2012年10月

2012年10月13日

121027山王馬込フィールドワークのお知らせ

638a1015.jpgこれまで何度か雨に祟られた過酷なフィールドワークを強いられた、山王馬込へのリベンジアタックを決行します。今回も自由参加としますが、昼食を取る場所が見当たらず、コンビニ等で買い食いになる可能性高しです。それでもよければいらして下さい。
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開催日:10月27日(土)
集合 :10:30にJR大森駅中央改札出たところ
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JR大森駅を出発し、まずは大森貝塚方面へ。九十九谷とも呼ばれたスリバチ密集地帯を過酷にアップダウンしながら、内川(沢尻川)や池尻堀の川跡も探しましょう。16:30頃に大森駅へ戻る予定。雨天決行・途中抜けOKです。(途中参加は極めて困難です)

今後の予定は、
12/8(土)番町・皇居(リベンジ編)+忘年会
がフィールドワークのラストで、スリバチ学会は冬休みになりますが、
12/15(土)仙台平野のフィールドサーベイ(東北大学と共同開催)
1/12(土)仙台丘陵地のフィールドサーベイ(東北大学と共同開催)
も予定されています。

suribachi at 07:22|PermalinkComments(1)TrackBack(0) お知らせ 

121110ランドスケール・カフェのお知らせ

1b37c24c.jpg東京スリバチ学会副会長・石川初氏による『ランドスケール・ブック---地上へのまなざし』出版記念イベントを行います。タモリ倶楽部にも登場した、神保町の南洋堂書店にて、微地形模型を囲んでの1日限定イベントです。オリジナル映像プロジェクションに加え、石川店長がランドスケール本から抜粋した地形関係の映像を持参して模型の上に投影します。マニアパ小林さんによる、マニアパレル関連グッズの販売も行います。入場無料ですので、お気軽に遊びにいらして下さい。

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「ランドスケール・カフェ」

日時:11月10日(土)
場所:南洋堂書店4階
   千代田区神田神保町1-21
   03-3291-1338
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suribachi at 06:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) お知らせ 

2012年10月06日

横浜山手の見どころ(120929フィールドワークレポート)

5017d304.jpg東京スリバチ学会は、その活動を東京都心部からスタートさせましたが、地形探索的には行政区分に捉わる必要もなく、武蔵野台地の西方に広がるフロンティアに目を向けたくなりました。なぜなら下末吉や横浜山手地区の台地は、火山灰の供給源であった富士や箱根の火山群に近い分、ローム層が厚く堆積し、高低差が激しいことに気付いてしまったからなのです!さらば行こう、西へ。。ということで、横浜中心街の沖積地の微妙な凸凹と、山手の絶叫的地形を巡ってみました。


suribachi at 07:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) フィールドワークレポート 

横浜村外六カ村之図と鳥瞰3Dで較べてみよう

8593ca3c.jpgフィールドワーク前の予習です。上が『横浜村外六カ村之図』で、下がほぼそれに合わせた鳥瞰図(カシミール3Dで作成)です。現在の横浜の市街地は山手台地と野毛台地に挟まれた釣鐘状に似た形をもつ沖積低地に位置しています。低地自体が3方を丘に囲まれた、広大な二級スリバチとも言えます。沖積地は元々入江だった場所で、江戸時代から明治初期にかけて、市街地の拡張とともに海水を抜いて新田開発されました。上の図は、吉田新田と呼ばれた入江の上流部の埋め立てが終わった段階の地図のようです。地図でも分かるように、山手台地の麓から細長い砂嘴と呼ばれる砂礫の微高地が入江をふさぐ浜として横たわっていました。それが「横浜」の地名の由来となりました。


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〆十の微高地(120929報告)

31e9dcc3.jpg日本大通りは横浜スタジアムのある横浜公園に向かって緩やかに傾斜しています。神奈川県庁のある辺りが尾根筋で、この微高地こそ、「横浜」の地名の由来となった砂州の名残です。すなわち、埋め立て地の方が経年の圧密で土地が沈み込み、自然地形である砂州が浮かび上がった状態です。都内では銀座(=旧江戸前島)と日比谷(旧丸の内谷)と同じ事例です。
開港場となった横浜も江戸・東京と同じように、しばしば大火に見舞われ、特に1866年の大火(慶応大火)では中心部が灰儘に帰したため、防災を見据えた都市計画が実施されました。横浜公園はそんな中、かつてのここにあった港崎遊郭が防火帯機能のある公園(防災公園)として整備された場所なのです。かつては、外国人と日本人の交流の場として彼我(ひが)公園と呼ばれていました。


