クオリティーオブライフ

2017年04月19日

賃貸物件探し

東京へ異動を命じられた。
「さて、家探しをしなければ。」ということで、今回経験した家(賃貸物件)探しについて感じたことを忘れないうちにまとめておく。
私の場合は、社宅扱いになるため、会社の総務と連携をとり、まずは希望エリアを伝える。
希望したエリアは大きく2つ。船橋と三鷹である。東京の中心からみて、東にいくか、西にいくか。できれば1時間程度で中心までたどりつけるエリアで、家賃もそこそこにと考えた結果、この2箇所を選んだ。
(もちろん東京に住んでいる友人から、少しは情報収集もした結果でもある。)
それぞれのイメージは、船橋はベッドタウン、ふなっしー、サッカーのイチフナといったイメージ。
三鷹はそこそこ落ち着いた、ジブリ美術館がある街というイメージ。
いずれにせよ、こうしたレベルの情報しか持ち合せていない状態であった。

エリアを伝えた後は、勤める会社がアウトソーシングしている社宅管理会社から連絡があり、不動産仲介会社を3社紹介してもらった。
土日を使って上京をし、丸2日間かけて妻と二人でガッツリ物件を見て回る気合の入れようである。
前置きはこの程度にして、以下のポイントにそって記述していきたい。

1. 不動産仲介会社に求めるもの
2. 選ぶ側としての考え方、工夫
3. 最後に

1. 不動産仲介会社に求めるもの
機微な対応、段取りの良さ、気持ちの良いコミュニケーション。そして何よりも住んだ時のイメージを高める情報提供。

事前のやりとりをする
紹介された不動産会社は、東京中心部から各エリアをみている会社(A社・C社)、船橋を中心に営業する会社(B社)の3社である。会社が委託している社宅管理会社から紹介を受け、早速A社から連絡が入った。丁寧に意向をヒアリングしてくれてとても好感が持てた。更に、見学当日のことについても確認をしてくれた。お子さんも一緒ですか?チャイルドシートも必要ですか?店までの道順はこうです。といった細やかな対応までしてくれた。また頻繁に連絡をくれ、見学当日までのフォローをかかさなかった。
もうしばらくしてB社からも連絡がきた。チャキチャキしたタイプの女性で、テンポよくポイントをついた質問を投げかけ確認を進めてくれた。またなぜ船橋なのか、三鷹なのかについても掘り下げてそれぞれの特徴を説明してくれた。また、こちらの家族構成についても確認をしてくれ、自身も同じぐらいの子供を持つ母親であることを伝えてくれた。彼女からの今後の情報提供は、こちらの感覚に近いものを提供してくれるのではないかという期待を持った。
C社からはその日中には連絡がこず、次の日にメールが届いた。

もちろん電話のやり取りよりも、メールのやり取りを好むというような人もいるとは思う。私もメールの方が時間を拘束されずストレスなくやり取りできるという点では、どちらかと言えばそっち派かもしれない。しかし、全く知らない土地に移り住む人間として、また、不動産物件を決めるのが何年ぶりということを考慮すると、会話をしながら自分自身で抜けていた点に気づかされることもあったし、そういう意味ではメールのやり取りだけでは限界があるのではないかとも感じた。
結果として、A社かB社に好印象を持った。ということで、3社とやり取りをするのも面倒なので、A社とB社とやり取りを進めることにした。

