お金を払って観に来て頂いている。
 
 
サッカー場は劇場だ。
 
つまらないエンターテイメントを2度と観に行く気などしないだろう。
 
 
 
「また行きたい」と思ってもらえないと‘ディズニーランド’はつくれない。。
 
 
これから将来、愛媛FCは何百勝するだろう、いやその為には何百敗するのかもしれない。
 
 
ヘルメットをかぶって昼食をとる日もあるだろう。
 
 
でも僕は成し遂げる。。
 
 
‘わくわくする週末’そして‘気持ちのいい週明け’を迎えられるように…
 
 
 
super


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