ご報告

2014年10月04日

2014年度グッドデザイン賞受賞!

6d59372f.jpg東京スリバチ学会の取り組み「微地形に着目した町歩き・魅力再発見の手法」が、2014年度のグッドデザイン賞を受賞しました。
10/31(金)-11/4(火)11:00-20:00
東京ミッドタウン各所にて、グッドデザイン受賞展も開催されます。(入場料¥1000)
www.g-mark.org/gde/

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2011年04月03日

月の街 谷の街 その2(110326報告のおまけ)

d46ed8c4.jpg戸越銀座を歩いたとき思いました。「夜に来よう」と。
谷の街は夜になるといっそう輝きを増します。戸越銀座商店街は戸越銀次郎(戸越銀座ののマスコットキャラクター)の呼びかけで節電モード。
全国に「○○銀座」のつく商店街は300を越えるといいますが、戸越銀座は日本で最初の「○○銀座」。関東大震災の頃の戸越銀座周辺は、冠水に悩み、道路状況が悪かったといいます。ちょうどその頃、震災に遭った中央区銀座の舗装替え工事により煉瓦敷きを撤去することになり、この煉瓦を譲り受けて道路の排水工事に活用したのが命名の由来。谷の街ならではのエピソード。

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坂の下のオヤジ町(110326報告のおまけ)

adda958d.jpg「坂を下りれば路地があったりホッとできるような町があります」とよく学会で言ってますが、その町とはキャットストリートのような若者が集う町だけではなく、オヤジ町が実に多い。ブラタモリの最終回でタモリさんご一向がたどり着いたのも、渋谷という巨大谷町の心臓部とも言える渋谷川沿いのオヤジゾーンでした。
古戸越橋のある一角は夜になるといっそう輝きを増していました。特に夜は、線路と車輪のフランジが擦れ合うキーンというあの金属音が静かな町に響き渡り、たまりません!

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2010年12月25日

山ガール・谷オヤジ(101211江戸前島の微地形鑑賞)

d2e8fc45.jpg大学の先輩からのミッションは「2時間程度のスリバチ的まち歩きの後、銀座のライオンで忘年会をやろう」。何と素晴らしい提案!ということで、日本橋をスタートし、京橋・銀座へ至る江戸前島微地形鑑賞のスペシャルコースを企画しました。立ち寄ったのは、日本橋の焼夷弾跡・旧掘留の凸凹・小網神社・思案橋跡・兜神社・亀島川支流の微高地・旧楓川・京橋跡・奥野ビル・三原橋下・銀座の路地などなど。
今年は華やかな山ガールが流行ったようですが、自分たち、地味な谷オヤジもウラで静かなブーム?写真は日本橋東掘留前の微高地を確認している様子ですが、なんとも怪しい。。

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2010年11月14日

東京の魅力は谷にあり(101107ヌンさんとまち歩き)

d4df5620.jpg「東京の魅力は谷にあり」
海外からのお客さんを連れて東京を歩く時は、迷わずスリバチを目指します。今回はタイ、バンコクから建築設計の研修で日本に来たヌンさんとまち歩き。日本ははじめてというヌンさんを連れて下末吉台とかに行っても、?でしょうから、観光・たてもの鑑賞・スリバチ地形を同時に楽しめる青山・原宿へ。スタートは奥青山の根津美術館。根津美術館の庭園は谷マニアではおなじみの谷戸庭園の傑作。
ヌン「ミナカーさん、きょうはよろしくおねがいします」
会長「この建物は隈研吾さんの設計で、現在は青磁という陶器の展示をやっています。タイのセラドンと同類のセラミックです。展示は後回しにして、まずは庭園へ下りてみましょう」
ヌン「きれいですね」
会長「谷戸庭園がちょうど紅葉の初期で、ヌンさんは運がいいですよ。青山のすぐ裏、都会の真ん中にこんな自然たっぷりな庭園が広がっているのが東京の面白いところです」
ヌン「池もあるのですね」
会長「そうなんです!この谷戸からは清水が湧き出ていて、この池はその流れを利用したものです。笄川という西麻布・広尾を経て渋谷川へ注ぐ川の源流のひとつでもあるんです!」
ヌン「・・・・」
会長「(しまった、熱くなってしまった・・)都会でも清水の湧く自然が残っているところが面白いですよね」
ヌン「そーですね」
会長「東京って、谷に行くと、面白いものに出会えるんですよ」
ヌン「そーですね」
会長「この後は、キャットストリートという谷を見に行きましょう!」
ヌン「ミナカーさん、プラダのたてものを見たいんですが・・・」
会長「そーですね。。」