物件を見学(内見)して、物件を決定する
さて、土曜日の朝一に東京駅に降り立った私たち夫婦は、東京駅からほど近い1件目の不動産屋A社へと向かった。一番最初に連絡をしてきてくれたので、一番早い時間帯でアポイントを取得した。今まで電話、メールで対応してきた人とは異なり、とても若い女性が対応してくれた。(これは事前に聞いていた。)聞くと大阪出身らしい。ここの店には事前に紹介を受けた物件の中から4件ピックアップをして見学をしたいと伝えていた。しかし、引継ぎがうまくなされていなかったのか、この女性はREINS(不動産業界共有のプラットフォームサイト?)を立ち上げ、物件のピックアップをその場で改めて始めだした。そこで新たな良い物件が見つかるのであればよいが、なかなか進め方の段取りも悪かった。そのため、この後、15時頃から船橋でもう1件別の不動産屋(B社)に訪問する予定であるため、オシリがあることを伝えて、早速現地(船橋)に移動することにした。運転はなかなか下手で、周辺環境をゆっくり確認しながら乗っていられなかった。そんなこともあったが、一通り滞りなく内見を終えた。補足をしておくとA社は法人しか扱っていない会社のため、法人の社員からの要望に合わせて、色んな地域の物件を仲介している会社である。そのため、その地域(エリア)に精通している人が案内することはまれである。この点においては、有益な情報を得られなかったという印象である。
さて1件目が終わり、西船橋駅の純喫茶でカレーを食べて、2件目のB社に向かった。
B社は、船橋駅前に営業店舗を構えている不動産屋である。店舗に向かうと、元々担当やりとりをしていた担当者は不在であった。聞くところによると、お子さんが体調を崩したそうだ。そう聞くと仕方がないが、今までよくしてもらっていただけに少し残念であった。
新たに担当についてくれたのは、33歳の生まれも育ちも船橋の男子。さすがにその地域の小学校、中学校を卒業し、社会人になってからも船橋で働いているだけあって、この地域のことについては精通しており、ショッピングセンターにはここから自転車で10分でいける。あそこの公園は広くて良い。といった情報をこちらが1聞くと3ぐらい返してくれた。
そういう意味ではA社と違ってとてもイメージができた。そしてとてもよくしゃべる。もちろん仕事上、しゃべらない人は向いていない職種だと思う。但し、コミュニケーションのとり方が下手というか面白くない。本人たちも面白い話をしようとしているわけではないので大きなお世話なのであろうが、「その話いるか?」という話をしてくる。例えば、自分は甘党だという話。甘党だという話題をふることはコミュニケーションのきかっけとしては結構なことである。それでお客との接点が見つかり、話が膨らみ距離をつめられる可能性はある。しかし、こちらが全くそのトピックスにくいついていないにも関わらず、どこどこのカフェにいき(それもこのエリアでない場所)、なんちゃらケーキと、チョコレートジュースと、更にもう1枚パンケーキを食べて、さすがに胃がもたれました。みたいな話を結構な尺を使ってしてくる。私はほとんど無視をしていたが、妻は優しく相槌を打っていた。(その後、あの話は必要だったか否かという答えあわせを妻とすると、「不要」という意見で一致した。)
また半日ぐらいの中で、友達も8人ほど登場してきたが、どれもこれもその話いるか?という内容のものだった。
このことを通じて相手目線のコミュニケーションの重要性とある程度長い話をするのであれば、せめて落ちは必要である。ということを改めて認識させられた。

まとめ
まとめると、A社はB社と比較して、その地域の情報に精通しているかといえばそうではない。B社は地域の情報にとても精通していた。その土地のことを全く知らない人間(お客)として、不動産仲介会社に期待するものは、住んだときのイメージを高める情報提供である。
特に、スーパーや公園といった生活環境や、この道路は交通量が多いだの、裏道を通れば近いだの、情報誌には載らない駅前のお店がお勧めだのである。
なぜなら物件を検討するうえでそれほど高い専門知識を業者に求めることはない。(仮にあるとすれば鉄骨造とRC造の違いぐらいだろうが、そういった情報はすでにお客側が知っているケースがほとんどであろう。)
そういったニッチな情報提供が全くなされないということは、ただ物件まで送っていってくれ、管理会社に鍵のありかを確認し鍵を空け、中に入るときにスリッパを提供し、どうでしたか?と伝えくれるただの雑用担当としての位置づけでしかない。
そういう意味では、2件目に案内をしてくれた船橋を中心に活動している不動産屋は、地元に住み、地元で生まれ育った人材を採用し、地元のニッチな情報提供をしてくれた。
コミュニケーションは如何なものかと書いたが、そこを除けばB社の方が良かったのである。
だから、業界構造的にも地域の小さな不動産屋が多数存在する業界であるということもうなずける。


