ジミー・ペイジ&ブラック・クロウズヴァーヴ

2008年05月11日

シネイド・オコナー 33

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シネイド(シンニード)・オコナーのアルバム『ユニヴァーサル・マザー』(1994年)

「お母さんありがとう」

もうすぐ“母の日”なので、それにちなんだアルバムを紹介します。

『ユニヴァーサル・マザー』と題されたアルバムですが、母親となったシネイド自身の目線からユニヴァーサル・マザー(全ての母親)の目線までを彼女独特の不器用でクソ真面目なメッセージで、聴く者を圧倒的な世界観で打ちのめします。
家族や愛する者に対する1万回の「ありがとう」と世界や暴力に対しての10万回の「ファック!」が混在した、シネイドの人生の様に、“躁鬱”が激しい1枚です。
カート・コバーンの言葉を借りた(7)「オール・アポロジーズ」よりもシネイド自身で歌われる悲痛なメッセージと「ありがとう」の言葉が妙に心に突き刺さります。


(6)「レッド・フットボール」は、最後の圧倒的なコーラスが耳を劈く1曲です。




「お母さん、本当にありがとう」


superozzy5 at 00:17│Comments(4)TrackBack(0)S 

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この記事へのコメント

1. Posted by 3121   2008年05月11日 00:36
このアルバムは当初シンニードの裸体にボディ・ペインティングをしたジャケだったんですよね。

父に、ありがとう
母に、さようなら
そして、全ての子供達(チルドレン)に
おめでとう

ってまたエヴァっす。


2. Posted by OZZY   2008年05月11日 00:45
3121さんコメントありがとうございます。

そうだったんですか??
知らなかったです。

「おめでとう」全回転ですね。
1度だけ見ました。(嬉)
3. Posted by まるあ   2008年05月11日 13:20
若き日のオノ・ヨーコ以上に不器用な人でしたが、その平和や世の中の矛盾に対する熱意には学ぶべきものが多いですね。

自身の存在意義を見失いそうになっていたカートの個人的な歌詞であった「オール・アポロジーズ」が、彼女の手にかかればいっぱしの反戦歌のようにジャーナリスティックに響くのが不思議です。
元々はタンバリンなどを使って穏やかに作られた曲だけに、ニルヴァーナのステレオタイプと化していた静から動へのお決まりパターンではなく、彼女のアレンジが正しい方向性だったとも言えるかもしれません。
4. Posted by OZZY   2008年05月11日 14:22
まるあさんコメントありがとうございます。

なるほど、流石!ニルヴァーナに関する意見は深いですね。(凄)
そう言われると、そう響きますね!

シニードとカート、どこか通じるものがある気がします。


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