S.WINWOOD/TRAFFIC
2011年02月21日
スティーヴ・ウィンウッド 7

スティーヴ・ウィンウッドのオリジナル・アルバム『リフュジーズ・オブ・ザ・ハート』(1990年)
それまでの活躍からは、寂しいセールスとなってしまったスティーヴ・ウィンウッドのアルバムです。
スティーヴ・ウィンウッドの音楽は、流行などとは無縁でしたが、80年代に突如として、時代やチャートまでもが、彼を求めました。
そして、90年代に入り発売されたのがこのアルバムでしたが、気紛れな時代やチャートは、彼を求める事を止めてしまいました。
しかし、内容に関して言えば、相変わらず音楽に愛を注いだソウルが詰まった作品に仕上げています。
「大人のロック」と言ってしまうと、魅力が半減してしまいそうですが、いつだって、この人にしか出せない空気が、“ハイ・ライフ”な気分にさせてくれるのです。
小向さん!決してハイな気分ではありませんよ。
2009年11月22日
2009年10月11日
2008年05月22日
スティーヴ・ウィンウッド 6

スティーヴ・ウィンウッドのオリジナル・アルバム『スティーヴ・ウィンウッド』(1977年)
「たまには、人生のレールに油を注しましょう」
遂に、還暦を迎えてしまったスティーヴ・ウィンウッドのまだ油が乗り切っているソロ・デビュー・アルバムです。
トラフィックの解散やクラプトンとのブラインド・フェイスやゴーへの参加を経て、要約ソロを出した感のあるこのアルバムなので、この時期既に30歳手前のキャリア14年の選手のスティーヴには、全く幼稚さや未熟さとは無縁です。
グルーヴ感溢れるファンキーなナンバーと落ち着きのあるスローなナンバーの大らかな大人の雰囲気は、スティーヴ・ウィンウッドが特別な存在である事を疑いさせません。
8分を超えるスロー・ナンバー(3)「ミッドランド・マニアック」は、大らかな雰囲気を漂わせた1曲です。
“油”売り切れ。(涙)
2008年03月07日
スティーヴ・ウィンウッド 5

スティーヴ・ウィンウッドのオリジナル・アルバム『ジャンクション・セヴン』(1997年)
「“ROCK”なもんじゃねぇ」
80年代に、突如スポット・ライトを全身に浴びたスティーヴ・ウィンウッドでしたが、OZZY的にもその豊潤で味わい深い“大人のロック”に、打ちのめされました。
それから約10年後のこのアルバムですが、プロデューサーにマライアやホイットニーで御馴染みのナラダ・マイケル・ウォルデンを起用して、シフト・チェンジを試みています。
つまり、売れ線を狙っています。
但し、ソウルフルなヴォーカルは相変わらず健在で、存在感はピカ一ですが、やっぱり...
「いつまでも“ROCK”して欲しいよ」
デズリーとのデュエットを聴かせる(10)「プレンティー・ラヴィン」は、良いです。
“ROCK”でなしブルース”
2008年01月21日
スティーヴ・ウィンウッド 4

スティーヴ・ウィンウッドのオリジナル・アルバム『バック・イン・ザ・ハイ・ライフ』(1986年)
気が付いたらブログ2周年でした


(本当は1/18日)
1年目:641枚
2年目:380枚(合計1021枚)
辛うじて1日1枚ペースを保持していますが、1年目と比較すると大幅に減っています。
「もっと頑張ります、より“ハイな生活”を目指して」
スティーヴ・ウィンウッドのソロとしての代表作であり、売上やグラミー受賞などアルバム・タイトル通り、“ハイな生活”を取り戻した大傑作です。
ロックは、決して子供達だけのもので無い事を証明する落ち着いた一部の隙も無いサウンドと、余裕すら感じる各曲のハイレベルなメロディ・センスは、圧巻です。
イントロのドラムも素晴らしい!(1)「ハイヤー・ラヴ」は、圧巻です。
2年目のジンクス的中です。(笑)
2007年08月02日
スティーヴ・ウィンウッド 3

スティーヴ・ウィンウッドのベスト・アルバム『キープ・オン・ランニング』(1991年)
「スティーヴ・ウィンウッドが好きだ!」
と、公言しているのですが、初期のソロは聴いてないし、トラフィックに関しても聴いてないアルバムが結構あるし、スペンサー・デイヴィス・グループに至っては、殆ど聴いたことありません。
「ドラえ〜もん、何か便利な道具出してよ!」
と言う事で、このアルバムです。(笑)
スペンサー・デイヴィス・グループやトラフィックはもちろん、あのクラプトンとのブラインド・フェイスまで入ってます。
少年の頃から「天才」と呼ばれて、マルチな才能があり過ぎる故に、紆余曲折してきた足跡が、確かに聴こえます。
特にスペンサー・デイヴィス・グループ時代の曲(1)〜(5)は、ストーンズにも通じる独特の粘っこいグルーヴ感が魅力的ですね。
一応、ドラえもんは、国産です。((≡ ̄♀ ̄≡))/T タケコプタ〜
2007年03月10日
2006年11月17日
スティーヴ・ウィンウッド 2

スティーヴ・ウィンウッドのオリジナル・アルバム『ロール・ウィズ・イット』(1988年)
渋カッコイイ。
果たして、どれだけこの言葉が似合うミュージシャンがいるか想像も付きませんが、このスティーヴ・ウィンウッド程ピッタリする人は存在しません。
彼を知ったのは、本人もビックリの大ヒットした前作なのですが、その時からある意味理想の年の取り方、いや親父、いや兄貴の様な“渋カッコ良さ”でした。
前作の流れを継承したこのアルバムは、全8曲と少な目ですが、その分1曲1曲のクオリティが高く、力の篭った1枚に仕上げています。
この渋くてカッコいいロック・アルバムは、円熟手前の彼にしか作れない力作です。
(1)「ロール・ウィズ・イット」は、力の篭った“渋カッコイイ”1曲です。
シブ楽器隊。
2006年07月17日
スティーヴ・ウィンウッド

スティーヴ・ウィンウッドの変則ベスト・アルバム『クロニクル』(1987年)
“天才少年”
色んな世界で飛び出す子供達にとっての恐らく最大級の賛辞だと思われますが、OZZY的には、この言葉には少し抵抗があります。
それは、「天才少年」と呼ばれて来た多くの子供達が大人になった時に、まるで『妖怪人間ベム』の様に「凡人になりた~い」と言ったかの如く“普通の大人”に戻ってしまうからです。
つまり“子供が出来ると凄いけど、大人で出来る人は結構いる”現象です。(笑)
そこで、スティーヴ・ウィンウッドです。
16歳の時にスペンサー・デイヴィス・グループへ参加して「天才少年」と呼ばれて早行く年。
最近こそ大活躍とは呼べませんが、着実に“天才”のまま大人になりました。
このアルバムは、デビューからのソロ4枚から選曲したベスト・アルバムですが、決してヒット曲ではなく“味のある良い曲”を選んだ1枚です。
本当にクオリティの高い曲は言うまでもありませんが、ちょいナルシスト的な詩人な歌詞も“ハイセンス”です。
新しく手を加えて躍動感溢れるニュー・ヴァージョンに仕上げた(6)「青空のヴァレリー’87」は、マジ名曲です。
あぁ、OZZYも“天才少年”の頃が懐かしい。