2. 選ぶ側としての考え方、工夫

必要なものの取捨選択と、選定基準を合わせるということ。そして営業担当者から主体的な回答を引き出す工夫をすることが重要。

\験茱好織ぅ襪鮃佑─間取りを選ぶ
できれば広い家がいいというのは誰しもの希望であると思う。しかし、広さを選ぶとなると値段の問題がどうしても出てくる。その時に広い部屋を借りて本当に全て有意義に使用するのかという視点から、今回は考えた。
我が家は3人家族で子供がまだ小さい。すると、子供独自の部屋は必要ない。あとは夫婦でどちらか一方(またはいずれも)が独自の部屋を持つのかということだが、我々夫婦の場合はそれも必要なない。
本を読む、パソコンを触るということもリビングで成立する。そう考えると、3LDKの間取りは必要ないとうことになる。
元々60平米以上で広いところがよいという基準で絞っていると、3LDKの間取りの物件に出会う。
すると1室はリビングと繋げて広い空間として使用する。(ここもこだわっていた大事な要素)もう1室は寝室として使用する。これで十分なのである。こう考えていくと広さ重視ではなく、間取り重視で検討するという考え方になった。
すると平米数は下げることができる。値段も必然的に下がるし、他の要素(立地や設備の充実度)を満たせる可能性が出てくるのである。
もうひとつ良い点としては、間取りをある程度同じ基準で見ていくと、比較検討がしやすくなる。
不動産は1つとして同じものはないと言われているし、その通りだと思う。そうなると、もう何を基準に決定すればよいのかパニックである。その点を間取りをある程度合わせてみていくことで、意思決定がしやすくなると思う。

不動産屋さんから有益な回答を引き出す
物件の最終決定は、担当してくれる不動産屋さんの営業と、会話をしながら取捨選択を行うことになると思う。(パート1で述べたように、特に知らない土地に住む場合はその情報は非常に大きな意味を持つ)
誰しも経験があることだと思うが、どうしても最終何を優先すべきか悩むことも多い。その時に、地元をよく知っている不動産屋さんに色々と質問をすることになる。
「この立地、この設備はどうですかね?」と聞いても、「生活スタイルによりますから。」とか「そんなことは百人百様じゃないですか?」と流されることも多い。
踏み込んで答えてくれても、「遠くまでの外出をあまり考えておらず近場で済ませる想定であればこの立地でも問題ないと思うが、遠くまで外出を頻繁にされるのであればこの立地ではどうかと思う。」というような回答にどうしてもなる。
これはその人の力不足ということではなく、ある程度仕方のないレスポンスである。
更に踏み込んだ質問をするポイントは、「あなたならどうしますか?」と確認することである。(その人のバックグラウンドもある程度把握したうえで。)
そうるすと、その周辺での生活を経験しているその人は、「僕であれば、こうします。」という、主語を自分にして回答してくれる。
その回答は先ほどのケースバイケースですかね?と言われるよりかははるかに角度の高い、有益な情報である。「あなたなら徒歩15分の最寄駅(最終目的地までは乗換えが伴う)か、バスで20分の少し離れた駅(最終目的地までは乗り換えずにいける)かいずれを普段利用しますか?」といった質問の仕方をすれば、「僕であれば、乗り換えを選ぶなぜなら、バスも混むし、頻繁に遅れることが多いから。」といったふうに思ってもいなかった回答を引き出すことができた。

条件の交渉をする
条件の交渉も不動産屋の担当者が管理会社の人間もしくは大家と、どれだけ人間関係ができているかによって左右されるところが大きいと思う。
そういう意味では担当者は条件交渉を考えた時にも重要になってくる。
今回わかったことは、築が古くて、駅から遠いような物件、更には入りにくい時期が重なれば交渉の余地が大きくなる。
また家賃をまけてもらうことができなくても、エアコンを一台設置して欲しい。というような要望は通りやすい。仮に借り手が退去しても今後も設備として充実するし毎月の家賃を下げるよりはハードルが下がるためである。
また、大手ハウスメーカー系の会社が管理しているような物件は、交渉の融通が利きにくいといったことも教えてもらった。

3.まとめ

不動産探しは楽しい。宝探しのようであり、まだ知らない土地をイメージし、生活をイメージし、家の設備をイメージする。そういうプロセスは一生のうちに何回も経験することではなく(引越しが好きな人にとっては何回も経験することなのかもしれないが)貴重な経験であると思う。


supermotonari at 15:30│Comments(0)TrackBack(0)

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