2013年02月07日

WTIについて〜クッシング在庫とは?〜5

本日いくつかご質問がありましたので『クッシング在庫』について簡単に書いてみます。

「クッシング在庫」
・・・ガソリン等を取引されたことがあるかたは目にしたことがあるかと思います。
この「クッシング」はオクラホマ州にある地名です。

現在原油の指標となっている「WTI(NY原油)」
これは「ウェストテキサス・インターミディエイト」という意味でその名の通り米国のテキサス州西部で取れる原油の事です。

米国は石油需要のうち4割〜5割がガソリンです。
中間留分2割、ジェット燃料は1割以下となっています。
つまり輸送用燃料となるこの3つの石油製品で需要の7〜8割を占めます。
ですので低硫黄、軽質原油のWTIが米国での原油取引の指標となっています。

「世界の指標だから相当な量を生産しているんだろうな」と思われるかもしれませんが、生産量は実はあまり大したことはありません。
米国産原油の日量生産のトータルからしますと1割以下となります。
ではなぜWTIが世界の指標になるのか?

それは米国先物市場のNYMEXが一日数億バレルの取引を行っていること、そして米国が世界の石油需要の約4分の1を占めているからと言われています。

そう考えますとWTIの価格には様々な米国の地域的な石油事情が反映されることも出てきます。
その一つが「クッシング在庫」です。

このオクラホマ州のクッシングにはテキサス州やオクラホマ州などで生産された原油の貯蔵庫があります。
各地からパイプラインで運ばれてきた原油がこのクッシングに集まります。
ちなみにWTIの受け渡しもこのクッシングです。
ただこの貯蔵庫、在庫能力が4000万〜5000万バレルと言われておりかなり小規模なんです。
昨夜(2/6)EIAから発表された原油在庫は3億7100万バレル以上に対してクッシングは5136万バレルとなっています。
この5136万は前週から31万5000バレル減少したことになりますがそれでも過去最高レベルになります。
と言っても3億7100万バレルに対して5136万ですからやはり小規模となります。

しかしこのWTIの受け渡しを行っているだけにWTIの価格にはよくこのクッシング在庫の増減が加味されてしまいます。
これがブレントとの鞘の要因の一つともいえると考えます。

ですので昨夜のようにEIAの在庫が増加となってもこのクッシングが減少となっていると「??」といった動きになることが良くあります。
EIAもクッシングもともに増加、ともに減少といったときが一番反応がいいのかもしれませんね。



お役に立ちましたら是非おひとつm(__)m

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supermoney at 14:30│Comments(3)商品先物 

この記事へのコメント

1. Posted by 名古屋の   2013年02月07日 15:42
勉強になります

今朝は金の配信メールありがとうございました。

ドル円が全然押さないので売り無しって感じですよね。仲値後の下落ですっぽ抜けるのかと期待してましたが固かったです><

一気に100円なんて話も聞きますがこのままだとありうるのでしょうか^^;
2. Posted by oilmoney   2013年02月07日 16:15
5 ありがとうございます!!
本当に嬉しいです
大変勉強になりました。
これからもOILでガンガン頑張ります
3. Posted by GS   2013年02月07日 16:25
等貴家さま、タカサン有難うございます。
しかしながら、彼は現在の値段位置で頑張るそうです。タカサンの言う
私の元金で新規なんて、私自身も許せないですよ!
今まで彼に貸したのは最高で330万円ですが、勝負師なのかよく月には
ケロッとして、利息つきで返済です。
不思議で逆怒りも感じています。

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