2010年07月

2010年07月04日

成城・祖師谷の見どころ(100626報告)

b2da1655.jpg「スリバチコードを探せ」をテーマに、谷の付く地名をめぐった春のフィールドワークも最終回。国分寺崖線と仙川がつくる谷(祖師谷)あっての高台、成城の高級住宅地はそんな所でした。国分寺崖線(地元ではハケと呼ばれています)から湧き出る湧水群、その崖線をタテに刻む谷戸も見どころ。崖線の下は多摩川の氾濫原なので、いく筋もの川跡を辿ることができます。祖師の谷をつくった仙川も、護岸を固められる前の流路をいくつか確認できます。クライマックスは仙川支流の谷頭で、水源の釣鐘池でした。

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1929年の成城・祖師谷(100626報告)

f8df60d1.jpg小田急線が開通して間もない1929年ごろの成城と祖師谷。野川はまだ、多摩川よりを流れていて流路の一部は六郷用水に利用されていました。小田急の車両基地がある場所は入間川のつくる湿地帯で、現在の野川の流路はまだ築かれていません。川の流れや町の様子は時代とともに変わってますが、谷戸地形や神社は昔のまま。

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喜多見不動の滝(100626)

757ed39b.jpg成城の高台の縁、野川へ下りる崖線に喜多見不動はあり、湧水を活かした不動の滝がありました。目黒不動の独鈷の滝、末吉不動の滝と、この春のフィールドワーク3度目の不動の滝との出会い。いずれも砂礫層中の地下水が下部東京層との境から湧き出したもの。喜多見不動のもう一つの見どころは、奥に神秘的な祠が佇む手掘りの洞窟。水を含んだローム層を間近に見て、触ることができます!

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神明の森みつ池:保全されたスリバチ(100626報告)

099a9377.jpg国分寺崖線を谷頭浸蝕しつつあるスリバチ地形、神明の森みつ池は成長途中の貴重なスリバチ。谷を刻む湧水は、湿地や池を経て野川へ流れ込んでいます。ここは自然保護のため年数回の観察会の時のみ開放されますが、普段でもフェンス越しに神秘的で緑豊かな谷戸を眺めることができます。23区では珍しい自生のゲンジボタルも観察できるとのこと。

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成城三丁目緑地の清き流れ(100626報告)

8d54898a.jpg国分寺崖線からの豊かな湧水が清らかな流れをつくり、地元の子供たちが川遊びに興じています。崖線を見上げれば落葉広葉樹の緑が清々しく、都会にいることを忘れさせてくれます。成城三丁目緑地は、近隣住民やボランティア、世田谷トラストまちづくり、そして世田谷区など多くの人たちが関わりあって「都市の里山」をテーマに、みどりの保全活動に支えられています。

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スリバチの法則の逆転現象(100626報告)

8798ecc6.jpg「建物が地形を強調する」を『スリバチの第一法則』などと偉そうに言ってましたが、成城では法則の逆転現象が起こってました。成城の丘の上は、低層の住宅地が広がり、崖の下に中層(とはいっても都心マンションよりは小ぶりですが)の集合住宅が並んでいます。「丘の上に集合住宅、丘の下は住宅が集合」もここでは逆の論理が働いています。学会では『成城の奇跡』と呼んでいます。

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荒玉水道道路(100626報告)

6dcc616c.jpgここ世田谷区喜多見から杉並区梅里1丁目まで、ほぼ一直線の道が続きます。地下に水道管が埋設されたこの道は、荒玉水道道路と呼ばれています。水を得ることが難しかった武蔵野台地も急速に都市化され、その水需要に応えるために、多摩川と荒川から取水する計画で建設された水道施設は1931年に給水を始めました(結局荒川からは取水されませんでした)。『荒玉』の名はそこから付けられています。多摩川の伏流水を砧浄水場からポンプ加圧で野方(中野区)と大谷口(板橋区)の配水塔へ送っていました。

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スリバチへのいざない(100626報告)

fec35bda.jpg『川の辞典』にも載っていない、こうした水路跡を発見するのがフィールドワークの楽しみ。耕雲寺の窪地を水源とする仙川支流の川跡。竹林を分け入ると、ちっちゃな二級スリバチが待っています!

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耕雲寺横の二級スリバチ(100626報告)

3ce6cba6.jpg水路跡らしき小経は、水源に辿り着く前に行き止まり。スリバチにはまった!ってやつです。この小さな窪地には耕雲寺という、曹洞宗のスリバチ寺があります。余談ですが曹洞宗の大本山は前回、下末吉の回で訪ねた鶴見の総持寺。耕雲寺は昭和27年に新宿角筈からこの地に移ってきました。谷戸の最深部、谷頭に立地するスリバチ寺は、高輪の泉岳寺や東禅寺が有名(スリバチ界でのはなしですが・・)。台地の突端の神社と谷頭の寺は、地形的な「奥」の特異点ということで、ネガポジの関係です。

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成城の猪俣庭園(100626報告)

529729e4.jpgこの日は午後から小雨が降り出したので、通りがかった成城5丁目の猪俣庭園で雨宿り。臨機応変というか、行き当たりばったりなスリバチ学会のフィールドワーク。。突然の大勢の訪問でしたが、係りの方からの詳しい解説も聴くことができました。お世話になった方々、どうもありがとうございました。手入れの行き届いた庭園だけでなく、数奇屋造りの邸宅も無料で見学できます。
(財)労務行政研究所理事長を務めた故猪俣猛氏が、昭和42年に夫婦2人でここでの生活を楽しむために建てたこだわりの邸宅。設計は近代数奇屋建築の第一人者で文化勲章受章者の故吉田五十八。偶然とはいえ名建築に出会え、こころ洗われたひと時でした。

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