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下町低地のオールスターズ(101107ヌンさんとまち歩き)

ede8b297.jpg「肉が食べたい」というヌンさんのリクエストに応えるため、吉牛でランチ。ブディストも肉食化しているのか??
午後は「セントラル・イースト・東京」のイベントの一つ、時層地図を使ったまち歩きに飛び入り参加。待っていてくれたのは、スリバチ学会副会長の石川氏、アイフォンアプリ時層地図の開発者である元永氏、中沢新一さんのアースダイバー地図を実際に制作した深澤氏と「壁の本」でおなじみの杉浦さんという豪華な顔ぶれ。
神田明神から下町低地へ下り、龍閑川の川跡や日本橋波蝕台の微地形を楽しみました。その後は日本橋から京橋、銀座と旧江戸前島の尾根筋(現在の中央通り)を南下し、日比谷の入江を眺める(イメージの)タイ料理屋さんで夕食。ヌンさんは東京の地形を楽しんでくれたかなあ。。

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2010年11月03日

暗渠は続くよどこまでも(101024報告)

0e270885.jpg新潟市街から南西へ約20km、かつての宿場町の風情を残す巻という貴重な町があります。バイパスの完成や高校の移転で、ひと気がなくなった分、訪問者の目には静かで落ち着いた町に映ります。
この巻、歩いてびっくり、町なかは暗渠だらけ。歩道の暗渠・暗渠路地・隙間の暗渠遺構など、通勤も通学も買い物に出かけるのも日常的に暗渠の上を歩いて生活。
巻の町は、鯛車(お盆のときに浴衣姿の子供が引く癒し系の郷土玩具)で町おこしを図ってますが、暗渠群も貴重な町の財産ですよ。スリバチマニア、暗渠界の方々!巻に注目ですぞ!!

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巻、暗渠パラダイス!(101024報告)

613ed32a.jpgこの絵地図が作成された年代は不明ですが、地図の中央、カワイイ家が道に沿って描かれている一角が街道沿いに築かれた古代の巻の宿場町。注目したいのは町の北を流れる西川に設けられた多くの水門と、そこから流れる無数の用水路。灌漑用の水路が、ここ巻から取水していたのは、管理を省力化するためか、水の権利を独占するためか、はたまた地形的な理由か。。
現在の巻の町は、これら水路を骨格に築かれ、暗渠が街中を通りごとに横切っている暗渠パラダイス。どこへ行っても暗渠・暗渠・暗渠。。

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新潟の微地形鑑賞(101024報告)

2df0f560.jpg新潟市街の微地形に注目してみましょう。一見平らな市街地にも僅かな起伏があり、新潟下町(しもまち)や、かつて異人池のあった周辺が周辺に比べて低いのがわかります。下町は方向感覚を失うような路地が多いエリア。街路が整然とした上町(白山神社寄りの町)と町の空気が違うのは、この僅かな高低差にありそうです。また、旧西堀・旧東堀も僅かに窪んでいるので、そのラインをなぞることができます。旧東堀(現在の東堀通り)の信濃川寄りにある微高地は、古信濃川の自然堤防でしょうか。
旧齋藤家別邸の日本庭園を飾る見事な山や住吉神社のある日和山は、市街地寄りの海岸砂丘の一部。日本海側の砂丘との間に生まれた「砂丘の谷」が、今回注目したエリアでした。

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2010年10月31日

新潟、時層をめぐる旅(101024報告)

e00078cc.jpg「にいがたなじらねっと」の野内氏が1875年の実測図を使って、新潟ガケめぐり案内を作成してくれたのでご紹介します。100年以上も昔の実測図なのに、今でも地図をなぞれるのは、新潟の町の骨格がそれほど変わっていないことの証拠。まさにベネチアを髣髴させる、潟に浮かぶ「水の都」だったのでしょうね。掘割は埋め立てられて道路に変わりましたが、小路は昔のまま。町のキワに連なる寺院も当時のまま。
この実測図のもう一つの見どころは、平らな市街地と対峙する、砂丘の様子が描かれているところ。ほぼ現在の標高データと合致しているため、山の手の地形はほとんど変わってことが分かります。

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