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▲ぅ織螢∋海硫爾離好螢丱

a5291805.jpgJR根岸線の南にはイタリア山と呼ばれる小高い丘があります。イタリア山は、1880年から1886年まで、イタリア領事館が置かれていたことからそう呼ばれるようになりました。丘の上のイタリア山庭園は、イタリアではよく見られる幾何学的なデザインの庭園で、園内には外交官の家・ブラフ18番館と呼ばれる洋館が保存活用されています。特にブラフ18番館では、震災復興期(大正末期〜昭和初期)の外国人住宅の暮らしが再現され、2階では古地図コレクションが見られるので、見学をお勧め!
写真は、ブラフ18番館前から、大丸谷と呼ばれるスリバチ状の窪地を見下ろしたものです。ブラフとは、切り立った崖を意味しますが、「ハッタリ」の意味もあります。『007:カジノロワイヤル』でボンドが言っていたのを思い出しました。

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B膣歟の絶景階段(120929報告)

41eab265.jpg元町から本牧方面へ抜ける山手トンネルのある辺りは「大丸谷」と呼ばれたスリバチ状の窪地で、この窪地を囲む3方の台地は、フェリス女学院、横浜山手女子中・高校、そしてイタリア山となっています。この写真はフェリス女学院側から対岸のイタリア山を望んだもの。長い階段に名はありませんが、谷とそれに続く横浜の沖積地を望む絶景階段です。今回のフィールドワークでは、こんな爽快な場面が何度もあり、階段を登る苦労を忘れさせてくれました。


suribachi at 06:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) フィールドワークレポート 

い笋辰僂蠱に集まる人々(120929報告)

cfe038d7.jpg元町側の窪地では、川跡を見つけることはできませんでしたが、山手の丘を越え、山手公園下の麦田町で、暗渠化された川跡を発見することができました。写真は山手公園の緑を背景に、対岸の崖上から撮ったものです。参加者たちが集まっている所にコンクリート蓋で塞がれた川跡が続き、地元の生活道路として活用されていました。
暗渠の蓋が都内では見かけないプレキャストコンクリート製で、異国ムード満点の暗渠めぐりが楽しめます。高い煙突の建物は銭湯で「暗渠めぐりでよく見かける施設=銭湯・クリーニング屋・豆腐屋」は都内と共通です。

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ッへ向かって走れ(120929報告)

796a3a16.jpg元町百段公園の先にある、台地の突端を一気に下りる長い階段です。下りた先には奥深いスリバチ地形を活かした元町公園が待っています。参加してくれた子供たちの足取りも速くなりました。
このスリバチ状の土地に着目したのは幕末に来日したフランス人実業家ジェラールでした。ジェラールは谷戸から湧き出る豊富な湧水に目をつけ、開港場となった横浜港に出入りする、船舶への給水事業を開始、地下貯水槽を整備し、一帯は水屋敷と呼ばれていました。その広大な跡地が現在の元町公園で、園内ではその煉瓦造の地下貯水槽の遺構を見学できます。


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Τ或優好螢椒繊120929報告)

59bb63c5.jpg元町公園の谷に隣接する小さな谷戸(窪地)があり、外人墓地の一部に活用されています。都内にも多くある、谷間の寺院の墓地(スリボチ)と同じ構図です。観光地となっている外人墓地は、崖下のスリバチを見下ろす小高い斜面にあります。写真右側の台地先端部がアメリカ山、小さな谷(谷戸坂の谷)を越えれば、「港の見える丘公園」です。オフコースの『秋の気配』で、「あれがあなたの好き〜な場所〜♪」と唄われた公園とも言われます。ベイブリッジの見える公園で、秋の気配を感じつつ、この日のフィールドワークは、無事終了しました。
次回のフィールドワークは10月27日(土)を予定しています。

suribachi at 06:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) フィールドワークレポート