2009年11月

2009年11月16日

091205スリバチ学会特別編(下町低地の微地形鑑賞)のご案内

d6175554.jpg東京スリバチ学会特別編、
下町低地の微地形鑑賞のご案内です。
出欠は取っていませんのでご自由にお集まり下さい。

日時:12/5(土) 10:30am
集合:JR総武線、浅草橋駅西口改札
   (秋葉原よりの小さな改札)を出たところ。

午前中は鳥越神社や旧千束池の微地形を感じながら、
かつての運河跡や水路跡を探ります。
13:00ごろ、御徒町あたりで適当にランチ。
午後は湯島天神・上野の台地と凸凹歩いて、
不忍池で16:30頃、一旦解散。
雨天決行、途中参加・途中抜けOKです。

真冬の間は寒いのでフィールドワークはお休みです。
来年の3月ごろに再開予定。


suribachi at 19:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) お知らせ 

2009年11月08日

スリバチめぐりの黄金コース(091031報告)

37655106.jpg赤坂・麻布のこの界隈は、下末吉面から成る淀橋台先端にあり、
狭く深く小さな谷(これぞスリバチ!)が多いのが特徴です。
この凸凹地図は20年近く前の1万分の1地形図を加工したもので、
谷町(現:泉ガーデン)や日ヶ窪(現:六本木ヒルズ)、
檜町(現:ミッドタウン)の開発前の様子がうかがえます。
六本木は尾根道に、麻布十番は谷の出口に発展しているのも分かります。
都内でも特に変化の激しい界隈ですが、
東京スリバチ学会では重点的に観察と記録を続けてゆきます。

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裏六本木(091031報告)

f36d297d.JPG六本木のメインストリートは6つの窪地を避けるように走る尾根道です。華やかなメインストリートの裏には、突然窪んだ闇の六本木が潜んでいます。外苑東通りのドンキホーテ裏には、共同墓地や不動院のある窪地が潜んでいて、その窪地の周りを「裏六本木」が取り巻いてます。芋洗坂・不動坂など、六本木という街のアヤウサを地形が醸し出しているとも言えます。

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丹波谷坂下の現在(091031報告)

bfefdc35.JPG丹波谷坂下の窪地でも、いよいよ再開発が始まりました。江戸期に旗本丹波守の屋敷があったことから名づけられた坂です。六本木のドンキホーテ裏にある窪地には、この丹波坂のほかに不動坂など、いくつかの坂や階段がスリバチ状に並んでいます。

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2003年の丹波谷坂(091031報告)

14c8d6e0.JPG再開発開発前(2003年)の丹波谷坂下より。坂の傾斜を強調するように建物が建っているのがよく分かりますよね。スリバチの第1法則を実感できる、よい事例でした。

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谷の集落:現代版(091031報告)

8c60f6b6.JPG港区では数あるスリバチが再開発されつつありますが、ここでは谷の中がそっくり低層の集合住宅群に入れ替わった稀な例。谷の中央(川筋)にメインストリートを通し、両側に葉脈状に建物が並んでいます。谷の中の町が周囲の丘から孤立している様はまさに我善坊谷と同じで、新たに生まれた谷の集落です。メインストリートのみでセキュリティが管理できる、外人向け高級賃貸住居群に利用されています。断崖をゲイテッドコミュニティ、あるいはプライベートスペースの形成に利用した興味深い事例です。


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2009年11月03日

2009年の我善坊谷

f525e750.JPGスリバチ学会設立以来でも、失われたスリバチは多いのですが、ここ我善坊谷のスリバチは健在でした!江戸時代の初期、台地の尾根に道(現在の外苑東通り)を通し、その台地には武家地(大名屋敷)や寺社が置かれました。一方ここ我善坊谷は、しばらくは未利用地だったのですが、江戸の都市拡大によって下級武士の組屋敷として整備されました。当時は中央のメインストリート(今の落合坂)の両側に短冊状に屋敷が配置されました。明治以降、屋敷の敷地は次第に分割され、現在のような落合坂の両側に葉脈状に路地がならぶ町割りへと変化してきました。台地の上は土地を集約しながら大規模再開発で大きく姿を変えたのに対し、谷地では土地の細分化と小敷地での新陳代謝が繰り返されてきました。

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デジャヴ イン 我善坊谷(091031報告)

89f1dcee.JPG前回板橋のフィールドワークでも、これとそっくりな景観がありました。谷地の下町を見下ろす丘の上の高層建築。建物は地形を強調するとしたスリバチの第1法則の極端な例です。我善坊谷坂を下から眺めていますが、路地状の坂の片側で再開発が始まっていました。我善坊谷そのものは近年2度のバブルをくぐり抜け、今なお静かな佇まいを残してくれていました。開催案内で「聖地」と呼んだのは、谷マニアの間で有名な谷地であること、学会的に典型的なスリバチ景観を見ることができること、そして変わらずにいてほしいとの願いからでした。

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三念坂から望む我善坊谷(091031報告)

61ff9ff7.JPG我善坊谷坂と向かい合うように、三念坂(または三年坂)はあります。坂の上からは、谷地や遠くの丘が見渡せます。谷地には低層の建物が多いため、丘の上からは広い空を眺めることができます。東京のスリバチを歩いていると、広い空に抱かれ、谷地にひっそり佇むスリバチ集落にしばしば出会えます。広い空の下にはスリバチあり、これを「スリバチ効果」と呼んでます。空を見ているとスリバチの存在に気づくことがきっとありますよ。

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