吾妻連峰・早稲沢口(山スキー)

2013年12月26日

吾妻連峰・西大巓

早稲沢集落からスタート12月23日(月・祝)
さて、二日目となる本日の予定はギュイ〜ンと西へと移動した場所にある西大巓(ニシダイテン・1982m)・・・そう、ここは通常ならば天元台orグランデコスキー場からアプローチするのが手っ取り早くて一般的なのですが、そこは山スキー界の奇行種らしく(笑)今回は桧原湖畔にある早稲沢集落から夏道の無い尾根を辿ってピストンしてきました。
しかし、今の時期ではまだまだ雪が少ないようで(汗)、取り付き〜1300m付近までは結構な藪尾根の激ラッセルが連続して超グッタリ(TДT)!!・・・とまあ、こんな感じで登り下りも結構苦労させられましたけど、その分上部の激パウツリーランを楽しめたので見事に帳消しってことにしておきます〜ふふふん(´∀`*)♪


そんなわけで、前日の高山山行の出発が遅れた理由というのが、実は悪天候により予定変更&ここ早稲沢集落から大移動していたというのが正解でして(苦笑)、本日は一夜を過ごした道の駅をのんびりと出ると、既に下見はバッチリなので三叉路の小スペースに車を押し込んでから7時半過ぎに林道へと歩き出します。
見ると、最終民家を過ぎた先には前日のものと思われるモービル跡が続いており、とりあえず初っ端からの激ラッセルを回避出来てひと安心&静かな沢沿いの林道をサクサクと進んでいきます。

やがて辿り着いた二俣には、スッポリと雪に埋もれたトイレ棟と駐車場があり、あんまり気乗りがしないものの(オイオイ)予定通りに正面の尾根へと取り付いてみます。
ところが、急斜面のラッセルはイキナリ膝くらいの深さでして、おまけにかなり藪っぽい箇所が殆どなのでひたすらに大量の汗と時間だけが流れていきます・・・ゼエゼエ(;´Д`)。
いや〜これ帰りはどうすっぺ(大汗)?・・・と思うものの、沢沿いに続く夏道方面の様子も分からないので、ここはひとまず後回しねってことにしておいて(爆)ジリジリと高度を上げていきます。

そして、二連荘の疲れもあるのか、思うほどペースが上がらないままにP1375に辿り着いたところで小休止・・・ふ〜ふ〜標高差400m弱に約2時間って、どうみても時間が掛かり過ぎだろ〜(≡ω≡.)と思う反面、あの藪尾根ラッセルを単独で突破してきたこの結果が現実でもあるのです。
んで、寒さに震えながらも補給を終えると、一旦下ってから平坦地を進行、すると徐々に快適そうな疎林帯が広がってきてひたすらに靴ラッセルを続けて上部を目指します。

しかし、低温と糊の弱さの為か途中でシールがベローンと剥がれるトラブルが2回ほどあり(汗)、余計なタイムロスを強いられながらも騙し騙しで巨大ツリー群を抜けていくと、お決まりのホワイトアウトに突入した頃になってようやく西大巓の山頂へと飛び出します。
見ると、グランデコ方面から数名が登ってきた形跡があるものの既に先行者の姿は無く、うっすらと見える人気の東斜面を恐る恐る覗いて見るもシュプールの一つも確認出来ません。

まあね、さすがにこのドカ雪直後に飛び込むのは自殺行為だわな〜(´Д⊂)と、こちらも即行Uターンで来た道を戻り始めると、これがまた林間の快適ディープパウダーの連続でとにかく笑いが止まりまへ〜ん( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \♪♪
というわけで、昨日と同様に自身のトレースを利用しながらも、ビュンビュンと飛ばし続けてあっという間にP1375手前まで戻ってきたところでようやく遅いランチタイムへと突入します。

その後は、シールを貼り直してからピークへと登り返すものの、帰りの藪尾根を思い出してしまうといっそこのまま下った方が楽チンかもね(´−д−;`)?・・・と、そのままトレースを辿って下り始めます。
しかし、これがまたシール滑降の難しさと言いますか、自分のはBDのテール引っ掛けタイプなので踏んでも上手に板がしならず&ターンも上手く出来ずで(涙)、ヒイヒイと両太腿の痛みに耐えているとまたしても片方がベローンと剥がれてしまいます・・・あ゛〜もうッ(; ̄Д ̄)!

そんなわけで、潔くシールを剥がして藪斜面をジグザクターンで降りていくと、何だよ、やっぱり最初からこうしておけば良かったと(爆)特に問題も無く林道へと降り立ちます。
ということで、この二日間ともパノラマに恵まれずに景色の写真も動画も大して撮っていなかったことから、帰り道の林道ボブスレーでお茶を濁してから一気に駐車地点へと戻りました(笑)。

駐車地点7:40〜二俣(林道終点)8:25〜P1375付近10:20−30〜P1598付近11:35〜西大巓13:30−35〜P1375付近14:05−30〜二俣15:10〜駐車地点15:25

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superdioaf27 at 22:20|Permalink