を観た。あれからほぼ日に一本ペースで映画鑑賞を続けている。

おくりびとは大ヒットした映画なので、敢えてコメントを書こう。
まず、広末涼子はやはり好きじゃない。しゃべるときや笑ってるときの口の開き具合が絶妙に嫌い。わざとらしさを抜群に感じて嫌気がさしてしまうのだ。個人的に。
でも山崎努が超好きなので、打ち消してお釣りが来た。

と、ここまでは茶番。
本編は死を題材にした作品だけど、終始暗い雰囲気は漂っていなかった。
死ってのは究極的にはただの現象なわけで、狙って暗くするような映画が多々あるけれど、それはあまりよろしくない。よろしくないが軽くするのはもっとよくない。死自体は現象であっても、僕ら人間は身内や友達の死に遭遇した場合、現象として見つめることなんか100%できない。想いが込められてしまうと、死は壮絶な凶暴に変わる。くせに、赤の他人なら、ニュースでぼんやり情報として映るだけ。

この映画の最高な点は、死に対するリアルさだと思う。
皆無駄に泣かない。無駄に同情しない。無駄なシーンがない。
無駄なシーンがないため、見方によってはかなり淡白な映画と捉えられるとも感じた。もう少しシーンを追加しても悪くないと思った。
ただ時間の経過は自分で思ってるほどスローではないから、これくらいがベストなのかもしれない。

この映画が伝えたい焦点は、観た人が100通りの考えを持てばいいので書かないが、高校時代にむしょうに考えてた死生論を再度見直すためには、かなり良いきっかけをくれるんじゃないかと思う。

まあ死に対する恐怖やもやもやが晴れるなんてことはまずないと思うし、人間社会に対する怒りはまったく消沈しないと思うけど、それでもこの映画を観てたくさんの発見をしたことは間違いない。

Sure Liver/ヤマザキ